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英雄放尿
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「ハロー、こちらヘルディ。元気かい、ナスチャ」
呼びかけると、魔術部門トップ、ナスチャ=レインローズの艶やかな声が、無線の向こうから聞こえてくる。
『あら、珍しいわね。貴女から連絡を入れてくれるなんて。また精気を吸ってくれるのかしら?』
「まあ、そうだね。そろそろお願いするかもしれない。気は進まないけど」
『わがままなこと。私の肢体を夢見る男が何人いると思っているの?』
「君のは何というか、たくさん吸うと胸焼けするから」
ヘルディはため息をつく。
―――誰も彼も、美味しくない。
インキュバスの血が濃いせいで、定期的に精気を吸い取らないといけないわけだが、気が乗らない。
先祖返りなんてしたくなかったな、と思いつつ、ナスチャに言う。
「あのベッド、趣味悪すぎない?」
『どうせあなたのことだから、綺麗な子に使ったんでしょう? 胴体を飲み込まれて、さぞ醜い絵面だったでしょうね』
「結界は? どうなってる」
『お手上げ』
本当に手を上げたのか、無線に雑音が混じった。
『物理的に破るのも、魔法的に開錠するのも無理ね。エルフの方は内側から出られるみたいだけど、わざわざ出てくる間抜けもいないし』
「それはすごい」
半径十キロはくだらない結界を、その精度で。
しかも、本人の魔力を封じても、自律して動き続ける。
『だから、あなたが期待されてるのよね。さっさと堕として味方にしろって』
わかり切ったことを、電話口の女は言った。
「どうだろうね。頑張ってはみるけれど」
『力が出なくなったら、いつでも私は待ってるわよ』
「ありがたいことだね」
ぶつり、と無線を切って、ヘルディは笑う。
石牢の奥から、艶やかな嬌声が聞こえてくる。
◇
触手は女性の体液を糧とするから、ベッドのしたにまで愛液が垂れるようなことはない。
だが、アリアが受けてきた快楽の大きさは、その顔が物語っていた。
おびただしい汗が浮かび、翡翠色の前髪が額に張り付いている。涼やかな面持ちはとっくにゆるみきっていて、陶器のような白い頬は朱色に染まっていた。
「う、ああ……。んああっ」
頬に伝う唾液を舐めて、ヘルディは耳元で言う。
「やあ、おはよう。元気かな?」
「はな、せ……っ、離しなさいっ!」
呼びかけで覚醒したのか、緩んだ頬を必死で締めようとするアリアを見て、ヘルディは言った。
「うん、触手は離してあげる。休憩は終わりだ」
「きゅう、けい……?」
ボタンを押して、触手をベッドに押し込める。
粘液と体液でてらてらと輝く華奢な体が露わになって、ヘルディは幾本もの鎖を取り出した。
「今日の調教を始めようか」
◇
もう、羞恥心も麻痺してきていた。
鎖で両手を万歳の形に拘束されて、膝裏に通された鎖で体を吊られる。
強制的に、中空でM字開脚の形を取らされたアリアは、ヘルディを睨んで言った。
「この格好が、好きですね。下劣な、趣味」
「君に言われたくないな。見なよ、この下品な体を」
前髪を掴まれ、下を向かされる。
嫌でも視界に入る自分の体に、アリアは歯ぎしりする。
「くう……っ」
慎ましやかだった乳首は、小指大にぷっくりと膨らんで熟れた果実のような色に変わっている。乳房も何かを期待するように張っていて、その下では常に腰がぴくぴくと痙攣し、陰毛は重たい液に輝く。下生えの隙間から、つまめるぐらいに勃起して皮が剥けた肉芽が覗いていた。
その、痛々しいぐらいの急所を、ヘルディが優しく撫であげた。
「ひぃ……あっ!」
快楽が脳を貫く。
「はい、どうぞ」
ヘルディは、喘いだ拍子に開いたアリアの口に、もう片方の手を突っ込んだ。
「んううっ!?」
また、爪から生成した何かだろうか。
冷たい液体を多量に飲まされて、アリアは苦しげな声を上げる。
「なん、ですか。今のは」
「すぐにわかるよ」
ヘルディの言葉に、嘘はなかった。
ずしん、と膀胱が重たくなって、アリアは苦悶の表情を浮かべる。
「ああ……っ、そんな……っ!」
「高貴な種族でも生理現象って同じなのかなって。ちょっと気になってね」
「心の底から、軽蔑、します……っ。あなたに……」
