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43.喜怒哀楽〜喜怒編〜
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病室の扉を開けると、そこにはすでに長老とトルタヤの姿があった。
トルタヤはまだ入院しており、曽祖父である長老はその付き添いとして診療所に寝泊まりしているからだ。
肩に包帯を巻いているトルタヤの姿は、痛々しいが顔色は良い。予想以上の回復ぶりを見せ、あと数日したら退院しても良いと医者から言われている。
私とザインとのこともすべて伝えていた。
『良かったな、アリスミ。悔しいけど、ザインさんにはいろいろ敵わないからな。俺は一生頼りになる弟でいるよ』
『トルタヤ、有り難う』
トルタヤは心から祝福してくれた。その目には私への思いは綺麗に消えていた。薄情なのではなく、彼は潔い人なのだ。
ベッドにいるはずのロザリーの姿は二人によって遮られ見えない。
でも、その前に声が聞こえてきた。
「本当に有り難うございました、ロザリーさん」
「お礼なんていらないわよ、五等級のほうのトルタヤ・ルガン。私はそこにいるお年を召した最上位魔術師に恩を売るチャンスを逃さなかっただけだもの。ふふ、私の出世は間違いなしね」
その声は少し掠れている。でも、ロザリーらしい気遣いに溢れたものだった。
相手が必要以上に罪悪感を背負わないように、冗談と高笑いを交えて答えているのだ。
「ロザリー……」
私が彼女の名を呼ぶと、トルタヤ達が私達が来たことに気づき、ベッドの前の場所を譲ってくれる。
ロザリーは上半身を起こしてベッドに座っていた。
焼け焦げた髪は不揃いに刈り上げられ、顔に負った火傷はまだ生々しい。腕には包帯が巻かれ、シーツの下にある足もきっと同じような状態に違いない。頬も痩けていて満身創痍だった。
――でも、笑っていた。
痛みを隠して、トルタヤ達のために笑みを浮かべている。
彼女は私を見て、次にアティカを見て、それからザインに気づくと思いっきり顔を顰めた。
「アティカ、お見舞いに来てくれてありがとう。それから、元親友に元恋人もね」
「ロザリーおばさん、痛いですか?」
「全然平気よ。天使の顔を見たら、痛みなんて飛んでいったわ」
ロザリーはアティカに優しく答えると、私とザインに目を向ける。
「ザイン・リシーヴァ、私に未練たらたらって顔してるわね。仕方がないわ、もう一度恋人になってあげる。アリスミ、ごめんなさいね。私だけモテモテで。でもね、私は悪くないわ。恨むなら私を才色兼備にした神様にしてちょうだい」
目覚めたばかりのロザリーはまだ知らないのだ。――彼女の解術によって私が記憶を取り戻したことを。
だから、一生懸命にまだ演技を続けてくれている。
こんな時でさえも親友との約束を守ろうと、また自分を悪者にする。涙が込み上げてくる。
「ロザリー、二年前にあなたのことを嫌いにさせてくれてありがとう。お陰で私は踏ん切りをつけられた。もうあの約束は守らなくて大丈夫よ。私、記憶を取り戻したの」
「……ど、う……して、だって――」
「三つ目のお願いを覚えている? 私は答えを求め、瀕死のあなたはそれに応えた。記憶改竄の解術という偉業を、ロザリーはやり遂げたのよ」
「……信じられない。もしかして、私、死にそうなのかな……。神様が憐れに思って最後にこんな夢を見せてくれてるの?」
ロザリーはポロポロと涙をこぼしながら唇を震わせる。私も彼女と同じように唇を震わせて、信じられないけど現実なのと笑う。
二人でたくさん泣いて思いっきり笑いあう。
――あの約束は終わった。
「アリスミ、なんでこの男をまた隣に置くの! 二年経っても趣味の悪さは改善されなかったのね。親友として教えてあげる。ザイン・リシーヴァよりもいい男なんてそこら辺にゴロゴロしてるわ。この男の唯一の美点はアティカという天使を、この世に生み出す手助けをしたことだけよ」
ロザリーはアティカの耳をしっかりと押さえてから本気で怒ってくる。
血が滲んだ包帯を巻いた美人が目を吊り上げ怒る様は、迫力があるだけでなく……本気で怖い。
