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第25日目 恐怖の時計台調査 ③
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コンコン。
若干震える手でドアをノックする。
するとすぐにドアがガチャリと開けられ、出てきたのはエリオットだった。
エリオットは私を見るとすぐに笑顔になった。
よし!きっと・・・好感度を下げられたのは・・・エリオットではないな?
「こんにちは。エリオット様。」
私はわざとらしくベソとノッポの両腕に自分の腕を絡ませながら挨拶をした。
「やあ、エリス。昨日はお疲れだったね。それにしても驚いたよ。エリスがあんな凄い魔法を使えるなんて・・・。ところで・・・」
エリオットは私の左右にいるベソとノッポを恐ろしい目つきで睨みながら言った。
「何だ?君達は・・・。エリスのなんなんだ?」
「ヒイッ!」
ベソが悲鳴を上げる。
「あ、お・俺達は・・・。」
ノッポが言い淀むところをすかさず私は言った。
「はい、彼等は常日頃から私がお世話になっている方達です。」
「ええ?!」
ノッポがこちらを凄い速さで見る。
「そんな、エリスさんっ!!」
「何?エリスが来たのか?」
奥から声が聞こえた。おや?あの声は・・・アベルかな?
ベソがあまりにも大きい声で喚くので、何事かと他の『白銀のナイト』達がアベルを筆頭にワラワラと現れた。
その中にはエディも含まれていて、私の顔を見るなり一瞬で顔が真っ赤になり奥へと引っ込んでしまった。
よし、相手はエディでも無い。まあ・・・流石のオリビアも好感度を上げたばかりのキャラに再度同じ真似をするとは思えないしね・・・。
「おい?お前達・・何図々しくエリスと腕組んでたんだよ?」
アベルがじろりとベソとノッポを睨み付ける。
「ああ、俺だってまだそんな事をしたことが無いのに・・・何て奴等だ。」
フレッドが射殺さんばかりの目で2人を見た。
・・・だが、フレッド。私は知っているのだよ・・?眠っている間に以前貴方が私にキスしたことがあるって事をね―!
「そう言えば・・・お前達、何て名前だったか・・?」
アンディは両手を腰に当てている。
「勝手にエリスに手を出すのは許さないからね。」
アドニスが腕組みをしながら頬を膨らませている。う~ん・・・やはり美形だ。
そして・・・私は気が付いた。ただ一人、ここに姿を見せていない人物を・・・。
間違いない。きっと彼が・・今回オリビアによって好感度を下げられたのは―。
一方のベソとノッポは『白銀のナイト』達に取り囲まれて、何やらいちゃもんを付けられている。
よし、今のうちに・・・。
私は揉めている彼等の間をすり抜けて室内へと入って行った。
するとそこにはつまらなそうに頬杖をつき、雑誌を読んでいるジェフリーに近付いた。
「こんにちは。ジェフリー様。」
「何だ。ベネットか・・・俺に何か用か?」
ジェフリーは私をつまらなそうに一瞥すると、すぐに雑誌に目を落す。
うん、間違いない。この塩対応・・・絶対に相手はジェフリーに間違いない。
さて・・・どうしよう?どうすれば好感度を上げられる?恐らくいきなりマジックリングを渡したところで、きっと受ける事は無いだろう。何か・・・何かジェフリーの気を引くパフォーマンス?をしなければ・・・・。
室内をキョロキョロ見渡し、トランプカードに目を止めた。
よ、よし。ダメもとで・・・やってみよう。
「ジェフリー様。その雑誌・・・面白いですか?」
「・・・面白そうに見えるか?」
ジェフリーはこちらを見もしないでボソリと言う。はい、勿論分かっています。つまらなそうにしているので、あえて尋ねてみました。
「それなら・・・私とカードゲームで少しだけ遊びませんか?」
ピクリ。
カードゲームと聞いてジェフリーが反応するのがすぐに分かった。
「何・・・。す、少しだけなら遊んでやってもいいが・・・?」
コホンと咳払いしながらジェフリーが言う。よしっ!引っかかったわね?!
