私の大好きな騎士さま

ひなのさくらこ

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22. 業火に焼かれしもの

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それは光。自分の中の昏く欠損した部分を埋める、かけがえのないもの。



闇夜を一人歩いていた。
道しるべはない。何度も通った道のように感じる。ずっと、ずっと昔に。

常に自分を異端だと、許されざる存在だと感じていた。
誰に許しを請うべきなのか。……許しを、得られるものなのか。
魂が膜に覆われているようで息苦しい。理由は分からないのに、ただ自分に罪があることだけを感じていた。

凍りついたような毎日。これが生涯続くなら、生きることに果たして意味はあるのか。それとも、この絶望にも似た日々こそが贖罪だとでも言うのだろうか。もしそうなら甘んじるしかない。死を超える苦しみ。それが何かの罰なら。

そう思っていたとき、君に出会った。芝生の上に座り込む君の後ろ姿を見ただけで分かったんだ。
やっと見つけた。自然と言葉が突いて出た。父と王の視線を感じたがどうでもいい。駆け寄って、驚かせないようゆっくり隣に座る。ようやく気付いてくれた。緑の目を丸くし、ぷるんとした唇で「だあれ?」と言う。
分からないの?少しだけ寂しいな。でもいい。もういいんだ。ぽっかりと大きく空いていた洞を埋める光。失くして、永遠に満たされることはないと思っていた存在を見つけたんだから。昨日までの毎日を思えば何でもない。鮮やかに色づく人生。それをもたらしたのは君だ。

必ず君を迎えに行く。どんな苦痛を乗り越えてでも。








「なあ」
「…………」
「なあ、なーってエド」
「…………」
「いいじゃないかちょっとくらい。俺にも教えてくれよ」
「…………」
「…………あ、っそ。そういうこと。俺のことなんかどうでもいいんだろ。いいよもう分かった、よーく分かったよ。親父と二人でコソコソしやがって。どうせ俺だけ仲間外れだよ」
「…………」
「あれだろ。王と王太子二人だけが知る、ってやつなんだろ。俺はしょせん第二王子だよ。エドのスペアだもんな。こんな俺なんかには話せないってことだろ」
「…………」
「……ふーん。俺がこれだけ頼んでも無駄なんだな。いいよ分かった。グレてやる。出奔してやる。そしてどこか異国の空の下で野垂れ死ぬんだ。遺体の身元を確認しようと荷物を開けてみてビックリ!リングオーサの第二王子ではありませんか!一体なぜこんなことに。……そうなってから後悔したって遅いんだぞ」
「…………」
「エードー」
「…………」

やはり駄目か。フィリップは彫像のような横顔で書類にペンを走らせる兄を見ていた。

王と王太子であるエドワードの間で、内密な話があるのは何も今回が初めてではない。フィリップとしても、知るべきではないことは下手に知らないほうがいいと考えている。万が一、敵方に捕らえられ拷問でもされれば情報が流出する危険があるのだ。リスクは最小限に止めるべきだろう。そう言えば兄はあきれたように「その前に敵方に捕らえられないようにしろよ。そっちの方が一大事だろ」と言っていたが。

それにしても、今回のエドワードは頑なだ。フィリップはまず正攻法で頼み、脅し、怒り、煽て、泣き落としを経て我儘な第二王子としてねだってみたが全く効果はなかった。そもそもフィリップが他者を懐柔するときの手の内を全て知るエドワードである。いつもは分かっていて乗ってくれる優しいところもある兄だが、今回だけは頑として口を割ろうとしない。

――親父の方はもっと望み薄だもんな。

フィリップの懸念を知らないはずもない父王は、敢えてなのか素知らぬふりである。時々母が心配するような顔をしているところを見ると、詳細を知らされていないのだろう。常では考えられない状況だった。
兄がこんな風になる原因は一つしかない。それなりの理由があるのは理解するが、そろそろハッキリさせておかないとゴタゴタが起きる可能性が……。

案の定、遠くからゴタゴタが近づく音が聞こえてきた。激しい足音、制止する声。何やら穏便ではない声に、最後は鈍く重い音がいくつか。ドスッ、ガスッ、といったような。

だんちょう、さすがにマズいですって~というオスカーの声とともに扉は開かれた。
いやこれ開かれたじゃなくて破られた、ってやつだろう。フィリップは頭を抱えた。扉の向こうで横たわる騎士たち。うめき声。こんなことになると分かっていたから俺が何とかしたかったんだ……。

「どこにやった」

鬼気迫る様相でウィリアムが言う。たった今戻ったという姿で、相変わらずの黒ずくめに黒いマントを身に着けたまま、全身どこか埃っぽい。それもそのはず。ウィリアムはつい先ほど1カ月半かかったギルニア駐留を終え戻ってきたばかりなのだ。

