48 / 166
出会い
初めてのプレゼント
しおりを挟む
談話室に入り、今後の事を話す事になった。
その前に、エヴァンとアンドリアとルイスを私とアルが迎えに行く事になっている。
最初は馬車で来ようとしたのだが、残念ながら王宮にいる全ての者を信用する事はできないので、情報が漏れるのを防ぐために、私とアルの転移で移動する事になったのだ。
「じゃあ、エヴァンさんたちを迎えに行ってきますね」
「時間は掛からないから」
「「『転移』」」
一瞬でエヴァンの私室に移動すると、エヴァンとアンドリア、ルイスが待っていた。
「お待たせしました」
「直ぐ行けるかい?」
「えぇ問題ありませんよ。お願いします」
私たちは3人を連れてファウスト家に転移した。
転移した後、エヴァンが聞いてきた。
「やっぱり転移は便利だよな。なあ、俺も覚えられるか?」
「覚えられると思いますけど」
「覚えて何処に行くつもりさ」
「エヴァンさんがしょっちゅういなくなると、皆さんが困りますよ」
「ろくなことにならないよね。教えて欲しいなら全員から許可もらいなよ」
「なっ!?俺はべ、別に仕事を抜け出して遊びたいとか思ってないぞ!」
「「………思ってるんだ」」
「ハッ!ち、違う!思ってないからな!」
「「ふ~ん」」
焦るエヴァンを見てルイスたちは呆れていたが、ただ一人エヴァンと同じ事を考えていたアンドリアは残念そうにしていた。
「さて、エヴァンをからかうのはこれくらいにして、本題に入ろう」
クロードに言われ、話し合いが始まった。
決まった内容は、
1.安定期に入るまで、なるべく敷地内から出ない。庭に出る時は、一人で出ない。
2.オースティンがいない時に外出するなら、アルベルトとフェリーチェと一緒にする。2人が一緒なら護衛がいても不思議じゃないから。
3.屋敷にいる間、アルベルトとフェリーチェを教育する。
4.出産に向けて必要なものはロバートに直接頼む。
取り合えず4つは決まった。
「暫く窮屈な思いをするだろうが、大丈夫か?」
「いいえクロード様、窮屈なんてとんでもないです。ご配慮感謝します」
「何を言っているのアンジェラ。出産は大仕事よ。ストレスを貯めすぎないようにしないと。私たちに言いにくければ、オースティンには話しなさい」
「そうだぞ、アンジェラ。だか、男には出産がいかに大変か知る事は出来ないのだ。不安に思うことがあればワタシたちに遠慮なく言うのだ」
「はい、お二人ともありがとうございます」
出産の経験があるアンドリアとサマンサの言葉に、アンジェラは嬉しそうにお礼を言った。
他に意見はないか聞かれたので、私はある懸念を伝えた。
「あの、1つ考えてる事があって。考え過ぎかも知れないけど」
「どんなことだ?」
「その前にお父様、この世界に私の魔法以外でアンジェラさんを治せる技術、魔法、魔術、アイテムはありますか?言い伝えとかでも」
(‘この世界’か……やはりフェリーチェは……いやそれよりも今は)
思い浮かべた考えを押し込め、話しに集中的しようとしていたクロードは、自分を見ているアルに気付かなかった。
「そうだな……技術や魔法、魔術は無い。アイテムは‘星の雫’が、どんな怪我も病気も治せるらしいが実物を見たものはいないから、お伽噺の類いだな」
(やっぱりないか~……なら危険だけどやらないと)
「それなら、まずはアンジェラさんの体が治った事を公表して、安定期に入ったら懐妊を貴族に公表した方がいいと思います。それから、アンジェラさんの体を治した方法をどう説明するかも考えるべきです」
「待てフェリーチェ、それは……もしかして、さっきの話と関係あるのか?」
「はいお父様……アンジェラさんの体が治ったと知らなければ、仮に子どもが生まれてから公表したとして、妊娠中の状態を見てない人に養子だと言われたり、アンジェラさんが産んだと信じてもらえない可能性があると思います」
「確かにな。それに体が治ったと知れば、その方法を問われる」
「はい、明確な答えがなければ最悪、虚言だと言われます」
「ならワタシたちが証言すればいいではないか。王族の言葉なら簡単に否定する事はないだろう?」
