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後日談
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「ねぇ、今度の婚約発表の時に着るドレスどれがいいかな?」私は王室御用達の商人が私の部屋まで持ってきてくれた、たくさんのドレスを手に取りながら、だれにともなく尋ねる。
「俺はこれが似合うと思う。君の瞳はアメジスト色だから。」そう言ってセインが手に取ったのはすみれ色のウエストがキュッと絞まり、そこから足元にかけてはふんわりと広がるまさにお姫様が着るようなドレスだった。
「確かね。これは素敵ね。」私も手に取って眺める。
「私はこちらがよろしいかと思いますが。ルーナ様?」そう言いながら、エドワードが持ってきたのは、白を基調としながらも金糸でところどころ花の刺繍が施された、背中がざっくりと開いたタイトな感じの大人っぽいドレスだった。
「この刺繍、すごく凝っているわね。」私は今度はそのドレスを手に取りながらそう言う。
セインはちょっと不満げにエドワードを見ると「なんで、あいつがここにいるんだ?」と言った顔で私に訴えかけてくる。
私はそんなセインには気づかないかのようなふりをしてエドワードに「ちょっと喉が乾いちゃったからお水を持ってきてくれないかな?」と言った。
エドワードが部屋を出ていくと私はセインにこう言った。「城に置くっていったのは貴方でしょ。」
「それはそうだけど、別にルーナの世話をさせなくても……。噂に聞くところによると、君が俺を訪ねて城を訪問する度に張り切ってるらしいぞ。」彼は口を尖らせながらそう言った。
そうして、「ったく、記憶をいじってもまた君のことを好きになったか。俺もおちおちルーナから目が離せないよ。」と言いながら私のほっぺたをつつく。
「私はセインだけだから。」私は彼を安心させるようにそう言うと、不服そうな顔をした彼にチュッとキスをした。
「俺はこれが似合うと思う。君の瞳はアメジスト色だから。」そう言ってセインが手に取ったのはすみれ色のウエストがキュッと絞まり、そこから足元にかけてはふんわりと広がるまさにお姫様が着るようなドレスだった。
「確かね。これは素敵ね。」私も手に取って眺める。
「私はこちらがよろしいかと思いますが。ルーナ様?」そう言いながら、エドワードが持ってきたのは、白を基調としながらも金糸でところどころ花の刺繍が施された、背中がざっくりと開いたタイトな感じの大人っぽいドレスだった。
「この刺繍、すごく凝っているわね。」私は今度はそのドレスを手に取りながらそう言う。
セインはちょっと不満げにエドワードを見ると「なんで、あいつがここにいるんだ?」と言った顔で私に訴えかけてくる。
私はそんなセインには気づかないかのようなふりをしてエドワードに「ちょっと喉が乾いちゃったからお水を持ってきてくれないかな?」と言った。
エドワードが部屋を出ていくと私はセインにこう言った。「城に置くっていったのは貴方でしょ。」
「それはそうだけど、別にルーナの世話をさせなくても……。噂に聞くところによると、君が俺を訪ねて城を訪問する度に張り切ってるらしいぞ。」彼は口を尖らせながらそう言った。
そうして、「ったく、記憶をいじってもまた君のことを好きになったか。俺もおちおちルーナから目が離せないよ。」と言いながら私のほっぺたをつつく。
「私はセインだけだから。」私は彼を安心させるようにそう言うと、不服そうな顔をした彼にチュッとキスをした。
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