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鬼と狐
乳首が弱い狐
しおりを挟む日が落ちかけた頃、山菜採りから帰って来ると床に身に覚えのない包丁が落ちていた。どうせまたあの化け狐だろう。この間は芋に化けて、今度は包丁ときたか。俺は包丁を拾い上げた。
「君も懲りないね。俺に付きまとって何の得があんの?」
化け狐は返事をしない。包丁の姿のままだ。
「今日はだんまり?」
折ってやろうかと刃を掴み手に力を込めた瞬間、背後で勢いよく戸が開かれた。
「やあこんばんは! 包丁なんかに話しかけてどうしたの? 僕だと思った? ただの包丁を? 思っちゃったよね? それが僕だって疑いもしなかっただろ? 僕の普段の化け方が完璧だからね!」
この上なく、苛つくほどに嬉しそうな声だ。俺は振り返らず持っていた包丁を背後のそいつに向かって投げつけた。「びゃっ」とか妙な悲鳴は聞こえたけれど血の匂いがしなかったので当たりはしなかったようだ。
振り返ると人間の姿に化けた狐がそこに立っていた。包丁を投げつけられた事に顔を引き攣らせていたようだが、俺の顔を見るなりぱあっと表情が明るくなった。化けることすらせず俺を騙せたことが余程嬉しいのか満面の笑みだ。小憎たらしい。
「そろそろ本気で鬱陶しくなってきた。殺していい?」
「いい訳がないだろう」
「じゃあ手足もぐ?」
「お茶飲む? ぐらいの気軽さで聞いてこないでくれ」
言いながら、そいつは脱兎のごとく逃げ出した。以前のようにしつこくまとわりついてこない辺り、自分は絶対殺されないという勘違いはようやくやめたらしい。俺は深く溜め息を吐いた。
勘違いをやめたことは良い。しかし、化けることしか能がないただの狐の癖に、なんで鬼の俺から逃げられると思ったんだ。
追い掛けて数秒、簡単に化け狐に追い付いた。追い付かれた瞬間に顔を青くしたそいつの首根っこを掴み家に無理矢理引き摺って行く。そいつは必死にじたばたと暴れていた。
「離してくれ! 僕は早く巣穴に戻ってさっきの喜びの余韻に浸りたいんだ!」
「手と足どっちからもぐ?」
「だから止めてくれ!」
家に入ってから戸を閉め、化け狐を床に放り投げた。
「待って、話し合い、話し合いをしよう。平和的に解決しよう」
「何を話すの? またこの前みたいに犯してくださいとか言って命乞いするつもり?」
「やだな、そんなに僕のこと抱きたいの? 僕が魅力的なばっかりに」
こいつの自意識過剰はもはや病気なんじゃないだろうか。俺はそっと厨の包丁を手に取った。
「や、やめて。そんな物騒なもの置いてくれ。僕の手足を切り落としたって君は楽しくないだろう。血が飛び散って床が汚れてしまうよ。掃除に時間を取られるだけだ。それに僕の手足を捨てたら腐って虫が湧く。悪臭を放つかも知れない。だからと言って遠くに捨てに行くのも面倒だろう。ほら、何にもいい事がない。物騒なことはやめるべきだ」
「じゃあ君への苛つきをどう解消しろって?」
「それはその……」
狐は視線をさ迷わせる。
「お、お金を渡すから」
「俺はこの山から出ないからそんなもの必要ない」
「食べ物とか……」
「自分で調達出来る」
「山で見つけた景色が綺麗な場所の情報を」
「俺がそんなもの見たがると本気で思ってる?」
狐の提案を尽く一蹴していけば狐の顔色はどんどん悪くなっていく。とても分かりやすく焦っている。面白い光景だった。
いよいよ何も思いつかなくなったらしい狐は言葉を詰まらせる。長い沈黙の末、狐はぽつりと呟いた。
「……お……」
「お?」
「犯してくださいお願いします」
