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冒険者~修行~
叩き潰せ!
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クロードは授業が終わると、昼食の後に王宮へ向かった。
フェリーチェとアルベルトは、午後の剣術を学ぶためにファウスト家の訓練場で、準備運動とストレッチをして待っていた。
ちょうど体がほぐれた時に、オースティンが現れた。
「待たせたな。体はほぐれたか?」
「はい。師匠、宜しくお願いします。」
「宜しくお願いします」
「よし!今日から剣を教えるが、まずは基礎訓練をしてからになる」
「基礎訓練ですか?」
「何をするの?」
「先ずは訓練場を10周する。後の訓練もあるから、ペース配分は自分でするように」
「はい!」
「10周なら……10㎞か」
「アルベルトは体力とかも、下げてるんだよな?」
「うん。それでも、そうだな……数値にするとA級冒険者並みはあるかな」
「そうか……アルベルトのメニューは、フェリーチェと同じメニューをこなした後に、状態を見て考えよう」
「アルは手加減の練習ですよね?」
「そうだが、今の状態での限界値を確認していた方がいいからな」
「分かったよ」
それから、フェリーチェとアルベルトは自分のペースで走り出した。
当然だが、アルベルトの方がペースが速くフェリーチェは周遅れになったが、焦る事なく自分のペースで走っていた。
10周を走り終わった時には、全く息を乱してないアルベルトに比べ、フェリーチェは少し息が上がっていたが何度か深呼吸をすると次第に整っていった。
「大丈夫そうだな。次は、普通なら筋力を鍛えるんだが、フェリーチェの年で無理に鍛えるのは体の成長に悪いから、反射神経を鍛えるぞ」
「はい!」
「何するの?」
「 先ずは……俺の動きを目で追ってみろ」
そう言うとオースティンの姿が消えた。
フェリーチェはキョロキョロ周りを見て、アルベルトは関心したような顔をしていた。
「へぇ~今の状態だと、こうなるのか。何か新鮮な感じだな」
「見えないよ!アルは見えてるの?」
「ハッキリは見えないよ。残像が見える程度かな。やっぱり師匠は、人間にしては強いよね」
「‘人間にしては’は余計だぞアルベルト」
オースティンの声が聞こえたと思ったら、後ろからポンポンと頭を優く撫でられた。
「お前も今は‘人間’なんだからな。人前でボロが出ないように、普段から言動には気を付けろ」
「分かったよ」
「すごく速くてビックリしました!」
「身体強化を使ったからな。冒険者に限らず、身体強化のスキルは持ってるから、戦闘になれば使ってくるぞ」
「皆、師匠みたいに速いのかい?」
「いや、スキルのレベルもあるが、仮に同レベルの場合でも差がでる。何故だか分かるか?」
「う~ん……やっぱり元々の速さですか?」
「その通りだ。だが、‘見える’だけでは駄目だ。それに反応できないとな。そういう事だから、今から相手を見定めるための‘目’と反応するための‘反射’、避ける又は攻撃するための‘速さ’を鍛える」
「「どうやって?」」
「フッフッフ……俺たちが小さい時に使っていた物なんだが、2人がくれたアイテムリングのおかげで持ってこれた」
ニヤニヤしてアイテムリングから、オースティンが取り出した物にフェリーチェは見覚えがあった。
(あれ?幻かな?何でここに……もぐら叩きがあるの?それに……ハリセンと楯も)
そう、オースティンが取り出したのは、もぐら叩きだった。
しかし、そのもぐら叩きの周りに5つのハリセンが付いていて、楯が1つおいてあった。
「こいつは『魔物叩き』と言って、まず叩き潰したい魔物を選ぶ」
そう言って、オースティンはゴブリンのボタンを押した。
すると、穴の中から無駄に可愛くデフォルメされたゴブリンが出てきた。
(え?……可愛いのが出てきた)
「こうやって出てきたら、このピッコハンマーで……叩く!」
――ドゴォッ!
(ヒィ~!あんなに強く叩くの!?ピッコハンマーって何!?全然‘ピッコ’って音してないよ!)
オースティンは、本当に叩き潰すように強く叩いたが、壊れる事もなく次々とゴブリンが出てきて、その度に激しい音が響いた。
「こうやって、次々出てくるのを叩き潰すんだ。それと、叩き潰すのに失敗したら……」
オースティンは説明しながら、わざと外した。
すると、『魔物叩き』の周りにあるハリセンが一斉に動き出し、その中の1つがオースティンに向かい降り下ろされた。
しかし、素早く楯を使い攻撃を防ぐオースティン。
更に、すかさず穴から出てくるゴブリンをピッコハンマーで叩き潰す。
(まさか……あれは……じゃんけんして、叩いたり防いだりするやつと、もぐら叩きのコラボなの!?)
