あなたの愛など要りません
お前を愛することはない、ですって?
ラシェルは微笑みを浮かべて夫を見つめ返した。
勝ち誇った顔で何を言っているのです?
あなたの愛など要りません。
二度目の人生、私は大切なものをもう二度と間違えたりはしない。
一度目の人生の話では、主に夫の行動で不快な描写がありますのでご注意ください。
ラシェルは微笑みを浮かべて夫を見つめ返した。
勝ち誇った顔で何を言っているのです?
あなたの愛など要りません。
二度目の人生、私は大切なものをもう二度と間違えたりはしない。
一度目の人生の話では、主に夫の行動で不快な描写がありますのでご注意ください。
あなたにおすすめの小説
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】夫は私に精霊の泉に身を投げろと言った
冬馬亮
恋愛
クロイセフ王国の王ジョーセフは、妻である正妃アリアドネに「精霊の泉に身を投げろ」と言った。
「そこまで頑なに無実を主張するのなら、精霊王の裁きに身を委ね、己の無実を証明してみせよ」と。
※精霊の泉での罪の判定方法は、魔女狩りで行われていた水審『水に沈めて生きていたら魔女として処刑、死んだら普通の人間とみなす』という逸話をモチーフにしています。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
想像以上に1回目の状況は酷かった…不幸の連鎖が悲しい
そして巻き戻しはランスだったのですね。
ただひたすら母の幸せを願って巻き戻しを依頼したのにウルッときました。
なんて切ない(泣)
だから尚更皆から愛情注がれ、幸せになった2回目のランスに良かったねって言ってあげたいです。
やはりランスロットだったんですね。
以前巻き戻しはアリーかランスロットかな?と投稿しましたが、自分が生まれる前、ラシェルが拒めるようにと巻き戻したんですね。
でも、別作品のお薬の開発との兼ね合いで望んだ期間ではなかったんですね。
それにしても、巻き戻し前のランスロットは悲惨すぎてつらいです。
アリーはヘンドリックがやってしまったんでしょうか。ラシェルとアリーにだけは衝動が抑えられなかったから。混乱する激情で、この原因がアリーが真実の愛ということへの違和感がどこかに芽生えたのでしょうか?
それとも、死なばもろともだったのでしょうか?
もしくは別の人物が?
それぞれに1度目よりも幸せにくらせてよかったです。ランスロットの絶望が報われてよかったと思います。
ランス(涙)
そんなに年数が経っても傷が癒えず巻き戻したとは(涙涙)
てか19の時に決行して その前に叔父が死んでるなら
キンバリーも早死にしたと言うことだよね?
本当に 誰も幸せにならなかった
今度こそ 幸せになれて良かったね
母も叔父も 今度こそ 君と君の心を守った
君が助けたかった 母も幸せになった
尊敬する叔父も
まぁヘンディはあれだが
‥1回目、アリーも死んでたのね
1回目のアリーはどうして死んだのだろう?
色々 長い道を歩いて来た気がしますが
静かに終わりに近付いてますね
穏やかな地平に辿り着けますように
逆行前が想像してたよりメチャクチャ悲惨💀
ランス!生まれる前に戻したので、記憶がなかったのね…
そして前作品の設定が生かされてる!
みんな不幸だったけれど、今回は幸せがあちらこちらにあって良かった…
筆者さま答え合わせありがとうございます!