狐はその場に土下座した。普段偉そうにしているくせに諦めだけは早い。
さてどうしようか。今後も付き纏われて面倒そうだから殺したいという気持ちもある。犯して終わりでも別に構いはしないという気持ちもある。どっちでもいい。
どっちでもいいから、本人の希望に合わせよう。
そういう結論に至ったので、俺は狐を四つん這いにさせ背後から犯していた。
「あっ……あっ…んんぅ……!」
奥まで突っ込んでいないとはいえ、狐は喘ぐような声を上げている。以前は潰れた汚い声ばかりあげていたのが嘘のようだ。
「……前より、悲鳴あげなくなったね。慣れた?」
「き、みの、とんでもないものに何度もこじ開けられたせいで、拡がってしまったんだ」
「要は気持ちいいって?」
「それは君だろ? そんなに勃起して。僕の中気持ち良くて堪らない?」
こいつは減らず口を叩かないと死ぬんだろうか。ちょっと余裕があるとすぐにこれだ。
「ん、ぐッ! ゔ、うゔぅッ……! そこ、や、め゙…ううぁ゙ッ……!」
こいつの嫌いな結腸の入口を突き上げると狐は苦しげに声を上げる。腰を掴み、ぐ、ぐ、とそこに亀頭を押し付ける。
「や、だ、そご、や゙だ……ごめんなざ……」
無視してどちゅりと亀頭をそこに侵入させると狐は悲鳴を上げながら身体を大きく震えさせて床に崩れ落ちた。
「あ゙──、あ゙ッ……ああ゙…ッ!」
「体勢崩さないで」
「っむちゃ、言わ、ないで、くれ」
手足をがくがくと震わせながら何とか四つん這いを保とうとしているが、今にも崩れそうだ。
狐の様子には構わず、亀頭を引き抜きまた強引に結腸の入口をこじ開ける。狐は今度こそ崩れ落ちて、尻だけを高く突き上げた状態でびくびくと震えていた。
「ひぅ゙ゔ…ああ゙あ゙っ……いや゙ぁ……!」
「今日は吐かなかったね」
「ん゙ッ…うゔう……! 」
くるしいと狐は絶え絶えに訴えてくる。
「体勢戻して」
「うゔ……うごか、ないでぇ……!」
突き上げるのを止めてやると狐はぶるぶると震えながら四つん這いの体勢に戻る。接続部に目をやると後孔はぎちぎちに拡がり皺が伸びきっていた。
「もういい?」
「ッ…あ゙、や゙ああ゙ッ…奥、駄目……!」
腰を掴んで抽挿を再開させた。少し動くだけで狐は苦しげな声を上げる。顔は見えないがきっと泣いているだろう。
「ッ……あっ……んん゙ぅ゙ーー……! やだ、そこ、やめて……!」
いやいやと首を横に振る狐の腹の方へ手を伸ばし性器を握りこんだ。どうせ萎えているだろうと思っていたけれど、そこは硬くなって先走りを垂れ流していた。
「まさか奥でも感じるようになった?」
「ーーーッ!」
狐は息を飲んで床に着いた手をぎゅっと握り締める。明らかに図星を突かれた反応だ。
「気持ちいいんだ」
「よく、ない……ッ……んああッ……!」
「じゃあもっと嫌そうな声出せよ」
抽挿をゆっくりとした動きに変えると狐は分かりやすく喘ぎ、性器はぴくぴくと反応して更に先走りを流す。
「ッッ…う、うゔ……んうぅう……!」
「イキそう?」
「や、めて、ほんと、にぃっ……やっあっあ゙っ……! ああ゙ッ……! ああーー……!」
突き上げながら前を扱くと狐は面白いぐらいに反応した。びくびくと震えながらぎゅううと中を締め付け、気持ちよくて堪らないといった声を上げる。
「イ、く、いっちゃうっ、ッあああ……!」
狐は背を仰け反らせ、どぴゅりと精液が飛ぶ。
「ん゙ぅうゔ……っ! や、あ゙っ、あ゙ッいま、やめで、イ゙、った、からぁ……!」
性器を扱くのは止めず、中をさっきよりも荒く突き上げると狐は切羽詰まった声を上げた。逃げようとするのを押さえ付け、深く突き入れる。
