あなたが選んだのは私ではありませんでした 裏切られた私、ひっそり姿を消します

旧題:贖罪〜あなたが選んだのは私ではありませんでした〜

言葉にして結婚を約束していたわけではないけれど、そうなると思っていた。
お互いに気持ちは同じだと信じていたから。

それなのに恋人は別れの言葉を私に告げてくる。
『すまない、別れて欲しい。これからは俺がサーシャを守っていこうと思っているんだ…』
サーシャとは、彼の亡くなった同僚騎士の婚約者だった人。

愛している人から捨てられる形となった私は、誰にも告げずに彼らの前から姿を消すことを選んだ。


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