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3.妻の実家
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ロナが事件に巻き込まれたのではないとしたら、自分の意志で出ていったことになる。
まずはロナの友人達のところに行き、詳しいことは話さずに『妻が来ていないか』と尋ねて回ったが誰の所にも行ってなかった。
ロナの荷物は必要最低限のものしかなくなっておらずお金は手つかずのままだった、だから遠くに行ったとは考えられない。それならば頼っているところは隣町にあるロナの実家だろう。
ロナの実家は小さな店をやっていて昨年父親が亡くなったのでロナの兄夫婦が店の跡を継いで実家にも住んでいる。もしかしたら実家の方でなにか言えないような問題が起こって、ロナは何も言わずに出て行ってしまったのではないかと思い始めていた。
そうでなくては、あのロナが俺に黙って家を出るはずがない。
そうだ、きっとそうに決まっている。
俺に迷惑を掛けたくなくて、何も言わずに出て行ったんだ。
そうじゃないのに黙って出て行くなんて、おかしいよな…。
俺の中では妻が黙って出て行った原因が分かってきて少しだけホッとすると同時に、なにも相談してくれなかったことに腹が立った。
身内の恥を話すのは躊躇する気持ちは理解できる。けれども俺とロナは結婚して三年になる、もう立派な家族だ。これまでも様々なことを一緒に乗り越えてきたんだ、もう少し俺を頼ってもいいだろうと思ってしまう。
会ったらまずは勝手な行動を怒ってしまうだろうけど、その後は優しく抱きしめて『ロナ、俺をもっと頼れ』と言うつもりだった。
どんな事があろうとロナが困っているなら助けようと思っていた、それが夫婦というものだ。
隣町の外れにあるロナの実家に着いた時には夕方を過ぎてしまっていた。連絡もなしに訪れてしまったが、状況が状況なので仕方がないだろうと思い、そのまま店の扉を開き中へと入って行った。
「いらっしゃいま、」
店番をしている義姉のカサアさんが元気よく挨拶をして来る声は途中で止まった。客ではなく俺だと分かり止めたというよりは…、挨拶も言う必要もないとばかりに睨みつけてきている。
カサアさんは誰に対しても気さくな人でこんな態度を取る人ではなかったはずなのに…。
「ザイ、今更何しに来たんだい」
腕を組みぞんざいな口調で言葉を投げつけてくる。どうしてこんな態度を取られるかが分からない。だが今はそんなことよりもロナのことが優先だ。
「あの…ロナがこちらに来ていませんか?実は慌てて出て行ったようで、書き置きも忘れていて…。
もしかしたら実家で何かあってロナが急いでこちらに来たのかと思ってこちらに来たんです」
俺はあえてロナ急いでいたからが書き置きすら忘れたようだと言った。ロナを彼らが急に呼び出したのなら責めるような真似をしたくはなかったから。
カサアさんは返事もしてくれなかったが、その代わりに後ろから良く知る声が聞こえてきた。
「ロナはここにはいない、居場所は知っているが教えられん。ああそれとお前がここに来たら渡してくれと頼まれていたものがあるんだ。ほら、これだ」
冷たい口調で話し掛けてきたのは義兄のトムだった。彼は俺のことを義弟として可愛がってくれていたはずなのに、今日の態度は別人のようだった。
それにおれに投げつけてきた封筒を拾い中を確かめてみると、そこにあったのは記入済みの離縁届だった。
ロナの署名はすでにあり、そこに俺が署名し役所に提出すれば離縁は成立するようになっている。
えっ、なん…なんだ…これは‥‥。
離縁届だと…。
どうしてロナがこんなものを?
誰かに無理矢理書かされた…のか…、それとも‥‥。
俺は手の中で封筒を握りつぶし、感情のまま義兄に向かって詰め寄る。
「これは一体どういうことですか!
ロナがこんなものを自分から書くわけがない!
俺とロナはこの三年間仲良く暮していたんだっ。小さな喧嘩はあったけど、こんな結果になるような心当たりなんてない。
突然こんなことをロナが言いだすなんて絶対におかしい。義兄さんだってそう思うだろうっ!」
「はんっ、だ・か・ら・だよ。
そんな何も分かっていないお前だからロナは見限ったんだ。お前とはもう一緒には居られないと。
全く俺も馬鹿だったよ、妹はお前から大切にされていると思っていたからな…。
三年前にお前達は結婚式を挙げなかったけど、それでも『私は幸せだから大丈夫よ』って言うロナの言葉を信じて何もしなかった俺は本当に大馬鹿だった」
義兄は目に涙を浮かべ後悔に顔を歪ませている。
ロナが俺を見限った…?
