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エピソード11 本気の参加者たち
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「お、館内放送があったな。リア、それじゃ一緒にエントランスホール行くか。」
アレクが私を見ろして言うけれども・・。
「ごめんね・・・。一緒には行けないよ。別々に行こう。」
「何でだよ?」
一瞬、ムッとした顔でアレクは言う。
「だって・・・私は友達の前で『悪役令嬢』を演じないといけないんだよ?つまり、友達の前では王子様に気がある役を演じないといけないの。友達と王子様が仲良く過ごしているのを見て、嫉妬して・・友達を王子様の見てる前で虐めなくちゃいけないの。それなのに、私が他の男の人と一緒に行動していたらおかしいでしょう?」
私はアレクに必死で説明した。
「・・・。」
しかし、アレクは腕組みしたまま黙って私を見下ろしている。
「ねえ、アレク。聞いてる?」
「ああ・・・聞いている。全く馬鹿らしくて聞くに堪えない内容の話だな?」
「な・・・!ちょっと、それはいくら何でも言い過ぎなんじゃないの?そんなに馬鹿らしい内容なの?!」
さすがにアレクの言葉にカチンときた私は言い返した。
「ああ、そうだ。実に馬鹿々々しい・・くだらない話だな。わざと友達と王子がいっしょにいるところを狙って友達を虐めるだって?そして王子に友達を心配させる?本当にそんな子供だましの手が通用すると思っているのか?大体・・仮にその方法がうまくいったとして・・友達と王子が恋仲になったとすれば・・今度はリアが王子から憎まれる対象になるかもしれないんだぞ?本当にお前はそれでいいのか?この島へ来た連中はなあ・・皆将来の自分の結婚相手を探す為にやって来てるんだぞ?最も俺は王子の付き人と頭数合わせとしてついてきただけだけどな。リア、お前が友人に意地悪をしている姿を王子以外にほかの奴らに見られたら・・お前の評判はがた落ち。ここで恋人なんかみつけられないぞ?」
「べ、別にそれでも構わないよ。だって私が・・・この島へやってきたのは・・友達と王子様を恋仲にさせる為の・・・当て馬要員としてやってきたようなものだもの。恋人や結婚相手を探しに来たわけじゃないから。」
「分かったよ、それなら好きにすればいいさ。ま、せいぜい・・・あいつらには気を付けておくんだな。」
アレクは吐き捨てるように言うと、さっさと階段を下りて行ってしまった。
「・・・もう、アレクの馬鹿。折角・・・友達になれると思っていたのに・・。」
でも、仕方ない。どう一月限りの関係なんだから、気にしていてもしょうがない。
「急いでいかなくちゃ。」
私も慌てて階段を下りて行った―。
****
ホテル1Fのエントランスホールには既にほぼ全員の姿が揃っていた。そして気が付いたことがる。
「あれ・・・?」
何と、すでにさりげなく3組のカップルが出来上がってグループになっていたのだ。彼らは私に背を向ける格好で立っていたので顔はうかがい知れないが、腕を組んで親し気に話をしている。その光景を見て私は唖然としてしまった。
アレクやフォスティーヌの話は本当だったんだ・・・・。皆本気で恋愛する為にこのサマースクールに参加していたのだ。・・何だか悪役令嬢を演じる為だけにこの島へやってきた私って一体・・・。その時・・・・。
「何してるの、リアンナ。こっちへ来てよ。」
突然背後から声がかかり、私はグイッと腕を掴まれて無理やり振りむかされると、そこにはフォスティーヌが立っていた。
「あ、フォスティーヌ。やっと会えたね。」
「何が、やっと会えたね、なの?どうして着替えちゃったのよ、リアンナ。」
フォスティーヌは機嫌が悪そうに言う。
「だ、だって、あの服を着ていたおかげで変な男3人組に目を付けられちゃったんだよっ?!それにあんな服・・恥ずかしくていつまでも着てられないからっ!」
「あら、そうなの?すごく良く似合っていたのに・・。あと、リアンナが目をつけられた3人組って・・・彼らの事じゃないの?」
言いながらフォスティーヌが指さした先には、すでにカップルが成立していたグループの人物たちだったのだ。
「あ・・そうそう!あの人たちだよっ!」
「なら、良かったじゃない。彼らはカップル成立したんだから・・もうリアンナにちょっかい掛けてくることは無いわよ。このサマースクールの決まりでね、仮にカップル成立した場合は・・浮気は絶対に許されないってことなのよ。もし、浮気した場合、この島から出て行かなくちゃならないんだから。」
「えっ?!そ、そうなのっ?!」
私は驚いてしまった。そして内心怖くなった。
本気だ・・・本気でこのサマースクールに参加する人たちは・・将来の伴侶を見つける為にやってきたんだ―!
アレクが私を見ろして言うけれども・・。
「ごめんね・・・。一緒には行けないよ。別々に行こう。」
「何でだよ?」
一瞬、ムッとした顔でアレクは言う。
「だって・・・私は友達の前で『悪役令嬢』を演じないといけないんだよ?つまり、友達の前では王子様に気がある役を演じないといけないの。友達と王子様が仲良く過ごしているのを見て、嫉妬して・・友達を王子様の見てる前で虐めなくちゃいけないの。それなのに、私が他の男の人と一緒に行動していたらおかしいでしょう?」
私はアレクに必死で説明した。
「・・・。」
しかし、アレクは腕組みしたまま黙って私を見下ろしている。
「ねえ、アレク。聞いてる?」
「ああ・・・聞いている。全く馬鹿らしくて聞くに堪えない内容の話だな?」
「な・・・!ちょっと、それはいくら何でも言い過ぎなんじゃないの?そんなに馬鹿らしい内容なの?!」
さすがにアレクの言葉にカチンときた私は言い返した。
「ああ、そうだ。実に馬鹿々々しい・・くだらない話だな。わざと友達と王子がいっしょにいるところを狙って友達を虐めるだって?そして王子に友達を心配させる?本当にそんな子供だましの手が通用すると思っているのか?大体・・仮にその方法がうまくいったとして・・友達と王子が恋仲になったとすれば・・今度はリアが王子から憎まれる対象になるかもしれないんだぞ?本当にお前はそれでいいのか?この島へ来た連中はなあ・・皆将来の自分の結婚相手を探す為にやって来てるんだぞ?最も俺は王子の付き人と頭数合わせとしてついてきただけだけどな。リア、お前が友人に意地悪をしている姿を王子以外にほかの奴らに見られたら・・お前の評判はがた落ち。ここで恋人なんかみつけられないぞ?」
「べ、別にそれでも構わないよ。だって私が・・・この島へやってきたのは・・友達と王子様を恋仲にさせる為の・・・当て馬要員としてやってきたようなものだもの。恋人や結婚相手を探しに来たわけじゃないから。」
「分かったよ、それなら好きにすればいいさ。ま、せいぜい・・・あいつらには気を付けておくんだな。」
アレクは吐き捨てるように言うと、さっさと階段を下りて行ってしまった。
「・・・もう、アレクの馬鹿。折角・・・友達になれると思っていたのに・・。」
でも、仕方ない。どう一月限りの関係なんだから、気にしていてもしょうがない。
「急いでいかなくちゃ。」
私も慌てて階段を下りて行った―。
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ホテル1Fのエントランスホールには既にほぼ全員の姿が揃っていた。そして気が付いたことがる。
「あれ・・・?」
何と、すでにさりげなく3組のカップルが出来上がってグループになっていたのだ。彼らは私に背を向ける格好で立っていたので顔はうかがい知れないが、腕を組んで親し気に話をしている。その光景を見て私は唖然としてしまった。
アレクやフォスティーヌの話は本当だったんだ・・・・。皆本気で恋愛する為にこのサマースクールに参加していたのだ。・・何だか悪役令嬢を演じる為だけにこの島へやってきた私って一体・・・。その時・・・・。
「何してるの、リアンナ。こっちへ来てよ。」
突然背後から声がかかり、私はグイッと腕を掴まれて無理やり振りむかされると、そこにはフォスティーヌが立っていた。
「あ、フォスティーヌ。やっと会えたね。」
「何が、やっと会えたね、なの?どうして着替えちゃったのよ、リアンナ。」
フォスティーヌは機嫌が悪そうに言う。
「だ、だって、あの服を着ていたおかげで変な男3人組に目を付けられちゃったんだよっ?!それにあんな服・・恥ずかしくていつまでも着てられないからっ!」
「あら、そうなの?すごく良く似合っていたのに・・。あと、リアンナが目をつけられた3人組って・・・彼らの事じゃないの?」
言いながらフォスティーヌが指さした先には、すでにカップルが成立していたグループの人物たちだったのだ。
「あ・・そうそう!あの人たちだよっ!」
「なら、良かったじゃない。彼らはカップル成立したんだから・・もうリアンナにちょっかい掛けてくることは無いわよ。このサマースクールの決まりでね、仮にカップル成立した場合は・・浮気は絶対に許されないってことなのよ。もし、浮気した場合、この島から出て行かなくちゃならないんだから。」
「えっ?!そ、そうなのっ?!」
私は驚いてしまった。そして内心怖くなった。
本気だ・・・本気でこのサマースクールに参加する人たちは・・将来の伴侶を見つける為にやってきたんだ―!
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