私の大好きな騎士さま

ひなのさくらこ

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番外編

夫婦というもの⑳

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レオノアはまだ来ない。

もう帰ってしまおうか。ウィリアムはワイングラスを弄びながら真剣に検討する。挨拶すべき相手には挨拶を済ませた。義理は果たしたのでこの場を辞しても問題はない。そう思いながらなかなか実行できないのは、妻から「私が行くまで待っていてね」と頼まれたからだ。頬に可愛らしく口づけながら。

愛しいレオノア。片時も離れたくない。仕事中はともかく、打ち上げのために一緒に居られないなんて…………。ウィリアムは眉根を寄せてワインを飲みほした。

「明日の交流会、少し遅れて行くことになったの」

レオノアからそう聞かされたのは晩餐の席でのことだった。

「えっ?どうして?」
「ちょっと用事ができて」
「何の用?俺もついていくよ」
「いいの。お義母さまが一緒に居てくださるもの」
「母上と?何で?俺と行けばいい」
「ウィリアム」

向かいに座る母があきれ混じりに呼び掛ける。

「あなたは騎士団長として交流会に出席する必要があるでしょう。レオノアのことは私に任せてちょうだい。ちゃんと送っていきますから」
「しかし、」
「ウィル、お願い。私が行くまで待っていてほしいの。交流会での奧様会、とっても楽しみにしているのよ。だから必ず行くわ。ね?」
「…………」

不服そうに口を噤んだウィリアムに、食事中とは思えない不作法さで声を上げて笑ったのは父のシルヴェスターだ。

「ははっ。まるで乳離れのできていない赤子のようだな。ウィリアム、いくら恋女房とてそう縛り付けていてはうんざりされるぞ」

じろりと父を見る。弟のジェフリーをそそのかし、レオノアとの間に波風を立てられたことをウィリアムはまだ許していなかった。

「父上は黙っていてください。………レオニー、このことは後で話そう」
「ウィル、でも」
「ウィリアム、これは決定事項よ。後でレオノアに何と言っても覆りませんからね」

母に重ねて言われ困り顔のレオノアを見て、これ以上は妻を苦しめるだけだとしぶしぶ言葉を収めた。もちろんその後、寝台の上で不満をぶつけてしまったが。

それにしても、用とは何だろう。レオノアが頑ななまでに口にしなかったことで、余計にウィリアムの苛立ちは強まった。……………強まったが、まあ。

昨夜のレオノアも可愛かった………。

思わず口が緩んでしまう。いつも無表情なウィリアムを見ているゴドウィンが、隣でギョッとしたようにこちらを見てくるから顔を引き締めた。

抱きしめ合い、互いの濡れた場所を繋げて高みに上る。レオノアの全てが愛おしすぎて、またほんの少しだけ無理を強いてしまったかもしれない。

だが、とウィリアムは開き直った。可愛すぎるレオノアがいけないんだ。キスしただけで瞳を潤ませ、しがみついて喘ぐレオノアを裸に剥いたのは当然のこと。
その後のあれこれを思い出し、どうしてもにやけてしまう顔を隠すようにワイングラスを傾けるが既にそれは空だった。次のグラスをもらおうとしたとき、目の前に新しいグラスが差し出される。

「キングズレー」
「……マッコーデル」

第五騎士団のブライアン・マッコーデルだった。グラスを受け取ると、ブライアンは自分の持っていたグラスと軽く触れ合わせた。

「完敗だ。流石だな、第一は」
「いや、危ういところだった。第五こそあの層の厚さが正直うらやましい」
「第一は魔力を封じてあれだけやれるのだ。しかも若手だけで揃えただろう。二年に一度の対抗戦であれをやれるのはお前くらいだ。…………全く、俺の見識の浅さを思い知らされたよ」

どこかサバサバとした口調で言う。
第一と第五の団長が真剣を用い行った試合で、ブライアンが魔力を暴走させウィリアムを負傷させたことは大きな問題になった。怪我をしたウィリアムが「ブライアンのせいではない」と言い張っても、ブライアン自身が上層部に自らの罪を上申しては、無かったことにもできなかった。

結果、ブライアンは第五騎士団長の職を解かれ身分は将軍預かりとなり、ウィリアムは減給のうえ二週間の謹慎。ただし二人とも処分は演習が終了してからとなった。

「…………あの時は、すまなかった」

広間の喧騒を眺めながら言う。ウィリアムも目をやれば、そこには団の垣根なく飲み、笑い………楽しむ団員たちの姿があった。

「グレンダが生まれたとき、父は里子に出せと言ったんだ。女が生まれては公爵家として外聞を憚ると。それを母が反対してな。………うちの王女さまだ、大切にするのだと言い張って。案外真剣に、生まれる場所を間違っただけで、本当に神話の王女だと思っていたのかもしれん。能天気なところのある人だったからな」

