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※『人魚姫』の王子の隣国に住む姫の場合 8(大人向け表現有ります)
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嵐の夜に荒れ狂う海に投げ出されて行方不明になっていた隣国の王子、ルーカス・フォン・ポートランド王子がヴァネッサによって助けられた話はあっという間に国内外に知れ渡った。
王子の母国の国王は大変喜び、親書を送って来るし、肝心のルーカス王子はすっかりヴァネッサがお気に入りになり、片時もヴァネッサの傍を離れようとはしない。
そのせいで、カインもお役御免となって完全にヴァネッサの元から引き離されてしまった。
「ヴァネッサ。一緒にお茶を飲みませんか?」
「ヴァネッサ。お庭を散歩しましょう。」
「ヴァネッサ。お忍びで城下町に遊びに行きませんか?」
その度にヴァネッサはやんわりと断っているのだが、一向にルーカス王子は諦めない。
そしてヴァネッサのルーカス王子に対する態度があまりにも冷たいと今度は噂に登るまでになってしまった。
一方、困り果てていたのはヴァネッサの方である。
王子と結婚をすれば自分がどのような恐ろしい末路を辿るのかが分かっているだけに、絶対に王子と恋仲になってはいけない。それなのに王子は隙あらばヴァネッサに愛を囁いて来るのだ。
今日もルーカスは城の園庭でヴァネッサに求婚をする。
「ヴァネッサ・・・。私は海で貴女に助けて頂いた時から、貴女の虜になってしまいました。私は貴女を愛してしまいました。どうか私の愛を受け入れて、結婚して頂けないでしょうか?」
ルーカスは見目麗しく、とても素敵な青年である。普通の女性ならば一目で恋に落ちてもおかしくないような美貌を持ち合わせている。現に以前までのヴァネッサであれば、王子の求婚にあっさり応じ、出会って2月も経たないうちに結婚をしたのだった。
一方、王子に恋焦がれるあまり、海の魔女と契約して美しい声と引き換えに人間の身体を手に入れたメルジーナは失恋をしてしまい、海の泡と化してしまった。そしてメルジーナの姉たちは妹を死に追いやったヴァネッサを恨み・・・怖ろしい死の呪いをかけたのだった。
だから・・・ヴァネッサはルーカスの求婚を受け入れる訳にはいかなかった。
「申し訳ございません。私は誰とも結婚するつもりはないのです。」
ヴァネッサが顔を背けるとルーカスは悲し気に言った。
「ヴァネッサ・・・。何故ですか?私は貴女の御父上から聞いたのですよ?貴女は今から一月ほど前に突然父君に結婚相手を見つけて欲しいと訴えていたと聞きましたよ?貴女は本当は結婚を望まれているのですよね?何故私の愛を受け入れては頂けないのですか?それ程までに・・・私の事がお嫌いですか?それとも誰か他に好きな相手でもいらっしゃるのですか?」
気付けば、ヴァネッサは強くルーカスに抱きしめられていた。するとあの時の記憶がヴァネッサの脳裏に蘇って来た。海でいきなり漁師の男に襲われたあの日の出来事が・・・。
「い・・いや・・・お・お願いです・・。どうか私を離して頂けませんか・・・?」
しかし、ルーカスの腕が強すぎて、逃れる事が出来ない。
(どうしよう・・怖い・・・。)
ヴァネッサが恐怖の為に震えているのに何を勘違いしたのか、ルーカスが嬉しそうに耳元で囁いて来た。
「ヴァネッサ・・・もしかして・・恥ずかしくて震えているのですか・・・何て可愛らしい方なのでしょう・・・。」
そしてますますきつく抱きしめてきた、その時―。
「姫様からその手を離して頂けますか?ルーカス王子。」
凛とした声が園庭に響き渡った。そして・・・その声の主はカインであった。
「カインッ!」
ヴァネッサは大声でカインの名を呼んだ。
ルーカスはそれが面白くなかったのか、少し眉を寄せると言った。
「・・・貴方は一介の騎士ですよね?その騎士が・・・王族に歯向かってもよいのですか?」
「私はルーカス王子の騎士ではありません。そこにいらっしゃるヴァネッサ姫の騎士なのです。貴方にとやかく言われる筋合いはありません。さあ。姫こちらへ。」
カインが手を差し伸べて来たので、ルーカスはやむを得ず、ヴァネッサから手を離した。
「カインッ!」
その隙にヴァネッサはルーカスの傍を離れ、カインの背後に回ると言った。
「申し訳ございません・・・ルーカス王子・・・どうか・・・私の事は構わないで頂けますか・・・・?お願いします。」
そしてヴァネッサは身を翻して、その場を逃げ出し・・・メルジーナがいる海へ向かった。
しかし、メルジーナはいつまでたっても現れなかった。
(無理も無いわね・・・・だってメルジーナと最後に会ったのはルーカス王子を助けた時で・・・その後はずっとルーカス王子が傍を離れてくれなかったから・・・私はいつまでたってもここに来る事が出来なくて・・って待って・・・。私がずっと繰り返してきた歴史の中で・・人間の姿になったメルジーナは・・いつ登場したかしら・・?)
