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2.消えぬ噂
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月日は経ち私が学園を卒業して一か月後には予定通りにカイルと婚姻を結び、私はサマンサ・ターナーになった。
エミリー様との仲は愛人として続くと覚悟していたが、どうやら二人は卒業後に別々の道を進むことに決め別れを選んだようだった。
親切な人からの耳打ちで知ったので詳しいことは分からないけれど、ホッとしている自分がいた。
これで妻である私が愛されるなんて都合の良いことを考えているわけではないけれど、悪意に満ちた私の噂も落ち着くと安堵していたのだ。
‥‥けれどもそうならなかった。
二人が別れてから妻となったのにまだ私は変わらずに『悪女』のままだった。
『悲恋の恋人達は学園を卒業後に泣く泣く別れさせられた。カイルは冷たい侯爵令嬢と無理矢理婚姻を結ばされ、エミリーは未だに別れた恋人だけを愛し、健気にも婚約者さえ作らない』
それが結婚した私に突きつけられた新たな噂であり、社交界が求める恋人達の真実の美談だった。
その噂を親切な人からそっと耳打ちされたとき私は愕然とした。身に覚えのないことがまたしても真実として話されている。
えっ、別れさせた?
誰が?まさか私がっ!
そんなことはしていないわ。
二人は自分達の意志で知らぬ間に別れていたのよ。
私は何もしていないっ。
それなのに、勝手なことばっかり言って…。
いくら私が否定しようが噂が消えることはない。それどころか自分のしたことを必死に揉み消そうとしていると更に陰で嘲笑わる結果となった。
なぜなら夫となったカイルとエミリー様は夜会などで会えば必ず二人で親しげに会話を楽しみ、そのうえ一曲だけだがダンスを踊る。
どう見ても自ら別れを選んだ恋人達には見えない。
妻である私に『すまないがちょっといいかな?』と申し訳なさそうな表情を浮かべながらも離れていく彼の背中を微笑みながら黙って見ているしかない。
なんだろうこの気持ちは。
寂しいとか悔しいとか…そんな思いはではない。
愛している人が夫になっても振り向いてもらえずにただ良き妻を演じる自分が嫌で堪らない。でも彼とエミリー様の仲を邪魔して嫌われたくもない。
臆病な自分が嫌いだけれど、それが今の私の姿。
‥‥以前の自分はこうではなかったはずなのに。
良き妻の仮面をつけて、聞こえてくる噂と目の前で手を取り踊り出す元恋人達の姿を気にしていないふりをする。
ズキンっとまた胸が痛み、心が削られていく。
情熱的に踊っている二人は今も惹かれ合っているようにしか見えない。エミリー様が彼に何かを囁いて、彼は少しだけ顔を赤くして何かを言っている。
…きっと愛を囁いているのだろう。
仲睦まじい様子の元恋人同士と壁の花になっている妻を見比べて人々はどう思うかなんて分かり切っている。
『やっぱりね‥‥、ほら噂通りだわ』
『ご覧になって、あれを…』
人々の口から出る言葉と視線が私に突き刺さる。
噂は消えるどころか新たな真実によって勢いを増していく。明日にはどんな噂が追加されているのだろうか。
考えるだけで気が重くなるが、貴族社会で弱みを見せる訳にはいかない。だから私の様子を窺っている人達に微笑んで見せて平気なふりをする。
彼らの間にある愛はきっと『真実の愛』というものなのだろう。どんな事があろうと消えることはない強い絆。
彼らにとって結婚はただの契約であってそれによって存在する伴侶は枷でしかないのだろう。
カイルにとって私は妻という重荷にしかなっていない。
望まれていないとは分かっていたけど、夫婦となったからには良い関係が築けると思っていたのに…。
愛されなくても正妻として大切にされれば幸せなんて幻想だった。
目の前の現実と聞こえてくる『悪女』という言葉が私に残酷な現実を突きつける。
元恋人との短い逢瀬を終えて夫は私の元に足早に戻ってくる。それはいつも同じ、きっと私に対して後ろめたい気持ちがあるのだろう。
貴族男性に愛人は容認されているとはいえ新婚の妻を蔑ろにするのは決して良くは思われない。
だから彼は必ず私の元に戻って来て優しく話し掛けるのだ。
「すまない、一人にしてしまって。喉が渇いただろう、君が好きな果実酒でも持ってくるから待っていてくれ」
「‥‥ええ、ありがとう」
喉は渇いてはいない、だって私はただ一人で待っていただけだから。
踊って喉が渇いているのは貴方でしょう?