ヘンドリックがなぜアリーに惹かれたのか考えていたのですが。
自己愛に辿り着きました。
自分と同じように弱者を守る(強者に立ち向かう)のに惹かれた。
つまりヘンドリックと同じだからなんだな、と。
読み返してみれば、婚約の契約も傲慢さというか、上から目線だと。今更気付いて。
アリーの「惚れさせてみろ」も上から目線で。
ああ、似た者同士か、と。
互いにいい感じに無関心で。
ヘンドリックに熱のこもった瞳を向けないアリーが気楽で、性欲も発散できる都合が良い存在で。
ラシェルから逃げる為にアリーがちょうど良かったんだな、と今更気付いてしまった。
1回目の最期、ラシェルを切ったのはランスのせい。
ヘンドリックが死んだのはエイダンのせい。
すぐ人のせいにするのも同じ。
キンバリーとラシェルは他人を思いやれる二人。自己犠牲の精神。
不器用で反発しかできないヘンドリックの恋を応援したい気持ちもあったけど。
考えれば考える程ラシェルとうまくいくとは思えず。
アリー補正が無ければ違うのかな……。
ラシェルを切ったあと、ヘンドリックがどのような状態なのかでまた変わるのかな…。
とりあえず。
1回目の公爵家の末路は、多分キンバリーは嫁取れないだろうしランスもトラウマなってそうだから未来は明るくなさげだな、と思いました。
巻き戻しはヘンドリックじゃないかな。
アリーと住む時に警備とかじゃなく荷物運びにしたのを、剣を持っていると斬ってしまうからと言ったのは、巻き戻し前のことを指しているのかなぁと思いました。
一応本人としてはラシェルを殺そうと思ってたわけじゃないから、巻き戻して違う未来を見たかったのかなぁと…
私も、ラシェルとキンバリーが最初から結ばれてランスロットが産まれるIFなら読みたいです。
きっとランスロット自身が1度目も2度目でも幼い頃からずっとそれを願っていたと思います。
顔も知らぬ母を蔑ろにする父ではなく、優しくて頼りになる叔父が真実の父であってくれと、ずっとランスロットは願い続けたでしょう。
だから、2度目でキンバリーとラシェルが結婚してキンバリーを誰はばかる事なく「義父上」と呼べる様になった事はランスロットにとっての最上の喜びだったと思うのです。
ヘンドリックは激情に対してのストッパーが効きにくい人ですよね。
マニュアルがあれば動けるけど、イレギュラーがあると原因ごと排除してしまう。後先どうなるかの想像がつかないから、最短ルートでショートカットしてしまう。
それが上手くいくこともあるかもしれないけど、日常では難しいですよね。
だからといっていきなり切り付けることを正当化できませんが。
ifがあるとすれば、アリーがヘンドリックについていけず(ヘンドリックを愛してないと言うとか)別れるとか、エイダンと結ばれるとかしたら、ヘンドリックは自分の誤認識に気づくのかなぁと思ってみたりします。
ヘンドリックが生きてた世界では、ただの変わり者だったのでしょうね。
両親の指導も今の現在なら、専門の方々と話し合い適切な対応が出来たと思います。
読み始めたころは、ヘンドリック嫌い!アリー嫌い!って思ってましたが、今は誰も悪くない。生活は恵まれたかもしれないけど、不運だったな。と思いました。
巻き戻しは
ラシェルとランスロットの幸せを願ってきて、兄が妻を大切にしてくれる方向に変化してくれる方が… と、いうあの方かなぁと思いました。(もうバレバレですが)
ヘンドリックは、ラシェルへの恋を自覚したのかしなかったのか…とても気の毒に思いますが、アリーとは合ってたと思う
少なくとも10年以上は平穏に暮らせたので
ラシェルは、彼女の努力を認めてくれる人 ちゃんと彼女を見てくれるキンバリーとお似合いだと思いました。
どちらにも愛はある
恋は感情の昂りで、愛は日々の積み重ねだと思うので…
ifは、ラシェルとキンバリーが初めから結ばれてもランスロットが生まれる世界です(勝手な妄想です)
いや…なんとなく ヘンドリックの性格がそのままならラシェルとどのような幸せな家庭があるのかが想像できないし、ランスロットが幼少時からキンバリーを父だったらと想っていたので、やっぱりランスロットの幸せを考えてしまうのです
ヘンドリックは好きじゃないし死は自業自得でざまぁくらい思ってますが、
それでもラシェルとうまくいくifが見たいと思っています。
あくまでランスのためです。
一度目は虐待されてしまい、それでも母親が父親に壊されたことは理解していて、
護りたかったのに母親を護れず奪われた。
二度目は多くの愛に包まれて育ったけど、やはり母親の境遇、そして心無い貴族の
悪意に晒されることに心を痛めたことでしょう。
父親が殺された可能性に気づいても、復讐されただけと流すほどの関係性。
シャルマンがしかるべく対処していれば、ヘンドリックが自分の気持ちに気づけば、
彼が享受できたはずの日々を送らせてあげられたらいいのにと思うんです。
いよいよラストが近づいてますね。
こうなるとヘンドリックも何らかの罪になり罰を受けたんでしょうか。
巻き戻しは一体誰かな?
最後の大予想。
大穴でラシェルパパの伯爵様とか。
やはり娘には幸せになって欲しいから…。うーん。違うか…。🤔
だって、そうすると、結婚後じゃなきゃいけない理由わかんないなぁ…と。
兎にも角にも楽しみにしてます。
いつも想像力を掻き立てる文章に感謝。
たとえ寸止めで脅かすつもりでもあっても
女、子どもに剣を振り上げるなんて…(◞‸◟)
それが己の心を乱す存在の妻子であっても
英雄と言われる騎士さまが
騎士道に反し殺人を犯すとは…
この大事件は国中おろか隣国にも
醜聞が広がり
英雄の称号を与えた王国にも
責任追及が求められる事件
巻き戻しは王族関係か〜?