「うん?」
じんじんと快楽で熱い頭を持ち上げ、アリアはうっすらと涙を浮かべた目を鋭くする。
「あなたには、本当に……心というものが、ないんですか……っ」
「ひどいなあ。あるに決まっているじゃないか」
平坦な声で、ヘルディは返した。
「高貴な者が屈辱を感じているとぞくぞくするし、自分がそれを操っていると思うと興奮するだろう? さあ、もっと顔を歪ませてくれよ、ハイエルフ」
ぐいぐいと膀胱を押してやると、アリアはへこへこと腰を振って悶える。
「ああ、んうっ! やめて、やめてぇっ!」
「さらに追加」
懐から取り出したのは、ナスティの作った小型の触手。
それを耳と陰核に取り付けてやり、沙羅に耳の触手は鎖にも巻き付ける。
顔を正面から動かせなくなったアリアは、泉のように愛液が湧き出る膣も、その下できゅうきゅうと震える菊門も晒して前を向くしかない。
「あああっ! あああんっ! お願い、やめて、出て行って! お願いっ!」
「どうして? 我慢できないの?」
「くうっ! 押すな、ぁぁ、あっ」
調教開始から、初めて。
アリアが懇願するような目でヘルディを見る。
それを認めて、ヘルディは恋人にするように柔和に笑って、思いっきり下腹部を押し込んだ。
ぴゅっ、と先走りのような液体が漏れて、我慢が崩れる。
「ああ、いや……い、やっ」
開いてしまった尿道を押し広げようと、耳と陰核に纏わりついた触手も激しく蠢き、結局アリアは、頂点に押し上げられたまま決壊した。
「いやあ、い……あああああああああああああっ!」
腰を波打たせて、顔を上げさせられたままの排尿絶頂。
愛液も混ざった尿は、突き上がって震える腰の動きに合わせて遠くまで飛び、石牢の床に広がる。
泣きながら快楽に蕩け、顔を紅潮させながら漏らすその姿は、堕ちた英雄を演出するには十分だ。
尿と愛液の混ざった液体を陰唇から掬ってアリアの顔に擦り付けて、ヘルディは笑う。
「さて、一回目は終わったね」
「い、っかい……め?」
「そうそう。今度は膣に触手でも埋めながら我慢してもらおうか。あるいは、無理やり尿道を塞いで、どれぐらい耐えられるか試すのも良いね」
あっけらかんと言われる内容に、目の前が真っ暗になる。
そして、満身創痍のアリアの唇に、ヘルディの指が押し入れられた。
呼びかけると、魔術部門トップ、ナスチャ=レインローズの艶やかな声が、無線の向こうから聞こえてくる。
『あら、珍しいわね。貴女から連絡を入れてくれるなんて。また精気を吸ってくれるのかしら?』
「まあ、そうだね。そろそろお願いするかもしれない。気は進まないけど」
『わがままなこと。私の肢体を夢見る男が何人いると思っているの?』
「君のは何というか、たくさん吸うと胸焼けするから」
ヘルディはため息をつく。
―――誰も彼も、美味しくない。
インキュバスの血が濃いせいで、定期的に精気を吸い取らないといけないわけだが、気が乗らない。
先祖返りなんてしたくなかったな、と思いつつ、ナスチャに言う。
「あのベッド、趣味悪すぎない?」
『どうせあなたのことだから、綺麗な子に使ったんでしょう? 胴体を飲み込まれて、さぞ醜い絵面だったでしょうね』
「結界は? どうなってる」
『お手上げ』
本当に手を上げたのか、無線に雑音が混じった。
『物理的に破るのも、魔法的に開錠するのも無理ね。エルフの方は内側から出られるみたいだけど、わざわざ出てくる間抜けもいないし』
「それはすごい」
半径十キロはくだらない結界を、その精度で。
しかも、本人の魔力を封じても、自律して動き続ける。
『だから、あなたが期待されてるのよね。さっさと堕として味方にしろって』
わかり切ったことを、電話口の女は言った。
「どうだろうね。頑張ってはみるけれど」
『力が出なくなったら、いつでも私は待ってるわよ』
「ありがたいことだね」
ぶつり、と無線を切って、ヘルディは笑う。
石牢の奥から、艶やかな嬌声が聞こえてくる。
◇
触手は女性の体液を糧とするから、ベッドのしたにまで愛液が垂れるようなことはない。
だが、アリアが受けてきた快楽の大きさは、その顔が物語っていた。
おびただしい汗が浮かび、翡翠色の前髪が額に張り付いている。涼やかな面持ちはとっくにゆるみきっていて、陶器のような白い頬は朱色に染まっていた。
