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第2章
第53話 マジック財布改造
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「‥‥、使えるようになったの?」
ちょっと力が抜けてきた手で、財布を開けてみる。今まで中を除くと裏地がみえていたのに、真っ暗だ。
そっと、手を入れてみた。
金貨が沢山入っている感覚がある。手を入れた後は、ストレージルームの感覚と似ている。意識を集中すると、金貨122枚。銀貨45枚、銅貨3枚入っているのがわかった。
「おお、結構入ってる」
(使えるようになったにゃ)
箱座りで見ていたプティが、立ち上がって、とてとてと僕の方に寄ってきた。
「うん、お金入ってたし、結構容量が大きいみたいだよ」
感覚的に馬車の荷台位ある気がする。財布にしては大容量だよね。
(それ使えば、ストレージルームが目立たなくなるにゃん)
「そうか、もしも大きな荷物を持ち運んでも、マジック財布でやっているってなるかな。でも、これ入り口小さくない?」
財布の口以上の大きさの物は入らないんじゃないだろうか。
試しに、椅子に手をかけてみて、入れようとしてみた。財布の口に椅子があたっただけになった。
「うん、財布の口にはいらないね。お財布用なんだね」
(多分、そう設定されてるからにゃ。入り口より大きい物が入るマジックバッグもあるにゃ)
「そうなの?」
設定とか、変えられるのかな。普通、変えられない気がするんだけど、所有者も変えられたなら、どうかな。
僕はもう一度、財布に魔力を流しながら、魔力の流れを追ってみた。
魔力の流れ方がストレージルームを開くときに似ている。注意深く、魔力の流れを追って行くと、何となく、魔法陣が思い浮かんできた。
数値的な設定をしているところが2カ所。大きい数値と小さい数値。大きい数値は多分容量だと思う。
そうすると小さい方は、財布の入り口の大きさの指定かもしれない。ここを書き換えられるかな。
大きめの魔石を用意して、財布の魔法陣を転写する。
魔法陣が転写された魔石と、財布を特製魔法陣キットに置く。財布は、魔石が使われていないように見えるけれど、何か魔力を含む特殊な魔獣の革かなにか出来ていて
革に直接魔法陣が描かれているようだ。
なので、直接財布をおいて、上書きできるのか試してみよう。
パラメータ設定の魔石をおいて、数値を設定する。入り口の大きさを、高さと幅が5mくらいまでに設定してみる。ついでに、容量を指定している数値も、変更してみようかな。
(颯真にゃん。変更できる容量のサイズは多分魔力に依存するにゃん。)
「そうなの?まあ、そうか。それだと、ストレージルームと同じ位?」
ストレージルームは僕の魔力が増えたら拡張されるって言っていたから、あのサイズが限度なのかな。
(ストレージルームは、生き物が入れるから特殊にゃん。もう少し大きくは出来ると思うニャン。ただ、颯真にゃんはさっき魔力を一杯使ったばかりにゃん)
「あ、そういうことか」
多分発動したときに魔力を沢山使うから、設定している魔力用の魔石だけじゃ足りなくなって僕の魔力を使うと思うんだけど、さっき結構使っちゃったから、魔力切れになりそう。
「うーん、魔力回復まで待とうかな。念のため、魔力用魔石も増設しておこう」
ちょっと力が抜けてきた手で、財布を開けてみる。今まで中を除くと裏地がみえていたのに、真っ暗だ。
そっと、手を入れてみた。
金貨が沢山入っている感覚がある。手を入れた後は、ストレージルームの感覚と似ている。意識を集中すると、金貨122枚。銀貨45枚、銅貨3枚入っているのがわかった。
「おお、結構入ってる」
(使えるようになったにゃ)
箱座りで見ていたプティが、立ち上がって、とてとてと僕の方に寄ってきた。
「うん、お金入ってたし、結構容量が大きいみたいだよ」
感覚的に馬車の荷台位ある気がする。財布にしては大容量だよね。
(それ使えば、ストレージルームが目立たなくなるにゃん)
「そうか、もしも大きな荷物を持ち運んでも、マジック財布でやっているってなるかな。でも、これ入り口小さくない?」
財布の口以上の大きさの物は入らないんじゃないだろうか。
試しに、椅子に手をかけてみて、入れようとしてみた。財布の口に椅子があたっただけになった。
「うん、財布の口にはいらないね。お財布用なんだね」
(多分、そう設定されてるからにゃ。入り口より大きい物が入るマジックバッグもあるにゃ)
「そうなの?」
設定とか、変えられるのかな。普通、変えられない気がするんだけど、所有者も変えられたなら、どうかな。
僕はもう一度、財布に魔力を流しながら、魔力の流れを追ってみた。
魔力の流れ方がストレージルームを開くときに似ている。注意深く、魔力の流れを追って行くと、何となく、魔法陣が思い浮かんできた。
数値的な設定をしているところが2カ所。大きい数値と小さい数値。大きい数値は多分容量だと思う。
そうすると小さい方は、財布の入り口の大きさの指定かもしれない。ここを書き換えられるかな。
大きめの魔石を用意して、財布の魔法陣を転写する。
魔法陣が転写された魔石と、財布を特製魔法陣キットに置く。財布は、魔石が使われていないように見えるけれど、何か魔力を含む特殊な魔獣の革かなにか出来ていて
革に直接魔法陣が描かれているようだ。
なので、直接財布をおいて、上書きできるのか試してみよう。
パラメータ設定の魔石をおいて、数値を設定する。入り口の大きさを、高さと幅が5mくらいまでに設定してみる。ついでに、容量を指定している数値も、変更してみようかな。
(颯真にゃん。変更できる容量のサイズは多分魔力に依存するにゃん。)
「そうなの?まあ、そうか。それだと、ストレージルームと同じ位?」
ストレージルームは僕の魔力が増えたら拡張されるって言っていたから、あのサイズが限度なのかな。
(ストレージルームは、生き物が入れるから特殊にゃん。もう少し大きくは出来ると思うニャン。ただ、颯真にゃんはさっき魔力を一杯使ったばかりにゃん)
「あ、そういうことか」
多分発動したときに魔力を沢山使うから、設定している魔力用の魔石だけじゃ足りなくなって僕の魔力を使うと思うんだけど、さっき結構使っちゃったから、魔力切れになりそう。
「うーん、魔力回復まで待とうかな。念のため、魔力用魔石も増設しておこう」
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