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79日目―汚れる心―
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「やっぱり寸止めが効果的みたいね」
自室のモニターを見て、アイリーンはほくそ笑む。
過去に梓から受けていた調教の中で、焦らし責めが最も効いていると判断して仕掛けてみればこのザマだ。
イかせて、と叫んで汗ばんだ茶髪を振り乱す蛍をタブレットで見た後、アイリーンは目の前に意識を戻す。
ベッドの上には、後ろ手に縛ったのみ、あえて緩めの拘束の梓。
そしてその上にのしかかるように、ヘアピンで髪をまとめたあかりが迫っている。
「離れろ、離れろよっ!」
距離を取ろうと必死に足をばたつかせる梓だったが、素の身体能力差に加え、拘束までされていてはどうしようもない。
あかりに両足を抑えられて、たちまち無抵抗にされる。
キスできそうな距離まで顔を近づけて、あかりは普段よりきりりとした表情で言った。
「逃げないで、梓」
「その顔を向けるなっ、お前は蛍ちゃんじゃないっ!」
「じゃあ、なんでこんなに濡らしてるのよ」
「うるさいっ! ああ……っ、ぁぁあ、あ、あん……っ!」
口では気丈なことを言っているが、梓の体は反応している。傍観しているアイリーンにはよくわかる。
あかりを受け入れるように太ももは薄く開かれているし、その付け根からはとろとろと愛液が小川のように流れ続けている。陰唇はひくひくと蠢いていて、ときおり腰が浮いて、あかりの体に陰毛を擦り寄せていた。
梓の頬を手で包んで、アイリーンは上気した顔ににっこりと告げる。
「この辺で一応聞いてあげる。これ以上記憶を汚されたくなかったら、あんたもこっちにいらっしゃい? そうしたら、また蛍さんに会わせてあげるわよ」
はっ、はっ、と熱い息を吐く梓は、ふい、とアイリーンから目を逸らした。
それを返事と取ったブロンドの悪魔は、あかりに命じる。
「じゃあ、続行」
こくりと頷き、あかりは熟れきった梓の花園に指を突き入れた。
奥まで入れられた指は、そのままポルチオを押し込み、媚毒に侵された梓は、それだけでちかちかと視界を明滅させて果てを迎える。
「あああああああああっ!」
「ふふ、敏感だね。もっとイって、梓」
「この、このぉっ! 偽物の、癖にっ! ……っ! ――~~~っ! っあ! だ、っめイくっ、イくイく、また、……っ! も、そこ、押す、なあっ! あ、っく!」
くにくにと恥肉を弄ばれ、さらにポルチオを連続で押し込まれてイき地獄を見せられる。
ぷし、ぷしっ、と潮を吹いてシーツの色が変わるほどの淫液を垂れ流したところで、不意に愛撫が止んだ。
はくはくと空気を貪る梓の髪を優しく梳いて、あかりは梓に笑いかけた。
「愛してるよ、梓」
そして、ちゅ、と触れるだけのキスをする。
蛍とそっくりな顔で、蛍と同じように触れられて、唇を合わせられて。
じわ、と梓の目に涙がにじんだ。
「いやっ、……嫌だっ!」
今まで、舌を入れるキスは何度もしてきたけれど、触れるだけのキスは、蛍とだけの経験だった。
宣言通り、逃げ場である思い出の1つを汚されて、梓は嗚咽を漏らしそうになるのを必死でこらえる。
その顔を抑え、何度もついばむようなキスを落として、あかりは再び、秘貝に手を伸ばす。
ぐちゅ、と粘性の強い蜜を陰核にまぶして、Gスポットと同時に潰した。
嗚咽を喘ぎ声に変えて、梓は鳴く。
「あ、ああっ!」
「イって、梓」
「も、それやめてえっ! イっちゃう、からぁ、ぁぁあああああああああああっ!」
あかりを跳ね上げる勢いで腰を振って愛液を飛ばす梓を見て、アイリーンは笑う。
