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「龍司ー!この前のお土産ありがとう」
「あぁ、あれ美味しかったでしょ??」
「さすが俺の好み分かってるなって感じしたよ笑」
「で、本当はなに??」
「え?」
「あんたがわざわざそーんな律儀にお礼言う為に私の事呼び止めたりしないでしょ」
「あ~、うん、その、この前の件なんだけど」
「…ここじゃなんだからはるんち行きましょ」
「うん」
そしてそのまま2人ははるの車で自宅に向かう
ガチャガチャ
「おじゃましまーす」
「ちょっと散らかってるけど」
「いつもの事でしょ笑」
「失礼な笑」
「でー?話を聞かせてもらいましょうか笑」
「その、龍司のご存知の通り桐島君を夏休みの間泊めてて」
「あの子の家確か〇〇の豪邸よね?」
「うん」
「1ヶ月も家に子供が帰らなくて大丈夫だったの?」
「俺も最初はそう思って拒否したんだ。
でも桐島君の家の事情とか聞いてたらなんか
家に返す事ができない感じになっちゃって」
「本当あんたお人よしね」
「お人好しって言うかなんだろうなんかさ
桐島君見てると凄く可哀想に見えるんだよね」
「あぁそれなんか分かる」
「いつも皆の中心にいてその時は無邪気な子供みたいなのに
時折そんな彼が孤独に見えて何故か哀れに思うんだ」
「なんかさ…」
「ん?」
「いや、なんでもない」
「なんだよそれ~笑」
「ごめんごめん笑」
結局その日はそのくらいの話で終わって
その後は龍司の旅行の話とか
久しぶりに2人で飲んでちょっと盛り上がった。
2人ともいつの間にかリビングで寝ていて
起きた時もう外は明るくなっていた。しばらくして
龍司を起こしてそのまま駅まで龍司を見送った。
「あぁ、あれ美味しかったでしょ??」
「さすが俺の好み分かってるなって感じしたよ笑」
「で、本当はなに??」
「え?」
「あんたがわざわざそーんな律儀にお礼言う為に私の事呼び止めたりしないでしょ」
「あ~、うん、その、この前の件なんだけど」
「…ここじゃなんだからはるんち行きましょ」
「うん」
そしてそのまま2人ははるの車で自宅に向かう
ガチャガチャ
「おじゃましまーす」
「ちょっと散らかってるけど」
「いつもの事でしょ笑」
「失礼な笑」
「でー?話を聞かせてもらいましょうか笑」
「その、龍司のご存知の通り桐島君を夏休みの間泊めてて」
「あの子の家確か〇〇の豪邸よね?」
「うん」
「1ヶ月も家に子供が帰らなくて大丈夫だったの?」
「俺も最初はそう思って拒否したんだ。
でも桐島君の家の事情とか聞いてたらなんか
家に返す事ができない感じになっちゃって」
「本当あんたお人よしね」
「お人好しって言うかなんだろうなんかさ
桐島君見てると凄く可哀想に見えるんだよね」
「あぁそれなんか分かる」
「いつも皆の中心にいてその時は無邪気な子供みたいなのに
時折そんな彼が孤独に見えて何故か哀れに思うんだ」
「なんかさ…」
「ん?」
「いや、なんでもない」
「なんだよそれ~笑」
「ごめんごめん笑」
結局その日はそのくらいの話で終わって
その後は龍司の旅行の話とか
久しぶりに2人で飲んでちょっと盛り上がった。
2人ともいつの間にかリビングで寝ていて
起きた時もう外は明るくなっていた。しばらくして
龍司を起こしてそのまま駅まで龍司を見送った。
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