フッと笑った。

「母が死に、父が抜け殻のようになって………。とどめがレオノア殿下の誕生だ。母の言っていたことが間違いだったと、グレンダは神話の王女などではないんだと分かって………」

くすんだ金髪に、光の加減で薄い緑に見える瞳。グレンダも、見方によっては神話の王女の特徴を備えていた。

「それなら、殿下を俺の妻にすれば。そうすれば、マッコーデルが王家と縁遠い公爵家だなどと言われずに済む。そう思って降嫁を申し入れたが………お前にしてやられたと、それだけで勝手に逆恨みしていた。その理不尽さに気付きたくなかった。気づいてしまえば全てが………母の思い出までもが間違っていると、そんな風に思えて」
「マッコーデル、お前はレオノアのことを」
「ああ。…………いや、どうかな。今となってはもはや分からん。あれだけ美しい方だ。懸想しない男などいないだろう。だが、家を守りたい思いと、殿下をお慕いする気持ちと、どちらが強かったかといえば――」

広間の扉が開いた。ブライアンがウィリアムの腕を叩き「ほら、来たぞ」と言う。

「レオニー!」

オスカーに付き添われ広間に入ったレオノアは、白銀のドレスを纏い、それだけで一級品の装飾となる豪奢な金髪を緩く編んで肩に流している。
真珠のチョーカーだけをつけた控えめな装いなのに、着飾ったどんな女性よりも美しいと思うのは、ウィリアムの欲目ではないはずだ。
証拠にブライアンまで「これは……月光の乙女のような」と感嘆混じりに口にしていることでも分かる。男から贈られる妻への賞賛を快く受け入れられないウィリアムは、優雅な足取りで自分の元にやってくるレオノアをブライアンから隠すように迎えた。

「ウィル!オスカーが迎えに来てくれたわ。ありがとう。忙しいのに手配してくれたのね」
「本当は俺が迎えに行きたかったんだ」
「ほんっと、団長ってば王女殿下のことになると見境ないですからね。今日はダメだって言ってるのに」

ブツブツ言うオスカーが、ウィリアムの後ろにいるブライアンに気付き、声を上げた。

「あれ。マッコーデル第五騎士団長」

それに反応したのはレオノアだ。ガルバートスクエアにブライアンが謝罪に訪れたとき、レオノアは城に戻っていて会えなかった。挨拶をしたいらしく握った手を引っ張るレオノアに、ウィリアムは小さく息をついて後ろを振り返った。

「マッコーデル、妻のレオノアだ」
「ブライアン・マッコーデルにございます。この度の件、御夫君に大変なご迷惑をおかけいたしました。幾重にもお詫び申し上げます」
「まあ、どうぞそのようなことは仰らないで。こちらこそ、主人が怪我をさせたと伺いました。痛みなど、残っていないといいのですが」

跪き指先に口づけるブライアンを止め、立たせた後でレオノアは微笑んだ。

「以前、ダンスをご一緒したことがありますわね?」
「はい、一度だけ」
「やっぱり!私、社交の場にはあまり出席しなかったので、ダンスは滅多に踊らなくて。だから覚えてますわ。体が大きくてらっしゃるのに、とても軽やかに踊られるから」
「それは………!嬉しいお言葉ありがとうございます。また機会がありましたら是非」
「レオニー」

ウィリアムが腰をぐいと抱き寄せた。

「何か飲む?ワインも美味しかったよ」
「ん……ワインは結構よ。もしお茶があれば……」
「お茶か。あ、あっちにあるようだ。さあ、一緒に行こう」
「でも……」

会話の途中で置き去りにはできないと思ったのだろう。チラリと見上げるレオノアの視線に気づき、ブライアンはクツクツ笑いながら応えた。

「聞きしに勝る、だなキングズレー。そう慌てるな、取って食いはしない。……ああ、丁度いい。ケムラー、こっちだ」

ブライアンは自分の腹心を手招くと、二人に向かって紹介した。

「俺の代わりに第五を率いることになったケムラーだ」
「そうなのか?副団長のルイザが……」
「そのルイザのたっての希望なんだ。元々、実力からしてケムラーが副団長になるのが順当だった。それを俺の補佐がしたいと断っていてな。今回ようやくうんと云わせた。よろしく頼む」

ニメートルを超える体をわずかに折り、差し出された手を握った。長身のウィリアムでさえ見上げるその巨躯と、一見無愛想に思える顔とは裏腹に、瞳には知性と理性が宿っていた。

「ケムラー………御父上は王城で文官をされているか」
「はっ。事務官をしております。私はこの図体ですので、早くから武官を目指すように言われておりました」
「そうか。うちのゴドウィンも父君が事務官をしているのだ。同じ境遇だからということでもないが、何かあったら遠慮せず声をかけてくれ」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
「あれぇ?もしかして、グレンダちゃん?」

ケムラーの巨体に隠れるようにして、ほっそりとした女性が寄り添っていることは気づいていた。レオノア以外の女に欠片も興味がないウィリアムだ。必要があればブライアンが紹介するだろうと碌に見てもいなかったのだが、オスカーが叫んだことでようやく目を向けた。

「まあ、素敵……!とってもお似合いだわ」

レオノアが合わせた両手を口元に当て、目を丸くしながら褒めている。その驚きは当然のことだ。グレンダは髪を結いドレスを纏って、美しく装っていた。

「騎士服も凛々しくて素敵でしたけれど、ドレスが本当にお似合いです……!背が高くてらっしゃるからシャープなドレスを着こなせるのね。うらやましい……!」
「ど、どうかもうそれ以上は。数年ぶりにこんな格好をして、場違いではないかといたたまれないのです」
「場違いだなんて!こんなに綺麗なのに。ねえ、ウィル」

同意を求められたウィリアムは数度瞬いてから「そうだね」と短く言った。正直に言えば、驚き相手を褒めるレオノアの可愛らしさと素直さに胸打たれ、どうやったらその柔らかな頬に口づけられるだろうかとしか考えていなかったのだが。

「…………実はこの度、ケムラーとグレンダの婚約が整ってな。今日はその披露の意味でケムラーに同伴させたのだ」
「はい。五年越しの求婚に、ようやく返事をいただけまして」
「えーっ!そうなんですか?残念~。グレンダちゃん、むさい男ばっかりの騎士団の中の、僕のひそかな癒しだったのになあ。ね、ゴドウィン副団長」
「なぁっ?!お、そ、そんな、俺は何も」
「まあでも、良かったですね。おめでとうございます。お仕事はどうされるんですか?」
「当面続けることになりました」
「へーっ。理解がありますね。僕、すごく身近で心の狭い旦那さんを見てるから本当に感心します。………いてっ、やめてくださいよ団長」

やいのやいのと騒ぐ男たちの横で、レオノアはグレンダをじっと見つめた。背筋に張りがあるのは常日頃から身体を鍛えているからだろう。お世辞でも何でもなく本当に美しいと思うレオノアは、婚約者の腕に手をかけるグレンダに複雑な思いを拭い去れないでいた。
と、視線に気づいたのかレオノアを見たグレンダはわずかに目を見張ると、ケムラーの耳元で何事か囁いてからレオノアの前に進み出た。

「レオノア様の今日のお召し物、とてもお似合いです。キングズレー団長の髪色と同じですね」
「ええ、そうなの。主人は自分の髪色があまり好きではないようだけれど」
「そうなのですか?」
「義父と同じなのが嫌なんですって。子どもみたいでしょう」
「子ども……そうですか」

微笑んだグレンダは、もう一度「そうですか」と小さく言った。

「私にとってキングズレー団長は、雲の上の存在でした。いつでも完璧で、何でもできて……。年下なのに私よりずっと大人で。尊敬し、………憧れていました」

グレンダの視線の先には婚約者と兄、そしてウィリアムたちがいた。

「そんなキングズレー団長が子どものようになれるのは、レオノア様の前だけですね。夫婦というのは、そんな風に……誰にも見せない姿を見せあえる、唯一の関係なのかもしれないと、そう思うようになりました。それは全てキングズレー団長とレオノア様を見て感じたことですが」

レオノアに向き直ると、いたずらっぽく笑いながら打ち明ける。

「兄がキングズレー団長を怪我させた後、執務室に伺ったのです。私と、第三の見習い騎士と二人で。私たちを庇って怪我をされたことのお詫びとお礼を申し上げたらきょとんとされて『誰がそこにいても同じことをしたから気にするな』とそれだけ。確かに、誰であっても関係なく庇われたとは思いますが、きっとこれがレオノア様なら………。魔力封じの腕輪なんてはじけ飛んだんじゃないかと、そう思うんです」
「………そんな、」
「いいえ。本当に、レオノア様だけが特別なんですわ。…………ケムラーも。きっと同じように、私だけを特別に思ってくれます。だから――夫婦として、二人で幸せになれると、信じられるのです」

レオノアの両手をキュッと握った。

「今まで騎士団に所属して、女らしいことは何もやってきませんでした。色々と教えていただけたら嬉しいのですが」
「もちろん!私もまだ勉強中だから大したことは教えられないけれど。あ!奧様会でとっても役に立つことを教えていただいたわ。今度一緒に行きましょう」
「ありがとうございます!他にも、ダンスやお茶会での作法、あと刺繍などもぜひ」
「刺繍は………ごめんなさい。私、教えられないの………」
「グレンダ」