「では、今日は遊びと言うか、ちょっとしたマジックを披露したいと思います。」
棚の上にあったトランプを手に取ると私は言った。そして何気に外をチラリとみると、未だにベソとノッポが他の『白銀のナイト』達に詰め寄られている。・・もう少し時間稼いでね・・・!ノッポ、ベソッ!
「では、20枚の裏向きトランプの中から、好きなカードを1枚選んで下さい。」
シャッフルしたカードをジェフリーに渡す。
ジェフリーはカードを1枚選ぶと言った。
「選んだぞ。」
「ではこのカードを覚えてくださいね?そして、束の1番上に乗せて下さい。」
「乗せたぞ。」
「はい、ではもう一度シャッフルしまーす」。
手際よくシャッフルすると私は言った。
「ではジェフリー様が選んだカード・・・何枚目に出してほしいですか?」
「う~ん・・・それじゃ5枚目かな?」
「はい、ではいきますよ~。1、2、3、4、5!」
すると現れたのはクローバーのキング。
「おおっ!あ・・当たった?!」
ジェフリーが目を見開いて驚いた。
「す、凄いじゃ無いかっ!エリスッ!」
あ、呼び方がベネットからエリスに戻った。
ジェフリーは私の両手を掴むとブンブン振った。よしよし、いい感じだ・・・・。
「楽しんで頂けましたか?」
「ああ。勿論だっ!」
ジェフリーはすっかり興奮している。
「また見たいですか?」
「ああ!見たいに決まってるじゃないかっ!」
「それでは・・・無事に今日のモンスター討伐から帰って来て下さいね?」
抜群の演技力で私はジェフリーに甘えた声?で言う。
「あ、ああ・・・。」
よしよし、ジェフリーの顔が少し赤らんできたな・・・・?
「それではこれを受け取って下さい。」
私はジェフリーの右手を開くと、そこに・・・・・お、惜しい・・・じ、実に惜しいが・・・泣く泣く彼の掌にマジックリングを置いた。
「お、おまえ・・・!これは、マジックリングじゃないかっ!」
ジェフリーは驚きの表情を浮かべて私を見た。
「はい、ジェフリー様の無事を祈って・・・私からのプレゼントです。」
くぅ~っ!こ、こんなこっぱずかしい台詞を言う日が来るなんて・・・!!
そして・・チラリとジェフリーの顔を見て息を飲んだ。
ジェフリーの頬は真っ赤に染まり、瞳はウルウルと熱を込めて私を見つめているでは無いか!ま・まずい・・っ!好感度を上げ過ぎた・・・かも?
次の瞬間・・・
ガバアッとジェフリーが抱きしめてきた。
ギャアアッ!!ま、まずい・・・!つ、捕まった・・・っ!
そしてジェフリーにホールドされたまま、顎を掴まれ・・グググッとジェフリーの顔が近づき・・・ま、まずい・・・!このままでは・・
キ、キスされてしまうーっ!!
次の瞬間―
「おいっ!ジェフリーッ!貴様・・・エリスに何するんだっ!」
鋭い声があがり、私達を引き剥がしたのは他でも無いエリオットだった。
「な、何だよっ!邪魔するなっ!」
喚くエリオット。
「この獣めっ!」
フレッドがジェフリーの襟首を掴む。・・ちなみにもう一度言っておくが、フレッドは以前寝ている私にキスをしたことがある人物である。
その後は、他の『白銀のナイト』達が入り交ざっての乱闘?になり・・・。
「ベソッ!ノッポ!い、今のうちに逃げるわよ!」
どさくさに紛れて部屋から抜け出た私は入り口で呆気に取られて佇んでいる2人の手を取ると、一目散に逃げした。
そして逃げながらノッポが尋ねて来る。
「エリスさん、好感度上げるの・・・うまくいったんですか?!」
「当り前でしょっ!私を誰だと思ってるの?!」
「さすが、エリスさん。いやはやモテ女は大変ですね~。」
ベソが楽しそうに言う。
「何よ・・・他人事だと思って・・・!いい?次は今夜の時計台調査だからね?貴方達・・・0時になったら職員宿舎へ迎えに来るのよ?!」
「「ええ~やっぱり俺達・・・行かなくちゃ駄目なんですか?!」」
ベソとノッポの声が仲良く重なるのだった—。
若干震える手でドアをノックする。
するとすぐにドアがガチャリと開けられ、出てきたのはエリオットだった。
エリオットは私を見るとすぐに笑顔になった。
よし!きっと・・・好感度を下げられたのは・・・エリオットではないな?