「う、ああ……。んああっ」
頬に伝う唾液を舐めて、ヘルディは耳元で言う。
「やあ、おはよう。元気かな?」
「はな、せ……っ、離しなさいっ!」
呼びかけで覚醒したのか、緩んだ頬を必死で締めようとするアリアを見て、ヘルディは言った。
「うん、触手は離してあげる。休憩は終わりだ」
「きゅう、けい……?」
ボタンを押して、触手をベッドに押し込める。
粘液と体液でてらてらと輝く華奢な体が露わになって、ヘルディは幾本もの鎖を取り出した。
「今日の調教を始めようか」
◇
もう、羞恥心も麻痺してきていた。
鎖で両手を万歳の形に拘束されて、膝裏に通された鎖で体を吊られる。
強制的に、中空でM字開脚の形を取らされたアリアは、ヘルディを睨んで言った。
「この格好が、好きですね。下劣な、趣味」
「君に言われたくないな。見なよ、この下品な体を」
前髪を掴まれ、下を向かされる。
嫌でも視界に入る自分の体に、アリアは歯ぎしりする。
「くう……っ」
慎ましやかだった乳首は、小指大にぷっくりと膨らんで熟れた果実のような色に変わっている。乳房も何かを期待するように張っていて、その下では常に腰がぴくぴくと痙攣し、陰毛は重たい液に輝く。下生えの隙間から、つまめるぐらいに勃起して皮が剥けた肉芽が覗いていた。
その、痛々しいぐらいの急所を、ヘルディが優しく撫であげた。
「ひぃ……あっ!」
快楽が脳を貫く。
「はい、どうぞ」
ヘルディは、喘いだ拍子に開いたアリアの口に、もう片方の手を突っ込んだ。
「んううっ!?」
また、爪から生成した何かだろうか。
冷たい液体を多量に飲まされて、アリアは苦しげな声を上げる。
「なん、ですか。今のは」
「すぐにわかるよ」
ヘルディの言葉に、嘘はなかった。
ずしん、と膀胱が重たくなって、アリアは苦悶の表情を浮かべる。
「ああ……っ、そんな……っ!」
「高貴な種族でも生理現象って同じなのかなって。ちょっと気になってね」
「心の底から、軽蔑、します……っ。あなたに……」
「うん?」
じんじんと快楽で熱い頭を持ち上げ、アリアはうっすらと涙を浮かべた目を鋭くする。
「あなたには、本当に……心というものが、ないんですか……っ」
「ひどいなあ。あるに決まっているじゃないか」
平坦な声で、ヘルディは返した。
「高貴な者が屈辱を感じているとぞくぞくするし、自分がそれを操っていると思うと興奮するだろう? さあ、もっと顔を歪ませてくれよ、ハイエルフ」
ぐいぐいと膀胱を押してやると、アリアはへこへこと腰を振って悶える。
「ああ、んうっ! やめて、やめてぇっ!」
「さらに追加」
懐から取り出したのは、ナスティの作った小型の触手。
それを耳と陰核に取り付けてやり、沙羅に耳の触手は鎖にも巻き付ける。
顔を正面から動かせなくなったアリアは、泉のように愛液が湧き出る膣も、その下できゅうきゅうと震える菊門も晒して前を向くしかない。
「あああっ! あああんっ! お願い、やめて、出て行って! お願いっ!」
「どうして? 我慢できないの?」
「くうっ! 押すな、ぁぁ、あっ」
調教開始から、初めて。
アリアが懇願するような目でヘルディを見る。
それを認めて、ヘルディは恋人にするように柔和に笑って、思いっきり下腹部を押し込んだ。
ぴゅっ、と先走りのような液体が漏れて、我慢が崩れる。
「ああ、いや……い、やっ」
開いてしまった尿道を押し広げようと、耳と陰核に纏わりついた触手も激しく蠢き、結局アリアは、頂点に押し上げられたまま決壊した。
「いやあ、い……あああああああああああああっ!」
腰を波打たせて、顔を上げさせられたままの排尿絶頂。
愛液も混ざった尿は、突き上がって震える腰の動きに合わせて遠くまで飛び、石牢の床に広がる。
泣きながら快楽に蕩け、顔を紅潮させながら漏らすその姿は、堕ちた英雄を演出するには十分だ。
尿と愛液の混ざった液体を陰唇から掬ってアリアの顔に擦り付けて、ヘルディは笑う。
「さて、一回目は終わったね」
「い、っかい……め?」
「そうそう。今度は膣に触手でも埋めながら我慢してもらおうか。あるいは、無理やり尿道を塞いで、どれぐらい耐えられるか試すのも良いね」
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