「それでは意味が無いんです。此処にいるアンジェラさんの味方が証言しても意味がありません。逆に‘家臣や国民を騙そうとしている’と言われるかもしれません」
私の言葉にアル以外が絶句した。
「ワタシたちがそんな事するわけない!」
「落ち着けアンドリア!仮定の話だ」
「エヴァン……すまない。しかし……本当ににそんな」
アンドリアだけでなく、他の者も動揺していたが、エヴァンとルイスとクロードは分かったようだ。
そんな中、アルは私の懸念に同意を示した。
「真実なんて奴等にはどうでもいいんだ。アンジェラを治した方法を示さない限り、例えその場で納得しても疑念が残れば、またいずれ問題になる」
「だからこそ、少しでも付け入るスキを作らないようにしなければいけません」
「しかし、どうやって。魔法を開発するのか?」
「いいえお父様、アンジェラさんと同じ人を作るんです」
「いったいどういう意味だ?」
皆が困惑する中、アンジェラに聞いてみた。
「アンジェラさん、この町や周辺に何かの病気や怪我で子どもが産めない体の女性はいませんか?」
「えぇ、方法を探すために似たような方に話を聞きに言った事があるわ」
「その中に親交がある方はいますか?」
「そうね……冒険者に2人と貴族に1人いるわ」
「貴族は1人ですか。ちなみにその方の地位は?」
「スミス伯爵の奥方で、私と同じような方法で……」
アンジェラは辛そうにうつむいた。
アルが伯爵について聞くと、オースティンが答えた。
「その伯爵は離縁しなかったんだね」
「奥方は幼馴染みでな、大切にしている。一度は奥方が離縁を申し出たが、伯爵が彼女を離さなかったんだ」
「伯爵とは親しいの?」
「まあ親しいが、一番はクロードだろうな」
「お父様が?」
私とアルがクロードを見ると、伯爵について教えてくれた。
「あはいつの名はギャレット・スミスだ。私の後輩で魔術師としても優秀だ。容姿はいいが、他者に興味が無いから、言い寄っても相手にされない。奴が興味を向けている私たちとは普通に話すが、一番はやはり妻のレベッカだ。まさかとは思うがフェリーチェ、レベッカを治すつもりか?」
「レベッカさんだけじゃなく何人か治すつもりです。最初は怪我や病気を治して、その中にその人たちを組み込もうと思っています」
私の言葉に、ルイスが納得したように頷いた。
「成る程、いくつか症例があればアンジェラの体が治ったことに、疑惑をぶつける事は出来ない」
「はい」
「しかし、それではフェリーチェの事を知られてしまいます」
「それは大丈夫ですよ。変化しますから」
「変化……そういえば出来ましたね」
「問題は対象者が信じてくれるかですが」
「そこは我々の仕事ですよ。スミスの方はクロードが、冒険者の方はオースティンが交渉してください」
「「分かった」」
クロードたちが交渉している間に、私は一般の人の治療をする事になった。
(設定は‘通りすがりの魔術師’でいいかな)
話し合いも終わったので、私たちはプレゼントを渡す事にした。
ちなみに、クロードとサマンサには昨日の内に渡していて、感動したサマンサに抱き潰されそうになりクロードに救出されたのは記憶に新しい。
そんな、サマンサは今も瞳をキラキラさせて待っていた。
「皆さんに私とアルからプレゼントがあるんです」
「何だ?何をくれるんだ?」
エヴァンが子どものようにワクワクしながら聞いてきた。
私はアイテムボックスから付与した物を出していく。
「これは……付与した装飾品……魔道具ですか?始めて見るデザインですね。良くできています」
ルイスが誉めるので、恥ずかしくて照れていると、サマンサが嬉しそうに言った。
「それ、フェリが考えたのよ。加工から付与まで全部アルとフェリで作ったの!」
「私たちだけじゃなですよお母様。お父様とメイソンさんと、ライリーとオリビアも実験とか助けてくれたんです」
「そうそう、僕たちだけじゃできなかったよ」
「それでも凄いからいいのよ!」
サマンサは余程嬉しかったらしい、テンションが高い。
「効果は種類ごとに分けてますから、好きなの選んで下さいね。デザインを変えたいなら言ってもらえればやりますから」
付与の効果を説明していくと、聞いていた人の顔がだんだん引きつっていった。
