半分異世界

第2章 ルチル

第26話 ヘルプ頑張った

ポチポチポチポチ必死で選んでいたら急に右側に枠が出て来た。

ーーーー上位スキルに統合します。「進む」

あれ？右側の表示って、左のを集めたやつなのかな。そうしたら右側を選んだ方がいい？あれ、もう一つ右がある。
一番右のボタンを選んでみた。思った通りだ！右側のボタンを選ぶとその枠の中の左のが全部選択されるんだ！凄い！
それなら全部右側のボタンを選べばいいね！
一番右列に並んでいるボタンをポチポチ選んで行く。左側のボタンもどんどん色が変わって行く。

ーーーー天力が足りません。ストックされている天力を使い切りました。天力の予約定期補填を設定しますか？「続く」

あ、なんかでた！「続く」があるからポチ。

ーーーーストック天力の予約補填権限を確認します。ガード条件クリア。続行します。「続く」

ーーーーストックされた天力を対象者に優先して流し入れます。実施期間を選択してください。「１年」「5年」「10年」「永続」

わ、選ぶところが一杯。よくわからないや。でも一番最後のは「続く」に似てるよね。これを選ぼう。

ーーーーストック天力の永続的な予約補填が選択されました。ガード条件を確認します。条件クリア。「続く」

「続く」を選んでいたら、また先程の一杯選ぶ画面が出てきた。さっきの続きみたいだ。頑張って一番右側の列のボタンを選んじゃおう。
沢山並んでいた右側の列のボタンを選んでいたら、画面の下の方に、右側の列にしかボタンがないものがあった。

ーーーー異界間物品転送の選択には、特別権限が必要です。ガード条件確認中。ガード条件クリア。「続く」
ーーーー異界間転移の選択には、特別権限が必要です。ガード条件確認中。ガード条件クリア。「続く」

やっと全部「続く」を選択し終わった。クォーツさんとカイヤナイトさんが早く早くとせかしてくる。

画面の一番右下の「続く」を選択した。

ーーーー天力不足のスキルは必要な天力の補填次第有効となります。推定完了時間計中‥‥。
ーーーー推定完了時間が対象者の種族平均寿命を越えます。ストック神力で補填をすると補填が加速します。実行しますか？「続く」

わ、まだ終わらない。ポチポチ。

ーーーーガード条件確認。ガード条件クリア。ストック神力を対象者に流し入れます。実施期間を選択してください。「１年」「5年」「10年」「永続」

また「続く」と似た字が出た！ポチ！

ーーーー対象者へのスキル反映処理を実施します。「続く」
ーーーー対象者へのスキル反映の最適化を実施します。実行中‥‥。処理が正常終了しました。「完了」

「続く」じゃないのが出たよ。いいのかな？ポチ！
画面が消えた。終わったー！

「終わりました！」
「よし！よくやった！ルチル！そっちはどうだ。カイヤナイト！？」

クォーツさんが褒めてくれた！嬉しい！カイヤナイトさんの様子を伺っている。
カイヤナイトさんは難しい顔をして背中を丸めて大きな天タブを弄っていた。

「順調に転生後の肉体に魂が定着しつつあります。‥‥魂の損壊の修復を行いましたが、多少記憶が薄れるかもしれません。」
「うーん。多少は仕方ないだろう。ふー！とりあえず何とかなったか。お疲れ。」
「はーい。」
「うぃーす。」
「じゃあ、残りの作業をやってくれ。」
「あー。」

その後また通知を開いては「続く」を押す作業をしばらくやった。新しい通知分がなくなってクォーツさんに「もう帰っていいよ」と言われて帰った。
大変な一日だったなぁ。