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第7章 3 地下のレジスタンス
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「あなた方は・・・一体何者なのですか?オスカー様からは元はあなた方は王宮に仕えていた家臣達で・・・追放された方たちだと伺っています。再起を図るとオスカー様は言っておられましたが・・・一体それはどういう事なのですか?」
するとシモンが一つ溜息をつくと言った。
「実は・・・私たちは『レジスタンス』なのです。勿論・・リーダーはオスカー様ですが・・。」
「レジスタンス・・?」
「世間では・・オスカー様がどのような言われ方をされているかはよく存じております。気性が激しく、手もつけられない人間・・・『クレイジープリンス』などと言われてもおりますが・・あれらは全てオスカー様の意思ではないのです。アイリス様はもうご存じかもしれませんが、オスカー様の中には3つの人格があります。その人格が生まれたのは全て『エルトリアの呪い』から身を回避する為・・・悪魔によって魂を分けられてしまったからです。本来なら最も濃い呪いを持つ魂を眠らせておくこと等・・悪魔にとってはたやすいことです。しかし・・オスカー様はある一定期間・・強制的に最も濃い呪いを持つ・・私たちは『黒いオスカー』と呼んでおりますが、
その彼に身体を支配されているのです。全てはオスカー様を陥れる為に・・実の父親である国王陛下が・・・!」
アルマンゾが悔しそうに言う。
「現国王のフリードリッヒ3世は・・20年以上前・・父君である前国王が崩御されるまでは・・・それは素晴らしい人徳者でした。当時、私はまだ幼い子供でしたが、よく覚えております。慈愛に満ちており・・城中の者達に好かれておりました。しかし、即位されてから・・まるで別人のように変わってしまったのです。次々と優秀な家臣たちを投獄し、追放された者もいます。中には処刑された者たち迄・・・!私の父も・・処刑されてしまいました・・!」
シモンが肩を震わせた。
「それは・・・前国王にとりついていた悪魔が・・今度はフリードリッヒ3世にとりついたからではないですか・・?」
私が尋ねると3人は驚いた顔でこちらを見た。
「アイリス様は・・・ご存じだったのですね?」
ヘルマンが私に尋ねる。
「はい、オスカー様から話は聞きましたから・・・。」
「そうですか・・・・。あの時からです。陛下が・・アイリス様の母君に異常な執着心を持つようになったのは・・・。アイリス様の母君が婚姻された時は・・怒り狂っておりました。結局他国の姫を妃に迎え入れ・・・少しは落ち着きを取り戻したのですが・・再び陛下はおかしくなってしまったのです。アイリス様・・貴女が生まれたことによって。」
シモンの言葉に私は思わずビクリとなってしまった。
その直後―
パタパタとこちらへ向かって駆けてくる足音が聞こえてきた。
「どうやら偵察隊が帰ってきたようんだな。」
アルマンゾが立ち上がると同時に部屋のドアがノックされた。
「ただいま戻りました。中へ入っても宜しいでしょうか?」
外側から声が聞こえてきた。
「ああ。入ってくれ。」
シモンが返事をするとドアがカチャリと開けられ、眼帯を掛けた男性が姿を見せた。
「あ・・貴方は・・・。」
「はい、ヴィンサントでございます。アイリス様。」
「よかった・・・貴方も無事だったのですね?」
「御心遣い感謝いたします。」
ヴィンサントはにこりと笑った。
「それで・・・ヴィンサント。オスカー様は見つかったか?」
シモンが尋ねた。
「いえ・・・それがまだ・・。ただし、陛下の傍に妙な女がついていました。」
「妙な女・・・?一体誰だ?」
「はい、その女は珍しい水色の髪を持ち・・・タバサと呼ばれておりました。」
「!」
タバサ・・・タバサ・オルフェン・・・!
70年前の記憶が再び蘇る。
やはり前世も今世も・・・タバサとフリードリッヒ3世は繋がっていたのだ―。
するとシモンが一つ溜息をつくと言った。
「実は・・・私たちは『レジスタンス』なのです。勿論・・リーダーはオスカー様ですが・・。」
「レジスタンス・・?」
「世間では・・オスカー様がどのような言われ方をされているかはよく存じております。気性が激しく、手もつけられない人間・・・『クレイジープリンス』などと言われてもおりますが・・あれらは全てオスカー様の意思ではないのです。アイリス様はもうご存じかもしれませんが、オスカー様の中には3つの人格があります。その人格が生まれたのは全て『エルトリアの呪い』から身を回避する為・・・悪魔によって魂を分けられてしまったからです。本来なら最も濃い呪いを持つ魂を眠らせておくこと等・・悪魔にとってはたやすいことです。しかし・・オスカー様はある一定期間・・強制的に最も濃い呪いを持つ・・私たちは『黒いオスカー』と呼んでおりますが、
その彼に身体を支配されているのです。全てはオスカー様を陥れる為に・・実の父親である国王陛下が・・・!」
アルマンゾが悔しそうに言う。
「現国王のフリードリッヒ3世は・・20年以上前・・父君である前国王が崩御されるまでは・・・それは素晴らしい人徳者でした。当時、私はまだ幼い子供でしたが、よく覚えております。慈愛に満ちており・・城中の者達に好かれておりました。しかし、即位されてから・・まるで別人のように変わってしまったのです。次々と優秀な家臣たちを投獄し、追放された者もいます。中には処刑された者たち迄・・・!私の父も・・処刑されてしまいました・・!」
シモンが肩を震わせた。
「それは・・・前国王にとりついていた悪魔が・・今度はフリードリッヒ3世にとりついたからではないですか・・?」
私が尋ねると3人は驚いた顔でこちらを見た。
「アイリス様は・・・ご存じだったのですね?」
ヘルマンが私に尋ねる。
「はい、オスカー様から話は聞きましたから・・・。」
「そうですか・・・・。あの時からです。陛下が・・アイリス様の母君に異常な執着心を持つようになったのは・・・。アイリス様の母君が婚姻された時は・・怒り狂っておりました。結局他国の姫を妃に迎え入れ・・・少しは落ち着きを取り戻したのですが・・再び陛下はおかしくなってしまったのです。アイリス様・・貴女が生まれたことによって。」
シモンの言葉に私は思わずビクリとなってしまった。
その直後―
パタパタとこちらへ向かって駆けてくる足音が聞こえてきた。
「どうやら偵察隊が帰ってきたようんだな。」
アルマンゾが立ち上がると同時に部屋のドアがノックされた。
「ただいま戻りました。中へ入っても宜しいでしょうか?」
外側から声が聞こえてきた。
「ああ。入ってくれ。」
シモンが返事をするとドアがカチャリと開けられ、眼帯を掛けた男性が姿を見せた。
「あ・・貴方は・・・。」
「はい、ヴィンサントでございます。アイリス様。」
「よかった・・・貴方も無事だったのですね?」
「御心遣い感謝いたします。」
ヴィンサントはにこりと笑った。
「それで・・・ヴィンサント。オスカー様は見つかったか?」
シモンが尋ねた。
「いえ・・・それがまだ・・。ただし、陛下の傍に妙な女がついていました。」
「妙な女・・・?一体誰だ?」
「はい、その女は珍しい水色の髪を持ち・・・タバサと呼ばれておりました。」
「!」
タバサ・・・タバサ・オルフェン・・・!
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やはり前世も今世も・・・タバサとフリードリッヒ3世は繋がっていたのだ―。
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