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1-5 重大な話
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食事が全て済んだ後―。
2人の前には今はアルコールだけが置かれている。朱莉のテーブルにはサングリア。琢磨の前にはマンハッタンが置かれいる。
美しい夜景が見えるガラス窓にはその光景に見惚れている朱莉の姿が映っている。
「朱莉さん・・・。」
琢磨は口を開いた。
「はい、何でしょうか?」
琢磨の方を振り向いた。
「すまなかった。」
琢磨は頭を下げた。
「九条さん・・・。」
「沖縄から帰った後・・・黙って朱莉さんの前から消えて、連絡も取れないようにしてしまって・・・本当に申し訳ないと思ってるんだ。ずっと・・・・謝りたかった。朱莉さんと会って・・話がしたいと思っていたんだ。」
「九条さんは、無責任に黙って姿を消すような人では無いと思っています。何か・・・深い事情があったんですよね?」
「ああ、そうだ。けど・・いくら事情があったって、勝手にいなくなって本当に酷い事をしたと思っている。誰も知り合いもいない沖縄に1人残して・・本当の事を言えば、あの時・・・一緒に東京へ朱莉さんを連れ帰りたかった。」
朱莉の目をじっと見つめながら琢磨は言った。
「九条さん・・・。」
琢磨の突然の話に朱莉は息を飲んだ。
(知らなかった・・・九条さんがそんな風に思っていてくれていたなんて・・。)
「朱莉さんとの事で・・帰りの飛行機の中で翔と口論になって・・・社に帰ってからも険悪な状態で・・業務にも支障が出てしまったんだ。翔に言われたんだよ。お前はあまりにも私情を挟みすぎているって・・・。」
琢磨はそこでカクテルを煽るように飲むと、トンとグラスを置いて続けた。
「それで言われた。『もうお前とは一緒に仕事は出来ない、秘書をやめてくれ』って。だから俺は、それなら会社も辞めると言ったら、それなら二度と・・・朱莉さんと連絡を取るなと言われたんだ。着信拒否にしろって命令されたしね。」
「そんな事が・・・あったんですか・・。」
「ああ・・・。でも最後に・・やはり約束を破ってでも朱莉さんには連絡を入れるべきだった。だけど、それも後の祭りだ。俺が朱莉さんとの連絡に使用していたのは会社名義のスマホだったんだ。そこにしか朱莉さんの連絡先を入れていなかった。だから・・・返却した後は連絡を取る手段が無かったんだ。我ながら抜けていたよ。まさか自分があの会社を辞める事になるとは一度も考えた事が無かったからね。」
自嘲気味に言う琢磨。
「それで、以前からヘッドハントされていた会社に就職したんだ。・・好待遇で迎えると言われていたからね。でもまさかそのポストが社長だったとは思いもしなかったけどね。一体この会社は何を考えているのだろうと思ったよ。」
「それだけ、九条さんが有能な人物だと思ったからじゃないですか?」
「それはどうかな・・・?」
九条は肩をすくめながら言った。
「九条さんが<ラージウェアハウス>の新社長に就任した話はニュースで知ったんです。あの時・・・九条さん言ってましたよね?鳴海グループにも負けない程のブランド企業にするって。」
「ああ、あの話か・・・。あれは・・・まあもう1人の社長にああいうふうに言えって半ば命令されたからさ。自分の意思で言った訳じゃ無いが・・正直、気分は良かったな。」
琢磨は笑みを浮かべるように言った。
「あの翔に一泡吹かせる事が出来たみたいだし・・・初めはテレビインタビューなんて御免だと思ったけど・・・。大分、翔の奴は慌てたらしい。」
朱莉もカクテルを飲むと琢磨を見た。
「え・・?その話は誰から聞いたんですか?」
「会長だよ。」
琢磨の意外な答えに朱莉は驚いた。
「九条さん・・・会長と個人的に連絡を取り合っていたのですか・・・?」
「ああ、そうだよ。実は・・・以前から会長に秘書にならないかと誘われていたんだ。でも俺は翔の秘書だったから断っていたんだけどね。」
「そうだったんですか・・・。」
あまりにも驚く話ばかりで朱莉の頭はついていくのがやっとだった。
「それにしても・・朱莉さんも随分雰囲気が変わったよね?前よりは積極的になった
ようだし・・お酒も飲めるようになってきた。・・・ひょっとして沖縄で何かあったのかい?」
琢磨の質問に朱莉は一瞬迷ったが、決めた。
(九条さんだって話をしてくれたのだから、私も航君の事・・話さなくちゃ。」
「実は・・・。」
朱莉は口を開き、沖縄での航との出会い、そして別れまでを話した。最も名前を明かす事はしなかったが。
一方の琢磨は朱莉の話を呆然と聞いていた。
(まさか・・朱莉さんが男と同居していたなんて・・。しかもあんなに頬を染めて嬉しそうに話して来るなんて・・・。その男は朱莉さんに取って・・特別な存在だったのか・・・?)
朱莉が沖縄で男性と同居をしていた・・・その事実はあまりに衝撃的で、琢磨の心を大きく揺さぶった。
「そ、それで・・・その彼とは東京へ戻ってからは音信不通・・・と言う事なのかい?」
内心の動揺を隠しながら琢磨は尋ねた。
「はい。そうです。だから・・・九条さんとは連絡が取れて嬉しかったです。有難うございました。」
お酒でうっすら赤く染まった頬ではにかみながら琢磨にお礼を言う朱莉の姿は琢磨の心を大きく揺さぶった。
「そ、そんな笑顔で喜んでくれるなんて・・思いもしなかったよ。でも・・そうか。朱莉さんが以前よりお酒を飲めるようになったのは・・その彼のお陰なんだね?」
「そうですね・・・。きっとそうかもしれません。」
夜景を眺めながら言う朱莉の横顔を見ながら琢磨は思った。
(きっと・・その男は朱莉さんに取って大切な人だったんだろうな・・そして恐らく相手の男は・・・朱莉さんの事を・・・。)
その事を思うと、琢磨の胸は痛んだが、今夜朱莉に連絡を入れたのは互いの近況報告をする為では無い。今から重要な話を朱莉にしなければならないのだ。
「朱莉さん・・・実は・・今回朱莉さんに連絡をしたのは・・・大事な話があったからなんだ。」
琢磨は一言一言、区切るように言った。
恐らく、今から言う話は朱莉は何も聞かされていないだろう。いや、元々は翔の方から朱莉に話して欲しいと逆に頼まれたのだから、朱莉が知る由も無い。朱莉の様子を見る限り、翔の今の秘書も説明はしていないようだ。
「大事な話・・・ですか?」
朱莉は怪訝そうな顔で琢磨を見た。
「ああ、そうなんだ。朱莉さん・・・。明日香ちゃんが出産した話はもう知ってるんだろう?」
「そうですね。その為に沖縄から戻って来たのですから。」
「何かその事について話は聞いてる?」
「いえ・・・得には・・。ただ、難産だったらしいですね?」
「そこから先の話は聞いてる?」
「いえ・・・?先の話・・・?何かあったんですか?」
聞いていて朱莉は何だか嫌な予感がしてきた。ひょっとすると・・明日香に何かあったのではないだろうか?
「実はね・・・出産後、明日香ちゃんは再び過呼吸を起こして意識を失ってしまったんだよ。それで何とか1時間後には意識を取り戻したらしいんだけど・・・目を覚ました時の明日香は10年分の記憶を失っていたんだ。」
琢磨は神妙な面持ちで言った。
「え・・?い、今・・・何て言ったんですか・・・?」
朱莉は声を震わせて尋ねた。
「朱莉さん・・信じられない気持ちは無理もないよね?明日香ちゃんはここ10年分の記憶を全て失っていた。まだ自分が高校生だと思ってるんだよ。だから自分がロシアの病院にいる事を知った時はパニックを起こしたらしいんだ。それで・・・やむを得ず、鎮静剤を打って落ち着かせたそうだよ。」
「そ、そんな・・・。」
朱莉はショックで目の前が一瞬真っ暗になった―。
2人の前には今はアルコールだけが置かれている。朱莉のテーブルにはサングリア。琢磨の前にはマンハッタンが置かれいる。
美しい夜景が見えるガラス窓にはその光景に見惚れている朱莉の姿が映っている。
「朱莉さん・・・。」
琢磨は口を開いた。
「はい、何でしょうか?」
琢磨の方を振り向いた。
「すまなかった。」
琢磨は頭を下げた。
「九条さん・・・。」
「沖縄から帰った後・・・黙って朱莉さんの前から消えて、連絡も取れないようにしてしまって・・・本当に申し訳ないと思ってるんだ。ずっと・・・・謝りたかった。朱莉さんと会って・・話がしたいと思っていたんだ。」
「九条さんは、無責任に黙って姿を消すような人では無いと思っています。何か・・・深い事情があったんですよね?」
「ああ、そうだ。けど・・いくら事情があったって、勝手にいなくなって本当に酷い事をしたと思っている。誰も知り合いもいない沖縄に1人残して・・本当の事を言えば、あの時・・・一緒に東京へ朱莉さんを連れ帰りたかった。」
朱莉の目をじっと見つめながら琢磨は言った。
「九条さん・・・。」
琢磨の突然の話に朱莉は息を飲んだ。
(知らなかった・・・九条さんがそんな風に思っていてくれていたなんて・・。)
「朱莉さんとの事で・・帰りの飛行機の中で翔と口論になって・・・社に帰ってからも険悪な状態で・・業務にも支障が出てしまったんだ。翔に言われたんだよ。お前はあまりにも私情を挟みすぎているって・・・。」
琢磨はそこでカクテルを煽るように飲むと、トンとグラスを置いて続けた。
「それで言われた。『もうお前とは一緒に仕事は出来ない、秘書をやめてくれ』って。だから俺は、それなら会社も辞めると言ったら、それなら二度と・・・朱莉さんと連絡を取るなと言われたんだ。着信拒否にしろって命令されたしね。」
「そんな事が・・・あったんですか・・。」
「ああ・・・。でも最後に・・やはり約束を破ってでも朱莉さんには連絡を入れるべきだった。だけど、それも後の祭りだ。俺が朱莉さんとの連絡に使用していたのは会社名義のスマホだったんだ。そこにしか朱莉さんの連絡先を入れていなかった。だから・・・返却した後は連絡を取る手段が無かったんだ。我ながら抜けていたよ。まさか自分があの会社を辞める事になるとは一度も考えた事が無かったからね。」
自嘲気味に言う琢磨。
「それで、以前からヘッドハントされていた会社に就職したんだ。・・好待遇で迎えると言われていたからね。でもまさかそのポストが社長だったとは思いもしなかったけどね。一体この会社は何を考えているのだろうと思ったよ。」
「それだけ、九条さんが有能な人物だと思ったからじゃないですか?」
「それはどうかな・・・?」
九条は肩をすくめながら言った。
「九条さんが<ラージウェアハウス>の新社長に就任した話はニュースで知ったんです。あの時・・・九条さん言ってましたよね?鳴海グループにも負けない程のブランド企業にするって。」
「ああ、あの話か・・・。あれは・・・まあもう1人の社長にああいうふうに言えって半ば命令されたからさ。自分の意思で言った訳じゃ無いが・・正直、気分は良かったな。」
琢磨は笑みを浮かべるように言った。
「あの翔に一泡吹かせる事が出来たみたいだし・・・初めはテレビインタビューなんて御免だと思ったけど・・・。大分、翔の奴は慌てたらしい。」
朱莉もカクテルを飲むと琢磨を見た。
「え・・?その話は誰から聞いたんですか?」
「会長だよ。」
琢磨の意外な答えに朱莉は驚いた。
「九条さん・・・会長と個人的に連絡を取り合っていたのですか・・・?」
「ああ、そうだよ。実は・・・以前から会長に秘書にならないかと誘われていたんだ。でも俺は翔の秘書だったから断っていたんだけどね。」
「そうだったんですか・・・。」
あまりにも驚く話ばかりで朱莉の頭はついていくのがやっとだった。
「それにしても・・朱莉さんも随分雰囲気が変わったよね?前よりは積極的になった
ようだし・・お酒も飲めるようになってきた。・・・ひょっとして沖縄で何かあったのかい?」
琢磨の質問に朱莉は一瞬迷ったが、決めた。
(九条さんだって話をしてくれたのだから、私も航君の事・・話さなくちゃ。」
「実は・・・。」
朱莉は口を開き、沖縄での航との出会い、そして別れまでを話した。最も名前を明かす事はしなかったが。
一方の琢磨は朱莉の話を呆然と聞いていた。
(まさか・・朱莉さんが男と同居していたなんて・・。しかもあんなに頬を染めて嬉しそうに話して来るなんて・・・。その男は朱莉さんに取って・・特別な存在だったのか・・・?)
朱莉が沖縄で男性と同居をしていた・・・その事実はあまりに衝撃的で、琢磨の心を大きく揺さぶった。
「そ、それで・・・その彼とは東京へ戻ってからは音信不通・・・と言う事なのかい?」
内心の動揺を隠しながら琢磨は尋ねた。
「はい。そうです。だから・・・九条さんとは連絡が取れて嬉しかったです。有難うございました。」
お酒でうっすら赤く染まった頬ではにかみながら琢磨にお礼を言う朱莉の姿は琢磨の心を大きく揺さぶった。
「そ、そんな笑顔で喜んでくれるなんて・・思いもしなかったよ。でも・・そうか。朱莉さんが以前よりお酒を飲めるようになったのは・・その彼のお陰なんだね?」
「そうですね・・・。きっとそうかもしれません。」
夜景を眺めながら言う朱莉の横顔を見ながら琢磨は思った。
(きっと・・その男は朱莉さんに取って大切な人だったんだろうな・・そして恐らく相手の男は・・・朱莉さんの事を・・・。)
その事を思うと、琢磨の胸は痛んだが、今夜朱莉に連絡を入れたのは互いの近況報告をする為では無い。今から重要な話を朱莉にしなければならないのだ。
「朱莉さん・・・実は・・今回朱莉さんに連絡をしたのは・・・大事な話があったからなんだ。」
琢磨は一言一言、区切るように言った。
恐らく、今から言う話は朱莉は何も聞かされていないだろう。いや、元々は翔の方から朱莉に話して欲しいと逆に頼まれたのだから、朱莉が知る由も無い。朱莉の様子を見る限り、翔の今の秘書も説明はしていないようだ。
「大事な話・・・ですか?」
朱莉は怪訝そうな顔で琢磨を見た。
「ああ、そうなんだ。朱莉さん・・・。明日香ちゃんが出産した話はもう知ってるんだろう?」
「そうですね。その為に沖縄から戻って来たのですから。」
「何かその事について話は聞いてる?」
「いえ・・・得には・・。ただ、難産だったらしいですね?」
「そこから先の話は聞いてる?」
「いえ・・・?先の話・・・?何かあったんですか?」
聞いていて朱莉は何だか嫌な予感がしてきた。ひょっとすると・・明日香に何かあったのではないだろうか?
「実はね・・・出産後、明日香ちゃんは再び過呼吸を起こして意識を失ってしまったんだよ。それで何とか1時間後には意識を取り戻したらしいんだけど・・・目を覚ました時の明日香は10年分の記憶を失っていたんだ。」
琢磨は神妙な面持ちで言った。
「え・・?い、今・・・何て言ったんですか・・・?」
朱莉は声を震わせて尋ねた。
「朱莉さん・・信じられない気持ちは無理もないよね?明日香ちゃんはここ10年分の記憶を全て失っていた。まだ自分が高校生だと思ってるんだよ。だから自分がロシアの病院にいる事を知った時はパニックを起こしたらしいんだ。それで・・・やむを得ず、鎮静剤を打って落ち着かせたそうだよ。」
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