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第36話 この世界の考察
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ウーノ王子が正気に戻ったら、後は、早くって、法務院にも『霧すっきり君』を有無を言わさず持ち込んで、威力マシマシで、すっきりさせて
カタリーナ嬢は、王子を誘惑して公爵令嬢を陥れようとした疑いで、身柄を拘束されたんだって。
捕まりそうになったとき、カタリーナ嬢が、ペンダントで何かしようとしたらしいんだけど、そこでも『霧すっきり君』を発動させたら
霧がペンダントに集まってきて、ペンダントがパリンと割れてしまったそうだ。
恐るべし威力マシマシ。
魅了のペンダントを、カタリーナ嬢に渡して使わせたのは、カタリーナ嬢の父親の、ヴェーゼル男爵だったとわかって、男爵も逮捕されたんだって。
アクセサリー店にあった魅了のペンダントの入手経路にも男爵が関わっていた可能性があって、今取調中なんだそうだ。
エミリア嬢も、昨日のうちに解放されたそうで、一安心。
だけど、ウーノ王子との婚約は解消されたんだって。
まあ、仕方ないよね。
「ホント一気に解決したんだね」
「霧の魔道具が、想像以上に威力があってびっくりしたよ」
「『霧すっきり君』ね。威力マシマシだったね。」
「高濃度の聖水をつかったということにしておいたよ」
叔父様がウィンクをした。
プティが威力マシマシにしてくれたの気がついたんだろうか。それとも僕がやりすぎた、と思ったのかな。
うーん。
アドラー公爵家と、学園長のファルケン侯爵家からは、エミリア嬢を助けるために協力したことをすごく感謝されたらしいんだけど、僕が魔法陣や魔道具を作っている事は、秘密にしてあるから、直接、僕にお礼を言いに来ることはない。
謝礼金だけは沢山もらっておいたよ、と、叔父様が言ってた。
僕としても、自由に、魔道具を作ったりができなくなっちゃったら嫌だから、謝礼金だけでいいかな。
そのお金で、魔道具につかうのに良い魔石を取り寄せてもらおう。
すっきりとした気持ちで、兄様と公園に向った。今日は、天気もすっきりしているような気がする。
公園の小道を歩いて、プテイの赤い石がある柱に向っている途中で、ちょっと考える。
プティは、僕の気のせいとかでなく、毎日お話をしてくれるし、加護もくれた。プティは現実に存在していると思う。
自作ゲームの中に作ったプティが存在しているから、自作ゲームの中に転生をしちゃったのかと思ったけど、作った覚えがない、乙女ゲームみたいな展開になっていた。
その乙女ゲーム的な事に、かなり振り回されたけど、王子とか、公爵令嬢とかには一度も会わないで、事態は解決した。
モブっぽい感じなのかな。
カタリーナ嬢は、王子を誘惑して公爵令嬢を陥れようとした疑いで、身柄を拘束されたんだって。
捕まりそうになったとき、カタリーナ嬢が、ペンダントで何かしようとしたらしいんだけど、そこでも『霧すっきり君』を発動させたら
霧がペンダントに集まってきて、ペンダントがパリンと割れてしまったそうだ。
恐るべし威力マシマシ。
魅了のペンダントを、カタリーナ嬢に渡して使わせたのは、カタリーナ嬢の父親の、ヴェーゼル男爵だったとわかって、男爵も逮捕されたんだって。
アクセサリー店にあった魅了のペンダントの入手経路にも男爵が関わっていた可能性があって、今取調中なんだそうだ。
エミリア嬢も、昨日のうちに解放されたそうで、一安心。
だけど、ウーノ王子との婚約は解消されたんだって。
まあ、仕方ないよね。
「ホント一気に解決したんだね」
「霧の魔道具が、想像以上に威力があってびっくりしたよ」
「『霧すっきり君』ね。威力マシマシだったね。」
「高濃度の聖水をつかったということにしておいたよ」
叔父様がウィンクをした。
プティが威力マシマシにしてくれたの気がついたんだろうか。それとも僕がやりすぎた、と思ったのかな。
うーん。
アドラー公爵家と、学園長のファルケン侯爵家からは、エミリア嬢を助けるために協力したことをすごく感謝されたらしいんだけど、僕が魔法陣や魔道具を作っている事は、秘密にしてあるから、直接、僕にお礼を言いに来ることはない。
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僕としても、自由に、魔道具を作ったりができなくなっちゃったら嫌だから、謝礼金だけでいいかな。
そのお金で、魔道具につかうのに良い魔石を取り寄せてもらおう。
すっきりとした気持ちで、兄様と公園に向った。今日は、天気もすっきりしているような気がする。
公園の小道を歩いて、プテイの赤い石がある柱に向っている途中で、ちょっと考える。
プティは、僕の気のせいとかでなく、毎日お話をしてくれるし、加護もくれた。プティは現実に存在していると思う。
自作ゲームの中に作ったプティが存在しているから、自作ゲームの中に転生をしちゃったのかと思ったけど、作った覚えがない、乙女ゲームみたいな展開になっていた。
その乙女ゲーム的な事に、かなり振り回されたけど、王子とか、公爵令嬢とかには一度も会わないで、事態は解決した。
モブっぽい感じなのかな。
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