「とまぁ、これを3分繰り返す。速さはレベルで違うから、まずはレベル1から始めてみろ。こっちのボタンでレベルを決めるんだ」
「……はい」
「何これ!面白そうだね!」
(面白そうかな?何かありそう)
目をキラキラさせて喜ぶアルベルトの横で、フェリーチェはニヤニヤ笑うオースティンを不信に思い見ていた。
「最初はアルベルトからやってみろ。レベルはどうする?」
「選んでいいの?」
「アルベルトは俺の動きが、ある程度見えてただろう?だから……レベル10位なら大丈夫だろう」
「ならそれで!」
「いい忘れたが、この訓練中は魔法もスキルも使用禁止だからな~」
アルベルトはレベル10のボタンを押して、魔物はゴブリンを選んだ。
『魔物叩き』が起動し、アルベルトは出てくるゴブリンを順調に叩き潰す。
3分がたち、ミスする事なく終わった。
フェリーチェに交代するのかと思いきや、オースティンがレベル11に挑戦するように言ったので、アルベルトがそのまま続けた。
その言ったオースティンの顔を確認しておけば、あんな目に会わなかったかもしれないが、その時のアルベルトは楽しくて周りを見ていなかった。
フェリーチェだけは嫌な予感がしていたので、心配そうにしていた。
そして、2分58秒最後のゴブリンが出てきたので、叩き潰して終わった……と思ったらハリセンが動き出した。
「え!?何で?ちゃんと叩き潰したよ!」
「クックックッ……良く見ろアルベルト。お前が最後に潰したモノを」
オースティンに言われて、アルベルトはハンマーを退かしてみた。
「ま……まさか、これって!?」
「そう、それは……人間の子どもだ!ちなみに、潰し間違いたら乱れ打ちだからな!」
「こんなの聞いてない!?」
(あ~やっぱり……私は気を付けよう)
アルベルトが抗議している間に、ハリセンの準備が終わり一斉に向かってきた。
「いくらなんでも、楯じゃ防ぎきれない……なら!」
アルベルトは一瞬焦ったが、直ぐに後ろに飛び退きハリセンから遠ざかろうとしたが、その策は失敗に終わる。
――バシンッ!
「うわっ!ちょっとコレって結界!?」
「乱れ打ちの時は、結界が発動するから逃げられないぞ~」
「早く言えーーーーー!」
怒鳴るアルベルトをハリセンが容赦なく襲う。
それから1分後、アルベルトは下を向きプルプルしていた。
「アル?……大丈夫?」
「フッフッフ……良かろう。次はこうはいかんぞ!」
そう言って、アルベルトはレベル11のボタンを押した。
「……龍モードに入っちゃったよ。師匠、私は?」
「安心しろフェリーチェ、もう一台ある」
「私はレベル1から始めます」
フェリーチェはレベル1のボタンを押して、魔物はゴブリンにして開始した。
ゆっくりなので、確実に叩き潰していく。
一方アルベルトは、レベル11の途中で乱れ打ちを受けていた。
「ちょっと!まだ、途中だよ!?」
「子どもが最後に出てくるとは、言ってないぞ~。ランダムだ」
「クソーーー!」
「ちゃんて顔を見ろよ」
レベル11の3回目。
今度は、途中で子どもが出てくる事もなく、最後を迎えたので潰さなかった……が、ハリセンが動き出す。
「ちゃんと止めたよ!」
「だから、顔を見ろって」
「顔?……ゴブリンかよ!」
「毎回、子どもが出るわけじゃないぞ。まぁミスだから1回防げ」
アルベルトは、難なくハリセンを防ぐと再度レベル11のボタンを無言で押した。
結局その日、アルベルトはレベル11をクリアできなかったが、フェリーチェは順調にレベル2まで進んでいた。
「よし!基礎訓練はこれまでだ。次は剣術を教えるぞ」
「「剣術?……剣術!?」」
「おいおい、今日の午後からは基礎訓練と剣術の修行だろ」
「そうでした」
「『魔物叩き』で、すっかり忘れてた」
「今日は初日だから、木剣での素振りだけにする。腕が上がらなくなるまで、振ってみろ」
「「はい!」」
それから、オースティンに教えてもらいながら素振りをしていた。
腕が上がらなくなったので、今日の修行は終わりになったが、疲れや体の痛みは魔法で治す事は禁止されたので、夕食時にフェリーチェがコックリコックリしていて途中で眠ってしまい、アルベルトが部屋に運びそのまま一緒に眠った。
フェリーチェとアルベルトは、午後の剣術を学ぶためにファウスト家の訓練場で、準備運動とストレッチをして待っていた。
ちょうど体がほぐれた時に、オースティンが現れた。
「待たせたな。体はほぐれたか?」
「はい。師匠、宜しくお願いします。」
「宜しくお願いします」
「よし!今日から剣を教えるが、まずは基礎訓練をしてからになる」
「基礎訓練ですか?」
「何をするの?」
「先ずは訓練場を10周する。後の訓練もあるから、ペース配分は自分でするように」
「はい!」
「10周なら……10㎞か」
「アルベルトは体力とかも、下げてるんだよな?」
「うん。それでも、そうだな……数値にするとA級冒険者並みはあるかな」
「そうか……アルベルトのメニューは、フェリーチェと同じメニューをこなした後に、状態を見て考えよう」
「アルは手加減の練習ですよね?」
「そうだが、今の状態での限界値を確認していた方がいいからな」
「分かったよ」
それから、フェリーチェとアルベルトは自分のペースで走り出した。
当然だが、アルベルトの方がペースが速くフェリーチェは周遅れになったが、焦る事なく自分のペースで走っていた。
10周を走り終わった時には、全く息を乱してないアルベルトに比べ、フェリーチェは少し息が上がっていたが何度か深呼吸をすると次第に整っていった。
「大丈夫そうだな。次は、普通なら筋力を鍛えるんだが、フェリーチェの年で無理に鍛えるのは体の成長に悪いから、反射神経を鍛えるぞ」
「はい!」
「何するの?」
「 先ずは……俺の動きを目で追ってみろ」
そう言うとオースティンの姿が消えた。
フェリーチェはキョロキョロ周りを見て、アルベルトは関心したような顔をしていた。
「へぇ~今の状態だと、こうなるのか。何か新鮮な感じだな」
「見えないよ!アルは見えてるの?」
「ハッキリは見えないよ。残像が見える程度かな。やっぱり師匠は、人間にしては強いよね」
「‘人間にしては’は余計だぞアルベルト」
オースティンの声が聞こえたと思ったら、後ろからポンポンと頭を優く撫でられた。
「お前も今は‘人間’なんだからな。人前でボロが出ないように、普段から言動には気を付けろ」
「分かったよ」
「すごく速くてビックリしました!」
「身体強化を使ったからな。冒険者に限らず、身体強化のスキルは持ってるから、戦闘になれば使ってくるぞ」
「皆、師匠みたいに速いのかい?」
「いや、スキルのレベルもあるが、仮に同レベルの場合でも差がでる。何故だか分かるか?」
「う~ん……やっぱり元々の速さですか?」
「その通りだ。だが、‘見える’だけでは駄目だ。それに反応できないとな。そういう事だから、今から相手を見定めるための‘目’と反応するための‘反射’、避ける又は攻撃するための‘速さ’を鍛える」
「「どうやって?」」
「フッフッフ……俺たちが小さい時に使っていた物なんだが、2人がくれたアイテムリングのおかげで持ってこれた」
ニヤニヤしてアイテムリングから、オースティンが取り出した物にフェリーチェは見覚えがあった。
(あれ?幻かな?何でここに……もぐら叩きがあるの?それに……ハリセンと楯も)
そう、オースティンが取り出したのは、もぐら叩きだった。
しかし、そのもぐら叩きの周りに5つのハリセンが付いていて、楯が1つおいてあった。
「こいつは『魔物叩き』と言って、まず叩き潰したい魔物を選ぶ」
そう言って、オースティンはゴブリンのボタンを押した。
すると、穴の中から無駄に可愛くデフォルメされたゴブリンが出てきた。
(え?……可愛いのが出てきた)
「こうやって出てきたら、このピッコハンマーで……叩く!」
――ドゴォッ!
(ヒィ~!あんなに強く叩くの!?ピッコハンマーって何!?全然‘ピッコ’って音してないよ!)
オースティンは、本当に叩き潰すように強く叩いたが、壊れる事もなく次々とゴブリンが出てきて、その度に激しい音が響いた。
「こうやって、次々出てくるのを叩き潰すんだ。それと、叩き潰すのに失敗したら……」
オースティンは説明しながら、わざと外した。
すると、『魔物叩き』の周りにあるハリセンが一斉に動き出し、その中の1つがオースティンに向かい降り下ろされた。
しかし、素早く楯を使い攻撃を防ぐオースティン。
更に、すかさず穴から出てくるゴブリンをピッコハンマーで叩き潰す。
(まさか……あれは……じゃんけんして、叩いたり防いだりするやつと、もぐら叩きのコラボなの!?)
