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第7章
第387話 汗拭きタオル性能検証
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このカプセルソリ、物理耐性つけたら海で使えないかな。ああ、そのまま大型魔獣に呑み込まれたりしちゃいそうだね。
カプセルソリで遊んだら、プティもかなり満足した様子だ。今まで宿の部屋でちょっと退屈させちゃってたのかな。
「プティ。宿で一人にさせちゃってごめんね。退屈だった?」
「にゃーん。」
(平気ニャン。時々遊んでくれれば良いにゃ。)
「プティ~。」
ギュッとプティを抱きしめるとゴロゴロ喉を鳴らしていた。可愛い。
温泉にちょっと浸かってから、よく冷えたダンフルミルを飲む。
腰に手を当てて飲むのが習わしなんだよと説明したら、ダンジョンマスター達が真似してた。皆揃って腰に手を当ててダンフルミルを飲む光景って、楽しい。
「ダンジョンポヨン。ダンフルミルポヨン」
プニョン君は、冒険者達が入る方のダンジョンでダンフルミルとかをドロップするようにしてくれたらしい。
そのうち、ユガーラン村やアタムスン村にもダンフルミルが出回るようになるかな。楽しみ!
「温泉ポヨン。罠ポヨン。」
「あ、プニョンダンジョン内にも温泉できたの?10回に1回は罠で別の所に飛ぶの?大丈夫?」
プニョンダンジョン内のワープ池で、温泉のある泉にワープできるようにしたそうだ。でも10回に一回は違う場所にランダムに飛ぶんだって。
それって危ない場所に飛んだら大変じゃない?
「浅層ポヨン。池ポヨン。」
お試しで浅い層にだけそういうトラップを作ったそうで、ランダムに移動する先も浅い階層のエリアにしてあるんだそうだ。
温泉行きだけじゃなくて、他の場所に行くワープ池も作っているそうだ。
プニョン君、ダンジョン作り楽しんでるなぁ。
温泉から上がろうtした冒険者が、うっかり踏んじゃうような場所に作ったワープ池は、危険だから止めておいてもらおうかな。
ダンジョン遊技場から戻って来て、宿の遊戯室に行ってみたら、皆で「汗拭きタオルを試す会」を開催していた。
まあ、テーブルボールをやってるだけなんだけど。
「あ、ソーマ君。汗拭きタオル、持って来た?」
僕が遊戯室に入って行くとスパーンと格好良くスマッシュを決めたラルフ君が、僕を振り返って笑いながら言った。そして、テーブル脇に引っ掛けてあった
汗拭きタオルを取って首筋を拭いていた。
「もってきたよ。あれ?皆何か付けてる?」
汗拭きタオルは、干す時に便利なように端っこに小さい輪っかが紐で作られているんだけど、その輪っかにそれぞれ色の違うリボンが結びつけられていた。
「ああ、これ。皆同じだとさ。間違えるから。」
「あ、なるほど。僕も真似しよう。」
ラルフ君が青、ロルフ君が赤、ギルベルト君がオレンジ、ラオウル君が黄色のリボンを付けてたので、僕は翠色のリボンを取り出して汗拭きタオルにくくり付けた。
「誰のだか判るようにするアイデア、良いね。」
「タオルに直接名前書こうかと思ったけど、新品だから何となく躊躇しちゃった。」
「輪っかの所にネームタグ付けてもよいかもね。」
使って見ると色々アイデアが出てくるのって面白い。後で叔父様にも伝えておこう。
僕も汗拭きタオルの使い心地を試すことにして、ダブルス対決。勝負じゃなくて、五人のうち四人でダブルスして、一人は審判。どちらかでも点を取って合計10点になったら
一人交代してローテーションしていく。10点の間だけしか休めないので結構ハード!