そんなことあるはずがない、だって俺は彼女を愛しているし愛されているんだ。
『大馬鹿だった』って、義兄さんはいったい何を言っているんだ…。
義兄の言っている事が頭の中で繰り返されるが、俺の頭にはどうしてという問いしか浮かばない。
ロナは義兄に俺を陥れる嘘を吐くはずないし、義兄も誠実な人だからロナのために嘘を吐いるとは思えない。
なにより義兄トムと義姉カサアが俺に向けていた憎しみの視線は本物だった。
‥‥どうなっているのか分からない。
「な、なにを言っているんですか?ロナが俺を見限る…、そんなことあるはずない!確かに三年前に結婚式は挙げられなかったけど、落ち着いたら二人で挙げようって約束をしたんだ、忘れていない。
妹も結婚したことだし、出来なかった新婚生活をやり直そうと、そして式も挙げようと考えていたんだ。嘘じゃない!
それはロナにだって言葉にして伝えていたし喜んでくれていたはずだ…」
そうだ、俺達は出来なかった新婚生活をやろうと楽しみに話していた、…ついこの間まで。
『君のあの純白の花嫁姿が早くみたい』って言ったら恥ずかしそうにしながらも『ふふふ、楽しみにしていてね』って笑ってくれていた。
「ああそうだな…、ロナもお前にそれを言われて喜んでいたみたいだ。
だがな今は違う、もうお前を信用していない。
お前は大切にしているつもりになっていただけだ。何も見ず何も知らずにただ一人で浮かれていたんだよ。だからこんな結果になったんだ。
もう俺はお前と話すことなんてない、出て行ってくれ。これ以上その顔を見ていたら殴りたくなっちまう」
吐き捨てるように言うと義兄はそれ以上は何も教えてはくれず、俺はカサアさんから『あんたは何も分かってない』と店から追い出されてしまった。
どうやら俺はなにか取り返しのつかない過ちを犯し妻に愛想を尽かされたようだ。それがなにかは分からないが、ロナだけでなく穏やかな義兄夫婦からも怒りを向けられるほどなんだからよっぽどのことなのだろう。
な、なにをしたんだ俺は。
一体何をやらかした‥‥。
自分が犯した罪は分からないが、それが些細なことではなく取り返しのつかないことなのだと気づき始め、このまま妻を失うかもしれない恐怖に身体が震えてしまっていた。
兎に角一刻も早く自分の過ちを正す妻の心を取り戻さなくては…。
俺の頭には妹の結婚式の時クレアさんが声を押さえて言い掛けた言葉が浮かんできた。
『あんな健気な奥さんはいないよ。だってさ…』
あの時、クレアさんはなにを話そうとしていたんだろうか。ただの誉め言葉ではないはずだ、それならわざわざ声を潜める必要はない。
きっとクレアさんは俺が知らない何か重要なことを伝えようとしてくれたんだろう。そして俺はそれに気づかず話しを聞かなかった。
俺は馬に飛び乗り日が沈み暗くなった道をただひたすら駆けて行った。ロナが出て行ってしまった手掛かりを求めて…。
まずはロナの友人達のところに行き、詳しいことは話さずに『妻が来ていないか』と尋ねて回ったが誰の所にも行ってなかった。
ロナの荷物は必要最低限のものしかなくなっておらずお金は手つかずのままだった、だから遠くに行ったとは考えられない。それならば頼っているところは隣町にあるロナの実家だろう。
ロナの実家は小さな店をやっていて昨年父親が亡くなったのでロナの兄夫婦が店の跡を継いで実家にも住んでいる。もしかしたら実家の方でなにか言えないような問題が起こって、ロナは何も言わずに出て行ってしまったのではないかと思い始めていた。
そうでなくては、あのロナが俺に黙って家を出るはずがない。
そうだ、きっとそうに決まっている。
俺に迷惑を掛けたくなくて、何も言わずに出て行ったんだ。
そうじゃないのに黙って出て行くなんて、おかしいよな…。
俺の中では妻が黙って出て行った原因が分かってきて少しだけホッとすると同時に、なにも相談してくれなかったことに腹が立った。
身内の恥を話すのは躊躇する気持ちは理解できる。けれども俺とロナは結婚して三年になる、もう立派な家族だ。これまでも様々なことを一緒に乗り越えてきたんだ、もう少し俺を頼ってもいいだろうと思ってしまう。
会ったらまずは勝手な行動を怒ってしまうだろうけど、その後は優しく抱きしめて『ロナ、俺をもっと頼れ』と言うつもりだった。
どんな事があろうとロナが困っているなら助けようと思っていた、それが夫婦というものだ。
隣町の外れにあるロナの実家に着いた時には夕方を過ぎてしまっていた。連絡もなしに訪れてしまったが、状況が状況なので仕方がないだろうと思い、そのまま店の扉を開き中へと入って行った。
「いらっしゃいま、」
店番をしている義姉のカサアさんが元気よく挨拶をして来る声は途中で止まった。客ではなく俺だと分かり止めたというよりは…、挨拶も言う必要もないとばかりに睨みつけてきている。
カサアさんは誰に対しても気さくな人でこんな態度を取る人ではなかったはずなのに…。
「ザイ、今更何しに来たんだい」
腕を組みぞんざいな口調で言葉を投げつけてくる。どうしてこんな態度を取られるかが分からない。だが今はそんなことよりもロナのことが優先だ。
「あの…ロナがこちらに来ていませんか?実は慌てて出て行ったようで、書き置きも忘れていて…。
もしかしたら実家で何かあってロナが急いでこちらに来たのかと思ってこちらに来たんです」
俺はあえてロナ急いでいたからが書き置きすら忘れたようだと言った。ロナを彼らが急に呼び出したのなら責めるような真似をしたくはなかったから。
カサアさんは返事もしてくれなかったが、その代わりに後ろから良く知る声が聞こえてきた。
「ロナはここにはいない、居場所は知っているが教えられん。ああそれとお前がここに来たら渡してくれと頼まれていたものがあるんだ。ほら、これだ」
冷たい口調で話し掛けてきたのは義兄のトムだった。彼は俺のことを義弟として可愛がってくれていたはずなのに、今日の態度は別人のようだった。
それにおれに投げつけてきた封筒を拾い中を確かめてみると、そこにあったのは記入済みの離縁届だった。
ロナの署名はすでにあり、そこに俺が署名し役所に提出すれば離縁は成立するようになっている。
えっ、なん…なんだ…これは‥‥。
離縁届だと…。
どうしてロナがこんなものを?