「とまぁ、これを3分繰り返す。速さはレベルで違うから、まずはレベル1から始めてみろ。こっちのボタンでレベルを決めるんだ」
「……はい」
「何これ!面白そうだね!」
(面白そうかな?何かありそう)
目をキラキラさせて喜ぶアルベルトの横で、フェリーチェはニヤニヤ笑うオースティンを不信に思い見ていた。
「最初はアルベルトからやってみろ。レベルはどうする?」
「選んでいいの?」
「アルベルトは俺の動きが、ある程度見えてただろう?だから……レベル10位なら大丈夫だろう」
「ならそれで!」
「いい忘れたが、この訓練中は魔法もスキルも使用禁止だからな~」
アルベルトはレベル10のボタンを押して、魔物はゴブリンを選んだ。
『魔物叩き』が起動し、アルベルトは出てくるゴブリンを順調に叩き潰す。
3分がたち、ミスする事なく終わった。
フェリーチェに交代するのかと思いきや、オースティンがレベル11に挑戦するように言ったので、アルベルトがそのまま続けた。
その言ったオースティンの顔を確認しておけば、あんな目に会わなかったかもしれないが、その時のアルベルトは楽しくて周りを見ていなかった。
フェリーチェだけは嫌な予感がしていたので、心配そうにしていた。
そして、2分58秒最後のゴブリンが出てきたので、叩き潰して終わった……と思ったらハリセンが動き出した。
「え!?何で?ちゃんと叩き潰したよ!」
「クックックッ……良く見ろアルベルト。お前が最後に潰したモノを」
オースティンに言われて、アルベルトはハンマーを退かしてみた。
「ま……まさか、これって!?」
「そう、それは……人間の子どもだ!ちなみに、潰し間違いたら乱れ打ちだからな!」
「こんなの聞いてない!?」
(あ~やっぱり……私は気を付けよう)
アルベルトが抗議している間に、ハリセンの準備が終わり一斉に向かってきた。
「いくらなんでも、楯じゃ防ぎきれない……なら!」
アルベルトは一瞬焦ったが、直ぐに後ろに飛び退きハリセンから遠ざかろうとしたが、その策は失敗に終わる。
――バシンッ!
「うわっ!ちょっとコレって結界!?」
「乱れ打ちの時は、結界が発動するから逃げられないぞ~」
「早く言えーーーーー!」
怒鳴るアルベルトをハリセンが容赦なく襲う。
それから1分後、アルベルトは下を向きプルプルしていた。
「アル?……大丈夫?」
「フッフッフ……良かろう。次はこうはいかんぞ!」
そう言って、アルベルトはレベル11のボタンを押した。
「……龍モードに入っちゃったよ。師匠、私は?」
「安心しろフェリーチェ、もう一台ある」
「私はレベル1から始めます」
フェリーチェはレベル1のボタンを押して、魔物はゴブリンにして開始した。
ゆっくりなので、確実に叩き潰していく。
一方アルベルトは、レベル11の途中で乱れ打ちを受けていた。
「ちょっと!まだ、途中だよ!?」
「子どもが最後に出てくるとは、言ってないぞ~。ランダムだ」
「クソーーー!」
「ちゃんて顔を見ろよ」
レベル11の3回目。
今度は、途中で子どもが出てくる事もなく、最後を迎えたので潰さなかった……が、ハリセンが動き出す。
「ちゃんと止めたよ!」
「だから、顔を見ろって」
「顔?……ゴブリンかよ!」
「毎回、子どもが出るわけじゃないぞ。まぁミスだから1回防げ」
アルベルトは、難なくハリセンを防ぐと再度レベル11のボタンを無言で押した。
結局その日、アルベルトはレベル11をクリアできなかったが、フェリーチェは順調にレベル2まで進んでいた。
「よし!基礎訓練はこれまでだ。次は剣術を教えるぞ」
「「剣術?……剣術!?」」
「おいおい、今日の午後からは基礎訓練と剣術の修行だろ」
「そうでした」
「『魔物叩き』で、すっかり忘れてた」
「今日は初日だから、木剣での素振りだけにする。腕が上がらなくなるまで、振ってみろ」
「「はい!」」
それから、オースティンに教えてもらいながら素振りをしていた。
腕が上がらなくなったので、今日の修行は終わりになったが、疲れや体の痛みは魔法で治す事は禁止されたので、夕食時にフェリーチェがコックリコックリしていて途中で眠ってしまい、アルベルトが部屋に運びそのまま一緒に眠った。
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