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第3章
第87話 レターセット製造機
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羽根ペンにインクをつけて、書いてみる。うん、インクがにじまないし、結構スムーズにかける。
便箋に、プティへのメッセージを書いて、折り畳んで封筒に入れた。
「あ、封蝋がない。」
普段手紙を書かないから、封筒を閉じる為に封蝋を用意しているわけはなかった。どうしよう、作るにも材料が揃うかな。
(封蝋はいいにゃ。早く欲しいにゃ。早く読みたいにゃ)
「わかった。簡易的にシールにしちゃうよ。プティ、ちょっとだけだから待ってて。」
僕は、お絵描き用の紙をもう一枚取り出した。紙と糊を入れて、お花をもう一本。ストレージ錬金ボックスに入れて、シールをイメージして魔力を流した。
チン! 出来上がり!
シールが出来上がった。
丸型のシールで、うっすらとピンク色の地にグリーンで肉球柄にした。
シールを貼って、プティにお届けした。
「はい!お手紙ですよー」
「にゃーん!」
(嬉しいニャー、嬉しいニャー)
プティの目の前に封筒に入った手紙を置くと、プティが前足でポンと封筒を叩いた。すると封が開き、中から便箋がひらりと出て来て、折り畳まれていた紙が
開いてプティの前に広げられた。
ーーープティ、いつもありがとう。大好きだよ。 ソーマより。
「にゃーん!」
(颯真ニャン! ありがとにゃん。プティも大好きニャ!)
プティは嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らした。
(神力が上がったにゃ!)
「え、お手紙でも神力が上がるの?」
僕は、プティを抱っこして膝の上に載せた。プティはゴロゴロ言いながら、僕の掌に顔を刷り寄せている。
机の上に広げられていた便箋は、するすると再び封筒に入っていって、封筒がひらりと宙に舞ったと思ったら、白い小さな渦が出来てその中に吸い込まれていった。
プティのストレージボックスみたいなのがあるのかな。
(颯真ニャンからのお手紙は神力が上がるニャ)
「じゃあ、時々お手紙あげるね」
「にゃーん」
しばらくプティを撫でた後、猫じゃらしで遊んだりしていたけど、ふと、ラルフ君達への手紙がまだだった事がわかった。
「さっき作ったイメージで、魔道具できるかな」
紙を作るおおざっぱな知識と、先ほどのストレージ錬金ボックスで作ったときのイメージで、魔法陣を作成する。
粉砕と抽出、錬成、成形の魔法陣を作成。後は、パラメータ指定の魔法陣で、形や色を指定する。
成形魔法で、魔道具の外枠を作る。材料を入れたら、紙が出てくる仕組み。ちょっとコピー機みたいだ。
そのうちコピー機も作ろう。
もう一つ、出来上がった紙を封筒に仕上げる魔道具。紙を作る魔道具の方は便箋と封筒用の紙がパラメータ指定で出来るようにしておく。
使う人がパラメータを書き換えなくてすむように、スイッチで便箋か封筒用の紙かを選べるようにしておこう。
透かしは色々あってもいいかもしれないけど、プティのシルエットにしちゃおう。神力上がるかもしれないし。
出来上がった魔道具に魔法陣魔石をセット。材料を入れてスイッチオン! チン! 出来上がり!
便箋が出来上がったのを確認した後、封筒用の紙も作って、封筒用魔道具にセットして、もう一度チン! 出来上がり!
封筒がちょっと二度手間かな?
封筒作成で紙をセットするのがちょっと手間だったので、封筒用の魔道具を材料を入れたらそのまま封筒の形になるように作り直す事にした。
「よし、出来上がり!」
早速、ラルフ君達にお手紙を書いた。
封蝋は材料もないので、家にあるのを使わせてもらおう。
僕は書いた手紙を持って部屋を出た。
便箋に、プティへのメッセージを書いて、折り畳んで封筒に入れた。
「あ、封蝋がない。」
普段手紙を書かないから、封筒を閉じる為に封蝋を用意しているわけはなかった。どうしよう、作るにも材料が揃うかな。
(封蝋はいいにゃ。早く欲しいにゃ。早く読みたいにゃ)
「わかった。簡易的にシールにしちゃうよ。プティ、ちょっとだけだから待ってて。」
僕は、お絵描き用の紙をもう一枚取り出した。紙と糊を入れて、お花をもう一本。ストレージ錬金ボックスに入れて、シールをイメージして魔力を流した。
チン! 出来上がり!
シールが出来上がった。
丸型のシールで、うっすらとピンク色の地にグリーンで肉球柄にした。
シールを貼って、プティにお届けした。
「はい!お手紙ですよー」
「にゃーん!」
(嬉しいニャー、嬉しいニャー)
プティの目の前に封筒に入った手紙を置くと、プティが前足でポンと封筒を叩いた。すると封が開き、中から便箋がひらりと出て来て、折り畳まれていた紙が
開いてプティの前に広げられた。
ーーープティ、いつもありがとう。大好きだよ。 ソーマより。
「にゃーん!」
(颯真ニャン! ありがとにゃん。プティも大好きニャ!)
プティは嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らした。
(神力が上がったにゃ!)
「え、お手紙でも神力が上がるの?」
僕は、プティを抱っこして膝の上に載せた。プティはゴロゴロ言いながら、僕の掌に顔を刷り寄せている。
机の上に広げられていた便箋は、するすると再び封筒に入っていって、封筒がひらりと宙に舞ったと思ったら、白い小さな渦が出来てその中に吸い込まれていった。
プティのストレージボックスみたいなのがあるのかな。
(颯真ニャンからのお手紙は神力が上がるニャ)
「じゃあ、時々お手紙あげるね」
「にゃーん」
しばらくプティを撫でた後、猫じゃらしで遊んだりしていたけど、ふと、ラルフ君達への手紙がまだだった事がわかった。
「さっき作ったイメージで、魔道具できるかな」
紙を作るおおざっぱな知識と、先ほどのストレージ錬金ボックスで作ったときのイメージで、魔法陣を作成する。
粉砕と抽出、錬成、成形の魔法陣を作成。後は、パラメータ指定の魔法陣で、形や色を指定する。
成形魔法で、魔道具の外枠を作る。材料を入れたら、紙が出てくる仕組み。ちょっとコピー機みたいだ。
そのうちコピー機も作ろう。
もう一つ、出来上がった紙を封筒に仕上げる魔道具。紙を作る魔道具の方は便箋と封筒用の紙がパラメータ指定で出来るようにしておく。
使う人がパラメータを書き換えなくてすむように、スイッチで便箋か封筒用の紙かを選べるようにしておこう。
透かしは色々あってもいいかもしれないけど、プティのシルエットにしちゃおう。神力上がるかもしれないし。
出来上がった魔道具に魔法陣魔石をセット。材料を入れてスイッチオン! チン! 出来上がり!
便箋が出来上がったのを確認した後、封筒用の紙も作って、封筒用魔道具にセットして、もう一度チン! 出来上がり!
封筒がちょっと二度手間かな?
封筒作成で紙をセットするのがちょっと手間だったので、封筒用の魔道具を材料を入れたらそのまま封筒の形になるように作り直す事にした。
「よし、出来上がり!」
早速、ラルフ君達にお手紙を書いた。
封蝋は材料もないので、家にあるのを使わせてもらおう。
僕は書いた手紙を持って部屋を出た。
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