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第7章
第461話 黒い服軍団
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「新学期が‥‥。その頃にはクラウスの行方は分かるかしら‥‥。」
「ああ~、どうだろう‥‥。きっとさ‥‥何か情報は入るよ!」
カイルさんがちょっとワタワタしていた。
エッダさんはクラウスさんに会いたいのかな。行方が知りたいだけなのかな。
そんな事を考えていたら、何か声が聞こえてきた。
『ポヨンポヨン』
「あ‥‥!」
思わず声に出しちゃったら、ラルフ君達に顔を覗き込まれた。
「どうしたの?ソーマ君。」
「ううん。何でもないよ‥‥。」
そう答えてから、プニョン君に念話で返事をした。
『プニョン君、何かあった?』
『人ポヨン。黒ポヨン。』
『え、黒尽くめの人を探してくれたの?』
『黒ポヨン黒ポヨン』
ダンジョンの中に居た人で、黒い服の人を見つけたけど連れて来ようかって。
『ええ?ここに?』
キョロキョロと辺りを見回した。
すぐ近くにはリヒャルトさんとインゴさんが居て護衛してくれている。
出発のタイミングだからか護衛騎士らしき人が沢山待機しているようだ。
もしも、この場に悪の集団の一味が出てきたとしても、捕まえてもらえそう。
あ、でも、宿のロビーに出てきたら、宿に迷惑がかかっちゃうかもしれないよね。
連れてくるなら宿の外にしてもらおう。
悪の集団じゃなくて黒い服を着た冒険者を連れてきちゃったらどうしよう。
まあ、悪い人とかじゃなければ大丈夫かな。ダンジョン探索中だったら、ワープ池で戻って貰えば良いか。
『プニョン君。ここじゃなくて、建物の外にしてくれる?』
『ポヨン!』
プニョン君から気合いが入った返事がした。
そして次の瞬間、外から何か叫び声がした。
え?もしかしてもう出しちゃったの?
ワープさせるタイミングが来たら伝えようと思ってたんだけど、そう言えば何時出すかについては全然話してなかった。
宿の外に出てみると、宿の従業員の人が騒いでいる。その先に、黒っぽい姿が沢山。
「な、何だ?」
「またトラップか?明るい!?」
「何処だここは!」
黒っぽい服を着た人たちが宿の前の通りの真ん中で尻餅をついたみたいな状態でキョロキョロしている。
黒い外套だったり鎧だったりを着ているけど剣とか盾を手にしていて、冒険者っぽい人が多い。
もっと近づいてみようとすると、リヒャルトさんの腕が僕の前に出てきて遮った。
「何かあったの?」
バタバタとラオウル君が僕を追って、宿から出てきた。その後ろにラルフ君とロルフ君、少し遅れてギルベルト君もやってきた。
ラオウル君は通りに座り込んでいる黒い服の人達を見てギョッとした様子で目を見開いた。
「な、何だ?冒険者が沢山?」
冒険者らしい人が数人立ち上がったところで、騎士達が黒い服軍団を取り囲んだ。
「ここで何をしている?」
「わ、分かんないっすよ。」
黒い服軍団の人達は、騎士に尋ねられて困惑した様子で肩を竦めた。
エッダさん達も様子を見に出てきた。あまり近づかずに宿の玄関付近から遠巻きに見ている。
「ああ~、どうだろう‥‥。きっとさ‥‥何か情報は入るよ!」
カイルさんがちょっとワタワタしていた。
エッダさんはクラウスさんに会いたいのかな。行方が知りたいだけなのかな。
そんな事を考えていたら、何か声が聞こえてきた。
『ポヨンポヨン』
「あ‥‥!」
思わず声に出しちゃったら、ラルフ君達に顔を覗き込まれた。
「どうしたの?ソーマ君。」
「ううん。何でもないよ‥‥。」
そう答えてから、プニョン君に念話で返事をした。
『プニョン君、何かあった?』
『人ポヨン。黒ポヨン。』
『え、黒尽くめの人を探してくれたの?』
『黒ポヨン黒ポヨン』
ダンジョンの中に居た人で、黒い服の人を見つけたけど連れて来ようかって。
『ええ?ここに?』
キョロキョロと辺りを見回した。
すぐ近くにはリヒャルトさんとインゴさんが居て護衛してくれている。
出発のタイミングだからか護衛騎士らしき人が沢山待機しているようだ。
もしも、この場に悪の集団の一味が出てきたとしても、捕まえてもらえそう。
あ、でも、宿のロビーに出てきたら、宿に迷惑がかかっちゃうかもしれないよね。
連れてくるなら宿の外にしてもらおう。
悪の集団じゃなくて黒い服を着た冒険者を連れてきちゃったらどうしよう。
まあ、悪い人とかじゃなければ大丈夫かな。ダンジョン探索中だったら、ワープ池で戻って貰えば良いか。
『プニョン君。ここじゃなくて、建物の外にしてくれる?』
『ポヨン!』
プニョン君から気合いが入った返事がした。
そして次の瞬間、外から何か叫び声がした。
え?もしかしてもう出しちゃったの?
ワープさせるタイミングが来たら伝えようと思ってたんだけど、そう言えば何時出すかについては全然話してなかった。
宿の外に出てみると、宿の従業員の人が騒いでいる。その先に、黒っぽい姿が沢山。
「な、何だ?」
「またトラップか?明るい!?」
「何処だここは!」
黒っぽい服を着た人たちが宿の前の通りの真ん中で尻餅をついたみたいな状態でキョロキョロしている。
黒い外套だったり鎧だったりを着ているけど剣とか盾を手にしていて、冒険者っぽい人が多い。
もっと近づいてみようとすると、リヒャルトさんの腕が僕の前に出てきて遮った。
「何かあったの?」
バタバタとラオウル君が僕を追って、宿から出てきた。その後ろにラルフ君とロルフ君、少し遅れてギルベルト君もやってきた。
ラオウル君は通りに座り込んでいる黒い服の人達を見てギョッとした様子で目を見開いた。
「な、何だ?冒険者が沢山?」
冒険者らしい人が数人立ち上がったところで、騎士達が黒い服軍団を取り囲んだ。
「ここで何をしている?」
「わ、分かんないっすよ。」
黒い服軍団の人達は、騎士に尋ねられて困惑した様子で肩を竦めた。
エッダさん達も様子を見に出てきた。あまり近づかずに宿の玄関付近から遠巻きに見ている。
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