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第7章
第346話 プニョン駅始動
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『ザパーン!! ギュォォォォ!!』
広場ではお祭りが続いている中、宿に皆で戻って行った。
村の人達に心配をかけない為か広場に居る間は母様はにこやかで、「皆さん楽しんでね。」なんて挨拶をしていたけど、
宿に戻ると、かなり難しい表情になった。
偵察君で撮ってあった映像を手帳君に転送した。
宿で母様の部屋に入るまでは待ってから手帳君で映像を再生したものを母様に見せたら、母様がピクリと肩を震わせた。
うん。手帳君だと映像が小さいのにそれでも大迫力だよね。
あ、父様と叔父様にも転送しておこう。
メッセージもつけるよ。
『ユガー湖にレイクサーペントが出たよー。ユガッシー?』
現場では凄い迫力に圧倒されて大きさをきちんと観察とかできなかったんだけど、映像で見ると、湖から出ている頭部分だけでも、ガリオンさんの身長よりずっと大きかった。
胴体も樹齢の長い木の幹みたいに太い。
「‥‥これは騎士団出動になるわね。」
母様が呟くのとほぼ同時に、僕と母様の手帳君がピコンと鳴った。
「あ、父様だ。すぐ向かうって‥‥。」
領都からこっちに向かおうとしているみたい。あ、それならダンジョン鉄道を使った方が早いよね。
新しく作った駅、もう使えるかな。
父様にダンジョン鉄道に乗ってもらうようにお願いした。移動している間の時間で、到着駅を確認しよう。
プニョン君はダンジョン駅を人が利用するのを経験するのは初めてだから、ちょっと心配。
一旦、宿の自分の部屋に戻るってことにして部屋からダンジョンに移動した。
ピコン。手帳君がまた鳴った。叔父様も来るらしい。
父様と一緒にダンジョン列車で来てって伝えておこう。
「みんなー。父様と叔父様がダンジョン列車に乗ってこっちにくるよー。」
「利用客だコン。」
「温泉ランド使うペン?」
「池ポヨン。」
「温泉ランドはまだ使わないよ。あと、ワープ池は試験済み?皆安全に同じエリアにワープできる?」
「池行けポヨン。蛇ポヨン。」
プニョン君がポンポンと飛び跳ねた。
「え?蛇で試験したって何?」
「蛇ポヨン。湖ポヨン」
プニョン君が、ポヨポヨと飛び撥ねながら説明してくれる。
ワープの試験をするのに、ダンジョンの外に居る人間か魔獣で試す必要があったから、ダンジョンの外の湖にいた蛇魔獣を、ワープ池で移動させてみたらしい。
「え?湖の蛇?」
「ポヨン。」
もしかして、と思ってレイクサーペントの映像を見せたら「そうポヨン。蛇ポヨン。」とポンポン撥ねた。
「待って待って。そうするとユガー湖にレイクサーペントが出たのって、プニョン君がワープさせたからなの?」
「蛇ポヨン。オコポヨン。激オコポヨン。」
プニョン君がぷよぷよと撥ねながら苦労を語る。レイクサーペントが怒ってたって。レイクサーペントだって、いきなり知らない所に飛ばされたら怒るよね。
あ、話込んでいる場合じゃなかった。到着駅を整えないと。
到着駅は、大まかに言ってアタムスン村の下あたり。そこから、アタムスン村の裏手の山の中の出口に出るようになった。
ワープ池は止めておこうかと思ったんだけど、プニョンダンジョンのエリアの初めての駅利用だから、一度僕が試してみて大丈夫そうならそれでやってみることにした。
プニョン駅の列車の到着場所から、駅改札を一旦出る。右手にワープ池。左手にピン列車が待機している。
ワープ池を使うよって言っているんだけど、ピン君が切なそうに羽根をパタパタしてもの言いたげにこっちを見てる。ちょっと首を傾げているの可愛い。
「ピン君、ピン列車は戻るときに使うからね。」
「ペン!任せろペン!」
ピン君がシュタッとポーズを取った。