その後、‘こんな貴重な物はもらえない’やら‘使うために作ったんですから使って下さい’やら‘せめて、相応の対価を’だの‘だからプレゼントなんですよ!’というやり取りがあったが、アルの‘その程度ならいつでも作れるし、材料も無料だったからもらいなよ……もらうよね’という威圧たっぷりな一言で、落ち着いた。
それからエヴァンとアンドリアを転移で送り、その日は解散になった。
その前に、エヴァンとアンドリアとルイスを私とアルが迎えに行く事になっている。
最初は馬車で来ようとしたのだが、残念ながら王宮にいる全ての者を信用する事はできないので、情報が漏れるのを防ぐために、私とアルの転移で移動する事になったのだ。
「じゃあ、エヴァンさんたちを迎えに行ってきますね」
「時間は掛からないから」
「「『転移』」」
一瞬でエヴァンの私室に移動すると、エヴァンとアンドリア、ルイスが待っていた。
「お待たせしました」
「直ぐ行けるかい?」
「えぇ問題ありませんよ。お願いします」
私たちは3人を連れてファウスト家に転移した。
転移した後、エヴァンが聞いてきた。
「やっぱり転移は便利だよな。なあ、俺も覚えられるか?」
「覚えられると思いますけど」
「覚えて何処に行くつもりさ」
「エヴァンさんがしょっちゅういなくなると、皆さんが困りますよ」
「ろくなことにならないよね。教えて欲しいなら全員から許可もらいなよ」
「なっ!?俺はべ、別に仕事を抜け出して遊びたいとか思ってないぞ!」
「「………思ってるんだ」」
「ハッ!ち、違う!思ってないからな!」
「「ふ~ん」」
焦るエヴァンを見てルイスたちは呆れていたが、ただ一人エヴァンと同じ事を考えていたアンドリアは残念そうにしていた。
「さて、エヴァンをからかうのはこれくらいにして、本題に入ろう」
クロードに言われ、話し合いが始まった。
決まった内容は、
1.安定期に入るまで、なるべく敷地内から出ない。庭に出る時は、一人で出ない。
2.オースティンがいない時に外出するなら、アルベルトとフェリーチェと一緒にする。2人が一緒なら護衛がいても不思議じゃないから。
3.屋敷にいる間、アルベルトとフェリーチェを教育する。
4.出産に向けて必要なものはロバートに直接頼む。
取り合えず4つは決まった。
「暫く窮屈な思いをするだろうが、大丈夫か?」
「いいえクロード様、窮屈なんてとんでもないです。ご配慮感謝します」
「何を言っているのアンジェラ。出産は大仕事よ。ストレスを貯めすぎないようにしないと。私たちに言いにくければ、オースティンには話しなさい」
「そうだぞ、アンジェラ。だか、男には出産がいかに大変か知る事は出来ないのだ。不安に思うことがあればワタシたちに遠慮なく言うのだ」
「はい、お二人ともありがとうございます」
出産の経験があるアンドリアとサマンサの言葉に、アンジェラは嬉しそうにお礼を言った。
他に意見はないか聞かれたので、私はある懸念を伝えた。
「あの、1つ考えてる事があって。考え過ぎかも知れないけど」
「どんなことだ?」
「その前にお父様、この世界に私の魔法以外でアンジェラさんを治せる技術、魔法、魔術、アイテムはありますか?言い伝えとかでも」
(‘この世界’か……やはりフェリーチェは……いやそれよりも今は)
思い浮かべた考えを押し込め、話しに集中的しようとしていたクロードは、自分を見ているアルに気付かなかった。
「そうだな……技術や魔法、魔術は無い。アイテムは‘星の雫’が、どんな怪我も病気も治せるらしいが実物を見たものはいないから、お伽噺の類いだな」
(やっぱりないか~……なら危険だけどやらないと)
「それなら、まずはアンジェラさんの体が治った事を公表して、安定期に入ったら懐妊を貴族に公表した方がいいと思います。それから、アンジェラさんの体を治した方法をどう説明するかも考えるべきです」
「待てフェリーチェ、それは……もしかして、さっきの話と関係あるのか?」
「はいお父様……アンジェラさんの体が治ったと知らなければ、仮に子どもが生まれてから公表したとして、妊娠中の状態を見てない人に養子だと言われたり、アンジェラさんが産んだと信じてもらえない可能性があると思います」
