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アゼリア&カイの章 ⑰ また…会えたね(アゼリアside)
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ラルフとケイトは私と同様、カイの話を呆然と聞いていた。そして最後まで話を
聞き終えた時、ラルフが言った。
「そうか…どうりで…この町が懐かしく感じたんだ。それに、俺たちが今泊まっているホテル、やっぱり覚えがあるんだよっ!」
ラルフが興奮した様子で叫んだ。
「私も…実はそうだったの。だってあの『医術歴史記念館』を見た時、何故か気持ちが高ぶって、中へ入ることが出来なくなってしまったんだもの。今日も本当はそうだったのよ。そしたら彼が来て…」
「うん、そうなんだ。何故か彼女を見た時にすごく懐かしい気持ちになって思わず声を掛けちゃったんだよな…」
「そうなの。それで2人で一緒に記念館へ入ったのよ。そしたら…手紙が展示されていて…」
「手紙?」
そんな手紙…展示されていただろうか?
「展示場の片隅に展示されていたんだよ。あれじゃ中々気付かないかもな~」
ラルフが言った。
「手紙って…どんな手紙だったんだい?」
カイがラルフに尋ねた。
「あの『医術歴史記念館』って、150年前は『ヨハン診療所』だったんだろう?ヨハン医師の妻だったケイトって女性が…自分が慕っていたアゼリアに書いた手紙…で…」
そこでラルフが目を見張って私を見た。
「あ!そうだったっ!君がアゼリアだったんだよなっ?!」
「ええ。そうよ。でも…何故ラルフさんは私がアゼリアだって分かったの?ひょっとして前世の記憶が…」
私が言いかけるとラルフが首を振った。
「いや、俺は自分の前世の記憶なんか持っちゃいないさ。ただ、何となく何処かで覚えがあるような…そんな感覚しか持ってないさ。だけど君の事はすぐ分かったぞ。何しろカイは君をモデルにPCで絵を描いていたからな~」
「え?そうだったの?」
その話に驚いて私はカイを見た。するとカイは照れながら言った。
「うん…実はそうなんだ…。絶対この世界でアゼリアが生まれ変わっていると思って…必ず見つけ出そうと思って、アゼリアをモデルに絵を描き続けていたんだ…」
「カイ…」
するとケイトが私に声を掛けてきた。
「アゼリア…貴女の言ってた通りだったわね」
「え?言ってた通りって…?」
カイがケイトの言葉に首を傾げる。
「ええ、実はね…アゼリアってすっごくモテるのに、誰とも交際した事無いのよ。『運命の人ではない』って言って。でも…当然よね~。だってアゼリアには本当に運命の人がいたんだから…。ロマンチックよね~」
ケイトがうっとりした様子で言う。
「でもカイの話だと、俺はイングリットって女性と結婚したし、ケイトはヨハン先生と結婚したんだろう?その2人も意外と何処かで生まれ変わっていたりしてな。カイなら、会えば分かるんじゃないのか?」
ラルフが笑いながら言う。
「う~ん…でもどうだろうね…。この4人が出逢った事だけでも十分奇跡な訳だから…そんなに都合よくいくとは思えないけど…」
「私は、もう十分よ。それは確かに本当にヨハン先生の生まれ変わりの人がいるなら会ってみたいとは思うけど…自分の前世を知ることが出来て、さらにこうやって再会出来たんだから私はもう満足よ」
「言われてみれば確かにそうだな。こうやって俺たちはまた再会出来たんだし」
ケイトの言葉にラルフもうなずいた。
「それじゃ…改めて乾杯しようか?」
カイの言葉に私達は頷き、私達4人はその夜楽しい時を過ごした―。
聞き終えた時、ラルフが言った。
「そうか…どうりで…この町が懐かしく感じたんだ。それに、俺たちが今泊まっているホテル、やっぱり覚えがあるんだよっ!」
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そこでラルフが目を見張って私を見た。
「あ!そうだったっ!君がアゼリアだったんだよなっ?!」
「ええ。そうよ。でも…何故ラルフさんは私がアゼリアだって分かったの?ひょっとして前世の記憶が…」
私が言いかけるとラルフが首を振った。
「いや、俺は自分の前世の記憶なんか持っちゃいないさ。ただ、何となく何処かで覚えがあるような…そんな感覚しか持ってないさ。だけど君の事はすぐ分かったぞ。何しろカイは君をモデルにPCで絵を描いていたからな~」
「え?そうだったの?」
その話に驚いて私はカイを見た。するとカイは照れながら言った。
「うん…実はそうなんだ…。絶対この世界でアゼリアが生まれ変わっていると思って…必ず見つけ出そうと思って、アゼリアをモデルに絵を描き続けていたんだ…」
「カイ…」
するとケイトが私に声を掛けてきた。
「アゼリア…貴女の言ってた通りだったわね」
「え?言ってた通りって…?」
カイがケイトの言葉に首を傾げる。
「ええ、実はね…アゼリアってすっごくモテるのに、誰とも交際した事無いのよ。『運命の人ではない』って言って。でも…当然よね~。だってアゼリアには本当に運命の人がいたんだから…。ロマンチックよね~」
ケイトがうっとりした様子で言う。
「でもカイの話だと、俺はイングリットって女性と結婚したし、ケイトはヨハン先生と結婚したんだろう?その2人も意外と何処かで生まれ変わっていたりしてな。カイなら、会えば分かるんじゃないのか?」
ラルフが笑いながら言う。
「う~ん…でもどうだろうね…。この4人が出逢った事だけでも十分奇跡な訳だから…そんなに都合よくいくとは思えないけど…」
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「言われてみれば確かにそうだな。こうやって俺たちはまた再会出来たんだし」
ケイトの言葉にラルフもうなずいた。
「それじゃ…改めて乾杯しようか?」
カイの言葉に私達は頷き、私達4人はその夜楽しい時を過ごした―。
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