王太子あたりか…?
シャルマンの教育について、親目線から。
いくら言い聞かせても、聞かない子は聞かない。
私も息子の思考に混乱する事よくあります。いけない事、してはいけない事色々言っても結局子は自分の考えで動くので諭してもその子の性格によっては無理な場合もあるのでは。
ヘンドリックはシャルマンの言った事を自分の都合に合わせて解釈してる。
父は公爵当主の仕事を放棄して良いと言ってないはず。なのにラシェルを避ける為、アリーの家に入り浸り仕事を放棄した。
ヤる事はやってる。ラシェルとも子作りだけはした。ヤリたいだけかw
領民からしたら当主が仕事放棄は不安でしたでしょう。けど不満が出たとの表現が無かったのはラシェルが頑張ったから。といい方向に解釈してます。
20に満たない令嬢が、公爵家当主の代わりを勤めながら立派にランスを育てる。ストレス半端ないだろう。
「何もしてない」ヘンドリックにラシェルを責める権利は無い。
そもそも10年以上責務を放棄してたなら廃嫡案件では、とは思いました。
あとヘンドリックを思うならアリーを始末する事もできたはず。
けどしなかったのは、公爵家が貴族の割に優しすぎるからと感じました。
ランスのミラに対する最後の行動も、貴族としては欠点になるんじゃないかと。
私の中でアリーこそ魔女で、ヘンドリックを惑わせ堕落させ破滅に導いた女性のイメージが抜けません。魅了でも使ってんの?
ヘンドリックが素直にラシェルが好きと認めるだけでいい方向に行くのに、というのがもどかしい。1回目、2回目、共に彼は幸せを感じる事ができた瞬間はあったのかな……。
次回は最終話でしょうか?
こうなると巻き戻したのが誰だかサッパリです(笑)
案外王様だったりするのかしら。
もし、逆行を願った人がいたなら、ランスロットとキンバリーどちらもだったりしそうですね。
ヘンドリックは、なぜ家の中に入る時に、剣を預けなかったのか。手元に剣がなければ、まだこんな悲惨な結果にはなっていないような気がします。
でも、寸止めをするつもりでも、武器を持たない人に剣は抜いてはいけなかったと思います。
なんというか、思ってもみない人を傷つけてしまう、武器を持つ怖さが伝わる話ですね。
本当ですね。
ヘンドリックはこの時、ランスロットと会って、そのまま騎士団に連れて行こうと思っていたので、騎士服を着て帯剣もして本邸に来ていました。
全てが悪い方へと転がってしまいました。
定型とは。なんだろうと考えます。
ヘンドリックを見ていると、周囲とのあまりの齟齬に苦しいです。
怒りをコントロールできなくて斬ってしまったのかと思ってたらそうじゃなかった。
理性のある状態で女性相手に剣を抜くこと自体、騎士としてありえない。
アリーのところに行くのに帯剣してなかったのもびっくりだったけど、
シャルマンは騎士について何を教えてたの?
アリーを逃がすなりなんなりシャルマンがちゃんとしていたら
ラシェルが殺されることも、自業自得とはいえヘンドリックが殺されることも
なかったのにと思っていたけど、騎士の何たるかすらまともに教えられてなかったんだ。
乱暴するような子だから重々言い聞かせないといけないのに。
ヘンドリックが悪い。それは大前提だけど。
シャルマンに怒りが湧いてきます。
何度もキンバリーが危ない目にあっても、感情が見えなくても嫡男のままにしてた。
それなのにきちんとプログラミングしてなかった。
がんばっていたのは確かでしょうけど、対象に見合うがんばりじゃなかった。
ヘンドリックは貴族に向かなかった(平民にも向かず裏社会向き)けど、
シャルマンは当主に向かなかったんですね。
自閉(軽度と中度)の子供を持つ親としては、前公爵夫妻は辛抱強く教え諭していた。と思います。
ヘンドリックは周囲の反応を見て、自分の間違いを理解して、普段は激情も抑えることが出来ていたのになー。その言動が多少なり変だとしても。
アリーと出会って守るべき弱者が強者である自分を守ろうと(事実はアリーは自分の為に、だけど)行動したのを『愛の行動』と勘違いし、彼なりにアリーを大事にしていた。(アリー視点じゃそうは見えないけど)
その後、ラシェルと出会い、笑顔に一目惚れして、モヤモヤするのが不快で、とにかく関わりたくなかった。
ヘンドリック自身は、激情のまま、間違える行動をするって理解していたのでは?