祝賀晩餐会を終えた3日後、ウィリアムは第一騎士団の半数を引き連れギルニアに向かった。王族を守るために残っていた団員と入れ替えるためだ。転移魔法を使えば簡単なギルニア行きは、団長としての立場で赴くとなればそれなりの日数が必要だった。いつもなら面倒なその道行も、レオノアを名実ともに自分のものとし、その翌日も望みに応じて添い寝をして夜を過ごしたことを反芻するウィリアムにとっては楽しいものだった。

前回と同じく毎日のように手紙を書き送る。当然のようにメッセンジャーはオスカーだ。毎日軽口をたたきながら侍女に手渡していたオスカーだったが、途中で何かおかしいと思い始める。

城内にレオノアの気配が全くない。エミリーの姿も見かけない。あちこちに聞いてまわったがどうにもハッキリせず、先視を使っても王女に関してはよく視えない。こっそり前々からコナをかけていた侍女とイイコトをした後さりげなく聞けば、王族の保養地であるアロファに行ったという。

釈然としないものを感じた。団長に一言も無しで?
一応ウィリアムに伝えると、しばらく黙ったまま「分かった」と答えた。アロファを始めとするいくつかの場所には特殊な磁場があり、魔力が使えずウィリアムの探査も利かないのだ。手紙を陣で飛ばすこともできず、ウィリアムは日課としていたそれを断念した。

気が急く。早く駐留を終え戻り、レオノアをこの腕に抱きしめたい。いっそのこと自分だけ転移で往復するかと真剣に考えたウィリアムだったが、アロファはリングオーサの一番端、ギルニアとは大きく離れているうえに、磁場の発する範囲が広いため、転移できる一番近い場所からであっても夜出て朝戻るという訳にはいかなかった。

発つ前の、レオノアとの熱い時間を思い返し焦燥をなだめる。急く思いを顔に出さず軍上層部を速やかに掌握した。何よりも力がものをいう世界だ。ウィリアムの圧倒的な力の前に彼らはひれ伏し、そこで宰相ストロズが新たに編成した隊を、交代でリングオーサへ送り出す段取りをつける。ギルニアを解体することはしない。しかし野放しにもしない。加減の難しいそれを、ストロズとともに練り上げた。

やっとの思いで帰還し、その脚でアロファへ向かおうとして宰相に止められる。王への報告が先だ。当然といえば当然のことだが、言いようのない不安と焦りを抑えることができない。苛立たしさを堪えて王の前に出れば、一言だけ言われた。約束を守れ。このままでは婚姻には至らぬぞと。

王の目を見返した途端、たちまち理解した。レオノアはアロファには居ない。城内にも。ウィリアムの知らないどこかに居るのだ。それを知るものは……。ウィリアム程ではないにせよ強い魔力を持ち、遠隔から放つ探査を一時的とはいえ妨害できる程の力の持ち主。そして何よりウィリアムを……殺したい程憎んでいる男。

それで真っすぐ王太子の執務室にやってきたのだ。後ろではオスカーが大げさな仕草で額に手をやっている。良く分かるぜその気持ち。共感しつつフィリップがエドワードを横目で見れば、全く動じることなく書類に署名したのち既決箱に入れ、未決書類をまた手に取る。

「レオノアをどこにやった!」

つかつかと机に歩み寄った。握りしめた拳がぶるぶる震えている。エドワードは完全にそれを無視し、書類を読みサラサラと署名をする。

ガッ!と音がした。ウィリアムが左手で机上を薙ぎ、書類の入った箱が壁にぶつかりバラバラになった。ひら、ひら……と、入っていた書類だけが宙を舞いゆっくりと床に落ちた。

ようやくエドワードが顔を上げ、ウィリアムと視線を合わせる。お互い無言のまま。その目は片や怒りに燃え、片や凍ったように揺るがない。ウィリアムがまた口を開いた。

「レオノアを、どこへ、隠した」

一語一語ハッキリと区切って言った言葉に、エドワードがようやく問いの意味を理解したと言わんばかりの顔で、わずかに口角を上げた。

「………なぜそれを教える必要がある」

沈黙が場を支配する。見かねたフィリップが「おい、エド」と言うとフーッとため息をついて、生徒に言い聞かせる教師の口調で続けた。

「私がレオノアをどこかに………隠したとして。なぜそれを私がお前に言わなければならないんだ」
「…………ふざけたことを………!」

足元に空気の渦が巻き、マントがふわりと動いた。

「あ!ちょ、ちょっと待ってください団長落ち着いて!魔力、魔力漏れてますから!」
「ふざけてなどいない。純粋に疑問だから聞いているんだ。なぜ私がお前にレオノアの居場所を言うと思った?」
「俺とレオノアは王も認めた正式な婚約者だ!それを知りながら何を言う!」
「だが婚約者でしかない。しかも……儀式に必要なものを満たしてもいない」