飲み物を取りに行く夫の背に向かって私は意地悪く語り掛ける。
エミリー様と夫はともにダンスが上手で学園に在学中も二人の息がぴったり合った様子は有名だった。
私はあまりダンスが得意ではない、だから彼らが踊った後には夫と踊りたくはない。
素晴らしい踊りの後では余計に私が惨めになる。それなのにカイルは決まって彼女と踊った後に私の手を取り踊る。きっと埋め合わせの気持ちからなのだろう、でもそれは埋め合わせどころか苦痛でしかないというのに。
やんわりと断っても夫は『君と踊りたいんだ』と半ば強引に私の手を取り踊り始める。
『クスクス、ほらご覧になって。お可哀想に…』
『他の女性と踊るたびに嫉妬する奥方を持つと大変だな』
『嫉妬して無理矢理別れさせる時間があるなら、夫に恥をかかせないようにもっとダンスの練習をなさればいいのに』
私への容赦ない言葉が聞こえてくる。
彼にも聞こえているはずだが、前のように何もしない。ただ私と踊り続けるだけ。
私は守るべき存在ではないのよね、きっと。
彼にとって彼女こそが守るべき大切な人。
私は妻として尊重されているけど‥‥そこに愛はない。
「サマンサ、どうした?私と踊っているのに何を考えているんだい?」
他のことに気を取られて上手く踊れない私に腹を立てているのだろうか、彼の声音がいつもと違って少しだけきつく感じる。
「ごめんなさい、上手く踊れなくて落ち込んでいたの」
私はさらりと嘘を吐く。ここで本当のことを言っても仕方がない、求められていない真実なんて言わない方がいい。
彼は私の言葉を聞き『大丈夫、上手く踊れている自信を持って!』と優しく言ってくる。
お互いに見つめ合い微笑むその姿は貴族の夫婦として完璧に見えるのだろうか。
私とカイルは政略結婚の夫婦として上手くやれている。私が彼を愛していることと、彼が元恋人を愛していることを表面に出さなければそれでいい。
中身のない張りぼてだとしても、体裁さえ整っていたら貴族の結婚は上手くいっているとみなされる。
事実と求められる真実の相違など関係ない。
私の心がどうなろうと関係ない。
そう‥‥、私の想いに価値などない。
受け取ってくれる相手はいないのだから。
ふふふ、私ったら愚かね。
分かっていたことなのに今更なにを言っているのかしら。
でも、でもね‥‥こんなに辛いなんて誰も教えてくれなかった。
『幸せになれる』?って、これが幸せなの…。
楽しそうに踊っている夫と私に冷たい眼差しを送るエミリー様に夫は気づいていない。その眼差しに胸を抉られるのは私だけ。
愛されていないのに妻だと言う理由で彼の隣にいる私だけ。
『愛されていないくせに。彼の隣は私の場所よ、貴女じゃないわ』
エミリー様の心の声が聞こえてくる。
ちゃんと分かっているわ、そんなこと。
ここは私がいるべき場所じゃない。愛しているけど愛されない私の場所じゃない。
でもどうしたらいいの?
私にどうしろと言うの?