「まあ、安心しなさい。平日は私たち忙しいから。その間あんたには、拘束椅子でひたすら体をいじめられてもらうわ」
「覚えてろ、よっ。アイリーンっ! 絶対、吠え面かかせて、やる、からなあっ!」
「あら元気。この雌猫、屈辱的な体勢にしてもらえる?」
小さく頷いて、あかりは梓を持ち上げる。
両ひざを抱えて持ち上げられ、アイリーンの眼前に秘部を晒して固定される。
陰毛をしゃりしゃりと弄び下腹部を押すと、梓はぴくりと震える。
「ん……っ」
「ほら、頑張ってみなさいよ。吠え面かかせるんでしょ?」
「お前の責めなんて、気持ち悪いだけ、だね……っ」
「へえー、そう」
せっかくだから盛大に果ててもらおうかしら。
ぱちん、とゴム手袋をはめて、アイリーンは両手をそれぞれ、梓の膣と菊門の奥まで埋めた。
「あっ、ぅ、ぅぅうっ」
「で、このままっと」
腸壁と膣壁を押し込み、肉を挟んで己の指が埋まっていることを感触で確かめながら、そのままじゅぷじゅぷと出し入れする。
媚毒で開発された尻穴と膣を同時に刺激され、梓はたちまち半狂乱に陥った。
「あっ、ああっ! ああああっ、……っはあ!」
さらに。
後ろからあかりが陰核を指でこね回し、さらに耳たぶを甘噛みした。
「ああっ! も、一気に、触るなあっ! ーー~~~っ!」
数回分の潮に匹敵する愛液と腸液を垂らし、それでも必死に、呼吸すら止めて我慢していた梓だったが、決壊させたのはやはり蛍の幻影だった。
耳たぶを咥えながら、あかりが囁く。
「イって、梓」
それで、弾けた。
押さえこんでいた快楽が逃げ道を見つけたとばかりに殺到して、膣、菊門、陰核への刺激で、梓は大絶頂を極めさせられた。
「それ、我慢できな、いっ! イっ……くぅぅううううううううううううううっ!」
噴水のように透明な汁を飛ばし、がくん、がくん、とM字開脚であかりに吊り上げられたまま果てた梓。
愛液を白衣で受けたアイリーンは、心底楽しそうに嘲笑した。
「あッはは! 吠え面ねえ。かかせられると良いわね。負け猫さん」
自室のモニターを見て、アイリーンはほくそ笑む。
過去に梓から受けていた調教の中で、焦らし責めが最も効いていると判断して仕掛けてみればこのザマだ。
イかせて、と叫んで汗ばんだ茶髪を振り乱す蛍をタブレットで見た後、アイリーンは目の前に意識を戻す。
ベッドの上には、後ろ手に縛ったのみ、あえて緩めの拘束の梓。
そしてその上にのしかかるように、ヘアピンで髪をまとめたあかりが迫っている。
「離れろ、離れろよっ!」
距離を取ろうと必死に足をばたつかせる梓だったが、素の身体能力差に加え、拘束までされていてはどうしようもない。
あかりに両足を抑えられて、たちまち無抵抗にされる。
キスできそうな距離まで顔を近づけて、あかりは普段よりきりりとした表情で言った。
「逃げないで、梓」
「その顔を向けるなっ、お前は蛍ちゃんじゃないっ!」
「じゃあ、なんでこんなに濡らしてるのよ」
「うるさいっ! ああ……っ、ぁぁあ、あ、あん……っ!」
口では気丈なことを言っているが、梓の体は反応している。傍観しているアイリーンにはよくわかる。
あかりを受け入れるように太ももは薄く開かれているし、その付け根からはとろとろと愛液が小川のように流れ続けている。陰唇はひくひくと蠢いていて、ときおり腰が浮いて、あかりの体に陰毛を擦り寄せていた。
梓の頬を手で包んで、アイリーンは上気した顔ににっこりと告げる。
「この辺で一応聞いてあげる。これ以上記憶を汚されたくなかったら、あんたもこっちにいらっしゃい? そうしたら、また蛍さんに会わせてあげるわよ」
はっ、はっ、と熱い息を吐く梓は、ふい、とアイリーンから目を逸らした。
それを返事と取ったブロンドの悪魔は、あかりに命じる。
「じゃあ、続行」