誰かに無理矢理書かされた…のか…、それとも‥‥。
俺は手の中で封筒を握りつぶし、感情のまま義兄に向かって詰め寄る。
「これは一体どういうことですか!
ロナがこんなものを自分から書くわけがない!
俺とロナはこの三年間仲良く暮していたんだっ。小さな喧嘩はあったけど、こんな結果になるような心当たりなんてない。
突然こんなことをロナが言いだすなんて絶対におかしい。義兄さんだってそう思うだろうっ!」
「はんっ、だ・か・ら・だよ。
そんな何も分かっていないお前だからロナは見限ったんだ。お前とはもう一緒には居られないと。
全く俺も馬鹿だったよ、妹はお前から大切にされていると思っていたからな…。
三年前にお前達は結婚式を挙げなかったけど、それでも『私は幸せだから大丈夫よ』って言うロナの言葉を信じて何もしなかった俺は本当に大馬鹿だった」
義兄は目に涙を浮かべ後悔に顔を歪ませている。
ロナが俺を見限った…?
そんなことあるはずがない、だって俺は彼女を愛しているし愛されているんだ。
『大馬鹿だった』って、義兄さんはいったい何を言っているんだ…。
義兄の言っている事が頭の中で繰り返されるが、俺の頭にはどうしてという問いしか浮かばない。
ロナは義兄に俺を陥れる嘘を吐くはずないし、義兄も誠実な人だからロナのために嘘を吐いるとは思えない。
なにより義兄トムと義姉カサアが俺に向けていた憎しみの視線は本物だった。
‥‥どうなっているのか分からない。
「な、なにを言っているんですか?ロナが俺を見限る…、そんなことあるはずない!確かに三年前に結婚式は挙げられなかったけど、落ち着いたら二人で挙げようって約束をしたんだ、忘れていない。
妹も結婚したことだし、出来なかった新婚生活をやり直そうと、そして式も挙げようと考えていたんだ。嘘じゃない!
それはロナにだって言葉にして伝えていたし喜んでくれていたはずだ…」
そうだ、俺達は出来なかった新婚生活をやろうと楽しみに話していた、…ついこの間まで。
『君のあの純白の花嫁姿が早くみたい』って言ったら恥ずかしそうにしながらも『ふふふ、楽しみにしていてね』って笑ってくれていた。
「ああそうだな…、ロナもお前にそれを言われて喜んでいたみたいだ。
だがな今は違う、もうお前を信用していない。
お前は大切にしているつもりになっていただけだ。何も見ず何も知らずにただ一人で浮かれていたんだよ。だからこんな結果になったんだ。
もう俺はお前と話すことなんてない、出て行ってくれ。これ以上その顔を見ていたら殴りたくなっちまう」
吐き捨てるように言うと義兄はそれ以上は何も教えてはくれず、俺はカサアさんから『あんたは何も分かってない』と店から追い出されてしまった。
どうやら俺はなにか取り返しのつかない過ちを犯し妻に愛想を尽かされたようだ。それがなにかは分からないが、ロナだけでなく穏やかな義兄夫婦からも怒りを向けられるほどなんだからよっぽどのことなのだろう。
な、なにをしたんだ俺は。
一体何をやらかした‥‥。
自分が犯した罪は分からないが、それが些細なことではなく取り返しのつかないことなのだと気づき始め、このまま妻を失うかもしれない恐怖に身体が震えてしまっていた。
兎に角一刻も早く自分の過ちを正す妻の心を取り戻さなくては…。
俺の頭には妹の結婚式の時クレアさんが声を押さえて言い掛けた言葉が浮かんできた。
『あんな健気な奥さんはいないよ。だってさ…』
あの時、クレアさんはなにを話そうとしていたんだろうか。ただの誉め言葉ではないはずだ、それならわざわざ声を潜める必要はない。
きっとクレアさんは俺が知らない何か重要なことを伝えようとしてくれたんだろう。そして俺はそれに気づかず話しを聞かなかった。
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