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9-17 京極のもう一つの顔
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「君は・・一体誰だい?しかも彼女の事を『朱莉』って呼び捨てにしたね?どう見ても・・君は朱莉さんよりも年下に見えるけど?」
京極はどこか挑戦的な目で航を見ながら言う。
「あ、あの・・・京極さん。彼は・・・。」
朱莉が慌てて口を挟もうとしたところを航が止めた。
「いいよ、朱莉。俺から説明するから。」
すると再び京極の眉が上がった。
(ふん。俺が朱莉って呼び捨てにするのが余程気にくわないらしいな。)
航は心の中で思いながら京極を見た。
「俺は、安西航って言います。貴方のお名前も教えてくださいよ。」
航は口角を上げながら京極に言った。
(え・・・・?航君・・・京極さんの名前・・知ってるんじゃなかったの・・?)
朱莉は心配そうな目で航を見ると、2人の目と目が合った。航は朱莉と目が合うと心の中で語り掛けた。
(大丈夫だ、朱莉。俺に任せて置け。)
そして改めて京極を見た。
「僕は京極正人と言います。東京では・・・朱莉さんと親しくお付き合いさせて頂いていました。」
京極は朱莉を見るとニコリとほほ笑んだ。
「・・・・。」
朱莉は困ってしまい、俯く。
(京極さん・・・・あの写真・・・姫宮さんと一緒に写った写真さえ見なければ・・貴方を不審に思う事は・・無かったのに・・・。」
朱莉のその様子に気づいたのか、京極が声を掛けてきた。
「朱莉さん?どうかしましたか?」
「い、いえ・・何でもありません。」
朱莉はとっさに返事をし、不安げに航を見た。
(朱莉・・・そんな心配そうな顔するな。)
そんな朱莉を見た京極は敵意を込めた目で航を見ると言った。
「君の名前は分かりましたけど・・・何故、彼女を呼び捨てにするんです?それに・・何故朱莉さんと一緒にいるんですか?」
「俺は今朱莉と一緒に住んでるからですよ。」
「何っ?!」
京極が険しい顔で航を見る。
「航君・・・っ!」
しかし、航は涼しい顔で答えた。
「俺は朱莉のいとこで、東京の興信所で働いているんです。今回は調査のために沖縄へやって来たので、朱莉の家に仕事が終了する期間まで居候させて貰ってるんですよ。」
それを聞いた京極は朱莉を見ると尋ねた。
「今の話は・・・本当ですか?」
「え・・・あ、あの・・・。」
朱莉が口ごもると航が言った。
「本当は沖縄で安い宿泊所に泊まろうかと思っていたんですよ。いとこって言っても男と女ですからね。だけど、宿泊所が何所もいっぱいで・・・親切な朱莉が居候させてくれたんです。そうだろう、朱莉?」
(航君・・・。すみません、九条さん・・・航君の嘘に・・便乗させて貰います。)
「は、はい・・・。その通りです・・・・。」
朱莉は京極を見ながら答えた。その答えを京極がどのように受けっとったのかは知らないが・・・。
「分かりました、朱莉さん。以前にも言いましたが・・僕は朱莉さんの言う事ならどんな話でも信じますよ。」
京極は溜息をつくと、再び航を見た。
「ところで・・・君はいくつですか?随分若く見えるけど・・・興信所でバイトする夜学生かな?」
航は少しむっとしながらも答えた。
「俺は22歳ですよ。ちゃんと成人してます。」
「そうなんですか・・・22歳・・・。まだ10代かと思っていましたよ。でも・・・まだ22歳だ。」
京極は挑戦的な目で航を見た。朱莉はそんな京極の様子を信じられない目で見ていた。
(本当に・・・今目の前にいるのは・・・京極さんなの?知らない・・こんな顔を見せる京極さんを・・・私は・・・。)
京極と航の会話はまだ続いている。
「一体・・・何が言いたいんですか?」
航は京極に尋ねた。
「いえ、いくらいとこだからと言って・・・・朱莉さんは君より年上だ。年上の女性に・・そんなぞんざいな口を利いてもいい物かと思って・・・つい・・ね。」
「京極さん!私は別に・・。」
2人の会話の間に入ろうとした朱莉に京極は言った。
「朱莉さん・・。すみませんが、少しだけ・・口を挟まないで頂けますか?僕は今・・・彼と話をしているんです。」
申し訳なさそうに京極は言ったが・・・何所か有無を言わさない強さが込められていた。
「は、はい・・・すみません・・。」
項垂れる朱莉に航は言った。
「朱莉、別に謝る必要は無いぜ。」
「!また君は・・・っ!」
京極は敵意の込めた目で航を見た。
「ところで・・・京極さん。そろそろいいですか?俺と朱莉はこれから2人で出掛けるんですよ。話なら・・・メールでお願いしますよ。それじゃ、行こう。朱莉。」
航が朱莉を手招きしたので、朱莉は京極の方を振り向くと頭を下げた。
「すみません。京極さん・・・。何故沖縄にいらっしゃるのかは分かりませんが・・・また後程・・お願いします。」
そして朱莉は航の方へ歩いて行こうとしたとき・・京極に右腕を掴まれた。
「!」
朱莉は驚いて京極を見た。
「朱莉さん・・・待って下さい。」
「朱莉っ!」
航は朱莉の名を呼ぶと言った。
「・・・彼女を離せ・・・。」
「・・・。」
それでも京極は黙ったまま、朱莉の右腕を掴んだまま離さない。
「あ、あの・・・京極さん・・・。離して・・頂けますか?」
「嫌です。」
京極は即答した。
「え?」
朱莉は耳を疑った。
「僕も・・・一緒に行きます。いえ、行かせて下さい。」
「な、何を・・・っ!」
航は京極を睨み付けた。
「朱莉さん、お願いです・・・・。僕もついて行く許可を下さい・・・。」
その声は・・どこか苦し気だった。
「あ、あの・・・私は・・・。」
朱莉にはどうしたら良いのか判断が出来ず、助けを求めるように航を見つめた。
(朱莉は・・今すごく困ってる。俺に助けを求めているんだ・・!きっと朱莉の性格では・・京極を断り切れないに決まってる。だったら俺が決めないと・・。)
「・・・分かりましたよ。そんなに着いてきたいなら・・好きにしてください。」
航は溜息をつきながら言う。
「・・・何故、君が判断をするんですか?」
京極はどことなくイラついた様子で航に言う。するとすかさず朱莉が答えた。
「わ、私は・・・航君の意見を優先します。」
「朱莉さん・・・。」
京極は未だに朱莉の右腕を掴んだまま・・・何所か悲しそうな目で朱莉を見つめた。
「・・・もういいでしょう。貴方は俺達と一緒に出掛ける事になったんだから・・・朱莉の手を離してくれませんか?」
航は静かだが・・怒りを込めた目で京極を見た。
「分かりました、離しますよ。」
そして朱莉から手を離すと京極は謝罪してきた。
「すみません。朱莉さん・・・手荒な真似をしてしまったようで・・・。」
「いえ・・・別に痛くはありませんでしたから・・。」
朱莉は俯きながら答えた。
そんな様子の朱莉を見て、航は声を掛けた。
「朱莉、助手席に乗れよ。・・・京極さん。貴方は後部座席に乗って下さい。」
「君が・・運転するのかい?」
京極が尋ねる。
「ええ、そうですよ。何か言いたい事でもあるんですか?」
「だったら、帰りは僕が運転するよ。航君、帰りは君は後部座席に乗ってくれるかい?」
「な・・・!」
何を勝手な・・・と言おうとした時、朱莉が素早く言った。
「い、いいえっ!帰りは・・・私が運転しますっ!」
「「え・・・・?」」
航と京極が同時に声を揃えて朱莉を見る。朱莉はそんな2人の視線をまともに受けながら俯いた。
(だって・・・これ以上・・2人がいがみあう姿を・・見たくないんだもの。私が運転すれば・・少しは状況が改善されるよね・・?)
「わ・・・分かったよ・・。朱莉が言うなら・・・。」
「それじゃ朱莉さん。もし運転に疲れたら・・・僕が交代しますからその時は言って下さい。」
そして・・・奇妙な組み合わせで3人は水族館に行くことになったのである。
京極はどこか挑戦的な目で航を見ながら言う。
「あ、あの・・・京極さん。彼は・・・。」
朱莉が慌てて口を挟もうとしたところを航が止めた。
「いいよ、朱莉。俺から説明するから。」
すると再び京極の眉が上がった。
(ふん。俺が朱莉って呼び捨てにするのが余程気にくわないらしいな。)
航は心の中で思いながら京極を見た。
「俺は、安西航って言います。貴方のお名前も教えてくださいよ。」
航は口角を上げながら京極に言った。
(え・・・・?航君・・・京極さんの名前・・知ってるんじゃなかったの・・?)
朱莉は心配そうな目で航を見ると、2人の目と目が合った。航は朱莉と目が合うと心の中で語り掛けた。
(大丈夫だ、朱莉。俺に任せて置け。)
そして改めて京極を見た。
「僕は京極正人と言います。東京では・・・朱莉さんと親しくお付き合いさせて頂いていました。」
京極は朱莉を見るとニコリとほほ笑んだ。
「・・・・。」
朱莉は困ってしまい、俯く。
(京極さん・・・・あの写真・・・姫宮さんと一緒に写った写真さえ見なければ・・貴方を不審に思う事は・・無かったのに・・・。」
朱莉のその様子に気づいたのか、京極が声を掛けてきた。
「朱莉さん?どうかしましたか?」
「い、いえ・・何でもありません。」
朱莉はとっさに返事をし、不安げに航を見た。
(朱莉・・・そんな心配そうな顔するな。)
そんな朱莉を見た京極は敵意を込めた目で航を見ると言った。
「君の名前は分かりましたけど・・・何故、彼女を呼び捨てにするんです?それに・・何故朱莉さんと一緒にいるんですか?」
「俺は今朱莉と一緒に住んでるからですよ。」
「何っ?!」
京極が険しい顔で航を見る。
「航君・・・っ!」
しかし、航は涼しい顔で答えた。
「俺は朱莉のいとこで、東京の興信所で働いているんです。今回は調査のために沖縄へやって来たので、朱莉の家に仕事が終了する期間まで居候させて貰ってるんですよ。」
それを聞いた京極は朱莉を見ると尋ねた。
「今の話は・・・本当ですか?」
「え・・・あ、あの・・・。」
朱莉が口ごもると航が言った。
「本当は沖縄で安い宿泊所に泊まろうかと思っていたんですよ。いとこって言っても男と女ですからね。だけど、宿泊所が何所もいっぱいで・・・親切な朱莉が居候させてくれたんです。そうだろう、朱莉?」
(航君・・・。すみません、九条さん・・・航君の嘘に・・便乗させて貰います。)
「は、はい・・・。その通りです・・・・。」
朱莉は京極を見ながら答えた。その答えを京極がどのように受けっとったのかは知らないが・・・。
「分かりました、朱莉さん。以前にも言いましたが・・僕は朱莉さんの言う事ならどんな話でも信じますよ。」
京極は溜息をつくと、再び航を見た。
「ところで・・・君はいくつですか?随分若く見えるけど・・・興信所でバイトする夜学生かな?」
航は少しむっとしながらも答えた。
「俺は22歳ですよ。ちゃんと成人してます。」
「そうなんですか・・・22歳・・・。まだ10代かと思っていましたよ。でも・・・まだ22歳だ。」
京極は挑戦的な目で航を見た。朱莉はそんな京極の様子を信じられない目で見ていた。
(本当に・・・今目の前にいるのは・・・京極さんなの?知らない・・こんな顔を見せる京極さんを・・・私は・・・。)
京極と航の会話はまだ続いている。
「一体・・・何が言いたいんですか?」
航は京極に尋ねた。
「いえ、いくらいとこだからと言って・・・・朱莉さんは君より年上だ。年上の女性に・・そんなぞんざいな口を利いてもいい物かと思って・・・つい・・ね。」
「京極さん!私は別に・・。」
2人の会話の間に入ろうとした朱莉に京極は言った。
「朱莉さん・・。すみませんが、少しだけ・・口を挟まないで頂けますか?僕は今・・・彼と話をしているんです。」
申し訳なさそうに京極は言ったが・・・何所か有無を言わさない強さが込められていた。
「は、はい・・・すみません・・。」
項垂れる朱莉に航は言った。
「朱莉、別に謝る必要は無いぜ。」
「!また君は・・・っ!」
京極は敵意の込めた目で航を見た。
「ところで・・・京極さん。そろそろいいですか?俺と朱莉はこれから2人で出掛けるんですよ。話なら・・・メールでお願いしますよ。それじゃ、行こう。朱莉。」
航が朱莉を手招きしたので、朱莉は京極の方を振り向くと頭を下げた。
「すみません。京極さん・・・。何故沖縄にいらっしゃるのかは分かりませんが・・・また後程・・お願いします。」
そして朱莉は航の方へ歩いて行こうとしたとき・・京極に右腕を掴まれた。
「!」
朱莉は驚いて京極を見た。
「朱莉さん・・・待って下さい。」
「朱莉っ!」
航は朱莉の名を呼ぶと言った。
「・・・彼女を離せ・・・。」
「・・・。」
それでも京極は黙ったまま、朱莉の右腕を掴んだまま離さない。
「あ、あの・・・京極さん・・・。離して・・頂けますか?」
「嫌です。」
京極は即答した。
「え?」
朱莉は耳を疑った。
「僕も・・・一緒に行きます。いえ、行かせて下さい。」
「な、何を・・・っ!」
航は京極を睨み付けた。
「朱莉さん、お願いです・・・・。僕もついて行く許可を下さい・・・。」
その声は・・どこか苦し気だった。
「あ、あの・・・私は・・・。」
朱莉にはどうしたら良いのか判断が出来ず、助けを求めるように航を見つめた。
(朱莉は・・今すごく困ってる。俺に助けを求めているんだ・・!きっと朱莉の性格では・・京極を断り切れないに決まってる。だったら俺が決めないと・・。)
「・・・分かりましたよ。そんなに着いてきたいなら・・好きにしてください。」
航は溜息をつきながら言う。
「・・・何故、君が判断をするんですか?」
京極はどことなくイラついた様子で航に言う。するとすかさず朱莉が答えた。
「わ、私は・・・航君の意見を優先します。」
「朱莉さん・・・。」
京極は未だに朱莉の右腕を掴んだまま・・・何所か悲しそうな目で朱莉を見つめた。
「・・・もういいでしょう。貴方は俺達と一緒に出掛ける事になったんだから・・・朱莉の手を離してくれませんか?」
航は静かだが・・怒りを込めた目で京極を見た。
「分かりました、離しますよ。」
そして朱莉から手を離すと京極は謝罪してきた。
「すみません。朱莉さん・・・手荒な真似をしてしまったようで・・・。」
「いえ・・・別に痛くはありませんでしたから・・。」
朱莉は俯きながら答えた。
そんな様子の朱莉を見て、航は声を掛けた。
「朱莉、助手席に乗れよ。・・・京極さん。貴方は後部座席に乗って下さい。」
「君が・・運転するのかい?」
京極が尋ねる。
「ええ、そうですよ。何か言いたい事でもあるんですか?」
「だったら、帰りは僕が運転するよ。航君、帰りは君は後部座席に乗ってくれるかい?」
「な・・・!」
何を勝手な・・・と言おうとした時、朱莉が素早く言った。
「い、いいえっ!帰りは・・・私が運転しますっ!」
「「え・・・・?」」
航と京極が同時に声を揃えて朱莉を見る。朱莉はそんな2人の視線をまともに受けながら俯いた。
(だって・・・これ以上・・2人がいがみあう姿を・・見たくないんだもの。私が運転すれば・・少しは状況が改善されるよね・・?)
「わ・・・分かったよ・・。朱莉が言うなら・・・。」
「それじゃ朱莉さん。もし運転に疲れたら・・・僕が交代しますからその時は言って下さい。」
そして・・・奇妙な組み合わせで3人は水族館に行くことになったのである。
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