「確かにな。それに体が治ったと知れば、その方法を問われる」
「はい、明確な答えがなければ最悪、虚言だと言われます」
「ならワタシたちが証言すればいいではないか。王族の言葉なら簡単に否定する事はないだろう?」
「それでは意味が無いんです。此処にいるアンジェラさんの味方が証言しても意味がありません。逆に‘家臣や国民を騙そうとしている’と言われるかもしれません」
私の言葉にアル以外が絶句した。
「ワタシたちがそんな事するわけない!」
「落ち着けアンドリア!仮定の話だ」
「エヴァン……すまない。しかし……本当ににそんな」
アンドリアだけでなく、他の者も動揺していたが、エヴァンとルイスとクロードは分かったようだ。
そんな中、アルは私の懸念に同意を示した。
「真実なんて奴等にはどうでもいいんだ。アンジェラを治した方法を示さない限り、例えその場で納得しても疑念が残れば、またいずれ問題になる」
「だからこそ、少しでも付け入るスキを作らないようにしなければいけません」
「しかし、どうやって。魔法を開発するのか?」
「いいえお父様、アンジェラさんと同じ人を作るんです」
「いったいどういう意味だ?」
皆が困惑する中、アンジェラに聞いてみた。
「アンジェラさん、この町や周辺に何かの病気や怪我で子どもが産めない体の女性はいませんか?」
「えぇ、方法を探すために似たような方に話を聞きに言った事があるわ」
「その中に親交がある方はいますか?」
「そうね……冒険者に2人と貴族に1人いるわ」
「貴族は1人ですか。ちなみにその方の地位は?」
「スミス伯爵の奥方で、私と同じような方法で……」
アンジェラは辛そうにうつむいた。
アルが伯爵について聞くと、オースティンが答えた。
「その伯爵は離縁しなかったんだね」
「奥方は幼馴染みでな、大切にしている。一度は奥方が離縁を申し出たが、伯爵が彼女を離さなかったんだ」
「伯爵とは親しいの?」
「まあ親しいが、一番はクロードだろうな」
「お父様が?」
私とアルがクロードを見ると、伯爵について教えてくれた。
「あはいつの名はギャレット・スミスだ。私の後輩で魔術師としても優秀だ。容姿はいいが、他者に興味が無いから、言い寄っても相手にされない。奴が興味を向けている私たちとは普通に話すが、一番はやはり妻のレベッカだ。まさかとは思うがフェリーチェ、レベッカを治すつもりか?」
「レベッカさんだけじゃなく何人か治すつもりです。最初は怪我や病気を治して、その中にその人たちを組み込もうと思っています」
私の言葉に、ルイスが納得したように頷いた。
「成る程、いくつか症例があればアンジェラの体が治ったことに、疑惑をぶつける事は出来ない」
「はい」
「しかし、それではフェリーチェの事を知られてしまいます」
「それは大丈夫ですよ。変化しますから」
「変化……そういえば出来ましたね」
「問題は対象者が信じてくれるかですが」
「そこは我々の仕事ですよ。スミスの方はクロードが、冒険者の方はオースティンが交渉してください」
「「分かった」」
クロードたちが交渉している間に、私は一般の人の治療をする事になった。
(設定は‘通りすがりの魔術師’でいいかな)
話し合いも終わったので、私たちはプレゼントを渡す事にした。
ちなみに、クロードとサマンサには昨日の内に渡していて、感動したサマンサに抱き潰されそうになりクロードに救出されたのは記憶に新しい。
そんな、サマンサは今も瞳をキラキラさせて待っていた。
「皆さんに私とアルからプレゼントがあるんです」
「何だ?何をくれるんだ?」
エヴァンが子どものようにワクワクしながら聞いてきた。
私はアイテムボックスから付与した物を出していく。
「これは……付与した装飾品……魔道具ですか?始めて見るデザインですね。良くできています」
ルイスが誉めるので、恥ずかしくて照れていると、サマンサが嬉しそうに言った。
「それ、フェリが考えたのよ。加工から付与まで全部アルとフェリで作ったの!」
「私たちだけじゃなですよお母様。お父様とメイソンさんと、ライリーとオリビアも実験とか助けてくれたんです」
「そうそう、僕たちだけじゃできなかったよ」