「ん゙ーーッ!ああ゙ッ…あ゙ーー! やだ、やめでっ、やああ゙あ゙!」
「なか、すご……」
ずっと搾り取るようにうねっている。
「あ゙ッ…ア゙ッ…やだ…あああ゙あ゙ッ……!」
「……」
狐はぶんぶんと首を横に振っている。きっと、散々泣いて酷い顔をしてる。
その顔を見たくなったので、一度中から性器を引き抜き、狐の手を引き仰向けにさせた。狐の顔は案の定涙でぐちゃぐちゃだった。穴に性器を再び押し付けると表情はすぐに怯えたものに変わる。その表情を楽しみながら一気に深く突き上げた。
「ーー~ッッ! ぃ゙、ああ゙ッ…あ゙ーーッ!」
狐は声を上げ表情を歪ませる。奥をこじ開けどちゅどちゅと荒く腰を打ち付ける。奥でも感じるようになったらしい狐は、荒い動きに苦しげな声を上げつつもまた性器を勃起させている。そこを扱いて喘がせながら、きつく締め付けてくる中に射精した。
動きを止めれば狐の涙で赤くなった目が俺に向けられる。
「あ……お、終わり……? 満足した……?」
「まだ」
「や゙……も、やだ……ぐる、じ……」
狐は弱々しく声をあげてぐったりとしている。その様子を眺めていると、ふと、薄く色付いた乳首が何となく目に付いた。
「ひうっ!」
そこを軽く撫でると狐は大きな声を上げた。大袈裟な、と思いながらくりくりとそこを弄る。
「やめっ……やめてくれ、触らないでくれ!」
狐は俺の手を振り払い腕で胸を庇う。さっきまでぐったりしていたくせに、随分元気だ。
「……もしかして君」
狐の腕を掴みあげ、強引にそこを撫で、軽く抓る。
「ひゃううッ……!」
狐は鼻にかかった声を上げる。
「そこ物凄く敏感なの? ちょっと触られて喘ぐぐらいに?」
「ちが、触られたらむずむずして変な気分になるだけだ!」
「それを気持ちいいって言うんだろ」
「だから違う!」
必死な様子でうるさく叫ぶ。けれど、乳首をかりかりと引っ掻くと途端に表情は情けないものに変わり、喘ぐような声を上げる。
「あぅっ、…く、ぅうう…んううッ……!」
「なるほど。気持ちいいんだ」
「よ、くないッ」
「そんな反応しといてよく言う」
狐の抵抗をいなしながらすりすりと擦り合わせたり、押し潰したりしていると、狐は俺の腕を掴んで堪らないと言った様子で叫んだ。
「君がっ、君がイッて満足すればいいだけなんだから僕が感じてるかどうかなんて君に関係ないだろ!」
それは、そうだ。こいつが感じているからって俺が気持ちいい訳でもないし、関係は無い。のだけれど。
「ひぃいいっ!」
きゅ、と強めにつまめば狐は過敏に喘ぐ。この情けない姿を見ていると、弄り倒したくなる。
後孔から性器をずるりと引き抜き、狐を起き上がらせた。背面座位の状態で後ろから挿入し、背後から乳首に手を回す。弄りやすいからこの体勢にしたのだと気付いたらしい狐は手足を振り乱して暴れる。
「や、め、離してくれ、やめて」
「あんまり邪魔するなら腕折るよ」
耳元でそう言うと狐は身体をびくつかせて、それから何故かまた俺から離れようとした。いつもはすぐに怯えて諦めるのに妙な反応だ。体を押さえ込み、無理やり引き戻してもう一度耳元に口を寄せる。
「逃げるなって」
「ッ……うぅ、そこ、そこで、喋らないでくれ!」
「は?」
狐は必死な様子で訴えてくる。まさかと思い耳にふっと息を吹きかけると狐はぷるぷると震えた。
「耳も弱いんだ?」
「弱くない!」
この反応、確実に弱いのだろう。存外性感帯が多いようだ。犯すばかりで穴と性器以外身体を触ったことはほとんど無いから知らなかった。他の場所も弱いのだろうかと思いながら軽く首筋を舐め上げ、脇腹や足の付け根を撫でさする。