なんせ邪魔だって理由でキンバリーを突き飛ばしたり、池に落としたなんて物騒な過去があり、それが間違いだったと知っているので。
関わったら、心を乱されたら、何をするか分からないって本人が一番理解してた。と、感じるのは私だけかもしれないけど。
どなたかも仰ってたけど、私も公爵夫妻が間違えたのは、一人の女性だけを愛し、複数の女性を囲うなど不実だと教えたことではないかと思います。
ヘンドリックの思考は、白か黒かしかない世界なのではないかとさえ思える。
物語は大抵、悪者が居て、苦しめられる善人が居る。
黒は、悪者。犯罪者。滅ぼすべき敵。
白は、善人。被害者。守り、助ける相手。
剣を扱ったら、言われるがままに動けた。
親が喜んだ。白。
剣を持つなら悪を滅ぼす騎士になる。これも白。
普通でも、他人の心は理解するのが難しいから、会話するのに、結婚してからのヘンドリックは、親や弟とまともに会話することもなくなったのではないかと…。
なんせ、諭そうとすれば、拒絶し怒鳴り散らすヘンドリックが想像出来るから。
自分こそ黒になったと理解出来ないヘンドリックが哀しい。
それもこれも、作者さんの素晴らしいキャラクター創造力が故!
アリーに続いて、ヘンドリックにものめり込んでしまった…。反省…。
元夫、何故、抜刀する必要があった?
剣技を極めた天才だったはずが…。
心技が無い。
これでは、ただのごろつき。
相手はか弱い女一人、鞘打ちで充分目的が果たせるだろうに。
おのれの混乱感情を抑えることも出来なくては団長拝命する資格無しですな。
こんなんを団長にしては団の名折れ、騎士にしては騎士の名折れです。
親の教育に問題が……との感想もお見かけしますが、それで言うならなぜ剣を持たせたのか……の一言に尽きますね。
武門の家だから……仕方がないのかもしれませんが、癇癪を起こして暴れて周囲を傷つけるような子どもへよく剣を持たせたな……と思います。
剣の稽古をして大人しくなったと言うならなぜ騎士道を叩き込まなかったのか……
騎士道をきちんと理解していれば、非力な存在へ剣を抜くなんてできないはず……
ほんとうにヘンドリックは罪深い
ヘンドリックへ剣を持たせた父シャルマンは罪深い……
だから、ヘンドリックの死後に彼の剣をシャルマンが溶かす決意をしたのは、正しい供養だと私は思います。
そうだった、私もコロッとそこを忘れてた。変ドリックはプライドの高い傲慢やろうでした。
無学のアリーと居ると自尊心が満たされてるから色々落ち着いて楽でいられたのか。
貴族としての至らなさを指摘されないもんね。尚且つ、アリーは変ドリックに流されて寄生してるだけで愛情もないし、何も求めて来ないし。
変ドリックよ…哀れだけどクズだな。
そしたら巻き戻しは変ドリックじゃない気がしてきた。この性格じゃ無理だわぁ。
最後、目の前が真っ暗になったのが比喩で良かったです。ランスに刺された傷が原因かと疑ってしまいました。
そうですー、脱線ですが、変ドリックは祖父みたいだな~と親近感持ってずっと読んでます。(祖父の二つ名が[鬼の○○]でして大変ー。鬼の変ドリックみたいな?)
でも、ラシェル親子を切る場面で、祖父と変ドリックは決定的に違うなー!と思いました。
変ドリックが騎士道無視してラシェル親子に剣を振り下ろすのは、どう言い訳しても事故ではなく、故意。
馬鹿な変ドリック。
やっぱり殺人だなと再認識してしまいます。
コレなんですよ……私がどうしてもヘンドリックとラシェルのifを認められない、読みたく無い理由はコレなんです。
武力を持つものは何があっても武力を持たないものに対してその力を奮ってはいけないのです。
いくら脅す為とは言え、なぜ剣を抜く必要があったのか……言葉で威圧するだけでも十分だったし、拳を振り上げるだけでも淑女であるラシェルは震え上がったでしょう……
理解できない感情の原因であるラシェルに無意識に恐怖したから剣を抜いたのですか?
子ども用の小さな剣を持つランスロットへ危機感を抱いたから剣を抜いたのですか?
どんな理由があったとしても、武力を持たない非力な存在へ対して剣を抜いた事実は許せないです。
だから、私はヘンドリックとラシェルが結ばれる物語はなくて良いと思います。
ラシェルにふさわしいのはキンバリーの方です……(´・ω・)
あ、そっか。
他の方のコメ見て思ったけど、プライド高い俺様で人見下してる感があるから無学で何も持たないアリーと一緒にいると自尊心保てて楽でよかったのか。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。