ウィリアムが押し黙った。

「そうだな?王の出した条件はただ一つ。婚姻前の『儀式』までに、レオノアの心を完全に、完璧に手に入れること。一点の曇りも迷いもなく。……お前はそれを手に入れられなかった」
「……まだ、時間はある」
「ああ。婚姻の儀までの時間はあと一カ月半。それまでにレオノアを見つけ、条件を達成できるか。………見ものだな」
「お前………!」

カッと目を見開き大声で怒鳴った。普段冷静で感情を表に出すことのないウィリアムの怒鳴り声など初めて聞く。フィリップはその心情を思い憂いを深くした。ウィリアムはかれこれ13年、妹姫のことだけをひたすらに想い続けてきたのだ。

「レオノアを誰にも渡したくなくて隠したんだろう!自分ひとりのものにするために」
「貴様がそれを言うのか!」

音を立てて立ち上がったエドワードの目が怒りで燃え上がった。

「貴様がレオノアに何をしたか、私が知らないとでも思ったか!レオノアに、レオノアにあのような……!」

キィン…と空気が鳴る。ウィリアムとエドワードの魔力がぶつかり合い、軋んでいた。血を見ずには終わらないかとフィリップが割って入る覚悟をしたところで、エドワードが力を収めた。大きく息を吸い、また吐く。

「…………さあ、探してみろ。お前がレオノアにかけていた防御魔術は私が解いておいた。もはやレオノアは全く魔力を纏わないだたの人間だ。お前が禁魔術を使うことは知っているが、魔力を帯びていない人間を探査するのは容易いことではないだろう。後ろの……奇妙な力を持つ男を使って、好きなだけ探すがいい」

冴えた深く青い瞳でウィリアムを見据えた。

「だが、一言だけ言っておく。お前の前から姿を消したのは……レオノアの望みだ」
「…………ッ」
「時間は限られている。使い方は自由だ。お前から逃れたいと願い、防御魔術を解くことを許し……そのレオノアを探して見つけ出し『儀式』までに完全に、完璧に心を手に入れる。……ふっ。なかなか骨の折れる仕事だな。せいぜい頑張れ」

唇を噛みしめ、心臓を生きたままえぐられたような苦痛に満ちた表情のウィリアムをエドワードはまた無表情で冷ややかに見やる。
と、ウィリアムがマントを翻した。退出するかと思ったフィリップが驚きのあまり絶句する。3歩後ろに下がったウィリアムはそこに跪き、エドワードに向かって首を垂れたのだ。

「……レオノア王女殿下を想うあまり、不敬なことを申し上げました。如何様にご処分いただいても結構です」
「…………」
「どうか、王女殿下のいらっしゃる場所をお教えください。どうか……」

しばらく黙ってその姿を見ていたエドワードは、カツ、と靴を鳴らしてウィリアムの前に立った。ほとんど触れる程の近さ。悪意をもって害をなそうとしたら、簡単にできる程の。

「どんな気分だ」
「…………」
「自分のものだと思っていた女を目の前で攫われるのは」
「…………」
「腹の底が煮え、世を呪い……相手の男を縊り殺したくて……。愛していた。どれだけ……!」
「…………」

すう、と息を吸い激情を抑え込む。見下ろすとウィリアムは跪いたままだ。剣を抜きこの首を……。エドワードはゆっくりと席に戻り、冷ややかな声で言った。

「お前の今の気持ちは、この世の誰よりも私が一番理解している。……容易く命を奪うものか。生ある限り地獄の業火に焼かれるがいい。手に入らない最愛の女のことを想ってのたうちながら」

また、エドワードがペンを走らせる音だけが聞こえはじめる。張り詰めた空気。ウィリアムは微動だにしない。フィリップが口を開こうとしたその時。

「あー!!!!」

奇声を張り上げるオスカーのせいで、心臓が口から飛び出しそうになる。さっきまでとは違う理由で動悸を覚えるフィリップは、動かない主人ウィリアムの代わりに訊いた。

「どうした?」
「み、み、み、み、」
「何だ。何があったハッキリ言え!」
「視えましたー!王女殿下です!!!」

ウィリアムとエドワードがバッとオスカーを見た。

「何だ!レオノアがどうした!」
「オスカー!それはどこだ!」
「まさか……!レオノアに何か」
「白い塔……鉄の鎖……ああっ!危ない!」

男三人が一斉にオスカーに詰め寄る。ウィリアムは両手で先視の能力者をガクガクと揺さぶった。

「オスカー!言うんだ!レオノアに何があった!どこにいるんだ!!!」

頭を真っすぐ保つこともできないほど揺さぶられ、目を回しながらもオスカーは必死で叫んだ。

「旧ナジェンラ領、ゴミ王子、いや、フレデリック王子と一緒にいるところを、ギルニアの残党にさらわれました!」

今度こそ、3人の男たちは揃って絶句した。

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