【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。

なーさ

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襲撃事件ー2

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「第一王子殿下!エミリーがエミリーが!」
「メアリーさん?どうしたんですか??」
「エミリーがいなくなったんです。!」
「どこかに出かけたわけではないんですか?」
「悲鳴が聞こえてきました!それで、それで!」 
「メアリーさん落ち着いてください。」
「おい!メアリー!エミリーがいなくなったってどういうことだ!」
「おい!今からリアムとリオンとアカトを呼んでこい!」
「メアリーちゃん!エミリーが拐われたってどういうことだ~!!」
「落ち着け~!!!!!」
「すみません、メアリーさん。取り乱してしまいました。どういうことですか?」
「エミリーの部屋に行こうとしたら悲鳴が聞こえてきて駆けつけたら窓が開いていて…!!」
「誰に拐われたか見当つきますか?」
「分かりません。すみません。」
「誰だ…」
「リオン?どうしたんだ?」
「誰だよ!エミリー拐ったの!絶対に殺す…」
「リオン…」
「今から僕が指揮を取ります。いいですね?」
「ああ。」
「リアムは今から早馬で王家とレフカ公爵家に行ってくれ。」
「分かった。」
「エドワードはエミリーの部屋に行ってそこから逃げたであろう窓から追ってください。下町の道はわかってますよね?」
「おうよ!」
「リオンはエミリーを拐いそうな人に片っ端から声をかけてください。きっと汚れ仕事は下っ端にさせているはずです。」
「分かった。」






その頃エミリーは…
「あなたも大変なんですねぇ…」
「そうなんだよ…兄弟6人抱えて母親が病気で…父親は蒸発して…」
「大変ですねぇ~」
「俺はフラワーデザイナーになりたいんだ。ある公爵家で働いてたんだけどお嬢様お気に入りのイケメン庭師が来て奴隷にされちまったんだ。だからあんたを誘拐しちまったってわけさ。すまねぇな。」
「いえ…とは言いづらいですが取引しませんか?」
「取引?」
「はい。私とあなた、どちらにも得がある取引です。」この取引勝てる。
「まず私をここから逃してください。そしてほとぼりがおさまった頃1ヶ月後にレフカ公爵家にフラワーデザイナーとして雇ってほしいと来てください。うちは使用人専用の部屋があるのでご兄弟とお母様連れてこられても大丈夫です。ただ確実にあなたは命を狙われます。だからあなたは今から私を逃して一緒に逃げてください。どうしますか?」
「に、逃げる。」
「分かりました。縄をほどいて!行きますよ!」




その頃…
「エミリー!!!」
「エドワード?エドワード!」
「エミリー。やっと見つけた…」
「この人は私の仲間です。詳しいことは後で話すからこの人とこの人の家族をレフカ公爵家のあそこに連れてって。」
「分かった。行きましょう。」
「お嬢様…!よかったです!見つかって!…」
「ミナ。ありがとう。」
「お嬢様…!」
「屋敷に帰りましょう。犯人はわかってるの。」さぁここからが反撃だ。
    
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