ブライアンの呼びかけに、手を握り合ったままの二人が振り向く。

「二人して何をやっているんだ………。グレンダ、将軍に挨拶に行こうか」
「分かりました。レオノア様、どうぞよろしくお願いします」
「こちらこそ!一緒に勉強しましょうね」

ごきげんよう、とにこにこして見送るレオノアの横に、ウィリアムがサッと近づいた。

「レオニー」
「ウィル、どうしたの?」

片手で腰を抱き、もう片方の手を頬に当てる。

「離れたら駄目だよ」
「離れてないわ。すぐ側にいたじゃない」
「側じゃ駄目なんだ。もっとくっついてて」

本当に子どもみたいなんだから。ふうと息を吐いたレオノアは、ウィリアムに伝えるべきことを思い出した。

「ウィル。ちょっと耳を貸してくれる?」
「可愛いなあもう。いいよ、何?」

上体を屈め、微笑みながらレオノアの耳打ちを聞いたウィリアムはピシリと動きを止めた。主とその妻のいちゃいちゃぶりを生暖かい目で見ていたオスカーが不審に思うほど完全に静止している。レオノアはウィリアムの上着を掴み、軽く揺さぶった。

「ウィル?どうして何も言わないの?嬉しくない………きゃあ!」

ウィリアムは素早くレオノアを横抱きにすると、広間の扉へ向かって歩き出した。

「ウィル、どこに行くの?」
「こんなところに居られるものか。レオノア、邸に戻って休まないと」
「赤ちゃんができたのは病気じゃないもの。普通の生活をして大丈夫だってお医者様が」
「駄目だ!ああ、魔力さえあれば転移できるのに………。いや、妊娠中の転移の安全性はまだ確認されていなかったか………」
「ウィル?私帰らないわよ。だって奧様会が」
「そんなものどうだっていい」
「団長?まさか帰ったりしないですよね?最後の挨拶は優勝した団の団長がするんですよ」
「オスカー!俺は今から二週間の謹慎だ。後は頼んだ」
「ウィル?ねえ、ウィルったら!」

扉越しにも聞こえていた二人の声は、遠ざかりやがて消えていった。残された人々も「おめでたですか」「それは良かった」と話し始める。呆然とするのは後を託されたオスカーと、副団長のゴドウィンのみ。

「あー…………ということでゴドウィン副団長、最後の挨拶を」
「………………」
「仕方ないだろう。腹くくれよ」

ガックリと肩を落とすゴドウィンの背をバシッと叩くのは補佐のルークだ。ニヤニヤ笑いを止めるために殴りたいくらいの気持ちだったが、正直言ってそれどころではない。二度三度と背を叩かれ、破れかぶれで「分かった、やるよ、やりゃいいんだろ!」と叫ぶと広間に拍手が広がった。

「ふむ。今日は目出度いこと続きだな。ゴドウィン、急なことで大変だろうが、こういう経験も大事だぞ。思い切ってやってみろ」

いつの間にかウィルソン将軍までが近寄り背を叩いている。もはや断ることもできないゴドウィンは、観念して目を閉じた。血を吐く思いでしたその挨拶は出色の出来だったとか、そうでなかったとか。





レオノアが娘を出産するまで、どれだけウィリアムが気を揉んだか。悪阻が始まれば一緒に青ざめ、妊婦について記載のある、ありとあらゆる本を――妊婦向けのものから医学書まで――読んで知識を蓄え、あまりにも過保護すぎて運動もできない!とレオノアが怒りだすまでぴったりとついて回った。

陣痛が始まれば絨毯が擦り切れるほど部屋をグルグル歩き、産声が聞こえた途端駆け出して部屋の前で扉を開けようとする。ついに産婆が「男は黙って待っておれ!」と一喝するほどの騒ぎように、レオノアはお産とは違う疲れを感じてぐったりとした。

しかし、娘を抱いたウィリアムが涙を流す姿を見て、改めて自分の幸福を実感する。

「ウィル、私のだんなさま……愛してるわ」
「ありがとう、レオノア。ありがとう……愛してるよ」

子どものことを心から愛するウィリアムだったが、いつでも一番はレオノアだった。最愛の妻と、心の内をさらけ出し、言葉を惜しまず語り合った。嬉しいこと。楽しいこと。困ったこと。嫌なこと。思いやること。そして、愛すること。家族である前に、夫婦として。いつも、いつまでも一緒にいられるように。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みいただきありがとうございました。これで番外編を終了とします。
毎度のことではありますが、拙い物語をお読みいただいたみなさまには感謝の気持ちしかありません。

もしかしたらそのうち一~二話程度の話を追加するかもしれませんが、当面は次の物語を書くことに集中したいと思います。
またどこかで見かけたら、お立ちよりいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。


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