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第185話 推測
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「まさか‥…セシル、フィリップの眠る墓地に……?」
窓を仰ぎ見ると、いつの間にか外は雨が降り始めていた。
「た、大変……っ!雨が降って来たわ‥…!」
慌てて部屋を飛び出すと、自室へ向かった――。
**
「ええっ?!エルザ様っ!本気で仰っておられるのですか?!」
クララが私の言葉に目を見開いた。
「ええ、本気よ。これは私の勘でしかないけれど…多分セシルはフィリップのお墓へ行ったと思うの。だからこれから彼を探しに行くわ」
「で、ですが…外は雨が降ってきていますよ?!」
「ええ。分かっているわ。だからこそ尚更すぐにセシルを探しに行かなければならないわ。セシルは車椅子に乗らなければ何処にも移動できないのよ?つまり、と言う事は傘をさすことが出来ないということよね?」
屋敷では本館も含めて馬車は残されているし、勿論御者も屋敷から出てはいなかった。
お恐らくセシルは出掛けた痕跡を残さない為に遭えて屋敷の馬車を利用しなかった可能性が高い。
「セシルは1人きりで出掛けたのよ。だから迎えに行ってあげないといけないわ!」
「だ、だとしても‥‥何もエルザ様が探しに行かれなくても……本館の使用人の誰かに頼むべきでは無いでしょうか?」
「駄目よ、それでは意味が無いのよ。私が迎えに行かなければならないわ」
首を振ってクララの意見を否定した。
何故なら、セシルが屋敷を無断で出て行ったのは……恐らく私が原因だから。
セシルは私と母の会話を聞いてしまい、私の言葉を聞いてしまった。
そしてショックを受けて、もう一度フィリップの存在を確認しよう思ったに違いない。
「エルザ様……」
その時、私とクララの話声を耳にしたのか、義母が部屋にやって来た。
「エルザ、一体どうしたと言うの?セシルの行き先に心当たりはあるの?」
「はい、実は……」
そこで私は義母に事情を説明した。
「まさか……それではセシルはフィリップのお墓に行ったと言うの?」
「ええ、恐らく」
「だけど…だとしてもエルザが迎えに行くことは無いでしょう?外は雨が降っているのよ?」
見ると雨脚はかなり強くなってきている。
「だとしたら、尚更早くセシルを探しに行かせて下さい!セシルがいなくなってしまったのは私のせいなのですから!」
気付けば私は大きな声を上げていた。
「エルザ…。分かったわ…そこまで言うなら…。なら私も一緒に…」
「いいえ、私1人で行かせて下さい。お義母様はまだセシルが行きそうな場所を探して下さい」
私は義母に頭を下げた。
「エルザ‥‥分かったわ。それなら身体を冷やさないように温かい格好でお行きなさい。馬車をすぐ出せるように連絡を入れて来るから」
「はい、お願いします」
義母に頭を下げると、私はすぐに出掛ける準備を始めた――。
窓を仰ぎ見ると、いつの間にか外は雨が降り始めていた。
「た、大変……っ!雨が降って来たわ‥…!」
慌てて部屋を飛び出すと、自室へ向かった――。
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「ええっ?!エルザ様っ!本気で仰っておられるのですか?!」
クララが私の言葉に目を見開いた。
「ええ、本気よ。これは私の勘でしかないけれど…多分セシルはフィリップのお墓へ行ったと思うの。だからこれから彼を探しに行くわ」
「で、ですが…外は雨が降ってきていますよ?!」
「ええ。分かっているわ。だからこそ尚更すぐにセシルを探しに行かなければならないわ。セシルは車椅子に乗らなければ何処にも移動できないのよ?つまり、と言う事は傘をさすことが出来ないということよね?」
屋敷では本館も含めて馬車は残されているし、勿論御者も屋敷から出てはいなかった。
お恐らくセシルは出掛けた痕跡を残さない為に遭えて屋敷の馬車を利用しなかった可能性が高い。
「セシルは1人きりで出掛けたのよ。だから迎えに行ってあげないといけないわ!」
「だ、だとしても‥‥何もエルザ様が探しに行かれなくても……本館の使用人の誰かに頼むべきでは無いでしょうか?」
「駄目よ、それでは意味が無いのよ。私が迎えに行かなければならないわ」
首を振ってクララの意見を否定した。
何故なら、セシルが屋敷を無断で出て行ったのは……恐らく私が原因だから。
セシルは私と母の会話を聞いてしまい、私の言葉を聞いてしまった。
そしてショックを受けて、もう一度フィリップの存在を確認しよう思ったに違いない。
「エルザ様……」
その時、私とクララの話声を耳にしたのか、義母が部屋にやって来た。
「エルザ、一体どうしたと言うの?セシルの行き先に心当たりはあるの?」
「はい、実は……」
そこで私は義母に事情を説明した。
「まさか……それではセシルはフィリップのお墓に行ったと言うの?」
「ええ、恐らく」
「だけど…だとしてもエルザが迎えに行くことは無いでしょう?外は雨が降っているのよ?」
見ると雨脚はかなり強くなってきている。
「だとしたら、尚更早くセシルを探しに行かせて下さい!セシルがいなくなってしまったのは私のせいなのですから!」
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「エルザ‥‥分かったわ。それなら身体を冷やさないように温かい格好でお行きなさい。馬車をすぐ出せるように連絡を入れて来るから」
「はい、お願いします」
義母に頭を下げると、私はすぐに出掛ける準備を始めた――。
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