106 / 129
第34日目 迷宮『マターファ』(モンスター討伐)その①
しおりを挟む
今、私は2人の男性達のおごりで朝から豪華な朝食、別名『セレブレディの優雅な朝食セット』を頂いている。
最高級の鶏が産んだ卵のオムレツ、最高級の小麦が原料のテーブルパン、最高級の牛のミルクにヨーグルト、バター等々・・・食材も一流ながら、シェフも一流と呼ばれる、ここ『アルハール』でも最高級5つ星レストランの料理に舌鼓を打っていた。
「あ~やっぱり超一流レストランの食事は最高・・・。」
うっとりしながらフワフワオムレツを口にしていると、恨めしそうな視線でこちらを見るベソとノッポの姿が視界に入って来る。
ちなみにオリバーは今だにランニングから戻ってきていない。
「う・・・・俺達の1週間分の給料が・・・。」
「こんなくだらない事で消えて無くなるなんて・・・。」
ノッポとベソが嘆きながら牛乳だけを飲んでいる。
私はそんな彼等を見ながら言った。
「何言ってるのよ。貴方達は私を置いて素敵なホテルに泊まったでしょう?私なんかねえ、古くて何処かカビ臭い宿屋の固いベッドの上で、煩い騒音の為に殆ど眠れぬ夜を過ごしたんだからね?挙句にこんな寝不足状態でこれからモンスター討伐に行かなければならないんだから、栄養を付けるのは当然だと思わない。」
最もな話をしながら、フォークに刺したローストビーフを頂く。
パクリ。
モグモグ・・・・ゴックン。
あ~し・あ・わ・せ・・・・。
「ううう・・・。ずるい、オリバーさんだけエリスさんの説教も受けず、奢る事も無く、1人ランニングへ行ってるなんて・・・。」
「差別だ・・・これは明らかに差別だ・・・。」
ノッポとベソが恨めしそうにブツブツと文句を言っている。
「ふ~ん・・・。でも宿屋の主が言っていたけど、先に煩くて眠れないから他の宿屋に移ると訴えに来ていたのはベソとノッポの方だと聞いたけど?」
ジロリと2人を睨むように言うと、明らかにビクリと大きく肩が跳ね上がる2人。
本当に分かりやすいなあ・・・・。
「それで?あれから何か良い対策は見つかった?」
料理を口に運びながら私は2人に問いかけた。
良い対策・・・それは言うまでもない、これから向かう迷宮『マターファ』の攻略についてだ。
「いえ・・・それがまだ・・・。」
「俺達も妙案が思い浮かばなくて・・・。」
ベソとノッポが困り顔知恵で言う。
この『マターファ』と呼ばれる迷宮はアルハール砂漠の北にある鍾乳洞である。
この鍾乳洞では貴重な鉱石が沢山採掘する事が出来るのだが、中はまるで迷路のように入り組んでいる。それ故迷宮と呼ばれている。
先の宿屋の店主、『早耳のザヒード』の話では、ここ『アルハール』は石油の原料採掘と、『マターファ』で採掘される鉱石が国の経済を担っており、労働者の3分の1が石油採掘か、鉱石採掘の仕事に携わっているらしい。
そして鉱石採掘労働者達は迷路のような鍾乳洞を迷わず歩けるように巨大な畜鉱石を要所、要所に設置しておいたのだが、一月ほど前に畜鉱石の殆どが何者かに破壊され、鍾乳洞の奥から不気味な音が響き渡るようになったと言う。
それでも鉱石を採掘する事を諦めたくない人々が、『マターファ』の中で何が起こっているのか調べる為に、何処までも長く伸び続ける魔法のロープをくくり付けてラクダを数頭送り込んだのだが・・、引き寄せてみると、ロープはちぎられており、一頭もラクダは戻って来る事は無かった。
そして人々は囁き合った。
恐らく『マターファ』にはモンスターが巣くっているに違いない・・・と。
「まあ、迷宮攻略は・・・多分『右手法』を使えば・・何とかなるかもしれないけどさ。」
私はデザートの苺ソースがかかったパンナコッタを口にしながら言った。
そんな私の食べる姿を見てごくりと喉を鳴らすベソとノッポ。
しかし、悪いが君達にこのデザートを上げる訳にはいかないのだよ?!
「問題はモンスターの正体・・・ですよね?」
ベソが上目遣いに私を見ると言った。
「そう、それよ。」
「一度も迷宮から出て来た事が無いから、正体が分からないと言ってましたよね?」
ノッポが言う。
「はい、ではここで問題です。このモンスターは何故迷宮の奥から出てこないのでしょうか?分かる方。」
2人を交互に見ながら私は尋ねた。
「「さ・・・さあ・・?」」
ベソとノッポは互いの顔を見つめながら首を傾げた。
「んもうっ!貴方達・・・それでもゲームプログラマーなの?!何故モンスターが迷宮から出てこないのか?そこには何か理由があるからに決まっているでしょう?仮にもゲームを作る会社の社員なんだから、シナリオ位考えたりはしないの?!」
「無茶言わないで下さいよっ!俺達はプログラマーですよ?!」
「そうですっ!ゲームシナリオを考えるのは我々の仕事では無いのですから!」
ベソとノッポが交互に言う。
はあ~・・・。私は頭を抱えると言った。
「それじゃあ・・・これは私なりの個人的な意見だけど・・・。」
すると、ベソとノッポは身を乗り出してきた。
「何故、モンスターは迷宮から出てこないのか・・・それは出たくても出られない理由があるからに決まってるでしょう?いい?砂漠と言えば、砂に覆われ、水分が全く無い暑い場所、一方の鍾乳洞は水分が豊富にあり、湿気が多く涼しい場所・・・・。つまり、このモンスターは暑さや乾燥に弱いモンスターだと思うのよ。」
私の言葉にウンウンと頷く2人。
「だから、多分だけど・・・炎系の攻撃が弱点なんじゃ無いかな・・・?」
「おおっ!」
「成程っ!確かに・・・っ!」
口から出たほぼ出まかせの話なのに、何故かこの2人は完全に私の言う事を信用しきっている。まさかこれ程までにベソとノッポが私のいい加減な推理に乗っかって来るとは思いもしなかった。
「それで?エリスさん。俺達はどんな準備をすればいいですか?」
ベソが目をキラキラさせながら続きを促してくる。
「もったい付けないで早く教えて下さいよっ!」
ノッポが身を乗り出してきた。
「ここ『アルハール』は石油の原料採掘で有名な国だから・・・。炎の攻撃用アイテム・・・とかがあればいいんじゃないかな?」
と・・・ここまで話した時、何故か私達の周囲に人の気配を感じた。そして辺りを見渡して、思わず固まってしまった。
何といつの間にか私とベソ、ノッポのテーブルの周りには大勢のギャラリーたちが集まっているではないか!
「あ、あの・・・あなた方は一体・・?」
顔を引きつらせながら一番近くにいた口髭を生やした若い男性に尋ねた。すると男性は言った。
「お嬢さん!凄いじゃないか!話を聞いただけで、モンスターの弱点を見つけるなんてっ!お嬢さんに付いて行けば、きっとあの忌々しい正体不明のモンスターを倒す事が出来そうだっ!なあっ?!皆もそう思うだろう?!」
若い男性の掛け声とともに、一斉に辺りは盛り上がりを見せる。
「ちょ、ちょっと待って下さいっ!そんなに期待されても困りますっ!これはあくまで私の勘で・・・・。」
その時、扉がバアアアンッ!と開け放たれ、そこにタリク王子が現れたのだ。
げけっ!な、何故タリク王子がここにっ?!咄嗟にベソとノッポの背後に回り込んで隠れる。
「おいっ!ここに『マターファ』に巣くうモンスターの正体に見当をつけた旅人がいるそうじゃないかっ!一体何処にいるのだっ!」
言いながら、どんどんこちらへ向かって近付いてくる・・・!
そして・・・。
「ああっ!お、お前は・・・エリス!エリスじゃないかっ!」
ああ・・・ついにタリク王子に見つかってしまった・・・。
私はがっくりと肩を落とすのだった—。
最高級の鶏が産んだ卵のオムレツ、最高級の小麦が原料のテーブルパン、最高級の牛のミルクにヨーグルト、バター等々・・・食材も一流ながら、シェフも一流と呼ばれる、ここ『アルハール』でも最高級5つ星レストランの料理に舌鼓を打っていた。
「あ~やっぱり超一流レストランの食事は最高・・・。」
うっとりしながらフワフワオムレツを口にしていると、恨めしそうな視線でこちらを見るベソとノッポの姿が視界に入って来る。
ちなみにオリバーは今だにランニングから戻ってきていない。
「う・・・・俺達の1週間分の給料が・・・。」
「こんなくだらない事で消えて無くなるなんて・・・。」
ノッポとベソが嘆きながら牛乳だけを飲んでいる。
私はそんな彼等を見ながら言った。
「何言ってるのよ。貴方達は私を置いて素敵なホテルに泊まったでしょう?私なんかねえ、古くて何処かカビ臭い宿屋の固いベッドの上で、煩い騒音の為に殆ど眠れぬ夜を過ごしたんだからね?挙句にこんな寝不足状態でこれからモンスター討伐に行かなければならないんだから、栄養を付けるのは当然だと思わない。」
最もな話をしながら、フォークに刺したローストビーフを頂く。
パクリ。
モグモグ・・・・ゴックン。
あ~し・あ・わ・せ・・・・。
「ううう・・・。ずるい、オリバーさんだけエリスさんの説教も受けず、奢る事も無く、1人ランニングへ行ってるなんて・・・。」
「差別だ・・・これは明らかに差別だ・・・。」
ノッポとベソが恨めしそうにブツブツと文句を言っている。
「ふ~ん・・・。でも宿屋の主が言っていたけど、先に煩くて眠れないから他の宿屋に移ると訴えに来ていたのはベソとノッポの方だと聞いたけど?」
ジロリと2人を睨むように言うと、明らかにビクリと大きく肩が跳ね上がる2人。
本当に分かりやすいなあ・・・・。
「それで?あれから何か良い対策は見つかった?」
料理を口に運びながら私は2人に問いかけた。
良い対策・・・それは言うまでもない、これから向かう迷宮『マターファ』の攻略についてだ。
「いえ・・・それがまだ・・・。」
「俺達も妙案が思い浮かばなくて・・・。」
ベソとノッポが困り顔知恵で言う。
この『マターファ』と呼ばれる迷宮はアルハール砂漠の北にある鍾乳洞である。
この鍾乳洞では貴重な鉱石が沢山採掘する事が出来るのだが、中はまるで迷路のように入り組んでいる。それ故迷宮と呼ばれている。
先の宿屋の店主、『早耳のザヒード』の話では、ここ『アルハール』は石油の原料採掘と、『マターファ』で採掘される鉱石が国の経済を担っており、労働者の3分の1が石油採掘か、鉱石採掘の仕事に携わっているらしい。
そして鉱石採掘労働者達は迷路のような鍾乳洞を迷わず歩けるように巨大な畜鉱石を要所、要所に設置しておいたのだが、一月ほど前に畜鉱石の殆どが何者かに破壊され、鍾乳洞の奥から不気味な音が響き渡るようになったと言う。
それでも鉱石を採掘する事を諦めたくない人々が、『マターファ』の中で何が起こっているのか調べる為に、何処までも長く伸び続ける魔法のロープをくくり付けてラクダを数頭送り込んだのだが・・、引き寄せてみると、ロープはちぎられており、一頭もラクダは戻って来る事は無かった。
そして人々は囁き合った。
恐らく『マターファ』にはモンスターが巣くっているに違いない・・・と。
「まあ、迷宮攻略は・・・多分『右手法』を使えば・・何とかなるかもしれないけどさ。」
私はデザートの苺ソースがかかったパンナコッタを口にしながら言った。
そんな私の食べる姿を見てごくりと喉を鳴らすベソとノッポ。
しかし、悪いが君達にこのデザートを上げる訳にはいかないのだよ?!
「問題はモンスターの正体・・・ですよね?」
ベソが上目遣いに私を見ると言った。
「そう、それよ。」
「一度も迷宮から出て来た事が無いから、正体が分からないと言ってましたよね?」
ノッポが言う。
「はい、ではここで問題です。このモンスターは何故迷宮の奥から出てこないのでしょうか?分かる方。」
2人を交互に見ながら私は尋ねた。
「「さ・・・さあ・・?」」
ベソとノッポは互いの顔を見つめながら首を傾げた。
「んもうっ!貴方達・・・それでもゲームプログラマーなの?!何故モンスターが迷宮から出てこないのか?そこには何か理由があるからに決まっているでしょう?仮にもゲームを作る会社の社員なんだから、シナリオ位考えたりはしないの?!」
「無茶言わないで下さいよっ!俺達はプログラマーですよ?!」
「そうですっ!ゲームシナリオを考えるのは我々の仕事では無いのですから!」
ベソとノッポが交互に言う。
はあ~・・・。私は頭を抱えると言った。
「それじゃあ・・・これは私なりの個人的な意見だけど・・・。」
すると、ベソとノッポは身を乗り出してきた。
「何故、モンスターは迷宮から出てこないのか・・・それは出たくても出られない理由があるからに決まってるでしょう?いい?砂漠と言えば、砂に覆われ、水分が全く無い暑い場所、一方の鍾乳洞は水分が豊富にあり、湿気が多く涼しい場所・・・・。つまり、このモンスターは暑さや乾燥に弱いモンスターだと思うのよ。」
私の言葉にウンウンと頷く2人。
「だから、多分だけど・・・炎系の攻撃が弱点なんじゃ無いかな・・・?」
「おおっ!」
「成程っ!確かに・・・っ!」
口から出たほぼ出まかせの話なのに、何故かこの2人は完全に私の言う事を信用しきっている。まさかこれ程までにベソとノッポが私のいい加減な推理に乗っかって来るとは思いもしなかった。
「それで?エリスさん。俺達はどんな準備をすればいいですか?」
ベソが目をキラキラさせながら続きを促してくる。
「もったい付けないで早く教えて下さいよっ!」
ノッポが身を乗り出してきた。
「ここ『アルハール』は石油の原料採掘で有名な国だから・・・。炎の攻撃用アイテム・・・とかがあればいいんじゃないかな?」
と・・・ここまで話した時、何故か私達の周囲に人の気配を感じた。そして辺りを見渡して、思わず固まってしまった。
何といつの間にか私とベソ、ノッポのテーブルの周りには大勢のギャラリーたちが集まっているではないか!
「あ、あの・・・あなた方は一体・・?」
顔を引きつらせながら一番近くにいた口髭を生やした若い男性に尋ねた。すると男性は言った。
「お嬢さん!凄いじゃないか!話を聞いただけで、モンスターの弱点を見つけるなんてっ!お嬢さんに付いて行けば、きっとあの忌々しい正体不明のモンスターを倒す事が出来そうだっ!なあっ?!皆もそう思うだろう?!」
若い男性の掛け声とともに、一斉に辺りは盛り上がりを見せる。
「ちょ、ちょっと待って下さいっ!そんなに期待されても困りますっ!これはあくまで私の勘で・・・・。」
その時、扉がバアアアンッ!と開け放たれ、そこにタリク王子が現れたのだ。
げけっ!な、何故タリク王子がここにっ?!咄嗟にベソとノッポの背後に回り込んで隠れる。
「おいっ!ここに『マターファ』に巣くうモンスターの正体に見当をつけた旅人がいるそうじゃないかっ!一体何処にいるのだっ!」
言いながら、どんどんこちらへ向かって近付いてくる・・・!
そして・・・。
「ああっ!お、お前は・・・エリス!エリスじゃないかっ!」
ああ・・・ついにタリク王子に見つかってしまった・・・。
私はがっくりと肩を落とすのだった—。
10
お気に入りに追加
113
あなたにおすすめの小説
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。
《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。

ドラゴン王の妃~異世界に王妃として召喚されてしまいました~
夢呼
ファンタジー
異世界へ「王妃」として召喚されてしまった一般OLのさくら。
自分の過去はすべて奪われ、この異世界で王妃として生きることを余儀なくされてしまったが、肝心な国王陛下はまさかの長期不在?!
「私の旦那様って一体どんな人なの??いつ会えるの??」
いつまで経っても帰ってくることのない陛下を待ちながらも、何もすることがなく、一人宮殿内をフラフラして過ごす日々。
ある日、敷地内にひっそりと住んでいるドラゴンと出会う・・・。
怖がりで泣き虫なくせに妙に気の強いヒロインの物語です。
この作品は他サイトにも掲載したものをアルファポリス用に修正を加えたものです。
ご都合主義のゆるい世界観です。そこは何卒×2、大目に見てやってくださいませ。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる