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第7章
第348話 レイクサーペント討伐
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父様とガリオンさんが何か話をしている様子も移っていた。少しして父様と騎士さん達、ガリオンさん、何人かの冒険者が湖畔に歩いていった。
騎士さん達はゴトゴトと装置を運んでいた。バリスタ?弩砲っていうのかな。それをいくつも湖の周りに配置している。
ガリオンさん達も荷車に何か乗せて来ていた。
水辺近くで荷車の上にかけていた布をはずした。
「うわっ」
布の下の積荷を見て思わず声を出しちゃった。角狼の死体が積み重なっている。何?どうするんだろう。
冒険者達が二人一組で、角狼の身体を持ち上げて、ポーンと湖に投げ込んだ。
ザブーン!大きな音がして水しぶきが散った。数秒後にザバーンと飛び出して来たのは魔魚。角サーモンだ。うわっ、角狼に喰い付いてる。
バシャーン!次々に角狼を放り込むと、角サーモンもバシャバシャと何匹も寄って来た。
ええー?角サーモンって角狼食べるの?
ビックリしてみていたら、水面に角サーモンよりずっと大きな影が浮かび上がって来た。
「来たぞ!」
ガリオンさんが大きな声で叫んだ。
次の瞬間、水面に大きな水しぶきが吹き上がって、レイクサーペントが姿を現した。でか!ぐわぁーっと大きな口を開けて角サーモンを呑み込んでいる。
「炎打て!」
父様が合図をすると三台の弩砲から一斉に炎の矢がレイクサーペントに打ち込まれた。
ギュォォォォ!!
「風打て!」
続いて、風魔法が付与された矢が発射された。
ギュォォォォ!!
レイクサーペントが唸るように声を上げ、身体をよじった。
立て続けに攻撃をされたレイクサーペントの喉付近に傷が出来ていた。と言っても傷が浅そうに見える。
ザシュ!!
レイクサーペントの喉付近が切り裂かれて血が吹き出た。うん?今のはどこから?
よく見えなかったので少し離れた位置からの映像に切り替えた。
父様が剣を持っているが見えた。父様が剣を振った瞬間に風がレイクサーペントの喉を切り裂いた。続いてさらに弩砲から追撃。
もう一度風の刃。
ギュォォォォ!ギュォ‥‥ッ。バシャーン!!
レイクサーペントの頭が水の中似た折れ込んだ。赤く色づいた水しぶきが高く跳ね上がった。
ガリオンさんが槍を持って飛び込んで行って、レイクサーペントの目につき立てた。
ギュォォ!
バシャン!!まだレイクサーペントがもがいて水しぶきを上げている。
そこに父様が突っ込んで行って、剣で直接斬りつけた。
バシャーン!
レイクサーペントの頭が水の中に落ちた。
「‥‥思ったより固かったな‥‥。」
父様が呟いたのが聞こえた。
「おおー父様凄い。」
「流石だねぇ。」
映像を見ていた叔父様が笑った。
「弩砲は火と風と二種類あったね。」
「よく見ていたね。レイクサーペントは魔法耐性が強いからね。特に水魔法耐性が強いので、火と風魔法を付与した物理的な矢で攻撃をしていたんだよ。」
叔父様が解説してくれた。
「組み合わせると強いの?でも父様の風の刃もかなり効いていたみたいだったよ。後、最後はスパッと剣で一撃じゃなかった?」
「弩砲で傷を作った所を狙っているから、余計に効いているんだと思うよ。‥‥兄上の攻撃は破壊力があるけどね。弩砲だけでももう少し時間をかければ討伐できるとは思うけど‥‥。うーん、魔獣の数が多いような場合はもっと弩砲の殺傷力を上げた方がいいね‥‥。」
叔父様は映像を見ながら呟いていた。弩砲は最近新しいのを作ったばかりだったので、お試しみたいな意味もあったんだって。もっと南の国境近い側のエリアは、レイクサーペント程大きいのはそう多くないけど、魔獣の数が多いらしい。それで、新しい弩砲を製作中なんだそうだ。
「こういった映像で確認できるのは凄く役に立つよ。すばらしいよソーマ。」
叔父様は僕の頭をグリグリと撫でてくれた。僕は叔父様を見上げて訊いてみた。
「殺傷力の強い武器を作ってみようか?」
僕がそう言うと、叔父様が僕の顔を覗き込んで翠の瞳で微笑んだ。
「ありがとう。でもね。武器は凝り出すと切りがないからね。ソーマは自由に物を作ってくれていいんだよ。その方がきっと面白い物ができるからね。これみたいに。」
そう言って叔父様は映像を映し出していたシーサーペントの革を指し示した。
画像の中ではレイクサーペントが首を切り落とされて動かなくなっていた。
騎士さん達はゴトゴトと装置を運んでいた。バリスタ?弩砲っていうのかな。それをいくつも湖の周りに配置している。
ガリオンさん達も荷車に何か乗せて来ていた。
水辺近くで荷車の上にかけていた布をはずした。
「うわっ」
布の下の積荷を見て思わず声を出しちゃった。角狼の死体が積み重なっている。何?どうするんだろう。
冒険者達が二人一組で、角狼の身体を持ち上げて、ポーンと湖に投げ込んだ。
ザブーン!大きな音がして水しぶきが散った。数秒後にザバーンと飛び出して来たのは魔魚。角サーモンだ。うわっ、角狼に喰い付いてる。
バシャーン!次々に角狼を放り込むと、角サーモンもバシャバシャと何匹も寄って来た。
ええー?角サーモンって角狼食べるの?