考え事をして歩いていた時・・・ヴァネッサは砂浜に半分身体が波に浸かりながら倒れている人物を遠目に発見した。
(あ・・・あれはまさかメルジーナっ?!)
ヴァネッサは慌ててその人物の方へ向かって駆け寄り・・・顔を真っ赤に染めてしまった。
その人物はメルジーナでは無かった。ダークブロンドの長い髪を後ろで一つにまとめた、それは美しい男性で・・・そして彼は全裸だった。
「ど、ど、ど、どうしましょう・・・!」
ヴァネッサは恥ずかしくてたまらず、視線を逸らせながら何か服の代わりになるようなものが無いかキョロキョロ辺りを見渡し・・・小さな漁師小屋を発見した。
ヴァネッサは漁師小屋に入ると、辺りをキョロキョロ見渡した。
(お願い・・何か見つかってっ!)
祈る気持ちで辺りを探し、ついにヴァネッサは大きな帆布を見つけた。
「あ。これならっ!すみません、おかりしますっ!」
ヴァネッサは誰に言うとも無しに断りを入れると、帆布を持って打ち上げられている青年の元へ向かい、揺すぶった。
「もしもし、しっかりして下さい、目を開けて下さい」
すると・・青年の目が開いた。それは・・とても綺麗なアクアマリンの瞳だった。そう。まるで・・・
「メルジーナー・・・?」
すると・・・突然青年は飛び起き、ヴァネッサを見つめると無言で強く抱きしめて来た。ヴァネッサは途端に顔が真っ赤になり・・・・。
「キャアアアアアッ!!」
パニックに陥るヴァネッサ。でもそれは無理も無い話である。何故ならまだ男と肌を重ねた事も無い乙女が裸の男性に抱き締められたのだから。
すると、その悲鳴を聞きつけたのか。護衛騎士のカインとルーカス王子が駆けつけてきたのだ。そして2人はヴァネッサが裸の若者に抱きしめられているのを見ると顔色を変えた。
ルーカスは剣で男を脅し、その隙にカインは自分のマントを着せると、ロープで縛ろうとして・・・ヴァネッサがそれを止めた。
「待って!お願いです・・・そんな酷い真似はしないで下さい。」
「ヴァネッサ・・・。分かりました・・貴女が止めるのであれば、私はこの男を縛らせるのは辞めます。取りあえず・・・今は姫の護衛騎士に願いしましょう。その代わり・・ヴァネッサ。貴女には大事なお話があります。私についてきて下さい。」
「分かりました・・・。」
ルーカスはヴァネッサの願いを聞き入れてくれたのだ。それなら今度はヴァネッサが彼の言う事を聞かねばならない。
連れて来られた部屋はルーカスの客室としてあてがわれた部屋であった。ルーカスは先にヴァネッサを中へと入れた。そしてルーカスはヴァネッサが部屋に入ると、すぐにドアに鍵を掛けてしまった。
カチャリ・・・。
鍵が掛けられる音に一瞬恐ろしくなったヴァネッサはルーカスから距離を取ろうとしたところ・・・彼に強く腕を引かれ、気付けばベッドに組み伏せられていた。
ヴァネッサは恐怖におののき、暴れながら叫んだ。
「いやあっ!お、お願いです・・・っ!離して下さい・・・っ!」
しかしルーカスは悲しげに言う。
「ヴァネッサ・・貴女が・・・貴女がいけないのですよ・・・・?何時までも・・・私を拒否するから・・・。私は貴女にこのような真似を・・・。でも、出来るだけ優しくしますから・・・どうか怖がらずに私を受け入れて下さい・・。そして私と結婚して下さい・・・!貴女を愛しているのです・・・!」
切なげに言った次の瞬間、ルーカスは深くヴァネッサに口付けをすると閉じられた唇を舌で割り、ねじ込んできた。
ヴァネッサは悲鳴を上げようにもルーカスの口付けに塞がれ、声にならない。
とてもでは無いが・・・ヴァネッサの力では振り払う事は出来なかった―。
王子の母国の国王は大変喜び、親書を送って来るし、肝心のルーカス王子はすっかりヴァネッサがお気に入りになり、片時もヴァネッサの傍を離れようとはしない。
そのせいで、カインもお役御免となって完全にヴァネッサの元から引き離されてしまった。
「ヴァネッサ。一緒にお茶を飲みませんか?」
「ヴァネッサ。お庭を散歩しましょう。」
「ヴァネッサ。お忍びで城下町に遊びに行きませんか?」