こくりと頷き、あかりは熟れきった梓の花園に指を突き入れた。
奥まで入れられた指は、そのままポルチオを押し込み、媚毒に侵された梓は、それだけでちかちかと視界を明滅させて果てを迎える。
「あああああああああっ!」
「ふふ、敏感だね。もっとイって、梓」
「この、このぉっ! 偽物の、癖にっ! ……っ! ――~~~っ! っあ! だ、っめイくっ、イくイく、また、……っ! も、そこ、押す、なあっ! あ、っく!」
くにくにと恥肉を弄ばれ、さらにポルチオを連続で押し込まれてイき地獄を見せられる。
ぷし、ぷしっ、と潮を吹いてシーツの色が変わるほどの淫液を垂れ流したところで、不意に愛撫が止んだ。
はくはくと空気を貪る梓の髪を優しく梳いて、あかりは梓に笑いかけた。
「愛してるよ、梓」
そして、ちゅ、と触れるだけのキスをする。
蛍とそっくりな顔で、蛍と同じように触れられて、唇を合わせられて。
じわ、と梓の目に涙がにじんだ。
「いやっ、……嫌だっ!」
今まで、舌を入れるキスは何度もしてきたけれど、触れるだけのキスは、蛍とだけの経験だった。
宣言通り、逃げ場である思い出の1つを汚されて、梓は嗚咽を漏らしそうになるのを必死でこらえる。
その顔を抑え、何度もついばむようなキスを落として、あかりは再び、秘貝に手を伸ばす。
ぐちゅ、と粘性の強い蜜を陰核にまぶして、Gスポットと同時に潰した。
嗚咽を喘ぎ声に変えて、梓は鳴く。
「あ、ああっ!」
「イって、梓」
「も、それやめてえっ! イっちゃう、からぁ、ぁぁあああああああああああっ!」
あかりを跳ね上げる勢いで腰を振って愛液を飛ばす梓を見て、アイリーンは笑う。
「まあ、安心しなさい。平日は私たち忙しいから。その間あんたには、拘束椅子でひたすら体をいじめられてもらうわ」
「覚えてろ、よっ。アイリーンっ! 絶対、吠え面かかせて、やる、からなあっ!」
「あら元気。この雌猫、屈辱的な体勢にしてもらえる?」
小さく頷いて、あかりは梓を持ち上げる。
両ひざを抱えて持ち上げられ、アイリーンの眼前に秘部を晒して固定される。
陰毛をしゃりしゃりと弄び下腹部を押すと、梓はぴくりと震える。
「ん……っ」
「ほら、頑張ってみなさいよ。吠え面かかせるんでしょ?」
「お前の責めなんて、気持ち悪いだけ、だね……っ」
「へえー、そう」
せっかくだから盛大に果ててもらおうかしら。
ぱちん、とゴム手袋をはめて、アイリーンは両手をそれぞれ、梓の膣と菊門の奥まで埋めた。
「あっ、ぅ、ぅぅうっ」
「で、このままっと」
腸壁と膣壁を押し込み、肉を挟んで己の指が埋まっていることを感触で確かめながら、そのままじゅぷじゅぷと出し入れする。
媚毒で開発された尻穴と膣を同時に刺激され、梓はたちまち半狂乱に陥った。
「あっ、ああっ! ああああっ、……っはあ!」
さらに。
後ろからあかりが陰核を指でこね回し、さらに耳たぶを甘噛みした。
「ああっ! も、一気に、触るなあっ! ーー~~~っ!」
数回分の潮に匹敵する愛液と腸液を垂らし、それでも必死に、呼吸すら止めて我慢していた梓だったが、決壊させたのはやはり蛍の幻影だった。
耳たぶを咥えながら、あかりが囁く。
「イって、梓」
それで、弾けた。
押さえこんでいた快楽が逃げ道を見つけたとばかりに殺到して、膣、菊門、陰核への刺激で、梓は大絶頂を極めさせられた。
「それ、我慢できな、いっ! イっ……くぅぅううううううううううううううっ!」
噴水のように透明な汁を飛ばし、がくん、がくん、とM字開脚であかりに吊り上げられたまま果てた梓。
愛液を白衣で受けたアイリーンは、心底楽しそうに嘲笑した。
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