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第4章
第143話 クロケーパン屋さん誕生
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よし、と小さく拳を作ったマルセル君が、もう一度僕の方をみた。
「生のキャベツ? 漬け物じゃダメなのか?」
キャベツの千切りも試したくなったのかな。
「シャキシャキしているところと、瑞々しくてさっぱりしているところが、油で揚げたのと合うんだよ。」
コロッケにキャベツの千切りを主張する僕。食べたくなっちゃうじゃないか。トンカツとキャベツでもいい。
「そうか。‥‥ソースってのは?」
言った通り真似するつもりなの? ソースなら僕だってコロッケにかけたいよ。
僕は、マジック財布に手をつっこんで、エルスト商会特製ソースの小瓶を取り出した。
「このソース使ってみてよ。」
「それ‥‥高級品だろ?」
赤みがかったガラス瓶に入ったソースは、たしかにちょっと高級そうにみえる。スパイスは希少だしね。
「ちょっとずつしか使わないから、そうでもないよ。このお店のクロケー、そのままでとっても美味しいから、使わないでもいいと思うけど。」
僕も、コロッケパンの妄想をしてしまったけど、ここで出されたお料理は、そのままいただくつもりだ。
「か、かけないのか?」
「うん。君は、かけてみたいならどうぞ。」
そっと、テーブルの上にソース瓶を置いた。
「い、いや、食べてみてくれよ。食べて大丈夫か、わかんないだろ。」
毒味か?まあ、確かに知らない客からよくわからないもの渡されても躊躇しちゃうか。
そこまでいうなら、と僕は、クロケーの端っこのほうだけに、ソースを少しだけかけた。このソースは中濃ソースっぽいやつだ。
「うん。美味しい。」
食べてみせる。やっぱり美味しいね。ソース開発してよかったよ。
僕が食べてみせると、マルセル君は、厨房の方に小走りでいって、皿を持って来た。まかない用に準備してあったのか、
パンとクロケーと付け合わせが一緒に乗っている。
「か、かけるぞ。」
ソース瓶を持って行くのかと思ったら、目の前で使うようだ。震えるような手つきで、そーっとソースをクロケーに掛ける。
どばっとは、かけずに、程よく線を描くように、かけていた。
「パンを切り開いてこれを挟むのか。あと、キャベツか。」
マルセル君は再び皿をもって厨房に向かって行き、キャベツの千切りを頼んでいた。すっかり、コロッケパン試したいマンだ。
そしてしばらくして、「おぉー!うめーー!」と言う声が聞こえてきた。
「なんだ?ソースか?いやキャベツか?やっぱクロケーか?美味いよこれ!パンにソースがついたところも、美味い!」
そうでしょ、そうでしょ。マルセル君が店の奥で騒いでいるのを聞きながら、僕たちは僕たちで食事を進めた。
「すげー美味かった! 父さんと母さんにも食べさせたけど、めちゃくちゃ美味いって。あのソースどこで売ってるんだ?」
僕たちが食事を終えた頃、マルセル君が興奮気味に言って来た。
「あれは、エルスト商会で買えるよ。」
「え!御前、いや、御前様は貴族だったのか?」
エルスト商会って言っただけで、何故貴族? 貴族だけども。
「エルスト商会は、別に貴族でなくても、入れるでしょ。」
冒険者の人にもプティちゃんグッズが人気だし、貴族専用の店ではないはず。
「いや、高級すぎて無理だし!」
「まあ、僕も、大きなお店は一人では入れないからなぁ。」
確かに、高級店に僕が一人で入ってもやんわり追い出されるし、リヒャルトさん達が一緒でも、平民っぽい服装のときは入りにくい店が有るのは確かだ。
「なんだぁ、これ、店で売り出そうかって父さん母さんと話してたのに。」
「え、クロケーパン、売り出すの?」
「うん、父さんが、ソースの値段次第って言ってた。」
商品として売り出すなら、業務用を作って卸すとか、話を詰めていったほうがいいよね。値段が折り合わないかもしれないけど、
商会の人とちゃんと話しをしてもらうのがよさそうだ。
商会の中に入りにくいみたいだから、一度営業さんに来てもらうように、お願いしよう。
厨房から姿を現した、マルセル君のお父さんが様子を伺うようにこちらを見ていたので、ぺこりとお辞儀をした。
「僕、ソーマっていいます。エルスト商会に縁があるものです。
もし、このソースをお店で使っていただくことをお考えでしたら、商会の人に一度こちらに来てもらうように話をしますがどうですか?」
「え、御前エルスト商会の人だったのか。すげえ。」
「親戚が、商会で働いているだけだよ。」
「でもすげえ。」
騒いでいるマルセル君。少し考えている様子のマルセル君のお父さん。女将さんは、少し不安げだ。
「あ、無理やり売りつけたりとかは絶対ないので、安心してください。」
僕がそういうと、マルセル君のお父さん、リーヌスさんは頷いた。
この食堂は市場のメイン通りから奥まった、あまり目立たない場所にあって、お客さんは、近所で仕事をしている人がほとんど。
市場での仕事の空き時間に昼食にくるお店だ。フロアはあまり広くないので、6テーブルが埋まってしまうと、せっかく来てくれたお客さんを
帰すことになってしまうし、そういうときに、テイクアウトの商品があったらと思ったんだそうだ。
それに、店先で売り出せば、市場であまり休憩が取れない人にも買って行ってもらえる。
「それに美味しい。」