どうにかしたいけど、どうすればいいか分からないの。
この問いの正解を知らない私は少しずつ心が軋んでいく。
ギシギシと何かに締め付けられながら少しずつ心が崩れていく。
‥‥もう疲れたわ。
これがいつまで続くのかしら。
もう終わりにしたい…誰か終わらせて…。
心は辛いのに頭がぼんやりとして現実が曇り硝子を通してみているように曖昧に感じる。
なんだろうこの感覚は?分からないけど少しだけ心が軽くなったような気がする。
壊れていくってこういう事なんだろうかと考える。これなら壊れた方が楽でいいわと微笑み合いながら考えている私にカイルが気がつくことはなかった。
彼はとにかく上機嫌だった。
嬉しそうな表情を浮かべて愛していない妻である私と踊り続けていた、きっとエミリー様と過ごした楽しい時間を思い出しているのだろう。
エミリー様との仲は愛人として続くと覚悟していたが、どうやら二人は卒業後に別々の道を進むことに決め別れを選んだようだった。
親切な人からの耳打ちで知ったので詳しいことは分からないけれど、ホッとしている自分がいた。
これで妻である私が愛されるなんて都合の良いことを考えているわけではないけれど、悪意に満ちた私の噂も落ち着くと安堵していたのだ。
‥‥けれどもそうならなかった。
二人が別れてから妻となったのにまだ私は変わらずに『悪女』のままだった。
『悲恋の恋人達は学園を卒業後に泣く泣く別れさせられた。カイルは冷たい侯爵令嬢と無理矢理婚姻を結ばされ、エミリーは未だに別れた恋人だけを愛し、健気にも婚約者さえ作らない』
それが結婚した私に突きつけられた新たな噂であり、社交界が求める恋人達の真実の美談だった。
その噂を親切な人からそっと耳打ちされたとき私は愕然とした。身に覚えのないことがまたしても真実として話されている。
えっ、別れさせた?
誰が?まさか私がっ!
そんなことはしていないわ。
二人は自分達の意志で知らぬ間に別れていたのよ。
私は何もしていないっ。
それなのに、勝手なことばっかり言って…。
いくら私が否定しようが噂が消えることはない。それどころか自分のしたことを必死に揉み消そうとしていると更に陰で嘲笑わる結果となった。
なぜなら夫となったカイルとエミリー様は夜会などで会えば必ず二人で親しげに会話を楽しみ、そのうえ一曲だけだがダンスを踊る。
どう見ても自ら別れを選んだ恋人達には見えない。
妻である私に『すまないがちょっといいかな?』と申し訳なさそうな表情を浮かべながらも離れていく彼の背中を微笑みながら黙って見ているしかない。
なんだろうこの気持ちは。
寂しいとか悔しいとか…そんな思いはではない。
愛している人が夫になっても振り向いてもらえずにただ良き妻を演じる自分が嫌で堪らない。でも彼とエミリー様の仲を邪魔して嫌われたくもない。
臆病な自分が嫌いだけれど、それが今の私の姿。
‥‥以前の自分はこうではなかったはずなのに。
良き妻の仮面をつけて、聞こえてくる噂と目の前で手を取り踊り出す元恋人達の姿を気にしていないふりをする。
ズキンっとまた胸が痛み、心が削られていく。
情熱的に踊っている二人は今も惹かれ合っているようにしか見えない。エミリー様が彼に何かを囁いて、彼は少しだけ顔を赤くして何かを言っている。
…きっと愛を囁いているのだろう。
仲睦まじい様子の元恋人同士と壁の花になっている妻を見比べて人々はどう思うかなんて分かり切っている。
『やっぱりね‥‥、ほら噂通りだわ』
『ご覧になって、あれを…』
人々の口から出る言葉と視線が私に突き刺さる。
噂は消えるどころか新たな真実によって勢いを増していく。明日にはどんな噂が追加されているのだろうか。
考えるだけで気が重くなるが、貴族社会で弱みを見せる訳にはいかない。だから私の様子を窺っている人達に微笑んで見せて平気なふりをする。
彼らの間にある愛はきっと『真実の愛』というものなのだろう。どんな事があろうと消えることはない強い絆。
彼らにとって結婚はただの契約であってそれによって存在する伴侶は枷でしかないのだろう。
カイルにとって私は妻という重荷にしかなっていない。
望まれていないとは分かっていたけど、夫婦となったからには良い関係が築けると思っていたのに…。
愛されなくても正妻として大切にされれば幸せなんて幻想だった。
目の前の現実と聞こえてくる『悪女』という言葉が私に残酷な現実を突きつける。
元恋人との短い逢瀬を終えて夫は私の元に足早に戻ってくる。それはいつも同じ、きっと私に対して後ろめたい気持ちがあるのだろう。
貴族男性に愛人は容認されているとはいえ新婚の妻を蔑ろにするのは決して良くは思われない。
だから彼は必ず私の元に戻って来て優しく話し掛けるのだ。
「すまない、一人にしてしまって。喉が渇いただろう、君が好きな果実酒でも持ってくるから待っていてくれ」
「‥‥ええ、ありがとう」
喉は渇いてはいない、だって私はただ一人で待っていただけだから。
踊って喉が渇いているのは貴方でしょう?
