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キーンコーンカーンコン
キーンコーンカーンコン
「はい明日から1週間はテストです
どの教科も最後まで手を抜くことなく頑張ってください」
「「は~い」」
そして生徒にとって地獄の1週間が始まる。
「愛沢先生ー」
「ん??」
「ここの問題の質問なんですけど~~」
「あぁそこはね~~~~」
放課後俺が生徒の質問に答えていると
「あーいーざーわーせーんーせ!!!!」
と後ろから桐島君が飛び交ってきた。
「うっ危ないよ」
「あ、ここなじゃんなーにやってんの?」
「今丁度ここの問題聞いてたとこ」
「てか桐島君離れて…」
「えー!」
「恭介本当愛沢先生好きだよね~笑」
「うん!好き!ちょー好き!」
「はいはい笑この問題分かったら返すから今だけ先生貸して笑」
「貸してって俺物じゃないよ」
「いいからいいから」
と言って三島さんに引っ張られた
「私恭介があんな笑ってんの本当久しぶりに見たよ笑」
「?そうなの?」
「うん」
「2人は中学から同じ学校だったの??」
「違うよ!!保育園から!!だから幼馴染みってやつ?」
「そうなんだ」
「だから昔はよく笑って愛想も良くて話しかけやすかったけど中学時代は荒れてあんまり近づけなかったから高校入って愛沢先生と話してる恭介が楽しそうに笑ってるの見て私なんかちょー嬉しくてさぁ~」
「三島さんは桐島君のことが好きなんだね」
「まぁ好きだと思うよでもそれはさっき恭介が先生に向けて言ってた好きとはまた別で幼馴染みとして好きって意味だよ笑」
「え?」
「恭介あいつ顔だけはいいから好きだって言われる事があっても自分から好きだって冗談でもいうタイプじゃないし本気で先生の事好きなんだと思うよ?」
「…」
「こんな事言うのお節介かもだけど
生徒とか教師とか関係無く1人の人間として
恭介のこともちゃんと考えてあげてね?笑」
「…うん」
「はい!じゃーここの問題分かったから恭介に返す!!」
「いや、だから俺は」
「恭介ーー!!!」
「おぉー終わったかー?」
「うん!だから先生返すねー!」
「っっ三島さん!」
「はいはい行った行った」
「先生~一緒帰ろー?」
「いや、俺まだ明日のテストの準備とかあるし…」
「ダメ??」
と桐島君はまた子犬のような顔でねだってくる。
「…30分でまとめるから君も図書室とかで勉強してな」
「やったー!!」
「今日だけだからね本当今日だけ」
「一緒に帰れるなら何でもいいよ~!」
キーンコーンカーンコン
「はい明日から1週間はテストです
どの教科も最後まで手を抜くことなく頑張ってください」
「「は~い」」
そして生徒にとって地獄の1週間が始まる。
「愛沢先生ー」
「ん??」
「ここの問題の質問なんですけど~~」
「あぁそこはね~~~~」
放課後俺が生徒の質問に答えていると
「あーいーざーわーせーんーせ!!!!」
と後ろから桐島君が飛び交ってきた。
「うっ危ないよ」
「あ、ここなじゃんなーにやってんの?」
「今丁度ここの問題聞いてたとこ」
「てか桐島君離れて…」
「えー!」
「恭介本当愛沢先生好きだよね~笑」
「うん!好き!ちょー好き!」
「はいはい笑この問題分かったら返すから今だけ先生貸して笑」
「貸してって俺物じゃないよ」
「いいからいいから」
と言って三島さんに引っ張られた
「私恭介があんな笑ってんの本当久しぶりに見たよ笑」
「?そうなの?」
「うん」
「2人は中学から同じ学校だったの??」
「違うよ!!保育園から!!だから幼馴染みってやつ?」
「そうなんだ」
「だから昔はよく笑って愛想も良くて話しかけやすかったけど中学時代は荒れてあんまり近づけなかったから高校入って愛沢先生と話してる恭介が楽しそうに笑ってるの見て私なんかちょー嬉しくてさぁ~」
「三島さんは桐島君のことが好きなんだね」
「まぁ好きだと思うよでもそれはさっき恭介が先生に向けて言ってた好きとはまた別で幼馴染みとして好きって意味だよ笑」
「え?」
「恭介あいつ顔だけはいいから好きだって言われる事があっても自分から好きだって冗談でもいうタイプじゃないし本気で先生の事好きなんだと思うよ?」
「…」
「こんな事言うのお節介かもだけど
生徒とか教師とか関係無く1人の人間として
恭介のこともちゃんと考えてあげてね?笑」
「…うん」
「はい!じゃーここの問題分かったから恭介に返す!!」
「いや、だから俺は」
「恭介ーー!!!」
「おぉー終わったかー?」
「うん!だから先生返すねー!」
「っっ三島さん!」
「はいはい行った行った」
「先生~一緒帰ろー?」
「いや、俺まだ明日のテストの準備とかあるし…」
「ダメ??」
と桐島君はまた子犬のような顔でねだってくる。
「…30分でまとめるから君も図書室とかで勉強してな」
「やったー!!」
「今日だけだからね本当今日だけ」
「一緒に帰れるなら何でもいいよ~!」
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