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3. リングオーサの神話
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リングオーサには神話がある。
女神ヘルベティアがバイキングの長と恋をした。父である海神オケイアスは二人の行く末を思い、ヘルベティアを人間にしたうえ、最も美しく恵み深い海辺の都をリングオーサと名付け、長を王として国を治めるよう命じた。
王は民を愛し国を良く治めた。ヘルベティアとも睦まじく、王子と王女を授かり幸せに暮らしていた。
やがて美しく成長した王女は友好国の王太子と婚約する。しかし王女を溺愛していた王は国外に嫁がせることを厭ってこれを覆し、自らの甥であるリングオーサの貴族に嫁がせてしまった。
王太子を慕う王女は悲しみ、神に祈った。海神オケイアスは哀れに思い、白く大きな翼を与える。王太子の元へ飛び立とうとしたその時、王女は夫となった貴族の男に捕らえられた。男も王女に恋い焦がれる者の一人だったのだ。
枷に繋がれ閉じ込められた挙句、飛び立つことの出来ぬよう片翼を折られた王女は、父を恨み男を憎んだ。王太子の名を呼び助けを求め、決して男を許さなかった。
どんなに疎まれ罵られても、男は毎夜王女を訪れることを止めなかった。むしろ憎まれることが自らの存在価値だとでも言うように、ただひたすらに王女を愛した。
ある時、侍女の隙をついて王女は逃げ出した。雷雨の中裸足で必死に駆け、傷つき歩けなくなった王女は、オケイアスから授かった翼で空へ舞い上がった。
折られた羽は曲がり、真っ直ぐ飛ぶことは叶わない。それでも雨の中、王太子の元へと懸命に羽ばたく王女を一本の矢が射った。
射かけたのは王太子だった。覆された婚姻を今度こそ結ぶため、リングオーサに向かっていたのだ。雷雨の中聞こえた羽ばたきに雨避けの巨木を出た王太子は、いびつな翼で空を飛ぶ王女を異形の者と見誤り、射殺してしまったのだ。
茫然とする王太子の前に夫であった男が駆け寄り、王女の姿を見るなり絶叫し剣を抜く。応戦せんと護衛たちも一斉に抜刀したが、男は剣を自らの胸に突き立て、王女の上に崩れ落ちた。
雷鳴が鳴り響き、巨木に雷が落ちた。衝撃に伏せた王太子たちが起き上がったとき、そこに二人の姿は無く、代わりに大きなアレキサンドライトが輝いていた。
ヘルベティアは王女を護れなかった自らを責め、アレキサンドライトを胸に抱くと神の国へ戻って行った。
王は嘆き悲しみ、自らの行いで愛しいものを喪った辛さに耐えかね、病を得て死んでしまう。一人ぼっちになった王子は、即位したのち民に告げた。
安心するがよい。リングオーサと王女の魂は未だ女神ヘルベティアの加護の下にある。
しかし女神の嘆きがあまりにも深いため、王女の魂を胸の奥深くに眠らせ、誰にも触れられぬよう隠している。今しばらくは輪廻の輪に加わることはない。
時が満ち悲しみが癒されたとき、再び王女の魂は人の世に戻り、愛する者とともにリングオーサを導くであろう。
人々は願い、そして祈る。海神オケイアスに。女神ヘルベティアに。
王女の傷が癒え、眠りから覚めたとき
羽ばたける翼を再び手にしたとき
真に愛する者とともにリングオーサに降り立つことを。
王女は輝く金色単語の髪と鮮やかな緑の瞳の持ち主だったという。
「一体何を考えておいでなのですか!」
「何の問題があるというのだ。第一レオノア本人が承知したことではないか」
「そのような!レオノアがあの場で拒否できたと本気でお思いですか。父上のご見識を疑います」
「幼き頃からウィリアムと結婚すると言っておったのはレオノアの方ぞ」
「何年前の話ですか!いとけない子どもの戯れを今頃になって持ち出すなど、正気の沙汰とも思えません」
「ではどうしろと言うのだ。キングズレー家の嫡男を処刑せよとでも?」
「すれば良かったのです。不敬にも程がある。ましてや万座の席であのような…!あの場で切って捨ててしまえば後顧の憂いを絶てたものを」
「お静かになさいませ。レオノアが起きてしまいます」
レオノアは薄く目を開けた。
「姫さま!」
侍女のエミリーが声をあげる。真っ先にエドワードが枕元に駆け寄った。
「ああレオノア、よかった…!気分は?苦しいところはない?」
せわしなく言い、無事を確かめるように額や頬、首筋に手を滑らせた。
「…エドにいさま?私…」
まだぼんやりしているのだろう。幼げな物言いに庇護欲がかきたてられ、エドワードは胸を痛めながらも微笑んだ。
「大丈夫、怖いことは何もないよ。安心してもうひと眠りすればいい」
髪をなでるエドワードの方が辛そうだ。後ろには心配げな父カールと、やれやれといった顔の母キャサリンが見えた。
「…とうさま、かあさまも」
「大事ないか、レオノア」
「はい、ご心配をおかけして…祝賀会も途中で…本当にごめんなさい」
祝賀会で与えられた役目をどんなに誇らしく思っていたか。それを知るエドワードは、目を潤ませるレオノアを抱きしめる。
「何を言うレオノア、お前は何一つ悪くない。悪いのは全部あの忌々しい男だ」
「にいさま…」
「レオノア、お前はよくやった。全てはこの事態を予測できなかった父の責任だ」
「まったくです。レオノア、練習したことがちゃんと出来ていたよ。さすがは僕の自慢の妹だ」
「私の自慢の娘でもある」
「触らないでください父上、髪がもつれてしまいます」
「ふふっ。いいのエド兄さま。お父さま、ありがとうございます」
「顔色もいいし、元気になったようね。ほら、言ったでしょうエドワード。レオノアは少し驚いただけ。あなたたちは大騒ぎしすぎなのよ」
カールの手を借りて椅子に腰掛けながらあきれたように言うキャサリンに、エドワードは不満を隠さない。
「母上、レオノアは生まれてから16年間、ただの一度も倒れたことなど無かったではありませんか」
「あら、女性なら一度や二度は好きな殿方の前で気を失うのも悪くなくてよ。ねえカール」
「何を暢気な…!私たち皆がこれまでレオノアをどれほど慈しんできたかお忘れですか。今の今まで健やかに何事もなく過ごしてきたものを、あの男のせいで…!」
「それにしても、ウィリアムに褒賞を与えることは決まっていたのではなくて?内示を出した時にあらかじめ望みを聞くものだと思っていたのだけれど」
歯噛みするエドワードを放ったまま、キャサリンは夫に問うた。
「いや、将軍を始め軍や騎士団の関係者は満場一致で受勲者とすることに賛成していたのだが、いかんせん文官達がな」
「上官の指示を守らなかった者に褒美を与えることまかりならぬ、と?」
「いや、そのような噂もあるようだが事実ではない。ウィリアムのおかげで自軍の被害は無いに等しい。前例も規則もあったものでは無いな。その気になれば国家の転覆すら思いのままだろう。むしろ、確実にリングオーサへ縛り付けるためにギルニアを与え治めさせてはどうかという話になって」
「…化け物め…」
「あら。戦で国土を広げた時一番難しいのは…」
「ああ。国家として如何に機能させ運営できるかだ。今回の戦の特殊なところは、余りにもあっさり王の首を獲ってしまったところにある。要するに武力衝突で起こる消耗がごく僅かに止まったことだ。どの局面でも戦を指揮する要の者だけを討ち取り、戦意を喪失させている。そのおかげで国が荒れずに済んだ」
カールは苦笑しながら続けた。
「ブルジェは人徳はともかく、人を見る目はある王だった。王に殉じた者も居るにはいるが、投降した上層部も多い。ギルニアの民の為にも中枢で動く人材を早期に送り込まねばならん。そうなるとまずは統治の利かせられる人物の人選からだ。そこで当然の如くウィリアムが挙げられた」
「ストロズ宰相でしょう。あの方の考えそうなことだわ」
「ストロズの主張も分かるのだ。特に軍部を従わせるにはウィリアムの圧倒的な力を見せつけるのが一番手っ取り早い。ただ、力で及ばない政治的な部分に関しては、リングオーサの影響力を最大限に発揮することになる」
「一人では出来ないようなことを任せて、頼らせることで支配するってこと?」
