24 / 305
第2章 ルチル
第24話 ヘルプできました
しおりを挟む
「俺は、クォーツ。ギガ天族だ。ヘルプできたのか、と聞いている。」
「へ、ヘルプ‥‥。ヘルプって言ってた‥‥。」
救護班の天使が「ヘルプ」って言ってたからそうだよね。ちょっと自信ないけど、頷いたらクォーツさんがニイィ~と歯を見せて笑った。
「ようこそ!名前は?」
「え、ル、ルチルです。」
「じゃあ、早速頼む!作業に取りかかってくれ!」
クォーツさんが僕の手を引っ張った。僕は部屋の中に入ってしまった。
「さ、作業? あ、あの、何を‥‥。」
「天タブにデータが送られてくるから確認して承認ボタンを押すだけだ。これが君の天タブか。」
「あ、はい。」
僕の天タブですよ!僕専用ですよ!
僕はちらりと天タブを前に出してみせた。えへ!新品だから綺麗でしょ!そうしたらクォーツさんは自分の天タブを僕の天タブの上にかざした。
「うん? 反応ないな?」
何が起こるんだろうと思ったら、何も起きなかったみたいだ。
「アプリが入ってないからか。ちょっとそこのドックでインストールしてくれ。ウィザードでたらそれに従って『進む』を選択すればいいから。」
クォーツさんが指差した先は部屋の隅に置かれた机だった。机の上に何か装置がある。
戸惑って突っ立ってたら、ひょいと天タブを持って行かれて、その装置に差し込まれた。
「あ!」
ビックリしていたら天タブの画面に何かでた。あ、これ読める!「進む」って書いてある!
「進む」を選択しろって言っていたはずだから、押せばいいはず。迷わず進むを押したら画面が切り替わった。今度は「進む」が出てない。
でも、表示されている文字は判った!「ID」だ!
これはちゃんと覚えたから判るよ。キーボードから文字を探して入力していった。僕のIDを入力し終わったら出た!「進む」だ。
「進む」を押したら次に何か画面が切り替わった。
ーーーーガードが設定されていません。このまま続行しますか? 「はい」「いいえ」
「進む」じゃない!これは「はい」かな。「はい」って「進む」ってことだよね。
「はい」を選択した。
ーーーー初期設定を開始します。「進む」
ーーーー指定したアプリをインストールします。「推奨」「カスタム」
わ、また「進む」じゃないボタンがでた。さっき左のボタン押したから、今度は右かな。
何か一杯表示されている画面がでた。よくわからなくて、ぽちぽち弄っていたら「進む」が表示されていたので押した。
ーーーー指定したアプリをインストールします。「進む」
ーーーー65534個のアプリをインストール中‥‥‥
青いバーがどんどん右に増えて行く。じーっとみていたら、「進む」が出たよ。
それからまた「進む」を押していったら、「完了」って出た。これも知ってる!
「できました!」
「おお、結構時間かかったな。」
「完了」が出たのでクォーツさんに言ったら、また天タブを持って来て僕の点タブの上にかざした。
ピロン
何か音がした。
「よし、繋がったな。席はそっちだ。」
机を指さされた。あの机の所に行くの?
言われた机の所に行くと、他の天使が近付いて来た。
「やあ、私はカイヤナイトだよぉ。どんどんデータを送るからよろしくねぇ。」
そういって、また僕の天タブの上に天タブをかざした。
ピロン。
「‥‥。」
どうしていいか判らず天タブの通知を見つめていたら、早くと促された。
大きい椅子によじ上ってその上に座り込む。身体を少し伸ばして机の上の天タブに触れる。ログイン画面になっていたのでパスワードを入力した。
ログインしたら通知が沢山入っていた。
「ほら、通知きてるから。それを下から順番にチェックしていけばいいからね。じゃ、よろしく。」
言われた通り、通知をクリックした。「進む」が出ているからぽち。
また「進む」がでているからポチ!
最初の内は1通知につき「進む」を一回押せば終わっていた。
でも後の方になって、沢山通知が出てきた。
「へ、ヘルプ‥‥。ヘルプって言ってた‥‥。」
救護班の天使が「ヘルプ」って言ってたからそうだよね。ちょっと自信ないけど、頷いたらクォーツさんがニイィ~と歯を見せて笑った。
「ようこそ!名前は?」
「え、ル、ルチルです。」
「じゃあ、早速頼む!作業に取りかかってくれ!」
クォーツさんが僕の手を引っ張った。僕は部屋の中に入ってしまった。
「さ、作業? あ、あの、何を‥‥。」
「天タブにデータが送られてくるから確認して承認ボタンを押すだけだ。これが君の天タブか。」
「あ、はい。」