「こんにちは。エリオット様。」
私はわざとらしくベソとノッポの両腕に自分の腕を絡ませながら挨拶をした。
「やあ、エリス。昨日はお疲れだったね。それにしても驚いたよ。エリスがあんな凄い魔法を使えるなんて・・・。ところで・・・」
エリオットは私の左右にいるベソとノッポを恐ろしい目つきで睨みながら言った。
「何だ?君達は・・・。エリスのなんなんだ?」
「ヒイッ!」
ベソが悲鳴を上げる。
「あ、お・俺達は・・・。」
ノッポが言い淀むところをすかさず私は言った。
「はい、彼等は常日頃から私がお世話になっている方達です。」
「ええ?!」
ノッポがこちらを凄い速さで見る。
「そんな、エリスさんっ!!」
「何?エリスが来たのか?」
奥から声が聞こえた。おや?あの声は・・・アベルかな?
ベソがあまりにも大きい声で喚くので、何事かと他の『白銀のナイト』達がアベルを筆頭にワラワラと現れた。
その中にはエディも含まれていて、私の顔を見るなり一瞬で顔が真っ赤になり奥へと引っ込んでしまった。
よし、相手はエディでも無い。まあ・・・流石のオリビアも好感度を上げたばかりのキャラに再度同じ真似をするとは思えないしね・・・。
「おい?お前達・・何図々しくエリスと腕組んでたんだよ?」
アベルがじろりとベソとノッポを睨み付ける。
「ああ、俺だってまだそんな事をしたことが無いのに・・・何て奴等だ。」
フレッドが射殺さんばかりの目で2人を見た。
・・・だが、フレッド。私は知っているのだよ・・?眠っている間に以前貴方が私にキスしたことがあるって事をね―!
「そう言えば・・・お前達、何て名前だったか・・?」
アンディは両手を腰に当てている。
「勝手にエリスに手を出すのは許さないからね。」
アドニスが腕組みをしながら頬を膨らませている。う~ん・・・やはり美形だ。
そして・・・私は気が付いた。ただ一人、ここに姿を見せていない人物を・・・。
間違いない。きっと彼が・・今回オリビアによって好感度を下げられたのは―。
一方のベソとノッポは『白銀のナイト』達に取り囲まれて、何やらいちゃもんを付けられている。
よし、今のうちに・・・。
私は揉めている彼等の間をすり抜けて室内へと入って行った。
するとそこにはつまらなそうに頬杖をつき、雑誌を読んでいるジェフリーに近付いた。
「こんにちは。ジェフリー様。」
「何だ。ベネットか・・・俺に何か用か?」
ジェフリーは私をつまらなそうに一瞥すると、すぐに雑誌に目を落す。
うん、間違いない。この塩対応・・・絶対に相手はジェフリーに間違いない。
さて・・・どうしよう?どうすれば好感度を上げられる?恐らくいきなりマジックリングを渡したところで、きっと受ける事は無いだろう。何か・・・何かジェフリーの気を引くパフォーマンス?をしなければ・・・・。
室内をキョロキョロ見渡し、トランプカードに目を止めた。
よ、よし。ダメもとで・・・やってみよう。
「ジェフリー様。その雑誌・・・面白いですか?」
「・・・面白そうに見えるか?」
ジェフリーはこちらを見もしないでボソリと言う。はい、勿論分かっています。つまらなそうにしているので、あえて尋ねてみました。
「それなら・・・私とカードゲームで少しだけ遊びませんか?」
ピクリ。
カードゲームと聞いてジェフリーが反応するのがすぐに分かった。
「何・・・。す、少しだけなら遊んでやってもいいが・・・?」
コホンと咳払いしながらジェフリーが言う。よしっ!引っかかったわね?!
「では、今日は遊びと言うか、ちょっとしたマジックを披露したいと思います。」
棚の上にあったトランプを手に取ると私は言った。そして何気に外をチラリとみると、未だにベソとノッポが他の『白銀のナイト』達に詰め寄られている。・・もう少し時間稼いでね・・・!ノッポ、ベソッ!
「では、20枚の裏向きトランプの中から、好きなカードを1枚選んで下さい。」
シャッフルしたカードをジェフリーに渡す。
ジェフリーはカードを1枚選ぶと言った。
「選んだぞ。」
「ではこのカードを覚えてくださいね?そして、束の1番上に乗せて下さい。」
「乗せたぞ。」
「はい、ではもう一度シャッフルしまーす」。
手際よくシャッフルすると私は言った。
「ではジェフリー様が選んだカード・・・何枚目に出してほしいですか?」
「う~ん・・・それじゃ5枚目かな?」
「はい、ではいきますよ~。1、2、3、4、5!」
すると現れたのはクローバーのキング。
「おおっ!あ・・当たった?!」
ジェフリーが目を見開いて驚いた。
「す、凄いじゃ無いかっ!エリスッ!」
あ、呼び方がベネットからエリスに戻った。
ジェフリーは私の両手を掴むとブンブン振った。よしよし、いい感じだ・・・・。
「楽しんで頂けましたか?」
「ああ。勿論だっ!」
ジェフリーはすっかり興奮している。
「また見たいですか?」
「ああ!見たいに決まってるじゃないかっ!」
「それでは・・・無事に今日のモンスター討伐から帰って来て下さいね?」
抜群の演技力で私はジェフリーに甘えた声?で言う。
「あ、ああ・・・。」
よしよし、ジェフリーの顔が少し赤らんできたな・・・・?
「それではこれを受け取って下さい。」
私はジェフリーの右手を開くと、そこに・・・・・お、惜しい・・・じ、実に惜しいが・・・泣く泣く彼の掌にマジックリングを置いた。
「お、おまえ・・・!これは、マジックリングじゃないかっ!」
ジェフリーは驚きの表情を浮かべて私を見た。
「はい、ジェフリー様の無事を祈って・・・私からのプレゼントです。」
くぅ~っ!こ、こんなこっぱずかしい台詞を言う日が来るなんて・・・!!
そして・・チラリとジェフリーの顔を見て息を飲んだ。
ジェフリーの頬は真っ赤に染まり、瞳はウルウルと熱を込めて私を見つめているでは無いか!ま・まずい・・っ!好感度を上げ過ぎた・・・かも?
次の瞬間・・・
ガバアッとジェフリーが抱きしめてきた。
ギャアアッ!!ま、まずい・・・!つ、捕まった・・・っ!
そしてジェフリーにホールドされたまま、顎を掴まれ・・グググッとジェフリーの顔が近づき・・・ま、まずい・・・!このままでは・・
キ、キスされてしまうーっ!!
次の瞬間―
「おいっ!ジェフリーッ!貴様・・・エリスに何するんだっ!」
鋭い声があがり、私達を引き剥がしたのは他でも無いエリオットだった。
「な、何だよっ!邪魔するなっ!」
喚くエリオット。
「この獣めっ!」
フレッドがジェフリーの襟首を掴む。・・ちなみにもう一度言っておくが、フレッドは以前寝ている私にキスをしたことがある人物である。
その後は、他の『白銀のナイト』達が入り交ざっての乱闘?になり・・・。
「ベソッ!ノッポ!い、今のうちに逃げるわよ!」
どさくさに紛れて部屋から抜け出た私は入り口で呆気に取られて佇んでいる2人の手を取ると、一目散に逃げした。
そして逃げながらノッポが尋ねて来る。
「エリスさん、好感度上げるの・・・うまくいったんですか?!」
「当り前でしょっ!私を誰だと思ってるの?!」
「さすが、エリスさん。いやはやモテ女は大変ですね~。」
ベソが楽しそうに言う。
「何よ・・・他人事だと思って・・・!いい?次は今夜の時計台調査だからね?貴方達・・・0時になったら職員宿舎へ迎えに来るのよ?!」
「「ええ~やっぱり俺達・・・行かなくちゃ駄目なんですか?!」」
ベソとノッポの声が仲良く重なるのだった—。
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