まるで恨みを抱いて墓から這い出てきた死者のようだ。その恐ろしさに周囲は引いている。
「お、恐ろしいのう……」
「俺、本気でビビってるよ。爺様」
二人のトルタヤ・ルガンはそろそろと後退りしている。だが、当の本人であるザインだけは全く動じていない。
「アリスミから離れなさいよ!」
「………」
「聞いてるの?! ザイン・リシーヴァ」
「……聞こえています」
ザインの返事は火に油を注ぐようなものだった。ロザリーの怒りの矛先が変わる。
「トルタヤ・ルガン。この最上位を倒しなさい!そしたら、アリスミと結ばれる未来が開けるかもしれないわよ。大丈夫、自信を持ちなさい。あなた、十分にいい男だもの。私が保証するわ」
「いやいや、無理ですって。俺、瞬殺されますよ。ですが、褒めてくれて有り難うございます、ロザリーさん」
トルタヤは彼女の命令を全力で拒んだ――非常に正しい判断である。五等級が最上位に戦いを挑むのは無謀でしかない。
とりあえず私は心の中で、私の親友がごめんなさいと彼に謝っておく。
しかし、ロザリーは諦めなかった。死んだら骨は拾ってあげるから安心してと、無茶苦茶なことを言い始める。……昨日まで瀕死だったとは思えない。
人は目的があると異常な回復を見せるというが本当のようだ。とても嬉しいのだが、そろそろ誰かがこの展開を終わらせて彼女を休ませたほうが良いだろう。
どんどん元気?になっているけど、病み上がりには違いないのだ。大切な親友にこれ以上無理?はさせたくない。
そう思っていると、アティカが耳を塞いでいたロザリーの手を外した。
「お父さんとお母さんと僕で、また仲良しになれました。ロザリーおばさんのおかげです。ありがとうございます」
アティカはペコっと可愛く頭を下げる。天使の降臨に場の空気が一瞬で和んだ。
「アティカ、ずっと三人で仲良くするのよ」
「はい、わかりました!」
診療所にロザリーの号泣する声が響き渡る。
悔しくてでなく嬉し涙だ。なんだかんだ言っても、私達が家族に戻れたのを心から喜んでくれている。
でも、私の自慢の親友は最後にザインを睨むのを忘れなかった。その懐かしい光景に私は笑みを浮かべて嗚咽する。
こんな日が来るなんて……。
――あの日常がまた戻ってきた。
トルタヤはまだ入院しており、曽祖父である長老はその付き添いとして診療所に寝泊まりしているからだ。
肩に包帯を巻いているトルタヤの姿は、痛々しいが顔色は良い。予想以上の回復ぶりを見せ、あと数日したら退院しても良いと医者から言われている。
私とザインとのこともすべて伝えていた。
『良かったな、アリスミ。悔しいけど、ザインさんにはいろいろ敵わないからな。俺は一生頼りになる弟でいるよ』
『トルタヤ、有り難う』
トルタヤは心から祝福してくれた。その目には私への思いは綺麗に消えていた。薄情なのではなく、彼は潔い人なのだ。
ベッドにいるはずのロザリーの姿は二人によって遮られ見えない。
でも、その前に声が聞こえてきた。
「本当に有り難うございました、ロザリーさん」
「お礼なんていらないわよ、五等級のほうのトルタヤ・ルガン。私はそこにいるお年を召した最上位魔術師に恩を売るチャンスを逃さなかっただけだもの。ふふ、私の出世は間違いなしね」
その声は少し掠れている。でも、ロザリーらしい気遣いに溢れたものだった。
相手が必要以上に罪悪感を背負わないように、冗談と高笑いを交えて答えているのだ。
「ロザリー……」
私が彼女の名を呼ぶと、トルタヤ達が私達が来たことに気づき、ベッドの前の場所を譲ってくれる。
ロザリーは上半身を起こしてベッドに座っていた。
焼け焦げた髪は不揃いに刈り上げられ、顔に負った火傷はまだ生々しい。腕には包帯が巻かれ、シーツの下にある足もきっと同じような状態に違いない。頬も痩けていて満身創痍だった。
――でも、笑っていた。
痛みを隠して、トルタヤ達のために笑みを浮かべている。
彼女は私を見て、次にアティカを見て、それからザインに気づくと思いっきり顔を顰めた。
「アティカ、お見舞いに来てくれてありがとう。それから、元親友に元恋人もね」
「ロザリーおばさん、痛いですか?」
「全然平気よ。天使の顔を見たら、痛みなんて飛んでいったわ」
