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クズ
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『ん、あー。俺あのまま寝たのか』
幸は…まぁあそりゃ帰ってるよなぁ
てかなんかまじで俺さ
『クズだな』
『あー!サボり常習犯治崎亮君だぁー』
『れぇーん』
『え、なに怖い、声どうしたの』
『鳴きすぎてがれだぁー』
『あーそ』
『まじでいてぇ』
『てか昨日幸君も休みで俺ずっと1人だったし!』
『ん?え、あっそう』
(あー。こりゃまた幸君絡みねぇ
『で、昨日はなにしてたの?』
『ヤッてた』
『えー誰と?可愛い子ちゃんー?』
『可愛くない、関西弁の1つ下の後輩』
『ん?笑なにそれ笑亮君なんの冗談ー??笑笑』
『腰いでぇー』
『…』
『…』
『え、まじなの』
『おおまじ』
『お前幸君の事避けてたじゃん』
『そーなんだけど。昨日たまたま会って流れで』
『…はぁー。お前の性欲事情にまで口入れたくないけどさぁ』
『分かってる』
『え?』
『あぁ。まじ俺なんかクズだわ』
『えー、あーそうだなぁ』
『そこは嘘でも否定しろよー』
『もう否定しようがないよ』
『ははっ確かに』
(なんか例年より変な風にから回ってるなぁ大丈夫かぁー。これ
『立花君ー!なんか後輩来てるよー?』
(俺にー?誰だろう
『あ、幸君じゃん!で、どうしたの?』
『あの、昨日僕その…』
『あーうん、なんとなく話は聞いたからぁ笑』
『…///』
『んでどうしたの?』
『その昨日亮君僕とやりながら和樹和樹って
なんかずっと言ってて…』
(なるほどね俺クズ発言の原因はこれか
『あんまりこーゆう事俺の口からは言いたくないんだけど和樹って言うのは俺たちの友達で同時に亮の元彼なんだよ』
『やっぱり、でも亮君なんであんなに好き?ってか未練タラタラなのに別れたんですか?』
『…和樹が自殺したからだよ』
『え?』
『だから亮がどれだけ和樹の事好きでも
もうそれを伝える事もできないんだよ』
『…』
『それに和樹は幸君と同じ関西育ちで和樹は
こっちに来てもコテコテの関西弁だったんだよ』
『え』
『だから和樹と幸君の関西弁が重なって間がさしたんだと思う。だからってあいつが幸君にした事は許されないしクズだと思うよ。でもあいつの気持ちも
少しは分かってやってほしい。本当にごめんね。』
『いえ、自分こそ色々聞いてしまって』
『ううん、いいよ、今回君も巻き添い食らったからね。まぁ嫌わないでやって。』
『はい、大丈夫です。それでも俺亮君の事好きなんで』
『ははっ、本当君は優しいね』
『…そんな事ないですただ』
『?』
『大切な人を急に無くす辛さは分かりますから』
『…そっか。まぁでも今は時間が解決してくれるのを待つしかないのかもしれない。長い時間がいるかもしれないけどね』
『そうですね。』
いや、僕は知っている。
そんな都合のいい事がないと言うことを。
幸は…まぁあそりゃ帰ってるよなぁ
てかなんかまじで俺さ
『クズだな』
『あー!サボり常習犯治崎亮君だぁー』
『れぇーん』
『え、なに怖い、声どうしたの』
『鳴きすぎてがれだぁー』
『あーそ』
『まじでいてぇ』
『てか昨日幸君も休みで俺ずっと1人だったし!』
『ん?え、あっそう』
(あー。こりゃまた幸君絡みねぇ
『で、昨日はなにしてたの?』
『ヤッてた』
『えー誰と?可愛い子ちゃんー?』
『可愛くない、関西弁の1つ下の後輩』
『ん?笑なにそれ笑亮君なんの冗談ー??笑笑』
『腰いでぇー』
『…』
『…』
『え、まじなの』
『おおまじ』
『お前幸君の事避けてたじゃん』
『そーなんだけど。昨日たまたま会って流れで』
『…はぁー。お前の性欲事情にまで口入れたくないけどさぁ』
『分かってる』
『え?』
『あぁ。まじ俺なんかクズだわ』
『えー、あーそうだなぁ』
『そこは嘘でも否定しろよー』
『もう否定しようがないよ』
『ははっ確かに』
(なんか例年より変な風にから回ってるなぁ大丈夫かぁー。これ
『立花君ー!なんか後輩来てるよー?』
(俺にー?誰だろう
『あ、幸君じゃん!で、どうしたの?』
『あの、昨日僕その…』
『あーうん、なんとなく話は聞いたからぁ笑』
『…///』
『んでどうしたの?』
『その昨日亮君僕とやりながら和樹和樹って
なんかずっと言ってて…』
(なるほどね俺クズ発言の原因はこれか
『あんまりこーゆう事俺の口からは言いたくないんだけど和樹って言うのは俺たちの友達で同時に亮の元彼なんだよ』
『やっぱり、でも亮君なんであんなに好き?ってか未練タラタラなのに別れたんですか?』
『…和樹が自殺したからだよ』
『え?』
『だから亮がどれだけ和樹の事好きでも
もうそれを伝える事もできないんだよ』
『…』
『それに和樹は幸君と同じ関西育ちで和樹は
こっちに来てもコテコテの関西弁だったんだよ』
『え』
『だから和樹と幸君の関西弁が重なって間がさしたんだと思う。だからってあいつが幸君にした事は許されないしクズだと思うよ。でもあいつの気持ちも
少しは分かってやってほしい。本当にごめんね。』
『いえ、自分こそ色々聞いてしまって』
『ううん、いいよ、今回君も巻き添い食らったからね。まぁ嫌わないでやって。』
『はい、大丈夫です。それでも俺亮君の事好きなんで』
『ははっ、本当君は優しいね』
『…そんな事ないですただ』
『?』
『大切な人を急に無くす辛さは分かりますから』
『…そっか。まぁでも今は時間が解決してくれるのを待つしかないのかもしれない。長い時間がいるかもしれないけどね』
『そうですね。』
いや、僕は知っている。
そんな都合のいい事がないと言うことを。
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