僕の天タブですよ!僕専用ですよ!
僕はちらりと天タブを前に出してみせた。えへ!新品だから綺麗でしょ!そうしたらクォーツさんは自分の天タブを僕の天タブの上にかざした。
「うん? 反応ないな?」
何が起こるんだろうと思ったら、何も起きなかったみたいだ。
「アプリが入ってないからか。ちょっとそこのドックでインストールしてくれ。ウィザードでたらそれに従って『進む』を選択すればいいから。」
クォーツさんが指差した先は部屋の隅に置かれた机だった。机の上に何か装置がある。
戸惑って突っ立ってたら、ひょいと天タブを持って行かれて、その装置に差し込まれた。
「あ!」
ビックリしていたら天タブの画面に何かでた。あ、これ読める!「進む」って書いてある!
「進む」を選択しろって言っていたはずだから、押せばいいはず。迷わず進むを押したら画面が切り替わった。今度は「進む」が出てない。
でも、表示されている文字は判った!「ID」だ!
これはちゃんと覚えたから判るよ。キーボードから文字を探して入力していった。僕のIDを入力し終わったら出た!「進む」だ。
「進む」を押したら次に何か画面が切り替わった。
ーーーーガードが設定されていません。このまま続行しますか? 「はい」「いいえ」
「進む」じゃない!これは「はい」かな。「はい」って「進む」ってことだよね。
「はい」を選択した。
ーーーー初期設定を開始します。「進む」
ーーーー指定したアプリをインストールします。「推奨」「カスタム」
わ、また「進む」じゃないボタンがでた。さっき左のボタン押したから、今度は右かな。
何か一杯表示されている画面がでた。よくわからなくて、ぽちぽち弄っていたら「進む」が表示されていたので押した。
ーーーー指定したアプリをインストールします。「進む」
ーーーー65534個のアプリをインストール中‥‥‥
青いバーがどんどん右に増えて行く。じーっとみていたら、「進む」が出たよ。
それからまた「進む」を押していったら、「完了」って出た。これも知ってる!
「できました!」
「おお、結構時間かかったな。」
「完了」が出たのでクォーツさんに言ったら、また天タブを持って来て僕の点タブの上にかざした。
ピロン
何か音がした。
「よし、繋がったな。席はそっちだ。」
机を指さされた。あの机の所に行くの?
言われた机の所に行くと、他の天使が近付いて来た。
「やあ、私はカイヤナイトだよぉ。どんどんデータを送るからよろしくねぇ。」
そういって、また僕の天タブの上に天タブをかざした。
ピロン。
「‥‥。」
どうしていいか判らず天タブの通知を見つめていたら、早くと促された。
大きい椅子によじ上ってその上に座り込む。身体を少し伸ばして机の上の天タブに触れる。ログイン画面になっていたのでパスワードを入力した。
ログインしたら通知が沢山入っていた。
「ほら、通知きてるから。それを下から順番にチェックしていけばいいからね。じゃ、よろしく。」
言われた通り、通知をクリックした。「進む」が出ているからぽち。
また「進む」がでているからポチ!
最初の内は1通知につき「進む」を一回押せば終わっていた。
でも後の方になって、沢山通知が出てきた。
1
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説

お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…

暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています

チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
落ちこぼれ[☆1]魔法使いは、今日も無意識にチートを使う
右薙光介
ファンタジー
領主お抱えの立派な冒険者となるべく『バーグナー冒険者予備学校』へ通っていた成績優秀な少年、アストル。
しかし、アストルに宿った『アルカナ』は最低クラスの☆1だった!?
『アルカナ』の☆の数がモノを言う世界『レムシリア』で少年は己が生きる術を見つけていく。
先天的に授かった☆に関わらない【魔法】のスキルによって!
「よし、今日も稼げたな……貯金しておかないと」
☆1の烙印を押された少年が図太く、そして逞しく成長していく冒険ファンタジー。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる