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2章15 結果発表、そして……
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それから試験発表までの1週間、私はリオンの魔力暴走を抑える方法が無いか探し回った。
学校の図書室に置かれた魔法書は全て読んだし、市立図書館にも足を運んだ。
そんな私を見てエイダは「試験は終わったのに勉強するなんて」と感心したが、私は笑ってごかました。
結局、市立図書館でも手がかりを得られないまま、とうとう試験の結果発表日がやってきた――
この日、学校に到着すると校舎前の掲示板に生徒たちが群がっていた。
試験結果発表は学年別に掲示板に貼り出されることになっているからだ。
私の学年は350人以上いる。50番以内に入っていることは多分間違いないだろう。でも、それでは意味がない。
私は10位以内を狙っているのだ。ロザリンもそうだが、リオンよりも順位が高くなければ意味がない。
もしリオンより順位が高ければ、ある提案をしようと考えていたからだった。
掲示板の前では歓声が上がっている。喜びの声や、悔しがる声……様々だ。
尤も掲示板の前に集まるのは成績上位者か、興味本位で見に来ている生徒たちばかりなのだが。
「それにしても、すごい人だかりね……」
これでは中々掲示板の前に行けない。どうしようかと佇んでいると、掲示板の前にいた人だかりの中からエイダが現れ駆け寄ってきた。
「ユニスッ! ユニスーッ!!」
「おはよう、エイダ。そんなに慌ててどうしたの?」
エイダは息を切らせている。
「はぁ……はぁ……お、おはよう、ユニス……それどころじゃないわ! 大変よ! あのね……」
その時。
「キャアアアアッ!!」
掲示板の前で悲鳴が聞こえ、驚いて振り向くと人混みの中にロザリンの姿があった。
周囲にいた生徒たちは彼女の悲鳴で注目している。
「あれはロザリンじゃない」
ロザリンは掲示板をじっと見つめていたが、やがて人混みを掻き分けてその場を離れようとしている。
その姿を少し離れた場所から見つめていると、エイダが声をかけてきた。
「フフン、いい気味よ。ユニスよりも順位が下だったからショックを受けているんでしょう」
「え? 本当?」
予想はしていたが、思わず笑みが浮かぶ。
すると、私の姿に気づいたのかロザリンが指さしてきた。
「何笑ってるのよ! いい? 私はこんな結果、絶対に認めないんだから!!」
吐き捨てるように叫ぶと、ロザリンは校舎へ走り出していった。
「全く、何? あの態度。素直に負けを認めればいいのに。本当、嫌な女ね」
エイダはロザリンの後ろ姿を睨みつけ、次に私に向き直った。
「ねぇ! そんなことより、あなたの成績すごいのよ! 私、驚いちゃったわ。ううん、きっとクラスメイト全員驚いているはずよ!」
「本当? 私、一体何位だったのかしら?」
するとエイダは笑った。
「私の口より、自分の目で確かめたほうがいいわよ。ほら! 早く来て!」
エイダは私の腕を掴むと、掲示板に向かって足早に歩き始めた。
「すみません、ちょっと通して下さい!」
積極的に人混みをかき分けるエイダについて行き、私は掲示板の前に立った。
「え……? ほ、本当に……?」
掲示板には私の名前が貼り出されていた。
そして順位は……。
「そうよ! ユニス! あなたは、一番だったのよ!!」
エイダが嬉しそうにはしゃいでいる。
「私が……1位……」
試験は手応えを感じていたが、まさか1位を取れているとは思わなかった。
「!」
その時、どこからか視線を感じて振り向くと少し離れた場所にリオンがいた。
リオンは私の成績を見て、どう思っただろう。
「リ……」
声をかけようと、言葉を発したそのとき。
リオンは私から顔をそむけ、校舎へ向かって歩き去って行った――
学校の図書室に置かれた魔法書は全て読んだし、市立図書館にも足を運んだ。
そんな私を見てエイダは「試験は終わったのに勉強するなんて」と感心したが、私は笑ってごかました。
結局、市立図書館でも手がかりを得られないまま、とうとう試験の結果発表日がやってきた――
この日、学校に到着すると校舎前の掲示板に生徒たちが群がっていた。
試験結果発表は学年別に掲示板に貼り出されることになっているからだ。
私の学年は350人以上いる。50番以内に入っていることは多分間違いないだろう。でも、それでは意味がない。
私は10位以内を狙っているのだ。ロザリンもそうだが、リオンよりも順位が高くなければ意味がない。
もしリオンより順位が高ければ、ある提案をしようと考えていたからだった。
掲示板の前では歓声が上がっている。喜びの声や、悔しがる声……様々だ。
尤も掲示板の前に集まるのは成績上位者か、興味本位で見に来ている生徒たちばかりなのだが。
「それにしても、すごい人だかりね……」
これでは中々掲示板の前に行けない。どうしようかと佇んでいると、掲示板の前にいた人だかりの中からエイダが現れ駆け寄ってきた。
「ユニスッ! ユニスーッ!!」
「おはよう、エイダ。そんなに慌ててどうしたの?」
エイダは息を切らせている。
「はぁ……はぁ……お、おはよう、ユニス……それどころじゃないわ! 大変よ! あのね……」
その時。
「キャアアアアッ!!」
掲示板の前で悲鳴が聞こえ、驚いて振り向くと人混みの中にロザリンの姿があった。
周囲にいた生徒たちは彼女の悲鳴で注目している。
「あれはロザリンじゃない」
ロザリンは掲示板をじっと見つめていたが、やがて人混みを掻き分けてその場を離れようとしている。
その姿を少し離れた場所から見つめていると、エイダが声をかけてきた。
「フフン、いい気味よ。ユニスよりも順位が下だったからショックを受けているんでしょう」
「え? 本当?」
予想はしていたが、思わず笑みが浮かぶ。
すると、私の姿に気づいたのかロザリンが指さしてきた。
「何笑ってるのよ! いい? 私はこんな結果、絶対に認めないんだから!!」
吐き捨てるように叫ぶと、ロザリンは校舎へ走り出していった。
「全く、何? あの態度。素直に負けを認めればいいのに。本当、嫌な女ね」
エイダはロザリンの後ろ姿を睨みつけ、次に私に向き直った。
「ねぇ! そんなことより、あなたの成績すごいのよ! 私、驚いちゃったわ。ううん、きっとクラスメイト全員驚いているはずよ!」
「本当? 私、一体何位だったのかしら?」
するとエイダは笑った。
「私の口より、自分の目で確かめたほうがいいわよ。ほら! 早く来て!」
エイダは私の腕を掴むと、掲示板に向かって足早に歩き始めた。
「すみません、ちょっと通して下さい!」
積極的に人混みをかき分けるエイダについて行き、私は掲示板の前に立った。
「え……? ほ、本当に……?」
掲示板には私の名前が貼り出されていた。
そして順位は……。
「そうよ! ユニス! あなたは、一番だったのよ!!」
エイダが嬉しそうにはしゃいでいる。
「私が……1位……」
試験は手応えを感じていたが、まさか1位を取れているとは思わなかった。
「!」
その時、どこからか視線を感じて振り向くと少し離れた場所にリオンがいた。
リオンは私の成績を見て、どう思っただろう。
「リ……」
声をかけようと、言葉を発したそのとき。
リオンは私から顔をそむけ、校舎へ向かって歩き去って行った――
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