「ひっ……!? や、やめて……!」
手と舌が動く度に狐はびくりと身体を揺らし身を捩ってじたばたと逃げようとする。この反応からしてどこも相当弱いらしい。
「あっ…やッ……んぅぅ…っ! やだ、触らないで……」
しばらく身体を撫で回したけれど、やはり一番反応するのは乳首のようだ。さっき少し弄っただけだというのに硬くなってぴんと立ち上がっている。
「んぅーー……! やだ、やめてぇ……!」
硬くなったそこを軽くつまみ、指を擦り合わせるようにして弄ると狐は声を上げながらびくびくと震えた。弄る度に中がうねり、強く締め上げてくる。胸からの刺激と、勝手に中を締め付けたことで感じているのか、狐の性器の先端からは先走りがとぷりと溢れ出して来ている。少し触ればすぐ射精しそうだ。
「またイきそう?」
「ん゙ううッ……ッあ、ああっ、擦っちゃ、駄目、いっちゃう、やだ、いく、いくっ……!」
片手で乳首をぎゅっとつまみ、片手で性器を扱きあげてやれば狐は呆気なく僅かに薄くなった精液を吐き出した。
「あっ……ぁっ……」
「そんなにここ気持ちいい?」
「よ……よくないって、言ってるじゃないか!」
「そう」
「ひ、っあ、なんでまた触るんだ……!」
「気持ちよくないなら触ったって問題ないだろ」
狐は悔しそうに唸る。何故そこまで認めたくないのかは知らないがこいつなりに矜持があるんだろう。馬鹿なりの矜持が。
触れるか触れないかの距離で撫で回したり、弾いたり、押し潰したり、どんな触り方をしても狐はびくびくと反応する。暫くそうして遊んでいると、狐はいつの間にかまた勃起していた。
「うゔっ、んぁっ…んうー……! や゙ぁぁ……!」
「気持ちいい?」
「っひぅ、あ゙っ……ああっ、きもち、い、から、そこ、よわいから、やめてぇ゙……!」
ようやく認めた。しかし別に認めたからといって止めるなんて一言も言っていないので弄り続ける。
「も、やだ、気持ちいいの、やだ……」
ぐすぐすと泣いた狐は、自分の性器の根元をぎゅっと握り締めた。射精したくて自分で扱きあげる気なのかと思いきや、握り締めたまま動こうとしない。
「何してるの?」
くちくちと指先で亀頭を弄りながら尋ねる。狐は喘ぎながらも手を離そうとはしない。
「っう、ぅう……これ、以上イくと、苦しいから、イキたくない」
「……へえ」
その状態でいるのも相当苦しいだろうに。まあいい。こいつがやりたいのだから自由にさせておけばいい。
乳首を弄る手の動きを再開させ、ぎゅっと強くつまみぐりぐりと擦り合わせる。狐の身体は強ばり肩がびくんと跳ねた。
「あっあっ……ッあ゙ぁあ! やっ、はなして……! ひぅッ…ゔう……ああッ!」
「ん……」
よっぽど感じているのか、狐は中をきゅうきゅうときつく締め付けてくる。きつい締め付けに思わず口から声が漏れた。それを聞いた狐はぴくっと微かに反応した。
締め付けが明らかに意図的なものに変わり、狐は腰を揺すり始める。狐の考えていることが何となく分かった。俺をイかせさえすればいいと思ってるんだろう。
「動かなくていい」
「や、あっ」
腰を掴み押さえ付け、片手で乳首を弄り続ける。
「なんで、今日は、そんなに僕のこと弄るんだ……!」
なんでって、反応が面白いからだ。ほんの少し弄っただけで過敏に反応して喘ぎ倒す。こんな面白いものないだろう。
返事をせずに親指と中指で乳首を軽くつまみ、人差し指で先端をかりかりと弄ると狐はびくりと震えた。
「ひううッ、あっ、あっ……だから、なんでぇぇ……!」
狐はひんひんと泣いている。