「ポヨン。ワープポヨン。」
目をつぶって、ピョンとワープ池に飛び込んだ。
広場ではお祭りが続いている中、宿に皆で戻って行った。
村の人達に心配をかけない為か広場に居る間は母様はにこやかで、「皆さん楽しんでね。」なんて挨拶をしていたけど、
宿に戻ると、かなり難しい表情になった。
偵察君で撮ってあった映像を手帳君に転送した。
宿で母様の部屋に入るまでは待ってから手帳君で映像を再生したものを母様に見せたら、母様がピクリと肩を震わせた。
うん。手帳君だと映像が小さいのにそれでも大迫力だよね。
あ、父様と叔父様にも転送しておこう。
メッセージもつけるよ。
『ユガー湖にレイクサーペントが出たよー。ユガッシー?』
現場では凄い迫力に圧倒されて大きさをきちんと観察とかできなかったんだけど、映像で見ると、湖から出ている頭部分だけでも、ガリオンさんの身長よりずっと大きかった。
胴体も樹齢の長い木の幹みたいに太い。
「‥‥これは騎士団出動になるわね。」
母様が呟くのとほぼ同時に、僕と母様の手帳君がピコンと鳴った。
「あ、父様だ。すぐ向かうって‥‥。」
領都からこっちに向かおうとしているみたい。あ、それならダンジョン鉄道を使った方が早いよね。
新しく作った駅、もう使えるかな。
父様にダンジョン鉄道に乗ってもらうようにお願いした。移動している間の時間で、到着駅を確認しよう。
プニョン君はダンジョン駅を人が利用するのを経験するのは初めてだから、ちょっと心配。
一旦、宿の自分の部屋に戻るってことにして部屋からダンジョンに移動した。
ピコン。手帳君がまた鳴った。叔父様も来るらしい。
父様と一緒にダンジョン列車で来てって伝えておこう。
「みんなー。父様と叔父様がダンジョン列車に乗ってこっちにくるよー。」
「利用客だコン。」
「温泉ランド使うペン?」
「池ポヨン。」
「温泉ランドはまだ使わないよ。あと、ワープ池は試験済み?皆安全に同じエリアにワープできる?」
「池行けポヨン。蛇ポヨン。」
プニョン君がポンポンと飛び跳ねた。
「え?蛇で試験したって何?」
「蛇ポヨン。湖ポヨン」
プニョン君が、ポヨポヨと飛び撥ねながら説明してくれる。
ワープの試験をするのに、ダンジョンの外に居る人間か魔獣で試す必要があったから、ダンジョンの外の湖にいた蛇魔獣を、ワープ池で移動させてみたらしい。
「え?湖の蛇?」
「ポヨン。」
もしかして、と思ってレイクサーペントの映像を見せたら「そうポヨン。蛇ポヨン。」とポンポン撥ねた。
「待って待って。そうするとユガー湖にレイクサーペントが出たのって、プニョン君がワープさせたからなの?」
「蛇ポヨン。オコポヨン。激オコポヨン。」
プニョン君がぷよぷよと撥ねながら苦労を語る。レイクサーペントが怒ってたって。レイクサーペントだって、いきなり知らない所に飛ばされたら怒るよね。
あ、話込んでいる場合じゃなかった。到着駅を整えないと。
到着駅は、大まかに言ってアタムスン村の下あたり。そこから、アタムスン村の裏手の山の中の出口に出るようになった。
ワープ池は止めておこうかと思ったんだけど、プニョンダンジョンのエリアの初めての駅利用だから、一度僕が試してみて大丈夫そうならそれでやってみることにした。
プニョン駅の列車の到着場所から、駅改札を一旦出る。右手にワープ池。左手にピン列車が待機している。
ワープ池を使うよって言っているんだけど、ピン君が切なそうに羽根をパタパタしてもの言いたげにこっちを見てる。ちょっと首を傾げているの可愛い。
「ピン君、ピン列車は戻るときに使うからね。」
「ペン!任せろペン!」
ピン君がシュタッとポーズを取った。
「ポヨン。ワープポヨン。」
目をつぶって、ピョンとワープ池に飛び込んだ。
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