リーヌスさんが、最後にそう付け加えたので、僕は思わずにんまりとした。
コロッケパン、いやクロケーパン屋さんが誕生しそう。
「生のキャベツ? 漬け物じゃダメなのか?」
キャベツの千切りも試したくなったのかな。
「シャキシャキしているところと、瑞々しくてさっぱりしているところが、油で揚げたのと合うんだよ。」
コロッケにキャベツの千切りを主張する僕。食べたくなっちゃうじゃないか。トンカツとキャベツでもいい。
「そうか。‥‥ソースってのは?」
言った通り真似するつもりなの? ソースなら僕だってコロッケにかけたいよ。
僕は、マジック財布に手をつっこんで、エルスト商会特製ソースの小瓶を取り出した。
「このソース使ってみてよ。」
「それ‥‥高級品だろ?」
赤みがかったガラス瓶に入ったソースは、たしかにちょっと高級そうにみえる。スパイスは希少だしね。
「ちょっとずつしか使わないから、そうでもないよ。このお店のクロケー、そのままでとっても美味しいから、使わないでもいいと思うけど。」
僕も、コロッケパンの妄想をしてしまったけど、ここで出されたお料理は、そのままいただくつもりだ。
「か、かけないのか?」
「うん。君は、かけてみたいならどうぞ。」
そっと、テーブルの上にソース瓶を置いた。
「い、いや、食べてみてくれよ。食べて大丈夫か、わかんないだろ。」
毒味か?まあ、確かに知らない客からよくわからないもの渡されても躊躇しちゃうか。
そこまでいうなら、と僕は、クロケーの端っこのほうだけに、ソースを少しだけかけた。このソースは中濃ソースっぽいやつだ。
「うん。美味しい。」
食べてみせる。やっぱり美味しいね。ソース開発してよかったよ。
僕が食べてみせると、マルセル君は、厨房の方に小走りでいって、皿を持って来た。まかない用に準備してあったのか、
パンとクロケーと付け合わせが一緒に乗っている。
「か、かけるぞ。」
ソース瓶を持って行くのかと思ったら、目の前で使うようだ。震えるような手つきで、そーっとソースをクロケーに掛ける。
どばっとは、かけずに、程よく線を描くように、かけていた。
「パンを切り開いてこれを挟むのか。あと、キャベツか。」
マルセル君は再び皿をもって厨房に向かって行き、キャベツの千切りを頼んでいた。すっかり、コロッケパン試したいマンだ。
そしてしばらくして、「おぉー!うめーー!」と言う声が聞こえてきた。
「なんだ?ソースか?いやキャベツか?やっぱクロケーか?美味いよこれ!パンにソースがついたところも、美味い!」
そうでしょ、そうでしょ。マルセル君が店の奥で騒いでいるのを聞きながら、僕たちは僕たちで食事を進めた。
「すげー美味かった! 父さんと母さんにも食べさせたけど、めちゃくちゃ美味いって。あのソースどこで売ってるんだ?」
僕たちが食事を終えた頃、マルセル君が興奮気味に言って来た。
「あれは、エルスト商会で買えるよ。」
「え!御前、いや、御前様は貴族だったのか?」
エルスト商会って言っただけで、何故貴族? 貴族だけども。
「エルスト商会は、別に貴族でなくても、入れるでしょ。」
冒険者の人にもプティちゃんグッズが人気だし、貴族専用の店ではないはず。
「いや、高級すぎて無理だし!」
「まあ、僕も、大きなお店は一人では入れないからなぁ。」
確かに、高級店に僕が一人で入ってもやんわり追い出されるし、リヒャルトさん達が一緒でも、平民っぽい服装のときは入りにくい店が有るのは確かだ。
「なんだぁ、これ、店で売り出そうかって父さん母さんと話してたのに。」
「え、クロケーパン、売り出すの?」
「うん、父さんが、ソースの値段次第って言ってた。」
商品として売り出すなら、業務用を作って卸すとか、話を詰めていったほうがいいよね。値段が折り合わないかもしれないけど、
商会の人とちゃんと話しをしてもらうのがよさそうだ。
商会の中に入りにくいみたいだから、一度営業さんに来てもらうように、お願いしよう。
厨房から姿を現した、マルセル君のお父さんが様子を伺うようにこちらを見ていたので、ぺこりとお辞儀をした。
「僕、ソーマっていいます。エルスト商会に縁があるものです。
もし、このソースをお店で使っていただくことをお考えでしたら、商会の人に一度こちらに来てもらうように話をしますがどうですか?」
「え、御前エルスト商会の人だったのか。すげえ。」
「親戚が、商会で働いているだけだよ。」
「でもすげえ。」
騒いでいるマルセル君。少し考えている様子のマルセル君のお父さん。女将さんは、少し不安げだ。
「あ、無理やり売りつけたりとかは絶対ないので、安心してください。」
僕がそういうと、マルセル君のお父さん、リーヌスさんは頷いた。
この食堂は市場のメイン通りから奥まった、あまり目立たない場所にあって、お客さんは、近所で仕事をしている人がほとんど。
市場での仕事の空き時間に昼食にくるお店だ。フロアはあまり広くないので、6テーブルが埋まってしまうと、せっかく来てくれたお客さんを
帰すことになってしまうし、そういうときに、テイクアウトの商品があったらと思ったんだそうだ。
それに、店先で売り出せば、市場であまり休憩が取れない人にも買って行ってもらえる。
「それに美味しい。」
リーヌスさんが、最後にそう付け加えたので、僕は思わずにんまりとした。
コロッケパン、いやクロケーパン屋さんが誕生しそう。
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