あっという間に汗だくになっちゃった。
「勝負の方が面白いかと思ったけど、これはこれで忙しなさが面白いね。」
「ふぁー、暑いー!」
30分くらいやって皆汗びっしょりかいて、座り込んだ。汗拭きタオルは大活躍なんだけど、シャツも汗だくになっちゃった。
ロゴマーク入りのシャツとかもやっぱりあると良いなあ。
カプセルソリで遊んだら、プティもかなり満足した様子だ。今まで宿の部屋でちょっと退屈させちゃってたのかな。
「プティ。宿で一人にさせちゃってごめんね。退屈だった?」
「にゃーん。」
(平気ニャン。時々遊んでくれれば良いにゃ。)
「プティ~。」
ギュッとプティを抱きしめるとゴロゴロ喉を鳴らしていた。可愛い。
温泉にちょっと浸かってから、よく冷えたダンフルミルを飲む。
腰に手を当てて飲むのが習わしなんだよと説明したら、ダンジョンマスター達が真似してた。皆揃って腰に手を当ててダンフルミルを飲む光景って、楽しい。
「ダンジョンポヨン。ダンフルミルポヨン」
プニョン君は、冒険者達が入る方のダンジョンでダンフルミルとかをドロップするようにしてくれたらしい。
そのうち、ユガーラン村やアタムスン村にもダンフルミルが出回るようになるかな。楽しみ!
「温泉ポヨン。罠ポヨン。」
「あ、プニョンダンジョン内にも温泉できたの?10回に1回は罠で別の所に飛ぶの?大丈夫?」
プニョンダンジョン内のワープ池で、温泉のある泉にワープできるようにしたそうだ。でも10回に一回は違う場所にランダムに飛ぶんだって。
それって危ない場所に飛んだら大変じゃない?
「浅層ポヨン。池ポヨン。」
お試しで浅い層にだけそういうトラップを作ったそうで、ランダムに移動する先も浅い階層のエリアにしてあるんだそうだ。
温泉行きだけじゃなくて、他の場所に行くワープ池も作っているそうだ。
プニョン君、ダンジョン作り楽しんでるなぁ。
温泉から上がろうtした冒険者が、うっかり踏んじゃうような場所に作ったワープ池は、危険だから止めておいてもらおうかな。
ダンジョン遊技場から戻って来て、宿の遊戯室に行ってみたら、皆で「汗拭きタオルを試す会」を開催していた。
まあ、テーブルボールをやってるだけなんだけど。
「あ、ソーマ君。汗拭きタオル、持って来た?」
僕が遊戯室に入って行くとスパーンと格好良くスマッシュを決めたラルフ君が、僕を振り返って笑いながら言った。そして、テーブル脇に引っ掛けてあった
汗拭きタオルを取って首筋を拭いていた。
「もってきたよ。あれ?皆何か付けてる?」
汗拭きタオルは、干す時に便利なように端っこに小さい輪っかが紐で作られているんだけど、その輪っかにそれぞれ色の違うリボンが結びつけられていた。
「ああ、これ。皆同じだとさ。間違えるから。」
「あ、なるほど。僕も真似しよう。」
ラルフ君が青、ロルフ君が赤、ギルベルト君がオレンジ、ラオウル君が黄色のリボンを付けてたので、僕は翠色のリボンを取り出して汗拭きタオルにくくり付けた。
「誰のだか判るようにするアイデア、良いね。」
「タオルに直接名前書こうかと思ったけど、新品だから何となく躊躇しちゃった。」
「輪っかの所にネームタグ付けてもよいかもね。」
使って見ると色々アイデアが出てくるのって面白い。後で叔父様にも伝えておこう。
僕も汗拭きタオルの使い心地を試すことにして、ダブルス対決。勝負じゃなくて、五人のうち四人でダブルスして、一人は審判。どちらかでも点を取って合計10点になったら
一人交代してローテーションしていく。10点の間だけしか休めないので結構ハード!
あっという間に汗だくになっちゃった。
「勝負の方が面白いかと思ったけど、これはこれで忙しなさが面白いね。」
「ふぁー、暑いー!」
30分くらいやって皆汗びっしょりかいて、座り込んだ。汗拭きタオルは大活躍なんだけど、シャツも汗だくになっちゃった。
ロゴマーク入りのシャツとかもやっぱりあると良いなあ。
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