その度にヴァネッサはやんわりと断っているのだが、一向にルーカス王子は諦めない。
そしてヴァネッサのルーカス王子に対する態度があまりにも冷たいと今度は噂に登るまでになってしまった。
一方、困り果てていたのはヴァネッサの方である。
王子と結婚をすれば自分がどのような恐ろしい末路を辿るのかが分かっているだけに、絶対に王子と恋仲になってはいけない。それなのに王子は隙あらばヴァネッサに愛を囁いて来るのだ。
今日もルーカスは城の園庭でヴァネッサに求婚をする。
「ヴァネッサ・・・。私は海で貴女に助けて頂いた時から、貴女の虜になってしまいました。私は貴女を愛してしまいました。どうか私の愛を受け入れて、結婚して頂けないでしょうか?」
ルーカスは見目麗しく、とても素敵な青年である。普通の女性ならば一目で恋に落ちてもおかしくないような美貌を持ち合わせている。現に以前までのヴァネッサであれば、王子の求婚にあっさり応じ、出会って2月も経たないうちに結婚をしたのだった。
一方、王子に恋焦がれるあまり、海の魔女と契約して美しい声と引き換えに人間の身体を手に入れたメルジーナは失恋をしてしまい、海の泡と化してしまった。そしてメルジーナの姉たちは妹を死に追いやったヴァネッサを恨み・・・怖ろしい死の呪いをかけたのだった。
だから・・・ヴァネッサはルーカスの求婚を受け入れる訳にはいかなかった。
「申し訳ございません。私は誰とも結婚するつもりはないのです。」
ヴァネッサが顔を背けるとルーカスは悲し気に言った。
「ヴァネッサ・・・。何故ですか?私は貴女の御父上から聞いたのですよ?貴女は今から一月ほど前に突然父君に結婚相手を見つけて欲しいと訴えていたと聞きましたよ?貴女は本当は結婚を望まれているのですよね?何故私の愛を受け入れては頂けないのですか?それ程までに・・・私の事がお嫌いですか?それとも誰か他に好きな相手でもいらっしゃるのですか?」
気付けば、ヴァネッサは強くルーカスに抱きしめられていた。するとあの時の記憶がヴァネッサの脳裏に蘇って来た。海でいきなり漁師の男に襲われたあの日の出来事が・・・。
「い・・いや・・・お・お願いです・・。どうか私を離して頂けませんか・・・?」
しかし、ルーカスの腕が強すぎて、逃れる事が出来ない。
(どうしよう・・怖い・・・。)
ヴァネッサが恐怖の為に震えているのに何を勘違いしたのか、ルーカスが嬉しそうに耳元で囁いて来た。
「ヴァネッサ・・・もしかして・・恥ずかしくて震えているのですか・・・何て可愛らしい方なのでしょう・・・。」
そしてますますきつく抱きしめてきた、その時―。
「姫様からその手を離して頂けますか?ルーカス王子。」
凛とした声が園庭に響き渡った。そして・・・その声の主はカインであった。
「カインッ!」
ヴァネッサは大声でカインの名を呼んだ。
ルーカスはそれが面白くなかったのか、少し眉を寄せると言った。
「・・・貴方は一介の騎士ですよね?その騎士が・・・王族に歯向かってもよいのですか?」
「私はルーカス王子の騎士ではありません。そこにいらっしゃるヴァネッサ姫の騎士なのです。貴方にとやかく言われる筋合いはありません。さあ。姫こちらへ。」
カインが手を差し伸べて来たので、ルーカスはやむを得ず、ヴァネッサから手を離した。
「カインッ!」
その隙にヴァネッサはルーカスの傍を離れ、カインの背後に回ると言った。
「申し訳ございません・・・ルーカス王子・・・どうか・・・私の事は構わないで頂けますか・・・・?お願いします。」
そしてヴァネッサは身を翻して、その場を逃げ出し・・・メルジーナがいる海へ向かった。
しかし、メルジーナはいつまでたっても現れなかった。
(無理も無いわね・・・・だってメルジーナと最後に会ったのはルーカス王子を助けた時で・・・その後はずっとルーカス王子が傍を離れてくれなかったから・・・私はいつまでたってもここに来る事が出来なくて・・って待って・・・。私がずっと繰り返してきた歴史の中で・・人間の姿になったメルジーナは・・いつ登場したかしら・・?)
考え事をして歩いていた時・・・ヴァネッサは砂浜に半分身体が波に浸かりながら倒れている人物を遠目に発見した。
(あ・・・あれはまさかメルジーナっ?!)
ヴァネッサは慌ててその人物の方へ向かって駆け寄り・・・顔を真っ赤に染めてしまった。
その人物はメルジーナでは無かった。ダークブロンドの長い髪を後ろで一つにまとめた、それは美しい男性で・・・そして彼は全裸だった。
「ど、ど、ど、どうしましょう・・・!」
ヴァネッサは恥ずかしくてたまらず、視線を逸らせながら何か服の代わりになるようなものが無いかキョロキョロ辺りを見渡し・・・小さな漁師小屋を発見した。
ヴァネッサは漁師小屋に入ると、辺りをキョロキョロ見渡した。
(お願い・・何か見つかってっ!)
祈る気持ちで辺りを探し、ついにヴァネッサは大きな帆布を見つけた。
「あ。これならっ!すみません、おかりしますっ!」
ヴァネッサは誰に言うとも無しに断りを入れると、帆布を持って打ち上げられている青年の元へ向かい、揺すぶった。
「もしもし、しっかりして下さい、目を開けて下さい」
すると・・青年の目が開いた。それは・・とても綺麗なアクアマリンの瞳だった。そう。まるで・・・
「メルジーナー・・・?」
すると・・・突然青年は飛び起き、ヴァネッサを見つめると無言で強く抱きしめて来た。ヴァネッサは途端に顔が真っ赤になり・・・・。
「キャアアアアアッ!!」
パニックに陥るヴァネッサ。でもそれは無理も無い話である。何故ならまだ男と肌を重ねた事も無い乙女が裸の男性に抱き締められたのだから。
すると、その悲鳴を聞きつけたのか。護衛騎士のカインとルーカス王子が駆けつけてきたのだ。そして2人はヴァネッサが裸の若者に抱きしめられているのを見ると顔色を変えた。
ルーカスは剣で男を脅し、その隙にカインは自分のマントを着せると、ロープで縛ろうとして・・・ヴァネッサがそれを止めた。
「待って!お願いです・・・そんな酷い真似はしないで下さい。」
「ヴァネッサ・・・。分かりました・・貴女が止めるのであれば、私はこの男を縛らせるのは辞めます。取りあえず・・・今は姫の護衛騎士に願いしましょう。その代わり・・ヴァネッサ。貴女には大事なお話があります。私についてきて下さい。」
「分かりました・・・。」
ルーカスはヴァネッサの願いを聞き入れてくれたのだ。それなら今度はヴァネッサが彼の言う事を聞かねばならない。
連れて来られた部屋はルーカスの客室としてあてがわれた部屋であった。ルーカスは先にヴァネッサを中へと入れた。そしてルーカスはヴァネッサが部屋に入ると、すぐにドアに鍵を掛けてしまった。
カチャリ・・・。
鍵が掛けられる音に一瞬恐ろしくなったヴァネッサはルーカスから距離を取ろうとしたところ・・・彼に強く腕を引かれ、気付けばベッドに組み伏せられていた。
ヴァネッサは恐怖におののき、暴れながら叫んだ。
「いやあっ!お、お願いです・・・っ!離して下さい・・・っ!」
しかしルーカスは悲しげに言う。
「ヴァネッサ・・貴女が・・・貴女がいけないのですよ・・・・?何時までも・・・私を拒否するから・・・。私は貴女にこのような真似を・・・。でも、出来るだけ優しくしますから・・・どうか怖がらずに私を受け入れて下さい・・。そして私と結婚して下さい・・・!貴女を愛しているのです・・・!」
切なげに言った次の瞬間、ルーカスは深くヴァネッサに口付けをすると閉じられた唇を舌で割り、ねじ込んできた。
ヴァネッサは悲鳴を上げようにもルーカスの口付けに塞がれ、声にならない。
とてもでは無いが・・・ヴァネッサの力では振り払う事は出来なかった―。
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