ロザリーはアティカに優しく答えると、私とザインに目を向ける。
「ザイン・リシーヴァ、私に未練たらたらって顔してるわね。仕方がないわ、もう一度恋人になってあげる。アリスミ、ごめんなさいね。私だけモテモテで。でもね、私は悪くないわ。恨むなら私を才色兼備にした神様にしてちょうだい」
目覚めたばかりのロザリーはまだ知らないのだ。――彼女の解術によって私が記憶を取り戻したことを。
だから、一生懸命にまだ演技を続けてくれている。
こんな時でさえも親友との約束を守ろうと、また自分を悪者にする。涙が込み上げてくる。
「ロザリー、二年前にあなたのことを嫌いにさせてくれてありがとう。お陰で私は踏ん切りをつけられた。もうあの約束は守らなくて大丈夫よ。私、記憶を取り戻したの」
「……ど、う……して、だって――」
「三つ目のお願いを覚えている? 私は答えを求め、瀕死のあなたはそれに応えた。記憶改竄の解術という偉業を、ロザリーはやり遂げたのよ」
「……信じられない。もしかして、私、死にそうなのかな……。神様が憐れに思って最後にこんな夢を見せてくれてるの?」
ロザリーはポロポロと涙をこぼしながら唇を震わせる。私も彼女と同じように唇を震わせて、信じられないけど現実なのと笑う。
二人でたくさん泣いて思いっきり笑いあう。
――あの約束は終わった。
「アリスミ、なんでこの男をまた隣に置くの! 二年経っても趣味の悪さは改善されなかったのね。親友として教えてあげる。ザイン・リシーヴァよりもいい男なんてそこら辺にゴロゴロしてるわ。この男の唯一の美点はアティカという天使を、この世に生み出す手助けをしたことだけよ」
ロザリーはアティカの耳をしっかりと押さえてから本気で怒ってくる。
血が滲んだ包帯を巻いた美人が目を吊り上げ怒る様は、迫力があるだけでなく……本気で怖い。
まるで恨みを抱いて墓から這い出てきた死者のようだ。その恐ろしさに周囲は引いている。
「お、恐ろしいのう……」
「俺、本気でビビってるよ。爺様」
二人のトルタヤ・ルガンはそろそろと後退りしている。だが、当の本人であるザインだけは全く動じていない。
「アリスミから離れなさいよ!」
「………」
「聞いてるの?! ザイン・リシーヴァ」
「……聞こえています」
ザインの返事は火に油を注ぐようなものだった。ロザリーの怒りの矛先が変わる。
「トルタヤ・ルガン。この最上位を倒しなさい!そしたら、アリスミと結ばれる未来が開けるかもしれないわよ。大丈夫、自信を持ちなさい。あなた、十分にいい男だもの。私が保証するわ」
「いやいや、無理ですって。俺、瞬殺されますよ。ですが、褒めてくれて有り難うございます、ロザリーさん」
トルタヤは彼女の命令を全力で拒んだ――非常に正しい判断である。五等級が最上位に戦いを挑むのは無謀でしかない。
とりあえず私は心の中で、私の親友がごめんなさいと彼に謝っておく。
しかし、ロザリーは諦めなかった。死んだら骨は拾ってあげるから安心してと、無茶苦茶なことを言い始める。……昨日まで瀕死だったとは思えない。
人は目的があると異常な回復を見せるというが本当のようだ。とても嬉しいのだが、そろそろ誰かがこの展開を終わらせて彼女を休ませたほうが良いだろう。
どんどん元気?になっているけど、病み上がりには違いないのだ。大切な親友にこれ以上無理?はさせたくない。
そう思っていると、アティカが耳を塞いでいたロザリーの手を外した。
「お父さんとお母さんと僕で、また仲良しになれました。ロザリーおばさんのおかげです。ありがとうございます」
アティカはペコっと可愛く頭を下げる。天使の降臨に場の空気が一瞬で和んだ。
「アティカ、ずっと三人で仲良くするのよ」
「はい、わかりました!」
診療所にロザリーの号泣する声が響き渡る。
悔しくてでなく嬉し涙だ。なんだかんだ言っても、私達が家族に戻れたのを心から喜んでくれている。
でも、私の自慢の親友は最後にザインを睨むのを忘れなかった。その懐かしい光景に私は笑みを浮かべて嗚咽する。
こんな日が来るなんて……。
――あの日常がまた戻ってきた。
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