ビックリしてみていたら、水面に角サーモンよりずっと大きな影が浮かび上がって来た。
「来たぞ!」
ガリオンさんが大きな声で叫んだ。
次の瞬間、水面に大きな水しぶきが吹き上がって、レイクサーペントが姿を現した。でか!ぐわぁーっと大きな口を開けて角サーモンを呑み込んでいる。
「炎打て!」
父様が合図をすると三台の弩砲から一斉に炎の矢がレイクサーペントに打ち込まれた。
ギュォォォォ!!
「風打て!」
続いて、風魔法が付与された矢が発射された。
ギュォォォォ!!
レイクサーペントが唸るように声を上げ、身体をよじった。
立て続けに攻撃をされたレイクサーペントの喉付近に傷が出来ていた。と言っても傷が浅そうに見える。
ザシュ!!
レイクサーペントの喉付近が切り裂かれて血が吹き出た。うん?今のはどこから?
よく見えなかったので少し離れた位置からの映像に切り替えた。
父様が剣を持っているが見えた。父様が剣を振った瞬間に風がレイクサーペントの喉を切り裂いた。続いてさらに弩砲から追撃。
もう一度風の刃。
ギュォォォォ!ギュォ‥‥ッ。バシャーン!!
レイクサーペントの頭が水の中似た折れ込んだ。赤く色づいた水しぶきが高く跳ね上がった。
ガリオンさんが槍を持って飛び込んで行って、レイクサーペントの目につき立てた。
ギュォォ!
バシャン!!まだレイクサーペントがもがいて水しぶきを上げている。
そこに父様が突っ込んで行って、剣で直接斬りつけた。
バシャーン!
レイクサーペントの頭が水の中に落ちた。
「‥‥思ったより固かったな‥‥。」
父様が呟いたのが聞こえた。
「おおー父様凄い。」
「流石だねぇ。」
映像を見ていた叔父様が笑った。
「弩砲は火と風と二種類あったね。」
「よく見ていたね。レイクサーペントは魔法耐性が強いからね。特に水魔法耐性が強いので、火と風魔法を付与した物理的な矢で攻撃をしていたんだよ。」
叔父様が解説してくれた。
「組み合わせると強いの?でも父様の風の刃もかなり効いていたみたいだったよ。後、最後はスパッと剣で一撃じゃなかった?」
「弩砲で傷を作った所を狙っているから、余計に効いているんだと思うよ。‥‥兄上の攻撃は破壊力があるけどね。弩砲だけでももう少し時間をかければ討伐できるとは思うけど‥‥。うーん、魔獣の数が多いような場合はもっと弩砲の殺傷力を上げた方がいいね‥‥。」
叔父様は映像を見ながら呟いていた。弩砲は最近新しいのを作ったばかりだったので、お試しみたいな意味もあったんだって。もっと南の国境近い側のエリアは、レイクサーペント程大きいのはそう多くないけど、魔獣の数が多いらしい。それで、新しい弩砲を製作中なんだそうだ。
「こういった映像で確認できるのは凄く役に立つよ。すばらしいよソーマ。」
叔父様は僕の頭をグリグリと撫でてくれた。僕は叔父様を見上げて訊いてみた。
「殺傷力の強い武器を作ってみようか?」
僕がそう言うと、叔父様が僕の顔を覗き込んで翠の瞳で微笑んだ。
「ありがとう。でもね。武器は凝り出すと切りがないからね。ソーマは自由に物を作ってくれていいんだよ。その方がきっと面白い物ができるからね。これみたいに。」
そう言って叔父様は映像を映し出していたシーサーペントの革を指し示した。
画像の中ではレイクサーペントが首を切り落とされて動かなくなっていた。
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