22 / 50
◆付き合ってる
お土産
しおりを挟む「お土産」
そう言って恋人が渡してきた箱には北の名産と書かれていた。僕はお礼を言うより先に、消費期限を確認した。そこには一昨日の日付が書かれている。
「なんで君は毎回日持ちのしないものを買ってくるんだ。これもどうせまた初日に買ったんだろう。最終日に買えばいいのに。自分の旅程が頭に入ってないの? 日数計算出来ない?」
「食べないの?」
「食べないよ。お腹を壊してしまう」
食べ物を粗末にするのはよろしくないけれど、消費期限が過ぎてしまっていては仕方がない。これはゴミ箱行きだ。ちゃんと捨てておかないと彼は「まだ食べられる気がする」なんて言って自分で食べてしまうし。
「本当、なんでいつもこういうものを買ってくるんだ。僕だってたまには美味しいものを食べてみたいよ」
「一緒に現地で食べようって言わせたいからだけど?」
「もっと普通に誘ってくれ」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!


大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる