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第1章 11 残念な体
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「うっわ・・何、この部屋・・・・。」
あたりを見渡してびっくりした。私が寝ていた部屋は学校の教室並みの広さがある。部屋にはバルコニー付きの大きな窓があり、レースのカーテンが揺れる先には外からの景色が見えている。どうやら庭先では美しい大きな木々が生えているようだ。
室内は昔テレビで見たヴェルサイユ宮殿のマリーアントワネットの部屋のようなインテリアである。真っ白な壁にバラ模様の美しいカーペット。ゴブラン織り?的なひじ掛けソファに天蓋付きベッド・・・。そして極めつけは天井からぶら下がるシャンデリアだ。
「うわっ!何、この部屋!落ち着かないっ!!」
中世ロマンスに憧れるような女性なら、こういう部屋は胸がキュンキュンするかもしれないが・・私は違う。いたって現実的な人間だ。こんなゴテゴテした装飾品だらけのインテリア、眺めているだけで頭痛が起きてくる。第一私が理想とする部屋は不動産広告に掲載されているようなスタイリッシュな部屋が好みなのだから。
「ねえ・・・この部屋が・・ロザリア。貴女の部屋なの・・?」
この身体の持ち主に尋ねてもうんともすんとも言わない。チッ・・・!思わず心の中で舌打ちをついてしまった。ロザリアの存在が私の中でちっとも感じられない。寝たふりをしているのか、それもと完全に存在を消してしまったのか・・・。
とりあえず自分の今の状況を確認しよと部屋の中をぐるりと見渡し、壁に大きな鏡があるのを発見した。そう言えば・・私まだこの身体の持ち主の顔すら知らないんだよね。ベッドのそばには室内履きが置いてある。私はベッドから起きると室内履きに履き替え、鏡に向かう。神様・・・どうかこの身体の持ち主の顔が可愛くありますように・・・。
そして鏡を覗き込み・・・。
「キャアアアアアッ!!」
私は悲鳴を上げた―。
****
「な、な、何・・・・この顔は・・・。」
私は自分の顔をぺたぺたとさわり、目をギュッと閉じた。そしてもう一度ゆっくり目を開け・・・鏡の中の自分の顔が残念にゆがむ。
「何なの・・ロザリアって・・・・まだ16歳だよねえ・・?」
鏡に映るロザリアの姿を見て私は深溜息をつく。それにしてもひどいメイクだ。厚さ数ミリにはなるだろうかと思われる、真っ白に塗りたくったおしろいに、真っ赤な口紅はまるで口裂け女のようにも見える。目の大きさを強調するためだろうか、マスカラは大きくはみ出し、まるでパンダのようにも見える。これでは大昔に流行ったドラマの中に出てくるヤンキーみただ。そう、それこそ昭和50年代頃の・・・。
私はこの時代のドラマが実は大好きなのだ。そこに出てくる不良少女さながらのメイク。いやはや、これでは外見だけ見ても立派な悪役そのものである。そして小太りなこの体系は残念極まりない。
「なんでこんな変なメイクしてるのよ・・・。はっ!も、もしかして・・・ロザリアはいじめにあっているから、強制的にこんなメイクを強要されて・・?」
いや、それよりもこんな顔。見てるだけでイライラしてくる。とりあえず本物の素顔が見たい。
「どこかで顔洗えないかな・・・?」
とりあえず洗面所が無いか、探してみよう。
ガチャリ・・・
部屋のドアを開けて、廊下に出てこれまたびっくり。黒と白のダイヤ柄の床はつるつると磨かれ、光り輝いている。アーチ形の両脇の壁は真っ白で所々に大理石の彫像が立っている。そしてどこまでも続くような長い廊下・・・。
「ほえ・・・・。まるで美術館みたいな作りだなあ・・・。」
思わず感嘆の声が漏れてしまう。それにしても・・・ここってどこ?もしかして私は時空を超えて、中世ヨーロッパの貴族の娘に魂が憑依したのだろうか・・?
「とにかく・・・まずはこの酷いメイクを何とかしなくちゃ!」
小太りな体形を揺すりながら?私は洗面所の場所を探すために廊下を走り出した―。
あたりを見渡してびっくりした。私が寝ていた部屋は学校の教室並みの広さがある。部屋にはバルコニー付きの大きな窓があり、レースのカーテンが揺れる先には外からの景色が見えている。どうやら庭先では美しい大きな木々が生えているようだ。
室内は昔テレビで見たヴェルサイユ宮殿のマリーアントワネットの部屋のようなインテリアである。真っ白な壁にバラ模様の美しいカーペット。ゴブラン織り?的なひじ掛けソファに天蓋付きベッド・・・。そして極めつけは天井からぶら下がるシャンデリアだ。
「うわっ!何、この部屋!落ち着かないっ!!」
中世ロマンスに憧れるような女性なら、こういう部屋は胸がキュンキュンするかもしれないが・・私は違う。いたって現実的な人間だ。こんなゴテゴテした装飾品だらけのインテリア、眺めているだけで頭痛が起きてくる。第一私が理想とする部屋は不動産広告に掲載されているようなスタイリッシュな部屋が好みなのだから。
「ねえ・・・この部屋が・・ロザリア。貴女の部屋なの・・?」
この身体の持ち主に尋ねてもうんともすんとも言わない。チッ・・・!思わず心の中で舌打ちをついてしまった。ロザリアの存在が私の中でちっとも感じられない。寝たふりをしているのか、それもと完全に存在を消してしまったのか・・・。
とりあえず自分の今の状況を確認しよと部屋の中をぐるりと見渡し、壁に大きな鏡があるのを発見した。そう言えば・・私まだこの身体の持ち主の顔すら知らないんだよね。ベッドのそばには室内履きが置いてある。私はベッドから起きると室内履きに履き替え、鏡に向かう。神様・・・どうかこの身体の持ち主の顔が可愛くありますように・・・。
そして鏡を覗き込み・・・。
「キャアアアアアッ!!」
私は悲鳴を上げた―。
****
「な、な、何・・・・この顔は・・・。」
私は自分の顔をぺたぺたとさわり、目をギュッと閉じた。そしてもう一度ゆっくり目を開け・・・鏡の中の自分の顔が残念にゆがむ。
「何なの・・ロザリアって・・・・まだ16歳だよねえ・・?」
鏡に映るロザリアの姿を見て私は深溜息をつく。それにしてもひどいメイクだ。厚さ数ミリにはなるだろうかと思われる、真っ白に塗りたくったおしろいに、真っ赤な口紅はまるで口裂け女のようにも見える。目の大きさを強調するためだろうか、マスカラは大きくはみ出し、まるでパンダのようにも見える。これでは大昔に流行ったドラマの中に出てくるヤンキーみただ。そう、それこそ昭和50年代頃の・・・。
私はこの時代のドラマが実は大好きなのだ。そこに出てくる不良少女さながらのメイク。いやはや、これでは外見だけ見ても立派な悪役そのものである。そして小太りなこの体系は残念極まりない。
「なんでこんな変なメイクしてるのよ・・・。はっ!も、もしかして・・・ロザリアはいじめにあっているから、強制的にこんなメイクを強要されて・・?」
いや、それよりもこんな顔。見てるだけでイライラしてくる。とりあえず本物の素顔が見たい。
「どこかで顔洗えないかな・・・?」
とりあえず洗面所が無いか、探してみよう。
ガチャリ・・・
部屋のドアを開けて、廊下に出てこれまたびっくり。黒と白のダイヤ柄の床はつるつると磨かれ、光り輝いている。アーチ形の両脇の壁は真っ白で所々に大理石の彫像が立っている。そしてどこまでも続くような長い廊下・・・。
「ほえ・・・・。まるで美術館みたいな作りだなあ・・・。」
思わず感嘆の声が漏れてしまう。それにしても・・・ここってどこ?もしかして私は時空を超えて、中世ヨーロッパの貴族の娘に魂が憑依したのだろうか・・?
「とにかく・・・まずはこの酷いメイクを何とかしなくちゃ!」
小太りな体形を揺すりながら?私は洗面所の場所を探すために廊下を走り出した―。
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