迷い込んだ異世界で、やがて英雄になる

その日、黒い異形はとある村に破壊をもたらした。
唯一生き残りである少年──シンは、そこを訪れた二人組に出会い選択を迫られる。

「選べ。生きるか、死ぬかを」

彼は生き残った意味を、自分だけが生かされた意味を知るため生きることを選択した。

時は経ち、シンはこの世に存在してはならない存在、事象、物体、概念──異端と呼ばれるそれらを殺す執行者となっていた。いつものように任務をこなしていたある日、彼は異世界から来たという不思議な少女と出会う。

これは、やがて英雄となる者の物語。
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