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第7章
第332話 揉めてるらしい
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多分、当分は冒険者に護衛依頼を出したりしない予定だけど、今後の参考になりそうだから講座が出来たら受けたいかも。今度ロトヴィックさんに頼んでおこうっと。
夕食後は、温泉に入った。大浴場とかはなくて予約制の貸し切り浴室だったけど。
温泉風呂を堪能した後は、ラルフ君達の部屋でちょっとプティちゃん双六をして遊んでから部屋に戻った。
僕は宿でも一人部屋なんだ。プティも一緒だけどね。
部屋に戻ったら、ストレージルームに入って,ソファにゴロンとした。
なんとなく、宿のベッドより、慣れたソファの方が落ち着く気がしたんだ。
「一日で色々あったねー。」
「にゃーん。」
(疲れているならちゃんと寝た方が良いにゃ)
「あー、うん。何かここの方が落ち着くんだもん。」
宿のお部屋は悪くはないんだけどね。
(ここにベッドも出せば良いにゃ)
「あ、そっか。」
マジック財布の中にベッドも入ってる。出しちゃおう。
マジック財布に手を突っ込んで、ストレージルーム内にベッドを配置した。
ストレージルームは、全体ではかなり広いんだけど、落ち着く様に僕の部屋サイズに壁で区切ってるんだ。
「わあい。」
ベッドに移動したらプティもベッドに飛び乗って来た。ポンポンと撥ねてる。可愛い。
ゴロンとしながら手帳君を見たら、父様、叔父様、兄様からメッセージが来ていた。
「ああ、メッセージ来てる。返事かかないと‥‥。」
ベッドに横になったら何だか凄く眠くなってしまった。
でもお返事しないと心配するかな。
頑張って「おやすみ」とだけ書いて送った。
ストレージルームに入ってすぐ寝落ちしてしまったみたいで、目が覚めたらまだ明け方の時間だった。外はまだ暗い。
ストレージルームの壁に外の様子を映しているから、まるで大きな窓が有るみたいな感じだ。
昨日、ばらまいた偵察君の映像が、いくつか壁に映し出されている。遠くの山の方で空が明るくなりつつある。
「にゃーん」
(おはようにゃ)
「おはようプティ!」
プティも目を覚ましたみたいだ。背中を撫でた後、お腹をくすぐったら、手を前足で掴まれて軽く猫キックされた。
可愛い。
プティとゴロゴロしながら、偵察君から送られて来た映像を暫く眺めていた。
少し山道まで飛んで行った偵察君からは、角狼がうろついている映像も送られて来ていた。
「角狼もいるし、山の中で迷ったりしても嫌だし、やっぱりもうちょっと偵察君を飛ばそう。」
ストレージ錬金ルームで大量生産した「偵察君」を、近隣に配置する様に指示をだした。
手帳君とかの通信があるから、通信の魔道具は最小限飛ばしていたんだけどね。
『マスター、マスター!揉めてるコン!』
『ポヨン』
『ペン!ペン!』
ダンジョンマスター達から通信が入った。揉めてるってどういうことだろう。
「どうしたの?」
手帳君で返信したけど、直接話した方がはやそうなので、行ってみることにした。
クーちゃんがちょっと困り顔。腕組みをして三本の尻尾ををゆさゆさ揺らしている。
ピン君とプニョン君が揉めているらしい。
夕食後は、温泉に入った。大浴場とかはなくて予約制の貸し切り浴室だったけど。
温泉風呂を堪能した後は、ラルフ君達の部屋でちょっとプティちゃん双六をして遊んでから部屋に戻った。
僕は宿でも一人部屋なんだ。プティも一緒だけどね。
部屋に戻ったら、ストレージルームに入って,ソファにゴロンとした。
なんとなく、宿のベッドより、慣れたソファの方が落ち着く気がしたんだ。
「一日で色々あったねー。」
「にゃーん。」
(疲れているならちゃんと寝た方が良いにゃ)
「あー、うん。何かここの方が落ち着くんだもん。」
宿のお部屋は悪くはないんだけどね。
(ここにベッドも出せば良いにゃ)
「あ、そっか。」
マジック財布の中にベッドも入ってる。出しちゃおう。
マジック財布に手を突っ込んで、ストレージルーム内にベッドを配置した。
ストレージルームは、全体ではかなり広いんだけど、落ち着く様に僕の部屋サイズに壁で区切ってるんだ。
「わあい。」
ベッドに移動したらプティもベッドに飛び乗って来た。ポンポンと撥ねてる。可愛い。
ゴロンとしながら手帳君を見たら、父様、叔父様、兄様からメッセージが来ていた。
「ああ、メッセージ来てる。返事かかないと‥‥。」
ベッドに横になったら何だか凄く眠くなってしまった。
でもお返事しないと心配するかな。
頑張って「おやすみ」とだけ書いて送った。
ストレージルームに入ってすぐ寝落ちしてしまったみたいで、目が覚めたらまだ明け方の時間だった。外はまだ暗い。
ストレージルームの壁に外の様子を映しているから、まるで大きな窓が有るみたいな感じだ。
昨日、ばらまいた偵察君の映像が、いくつか壁に映し出されている。遠くの山の方で空が明るくなりつつある。
「にゃーん」
(おはようにゃ)
「おはようプティ!」
プティも目を覚ましたみたいだ。背中を撫でた後、お腹をくすぐったら、手を前足で掴まれて軽く猫キックされた。
可愛い。
プティとゴロゴロしながら、偵察君から送られて来た映像を暫く眺めていた。
少し山道まで飛んで行った偵察君からは、角狼がうろついている映像も送られて来ていた。
「角狼もいるし、山の中で迷ったりしても嫌だし、やっぱりもうちょっと偵察君を飛ばそう。」
ストレージ錬金ルームで大量生産した「偵察君」を、近隣に配置する様に指示をだした。
手帳君とかの通信があるから、通信の魔道具は最小限飛ばしていたんだけどね。
『マスター、マスター!揉めてるコン!』
『ポヨン』
『ペン!ペン!』
ダンジョンマスター達から通信が入った。揉めてるってどういうことだろう。
「どうしたの?」
手帳君で返信したけど、直接話した方がはやそうなので、行ってみることにした。
クーちゃんがちょっと困り顔。腕組みをして三本の尻尾ををゆさゆさ揺らしている。
ピン君とプニョン君が揉めているらしい。
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