「それでも凄いからいいのよ!」
サマンサは余程嬉しかったらしい、テンションが高い。
「効果は種類ごとに分けてますから、好きなの選んで下さいね。デザインを変えたいなら言ってもらえればやりますから」
付与の効果を説明していくと、聞いていた人の顔がだんだん引きつっていった。
その後、‘こんな貴重な物はもらえない’やら‘使うために作ったんですから使って下さい’やら‘せめて、相応の対価を’だの‘だからプレゼントなんですよ!’というやり取りがあったが、アルの‘その程度ならいつでも作れるし、材料も無料だったからもらいなよ……もらうよね’という威圧たっぷりな一言で、落ち着いた。
それからエヴァンとアンドリアを転移で送り、その日は解散になった。
16
お気に入りに追加
3,727
あなたにおすすめの小説
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
貴族の家に転生した俺は、やり過ぎチートで異世界を自由に生きる
フリウス
ファンタジー
幼い頃からファンタジー好きな夢幻才斗(むげんさいと)。
自室でのゲーム中に突然死した才斗だが、才斗大好き女神:レアオルによって、自分が管理している異世界に転生する。
だが、事前に二人で相談して身につけたチートは…一言で言えば普通の神が裸足で逃げ出すような「やり過ぎチート」だった!?
伯爵家の三男に転生した才斗=ウェルガは、今日も気ままに非常識で遊び倒し、剣と魔法の異世界を楽しんでいる…。
アホみたいに異世界転生作品を読んでいたら、自分でも作りたくなって勢いで書いちゃいましたww
ご都合主義やらなにやら色々ありますが、主人公最強物が書きたかったので…興味がある方は是非♪
それと、作者の都合上、かなり更新が不安定になります。あしからず。
ちなみにミスって各話が1100~1500字と短めです。なのでなかなか主人公は大人になれません。
現在、最低でも月1~2月(ふたつき)に1話更新中…
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました
紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。
国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です
更新は1週間に1度くらいのペースになります。
何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。
自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m
私、獣人の国でばぁばになります!
家部 春
ファンタジー
(この家に私の居場所は無いの? 仲良し家族と思っていたのは私だけだったの? )
四十三歳にして家事手伝い。結婚も就職もアルバイトさえした事が無い葉月は家を出て自立する決心をする。
腰まで伸ばしていた長い髪を肩口まで切り、古い手鏡の前に置くと女神が現れた。『誰も知らない所に行って普通の人になりたい』という願いを叶えてくれると言うのだ。それに、手鏡を通していつでも女神と話ができるらしい。葉月は手鏡と共に異世界に転移する事に決めたのだった。
どことなくアジアを思わせる剣と魔法のファンタジーな世界に転移して、獣人の国に保護されたが、奴隷となってしまう。しかも、激安で叩き売りされても買い手はつかない。平均寿命約40歳の獣人の国では葉月は老い先短い老人でしかないのだ。
……それなら、好きに生きても良いよね!
誰かに必要とされ愛されたいと願う葉月の居場所はどこにあるのか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ご都合主義です。ゆるい設定です。
女性の年齢に対して偏見のある異世界です。了承していただけた方のみお読みください。
※他サイトにも投稿しております。
器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる