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第28日目 死の砂漠から呼ぶ者は ②
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ドンドンドンッ!
「ベソッ!ノッポッ!ここにいるのは分かってるのよ?早く出てきてよっ!」
ドアをノックしながらベソとノッポを呼ぶ。
ガチャリ・・・・。
12回目のノックでようやく出てきたのは黒髪イケメンのノッポであった。
「おはようございます、エリスさん・・・。最近毎日俺達の処へ来ていますよね・・・・。」
寝ぼけまなこ?で目をこすりながらノッポが言う。
「何言ってるの?用事があるから貴方達の処へ来ているんでしょう?ところでなんでいつもそんなに眠そうなの?もう朝の7時を過ぎてるけど?」
液晶時計を見ながらノッポに言うと、奥からベソも出てきた。
「エリスさん・・・。俺達今日寝たのは午前1時なんですよ・・・。もう少し寝かせて下さいよ。」
茶髪イケメンのベソが欠伸をしながら顔をのぞかせてきた。
「ええ?だってそれでも今は7時だから6時間は寝てるじゃない。それだけ寝れば大丈夫だってば・・って言うか、そんなのんびりしている場合じゃないのよっ!ねえ、今朝のミッションは一体どういう事なのよっ!」
「え?今朝ミッション?また何か無茶なミッションでも入って来たんですか?」
ベソののんびりした言い方に何だか無性にイラッとくる。
「あ・・・あのねえっ!少なくとも貴方達はプログラマーでしょう?この世界の神でしょう?なのに、何故今どんな事件がこの世界で起こっているのか分からないのよっ!」
思わず、グイッとベソの襟首を掴んで自分の方へ引き寄せる。
「ぐ・・・く、苦しいですよ。エリスさん・・・。」
ベソが涙目で訴える。
「あ、ご・ごめんなさい・・・。つい興奮のあまり・・・。」
パッと手を放して慌ててベソに謝罪をする。
「ま、まあ・・・別にいいですけど・・それで何があったんですか?」
ベソが肩で息をしながら私を見た。
「と・・とにかく、このメッセージを見てよっ!」
私は液晶パネルを操作して、2人にメッセージの内容を見せると、途端に顔色を変える2人。うん、ここまで来れば彼らも理解しただろう。
「エ、エリスさん・・・。ま、まさか・・・?」
「じょ・・・冗談・・・ですよね・・・?」
青ざめた顔で私を見つめるノッポとベソ。
「何言ってるの?冗談でこんな従業員宿舎から離れた管理事務局までわざわざ足を運ぶと思う?」
「ヒエエエッ!勘弁して下さいよっ!」
ノッポが情けない声を上げる。
「そうですよっ!これ以上俺達を巻き込まないで下さいっ!」
ベソが半ベソを・・・。
「ですからベソなんかかいていませんっ!」
・・・考えを先読みされてしまった。
「あのねですね・・・。何度も言わせて頂きますが・・・・私はあくまで乙女ゲームのバーチャル世界へやって来たわけですよね?それが・・・。」
「わーっ!わ、分かりました!行きますっ!行けばいいんでしょうっ?!訴えられたらりしたらたまったもんじゃありませんからっ!」
「ありがとう、ノッポ。ついに覚悟を決めてくれたわけね?」
パチンと手を叩いてニッコリ微笑む私。
「・・・全く仕方ありませんねえ・・・。」
ベソもため息をつきながら渋々返事をした。
「おおっ!2人とも・・・大分話が分かるようになって来たじゃないの?それで・・2人で今回のコンピューターウィルスの正体を調べられる?」
「う~ん・・・どうでしょうねえ・・?まあ一応は調べてみますが、あまり期待はしないでくださいよ?」
ノッポが頭をポリポリ掻きながら言う。
「それより、エリスさん。他にあと3名誰を連れて行くか選ばなければいけないんですよねえ?誰にするんですか?」
ベソがPCのキーボードをたたきながら質問してきた。
「う~ん・・・。そこなんだよねえ・・・。もし誰か好感度を下げられていた『白銀のナイト』がいたら、その人を連れて行こうと思ったんだけど、今回に限っては好感度を下げられたキャラはいないみたいだし・・・」
腕組みしながら考え込むとノッポが言った。
「それなら戦う事が好きな『白銀のナイト』に声をかければいいんじゃいなですか?」
「戦う事が好きな・・・ねえ・・。」
真っ先に頭に浮かんだのはフレッドだ。そして・・・次にアンディ・・・そして・・うん!魔法が得意なエリオットが付いてきてくれれば心強い!
「どうやら誰に声を掛けたいか決まったようですね?出来れば頼もしい人をお願いしますよ?俺達も行かなくてはならないんですから。」
ベソが震えながらこちらを見る。
「分かったわよ・・・。それじゃちょっと行ってくるね。『アルハール』って、確か・・・かなり遠かったよね・・?日帰りなんて・・・無理だよね?」
部屋を出るときに2人を振り返って質問してみた。
「当り前じゃないですかっ。移動だけで半日かかりますよ。」
ノッポの話にベソが声を荒げた。
「そうだっ!PCのメンテナンスがあるから、やっぱり俺達行けないですよっ!エリスさん、残念ですが日帰りで行ける場所じゃないと俺達付き添えませんよ。お付き合い出来なくて申し訳ないです。」
・・・気のせいだろうか?ベソの声が何だか嬉しそうに聞こえる・・・・。
「わ・・・分かったわよ・・。仕方ない・・・今回は貴方達にお願いするのは・・・断念するわ。その代り・・・。」
ジロリと恨みを込めた目でベソとノッポを見ると言った。
「貴方達、ウィルス駆除器持ってるでしょう?あれ、あれを貸してよっ!そうじゃないと・・・私、『アルハール』には行かないからねっ!」
「「えええっ?!そ、そんな・・・!」」
こうして今回私はベソとノッポから強引に「ウィルス駆除器」を借りてきたのである。
「さて・・・それじゃ・・・フレッド、アンディ、エリオット以外に誰に頼もうかな・・・?」
歩きながら、液晶画面を操作して『白銀のナイト』達の居場所を検索してみると、なんと全員が集まっているではないかっ!
「おおっ!これは・・・なんてラッキーなの?まさか全員が一堂に会しているなんて・・・。それじゃあ場所は何所なのかな・・・?ってあれ・・・この場所ってもしかして・・・?」
部屋のマップを何度か表示させ・・・私は自分の顔が青ざめていくのが分かった。
こ、この場所って・・・!
「わ・・・私の部屋じゃないのっ!や・・・やだっ!また・・・燃やされてしまうかもっ!!」
急いでメイド服のスカートの裾を広げると、一目散に自室へ向かった。
バーンッ!!
自室のドアを開けると、一斉にこちらを振り向く14個の目。
「「「「「「「エリスッ!!」」」」」」」
7人全員がそろって私の名前を言う。
「な・・・何やってるんですか?!皆さんっ!ひ、人の留守中に・・仮にも女性の部屋に勝手に入るなんて・・・!」
半分恨みを込めた目で彼らを見ると、真っ先に動いたのはアドニスだった。
「ごめんよ!エリスッ!僕たちは・・・君が心配でつい、いてもたってもいられなくなって・・・つい・・・。」
「言っておくが全員でここへ来ようって決めた分けなじゃいからなっ?!ここに集まったのはほんとに偶然なんだっ!」
エリオットが人混みをかき分けて現れた。
「そうなんだよっ!だけど、一番初めに駆けつけのはこの俺だからなっ?!」
負けじとアベルが声を荒げる。
「エリスッ!俺は・・・何としてもお前について行くからな?!」
ジェフリーがアベルを押しのけて私の前に現れるとギュっと手を握りしめてきた。
「抜け駆けするなっ!俺も行くぞっ!」
フレッドが背後から声を掛けてきた。
「キャアッ!と、突然後ろから声を掛けないでくださいよっ!」
思わず涙目になる私。
「エリス。『アルハール』はとても暑くて女性には辛い場所だ。この私を連れて行けばきっと役立つぞ?」
エリオットが笑みを浮かべて私を見る。
「さあ、エリス。誰を連れて行くか選んでくれ。」
最後に現れたのはアンディだった。う~ん・・・しかし・・私には選べない・・・。
選べないから・・・。
「それじゃ、皆さん。あみだくじで決めましょう!」
私は紙とペンを取り出して『白銀のナイト』達に言った。
「「「「「「「あみだくじ・・?」」」」」」」
その後私は彼らにあみだくじの説明をし、公平性を期す為に、全員に線を引いてもらい、あみだくじ大会?が開催された-。
「ベソッ!ノッポッ!ここにいるのは分かってるのよ?早く出てきてよっ!」
ドアをノックしながらベソとノッポを呼ぶ。
ガチャリ・・・・。
12回目のノックでようやく出てきたのは黒髪イケメンのノッポであった。
「おはようございます、エリスさん・・・。最近毎日俺達の処へ来ていますよね・・・・。」
寝ぼけまなこ?で目をこすりながらノッポが言う。
「何言ってるの?用事があるから貴方達の処へ来ているんでしょう?ところでなんでいつもそんなに眠そうなの?もう朝の7時を過ぎてるけど?」
液晶時計を見ながらノッポに言うと、奥からベソも出てきた。
「エリスさん・・・。俺達今日寝たのは午前1時なんですよ・・・。もう少し寝かせて下さいよ。」
茶髪イケメンのベソが欠伸をしながら顔をのぞかせてきた。
「ええ?だってそれでも今は7時だから6時間は寝てるじゃない。それだけ寝れば大丈夫だってば・・って言うか、そんなのんびりしている場合じゃないのよっ!ねえ、今朝のミッションは一体どういう事なのよっ!」
「え?今朝ミッション?また何か無茶なミッションでも入って来たんですか?」
ベソののんびりした言い方に何だか無性にイラッとくる。
「あ・・・あのねえっ!少なくとも貴方達はプログラマーでしょう?この世界の神でしょう?なのに、何故今どんな事件がこの世界で起こっているのか分からないのよっ!」
思わず、グイッとベソの襟首を掴んで自分の方へ引き寄せる。
「ぐ・・・く、苦しいですよ。エリスさん・・・。」
ベソが涙目で訴える。
「あ、ご・ごめんなさい・・・。つい興奮のあまり・・・。」
パッと手を放して慌ててベソに謝罪をする。
「ま、まあ・・・別にいいですけど・・それで何があったんですか?」
ベソが肩で息をしながら私を見た。
「と・・とにかく、このメッセージを見てよっ!」
私は液晶パネルを操作して、2人にメッセージの内容を見せると、途端に顔色を変える2人。うん、ここまで来れば彼らも理解しただろう。
「エ、エリスさん・・・。ま、まさか・・・?」
「じょ・・・冗談・・・ですよね・・・?」
青ざめた顔で私を見つめるノッポとベソ。
「何言ってるの?冗談でこんな従業員宿舎から離れた管理事務局までわざわざ足を運ぶと思う?」
「ヒエエエッ!勘弁して下さいよっ!」
ノッポが情けない声を上げる。
「そうですよっ!これ以上俺達を巻き込まないで下さいっ!」
ベソが半ベソを・・・。
「ですからベソなんかかいていませんっ!」
・・・考えを先読みされてしまった。
「あのねですね・・・。何度も言わせて頂きますが・・・・私はあくまで乙女ゲームのバーチャル世界へやって来たわけですよね?それが・・・。」
「わーっ!わ、分かりました!行きますっ!行けばいいんでしょうっ?!訴えられたらりしたらたまったもんじゃありませんからっ!」
「ありがとう、ノッポ。ついに覚悟を決めてくれたわけね?」
パチンと手を叩いてニッコリ微笑む私。
「・・・全く仕方ありませんねえ・・・。」
ベソもため息をつきながら渋々返事をした。
「おおっ!2人とも・・・大分話が分かるようになって来たじゃないの?それで・・2人で今回のコンピューターウィルスの正体を調べられる?」
「う~ん・・・どうでしょうねえ・・?まあ一応は調べてみますが、あまり期待はしないでくださいよ?」
ノッポが頭をポリポリ掻きながら言う。
「それより、エリスさん。他にあと3名誰を連れて行くか選ばなければいけないんですよねえ?誰にするんですか?」
ベソがPCのキーボードをたたきながら質問してきた。
「う~ん・・・。そこなんだよねえ・・・。もし誰か好感度を下げられていた『白銀のナイト』がいたら、その人を連れて行こうと思ったんだけど、今回に限っては好感度を下げられたキャラはいないみたいだし・・・」
腕組みしながら考え込むとノッポが言った。
「それなら戦う事が好きな『白銀のナイト』に声をかければいいんじゃいなですか?」
「戦う事が好きな・・・ねえ・・。」
真っ先に頭に浮かんだのはフレッドだ。そして・・・次にアンディ・・・そして・・うん!魔法が得意なエリオットが付いてきてくれれば心強い!
「どうやら誰に声を掛けたいか決まったようですね?出来れば頼もしい人をお願いしますよ?俺達も行かなくてはならないんですから。」
ベソが震えながらこちらを見る。
「分かったわよ・・・。それじゃちょっと行ってくるね。『アルハール』って、確か・・・かなり遠かったよね・・?日帰りなんて・・・無理だよね?」
部屋を出るときに2人を振り返って質問してみた。
「当り前じゃないですかっ。移動だけで半日かかりますよ。」
ノッポの話にベソが声を荒げた。
「そうだっ!PCのメンテナンスがあるから、やっぱり俺達行けないですよっ!エリスさん、残念ですが日帰りで行ける場所じゃないと俺達付き添えませんよ。お付き合い出来なくて申し訳ないです。」
・・・気のせいだろうか?ベソの声が何だか嬉しそうに聞こえる・・・・。
「わ・・・分かったわよ・・。仕方ない・・・今回は貴方達にお願いするのは・・・断念するわ。その代り・・・。」
ジロリと恨みを込めた目でベソとノッポを見ると言った。
「貴方達、ウィルス駆除器持ってるでしょう?あれ、あれを貸してよっ!そうじゃないと・・・私、『アルハール』には行かないからねっ!」
「「えええっ?!そ、そんな・・・!」」
こうして今回私はベソとノッポから強引に「ウィルス駆除器」を借りてきたのである。
「さて・・・それじゃ・・・フレッド、アンディ、エリオット以外に誰に頼もうかな・・・?」
歩きながら、液晶画面を操作して『白銀のナイト』達の居場所を検索してみると、なんと全員が集まっているではないかっ!
「おおっ!これは・・・なんてラッキーなの?まさか全員が一堂に会しているなんて・・・。それじゃあ場所は何所なのかな・・・?ってあれ・・・この場所ってもしかして・・・?」
部屋のマップを何度か表示させ・・・私は自分の顔が青ざめていくのが分かった。
こ、この場所って・・・!
「わ・・・私の部屋じゃないのっ!や・・・やだっ!また・・・燃やされてしまうかもっ!!」
急いでメイド服のスカートの裾を広げると、一目散に自室へ向かった。
バーンッ!!
自室のドアを開けると、一斉にこちらを振り向く14個の目。
「「「「「「「エリスッ!!」」」」」」」
7人全員がそろって私の名前を言う。
「な・・・何やってるんですか?!皆さんっ!ひ、人の留守中に・・仮にも女性の部屋に勝手に入るなんて・・・!」
半分恨みを込めた目で彼らを見ると、真っ先に動いたのはアドニスだった。
「ごめんよ!エリスッ!僕たちは・・・君が心配でつい、いてもたってもいられなくなって・・・つい・・・。」
「言っておくが全員でここへ来ようって決めた分けなじゃいからなっ?!ここに集まったのはほんとに偶然なんだっ!」
エリオットが人混みをかき分けて現れた。
「そうなんだよっ!だけど、一番初めに駆けつけのはこの俺だからなっ?!」
負けじとアベルが声を荒げる。
「エリスッ!俺は・・・何としてもお前について行くからな?!」
ジェフリーがアベルを押しのけて私の前に現れるとギュっと手を握りしめてきた。
「抜け駆けするなっ!俺も行くぞっ!」
フレッドが背後から声を掛けてきた。
「キャアッ!と、突然後ろから声を掛けないでくださいよっ!」
思わず涙目になる私。
「エリス。『アルハール』はとても暑くて女性には辛い場所だ。この私を連れて行けばきっと役立つぞ?」
エリオットが笑みを浮かべて私を見る。
「さあ、エリス。誰を連れて行くか選んでくれ。」
最後に現れたのはアンディだった。う~ん・・・しかし・・私には選べない・・・。
選べないから・・・。
「それじゃ、皆さん。あみだくじで決めましょう!」
私は紙とペンを取り出して『白銀のナイト』達に言った。
「「「「「「「あみだくじ・・?」」」」」」」
その後私は彼らにあみだくじの説明をし、公平性を期す為に、全員に線を引いてもらい、あみだくじ大会?が開催された-。
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