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※『灰被り姫』の姉の場合 11(R18内容になります。苦手な方は飛ばして下さい)

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ドレスに手を掛けながら、青年は角度を変えながらまるで貪るように口付けを続ける。 

青年の柔らかく、生暖かい唇の感触はアナスタシアに取って甘美的なものだった。

(知らなかった・・・キスがこんなに気持ちの良いものだったなんて・・・。)

青年が舌を伸ばしてきて、アナスタシアの唇を割って侵入して来るのを感じ、アナスタシアは酔いも手伝ってか、自ら口を開けて受け入れた。
すると青年が口付けの合間にアナスタシアに囁いた。


「貴女は・・・何て可愛らしい方なのでしょう・・・。」

そしてアナスタシアの舌を自分の舌でからめ取った。


(気持ちいい・・・。)

「あ・・・ん・・ん・・・。」

何時しかアナスタシアの口からは甘い声が出始め、青年の首に自分の細い腕を回していた。
アナスタシアの唇に吸い付きながら、その合間合間に青年は言う。

「貴女を・・・・大切に抱きますから・・・どうか・・・怖がらずに僕を受け入れて頂けますか・・・?」

青年の言葉にアナスタシアは顔を真っ赤に染めながらも頷く。

すると仮面の下で青年は優し気に笑みを浮かべると、アナスタシアのドレスを器用に脱がせ始めた。
複雑なドレスをいとも簡単に脱がしていく青年にアナスタシアは少しだけ悲しい気持ちになった。

(この方は・・・女性のドレスを脱がせるのに慣れているんだわ・・・。きっと今までも多くの女性を・・・。)

すると青年はアナスタシアのドレスを脱がす手を止めた。

「どう・・・されのですか?僕の愛しい人・・。」

怪訝そうな声でアナスタシアに問いかける。

「い、いえ・・・こ、こんな複雑なドレスなのに・・私でさえ・・1人で着る事が出来ないドレスをいとも簡単に脱がせるなんて・・・さぞかし貴方は・・・。」

話している間にアナスタシアは仮面の下で目じりに涙が浮かんでくるのを感じた。すると青年はアナスタシアの頬にキスをすると言った。

「つまり・・それは僕に嫉妬してくれている・・と言う事ですか?」

(嫉妬・・・私は会ったばかりのこの方に嫉妬しているというの・・?でも、嫉妬しているのかも・・。)

アナスタシアが頷くと、青年は嬉しそうに言った。

「貴女にそんな風に思って頂けるなんて・・・ますます愛しくてたまらなくなります・・。」

その時、アナスタシアは気が付いた。会話に気をとられていたせいか、気付けばアナスタシアは全裸になっていたのだ。

寝かされた状態で、自分の胸の薄いピンク色の尖りを仮面の下で青年が見つめている。

「い、嫌・・・は、恥ずかしいので見な・・・あ・あん・・っ。」

青年が突然アナスタシアの方側の先端を口に含み、もう片方を掌で包み込むように優しく撫でまわしてきたのだ。
そして青年は言う。

「ほら・・・こうすれば・・・見える事はありません。なので・・・恥ずかしい事は無いでしょう・・?ん・・・。」

アナスタシアの蕾を唇に含みながら青年は言った。

「あ・あ・あ・・・・。」

しかしアナスタシアに耳には青年の言葉は耳に入っては来なかった。青年の愛撫が気持ちよすぎて何も考えられなくなっていたのだ。

存分にアナスタシアの蕾を堪能した後、青年はアナスタシアにリネンを掛けると、自分の服を脱ぎ出した。
青年の身体は細見なのに筋肉で引き締まっていた。そしてボトムに手をかけたのを見て、思わずアナスタシアは恥ずかしくなり顔を両手で覆い隠してしまった。

衣擦れの音がし、青年がアナスタシアの耳元で囁いた。


「愛しい人・・・。優しくしますから・・・僕に身を委ねて頂けますか・・・?」

アナスタシアが顔を隠した指の隙間から見ると、仮面は顔についているものの、生まれたままの姿になった青年がアナスタシアにまるで覆いかぶさるかのような姿勢で見下ろしていた。その姿はとても美しかった。

「は、はい・・・。」

恥ずかしくて今にも消え入りそうな声でアナスタシアが頷くと、青年の口元が綻んだ。

「有難うございます。僕の愛しい人・・・。」

そして青年は再びアナスタシアに唇を重ね、彼女の唇を吸い上げながらアナスタシアの豊満な胸をゆっくり両手で揉みながら、やがて徐々に口付けを首筋、胸・・・とずらしていく。


「あ・・あ・・あん・・・・。」

もうアナスタシアの口からは甘い声が出っぱなしで、自分の秘めたる部分がジンジンと今まで感じた事の無い痛みを伴っている事に気が付いた。

(私の身体・・・一体どうなってしまったの・・・?)

荒い息を吐きながら、甘く痺れる思考の中でアナスタシアは自分の身体に起きている変化に戸惑っていた。
15歳の頃からずっと畑仕事にその人生を費やしてきた為に、アナスタシアは18歳にもなるのに、すっかり初心な女性として育っていたのだ。

 その時、青年の舌がアナスタシアの秘めたる部分に割って侵入して来た。

「ああんっ!」

今迄一度も感じた事の無い、気持ちよさに思わずアナスタシアは白い喉をのけぞらせて声を上げてしまった。
そんなアナスタシアの反応が青年は嬉しかったのか、アナスタシアの秘めたる部分に舌を這わせる事をやめない。

「あ、あ、あ、あ・・・。」

あまりに気持ちが良すぎて、アナスタシアの目に涙が浮かんできた。そして次の瞬間、青年がアナスタシアの一番敏感な部分を口に含み、舌で転がした。

「ああああんっ!!」

すると今迄に無い位、激しい快感がアナスタシアを襲い、自分の中から蜜が溢れだしてくるのを感じた。そして青年はそれを舌で綺麗に舐めとる。
それがまた次の刺激になって、再びアナスタシアの身体を甘い痺れが全身を巡った。


「お、お願いです・・・。い、今はそれをしないで下さ・・・ああっ!」
再び強い快感が襲い、アナスタシアの下半身は震えがとまらない。

青年はアナスタシアの花芯に口付けしながら言った。

「嬉しいです・・・初めてなのに、こんなに感じてくれるなんて・・・本当に何て貴女は可愛らしいのでしょう・・・もう他の誰にも貴女を渡したくはありません・・・。」

言いながら青年はアナスタシアにすっかり高ぶった自身を押し付けた。

「え・・?」

「十分に濡らしましたけど・・・初めてなので痛いと思います。でも出来るだけ優しくするので、どうかお許し下さい・・。」

その途端、下半身を激しい痛みが襲って来た。まるで太い杭を無理やり撃ち込まれたようない激しい痛みだった。


「あ・・・い・・・痛い・・っ!」

激しい激痛に先程とは違った涙が流れて来る。すると青年が再び甘い口付けをしてくると、少しだけ傷みが和らいだ、その瞬間青年は一気にアナスタシアを貫いた。

あまりの痛みに悲鳴を上げようにも、深い口付けに阻害されている。
必死に青年にしがみ付き、ポロポロと仮面を伝って涙を流すアナスタシアは青年の庇護欲を掻き立てるには十分だった。


「愛しています・・・。貴女の事を・・・。」

青年は愛を囁きながら、アナスタシアの唇に、舌に吸い付く。
すると、徐々にアナスタシアは気持ちが良くなってきて、再び甘い声が漏れ出した。

「あ・・・ん・・。」

「動きますよ・・・。」

青年は言うと、アナスタシアと繋がったまま、ゆっくりと動かし始めた。するとあれ程痛かった傷みが今は嘘のように消え、それとは逆にどうしようもない位の気持ちよさがアナスタシアの身体に忍び寄って来る。

「あ・あ・あ・あ・・・ん・・。」

アナスタシアは甘い声が止まらなくなっていた。そして徐々に青年のアナスタシアを揺すぶる動きも早くなっていく。
その時、アナスタシアの一番感じる内壁を青年が擦り上げた。


「ああっ?!」

今迄に感じた事の無い位強烈な甘い痺れにアナスタシアはビクリとなった。

「ここが・・一番貴女の感じる所なんですね・・?」

青年は嬉しそうに言うと、丹念にその部分を擦り上げて来た。


「あ・・そ、そこは・・お、お願い・・・や、やめて・・・んんっ!!」

その時、今迄で一番強い快感がアナスタシアを襲った。自分の内部が締め付けられると同時に、青年がウッと呻き、中で熱い何かが内部を満たすのを感じながら、アナスタシアはそのまま気を失ってしまった―。
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