飲み物を取りに行く夫の背に向かって私は意地悪く語り掛ける。
エミリー様と夫はともにダンスが上手で学園に在学中も二人の息がぴったり合った様子は有名だった。
私はあまりダンスが得意ではない、だから彼らが踊った後には夫と踊りたくはない。
素晴らしい踊りの後では余計に私が惨めになる。それなのにカイルは決まって彼女と踊った後に私の手を取り踊る。きっと埋め合わせの気持ちからなのだろう、でもそれは埋め合わせどころか苦痛でしかないというのに。
やんわりと断っても夫は『君と踊りたいんだ』と半ば強引に私の手を取り踊り始める。
『クスクス、ほらご覧になって。お可哀想に…』
『他の女性と踊るたびに嫉妬する奥方を持つと大変だな』
『嫉妬して無理矢理別れさせる時間があるなら、夫に恥をかかせないようにもっとダンスの練習をなさればいいのに』
私への容赦ない言葉が聞こえてくる。
彼にも聞こえているはずだが、前のように何もしない。ただ私と踊り続けるだけ。
私は守るべき存在ではないのよね、きっと。
彼にとって彼女こそが守るべき大切な人。
私は妻として尊重されているけど‥‥そこに愛はない。
「サマンサ、どうした?私と踊っているのに何を考えているんだい?」
他のことに気を取られて上手く踊れない私に腹を立てているのだろうか、彼の声音がいつもと違って少しだけきつく感じる。
「ごめんなさい、上手く踊れなくて落ち込んでいたの」
私はさらりと嘘を吐く。ここで本当のことを言っても仕方がない、求められていない真実なんて言わない方がいい。
彼は私の言葉を聞き『大丈夫、上手く踊れている自信を持って!』と優しく言ってくる。
お互いに見つめ合い微笑むその姿は貴族の夫婦として完璧に見えるのだろうか。
私とカイルは政略結婚の夫婦として上手くやれている。私が彼を愛していることと、彼が元恋人を愛していることを表面に出さなければそれでいい。
中身のない張りぼてだとしても、体裁さえ整っていたら貴族の結婚は上手くいっているとみなされる。
事実と求められる真実の相違など関係ない。
私の心がどうなろうと関係ない。
そう‥‥、私の想いに価値などない。
受け取ってくれる相手はいないのだから。
ふふふ、私ったら愚かね。
分かっていたことなのに今更なにを言っているのかしら。
でも、でもね‥‥こんなに辛いなんて誰も教えてくれなかった。
『幸せになれる』?って、これが幸せなの…。
楽しそうに踊っている夫と私に冷たい眼差しを送るエミリー様に夫は気づいていない。その眼差しに胸を抉られるのは私だけ。
愛されていないのに妻だと言う理由で彼の隣にいる私だけ。
『愛されていないくせに。彼の隣は私の場所よ、貴女じゃないわ』
エミリー様の心の声が聞こえてくる。
ちゃんと分かっているわ、そんなこと。
ここは私がいるべき場所じゃない。愛しているけど愛されない私の場所じゃない。
でもどうしたらいいの?
私にどうしろと言うの?
どうにかしたいけど、どうすればいいか分からないの。
この問いの正解を知らない私は少しずつ心が軋んでいく。
ギシギシと何かに締め付けられながら少しずつ心が崩れていく。
‥‥もう疲れたわ。
これがいつまで続くのかしら。
もう終わりにしたい…誰か終わらせて…。
心は辛いのに頭がぼんやりとして現実が曇り硝子を通してみているように曖昧に感じる。
なんだろうこの感覚は?分からないけど少しだけ心が軽くなったような気がする。
壊れていくってこういう事なんだろうかと考える。これなら壊れた方が楽でいいわと微笑み合いながら考えている私にカイルが気がつくことはなかった。
彼はとにかく上機嫌だった。
嬉しそうな表情を浮かべて愛していない妻である私と踊り続けていた、きっとエミリー様と過ごした楽しい時間を思い出しているのだろう。
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