しかしその数秒後、狐ははっとしたようにぴたりと泣きやみ、動ける範囲でばっと俺の方を振り返った。
「僕のことを気持ちよくさせたいってことは、僕に奉仕したいってことは、さては君、僕のこと大好きだろう!?」
「……」
この数秒で、何故、どうしてそんな結論になったんだ。玩具扱いされているという発想はないのか。
自信満々に言ってのけた狐に呆れ果てていたら、無意識のうちに乳首をつまんでいた指先にきゅっと力を込めてしまった。狐はぴくんと肩を揺らす。
「ひぅっ……や、やめ、抓らないで。僕はもっと穏やかで丁寧な優しい触り方の方が好きだよ」
「君の好みなんて知らない」
「僕のこと悦ばせようとしてるんだから知ってくれ」
「してない」
ぎゅううと強く抓ると狐は喘ぎ声を漏らす。
「もう君黙ってなよ。その方がかわいげがある」
「っ……!」
狐は一瞬身体を硬直させる。これで大人しくなるかと思えば、ぽそりと「かわいいと言われた」なんて声が聞こえてきた。
ああ、もう、駄目だこいつ。頭に自尊心しか詰まってない。
「んっ…んん゙ぅー…ッ!」
強く抓りあげたたまま一際強くぐりぐりと擦り合わせるように刺激すると狐は過敏に反応する。狐からの制止の声も触り方への要望も全て無視し、触り方を変えながら執拗にこねくり回した。
「ね、ねえ、そろそろ、ほんとにっ、や゙めて……! きもち、っ、いい、きもちいいから……! もう、充分だから……! あ゙あぅっ……!」
さっきまで以上に、やけに切羽詰まった様子だった。しかし止めてやる気も起きなかったので構わず弄り続ける。芯を持って硬くなっているそこをぐりぐりと押し潰し、時折指で弾き、指で擦り合わせる。
「離して、お願いっ、なん、か、ぁあ゙っ…! なんか、変、ッ~~~~ーー!」
「う、ん……っ」
ふいに狐の全身が強ばり、中がうねるように締まる。射精したんだろうかと思ったが、狐は相変わらず自分の性器を握り締めていて、性器も震えているだけで何も吐き出してはいない。狐はびくびくと足を痙攣させている。
「あっ……あッ……?」
「胸だけでイッたの?」
「え……あ? う……そ……」
性器を握り締めたままの狐は自分の身体に起きたことが信じられなさそうにしている。前立腺への刺激だけでイく奴は見たことがあるが胸への刺激だけでイく奴は初めて見た。
すり、と放心している狐の乳首を指先で撫でる。油断していたのだろう狐は身体を震わせながら息を飲んだ。
「もう一回やって見せて」
「え、っ、や゙、やだ……! もうやだ……!」
構わずにくりくりと軽くそこを弄る。一度イッて益々敏感になっているのか、狐は背を反らしびくびくと震える。
「んん゙ぅぅー…っ! や、待って、ま゙って、もう無理! あ、たま、へんになる……!」
「君は元から変だろ」
殺されかけたり吐くほど犯されてもまだ俺のところに来るんだ。変に決まってる。
散々弄り倒しイかせまくったあと解放してやると、狐は「動けない」なんて呟いた後に床に力無く寝転がった。イキまくっていたせいか蕩けたような顔をしている。
「君って、毎度毎度なんで俺のところに来るの?」
「ん……君の、驚いた顔が見たいからだよ。鬼を騙せるなんて、貴重な経験じゃないか」
「じゃあ今日も満足? 動けなくなるほどいじくり倒されても?」
狐は静かにこくりと頷く。
「難儀な性格してるね」
しばらく放置していると狐は寝息を立て始めた。外に放り出しても良かったのだけれど、後からうるさく文句を言ってきそうだったので布団代わりの布切れだけかけてそっとしておいた。
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