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そして夏休みが終わり始業式が済み
恭介ははるの部屋にあった少しの荷物をまとめて
1ヶ月の同棲生活が終わろうとしていた。
「はぁ~今日から1人か~」
「君なら大丈夫だよ」
「まぁでもまたすぐ先生のうち来るよ!」
「まさか同じアパートに住むなんてびっくりだよ」
「一応いろいろ探しては見たんだけどさここが条件とか含めて1番いいんだよなぁ」
「ふ~ん」
「あ!俺の部屋203号室だから一度遊び来てよ!」
「まぁ気が向いたらね」
「うん!!」
「1人でもちゃんと家事するんだよ」
「はーい」
「じゃあね」
「先生俺泊めてくれてあんがと」
「ん」
ガチャ
そうして恭介にとっては新しい日々
はるにとっては前までの日常に戻ったのだった。
恭介が帰ってはるがお風呂から上がると
一通のLINEが入っていた
『これこの前遊びに行った時の送っとくね』
と2枚の写真が送られていた。
一枚は桐島君と2人の自撮り写真
そして2枚目はすごく楽しそうに笑っている自分の写真だった。
その写真は少なくとも生徒のわがままに仕方なく付き合っている様な
表情ではなくただ単にこの時間を楽しんでいる
そんな表情だった事にはるは正直驚いた。
それと同時にはるは恭介への違和感が大きくなるのを感じた。
今まで出会って親しくなるまで時間のかかるはるにとって
いくら生徒とはいえこの短期間でここまで
1人の人間に心を開いているのは何故だろう。
今振り返れば仕方なく居候させていたときも
気を使うこともなく寧ろ楽だった。
俺はその日結局その不思議な感情を無視することにした。
恭介ははるの部屋にあった少しの荷物をまとめて
1ヶ月の同棲生活が終わろうとしていた。
「はぁ~今日から1人か~」
「君なら大丈夫だよ」
「まぁでもまたすぐ先生のうち来るよ!」
「まさか同じアパートに住むなんてびっくりだよ」
「一応いろいろ探しては見たんだけどさここが条件とか含めて1番いいんだよなぁ」
「ふ~ん」
「あ!俺の部屋203号室だから一度遊び来てよ!」
「まぁ気が向いたらね」
「うん!!」
「1人でもちゃんと家事するんだよ」
「はーい」
「じゃあね」
「先生俺泊めてくれてあんがと」
「ん」
ガチャ
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はるにとっては前までの日常に戻ったのだった。
恭介が帰ってはるがお風呂から上がると
一通のLINEが入っていた
『これこの前遊びに行った時の送っとくね』
と2枚の写真が送られていた。
一枚は桐島君と2人の自撮り写真
そして2枚目はすごく楽しそうに笑っている自分の写真だった。
その写真は少なくとも生徒のわがままに仕方なく付き合っている様な
表情ではなくただ単にこの時間を楽しんでいる
そんな表情だった事にはるは正直驚いた。
それと同時にはるは恭介への違和感が大きくなるのを感じた。
今まで出会って親しくなるまで時間のかかるはるにとって
いくら生徒とはいえこの短期間でここまで
1人の人間に心を開いているのは何故だろう。
今振り返れば仕方なく居候させていたときも
気を使うこともなく寧ろ楽だった。
俺はその日結局その不思議な感情を無視することにした。
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