「そこまであからさまでもないがな。どちらにせよ、本人に受ける気がなければ無理な話だ。ストロズからはどんな付帯条件を飲んででも諾と言わせてくれと頼まれたよ」
「まあ!あの宰相からそこまで言われるなんて。すごいのねウィリアムは」
「英雄の名に相応しい男だ。いっそのこと本人に聞けと将軍が直談判したらしい。流石に国家をいきなり下げ渡すことは難しいが、ギルニアの全てとは云わん、キングズリー公爵家の領地として、または騎士爵を受け新たな領地としてギルニアの一部を治めるなりする気はないかと」
「まさか断ったんですの?」
「ああ。望みはただひとつ。それを明かすのは祝賀会の席にしたいとも。奴め、あのような無茶をしたのはレオノアを娶るためだったようだ。生半
なまなか
な方法では許されることは無いと悟ったうえでのことだろう。リングオーサで王女として生まれることがどんな意味を持つか、知らぬ者はおらんからな」
「…一筋縄ではいきませんものねえ」
キャサリンはふうと息をついた。
女神ヘルベティアがバイキングの長と恋をした。父である海神オケイアスは二人の行く末を思い、ヘルベティアを人間にしたうえ、最も美しく恵み深い海辺の都をリングオーサと名付け、長を王として国を治めるよう命じた。
王は民を愛し国を良く治めた。ヘルベティアとも睦まじく、王子と王女を授かり幸せに暮らしていた。
やがて美しく成長した王女は友好国の王太子と婚約する。しかし王女を溺愛していた王は国外に嫁がせることを厭ってこれを覆し、自らの甥であるリングオーサの貴族に嫁がせてしまった。
王太子を慕う王女は悲しみ、神に祈った。海神オケイアスは哀れに思い、白く大きな翼を与える。王太子の元へ飛び立とうとしたその時、王女は夫となった貴族の男に捕らえられた。男も王女に恋い焦がれる者の一人だったのだ。
枷に繋がれ閉じ込められた挙句、飛び立つことの出来ぬよう片翼を折られた王女は、父を恨み男を憎んだ。王太子の名を呼び助けを求め、決して男を許さなかった。
どんなに疎まれ罵られても、男は毎夜王女を訪れることを止めなかった。むしろ憎まれることが自らの存在価値だとでも言うように、ただひたすらに王女を愛した。
ある時、侍女の隙をついて王女は逃げ出した。雷雨の中裸足で必死に駆け、傷つき歩けなくなった王女は、オケイアスから授かった翼で空へ舞い上がった。
折られた羽は曲がり、真っ直ぐ飛ぶことは叶わない。それでも雨の中、王太子の元へと懸命に羽ばたく王女を一本の矢が射った。
射かけたのは王太子だった。覆された婚姻を今度こそ結ぶため、リングオーサに向かっていたのだ。雷雨の中聞こえた羽ばたきに雨避けの巨木を出た王太子は、いびつな翼で空を飛ぶ王女を異形の者と見誤り、射殺してしまったのだ。
茫然とする王太子の前に夫であった男が駆け寄り、王女の姿を見るなり絶叫し剣を抜く。応戦せんと護衛たちも一斉に抜刀したが、男は剣を自らの胸に突き立て、王女の上に崩れ落ちた。
雷鳴が鳴り響き、巨木に雷が落ちた。衝撃に伏せた王太子たちが起き上がったとき、そこに二人の姿は無く、代わりに大きなアレキサンドライトが輝いていた。
ヘルベティアは王女を護れなかった自らを責め、アレキサンドライトを胸に抱くと神の国へ戻って行った。
王は嘆き悲しみ、自らの行いで愛しいものを喪った辛さに耐えかね、病を得て死んでしまう。一人ぼっちになった王子は、即位したのち民に告げた。
安心するがよい。リングオーサと王女の魂は未だ女神ヘルベティアの加護の下にある。
しかし女神の嘆きがあまりにも深いため、王女の魂を胸の奥深くに眠らせ、誰にも触れられぬよう隠している。今しばらくは輪廻の輪に加わることはない。
時が満ち悲しみが癒されたとき、再び王女の魂は人の世に戻り、愛する者とともにリングオーサを導くであろう。
人々は願い、そして祈る。海神オケイアスに。女神ヘルベティアに。
王女の傷が癒え、眠りから覚めたとき
羽ばたける翼を再び手にしたとき
真に愛する者とともにリングオーサに降り立つことを。
王女は輝く金色単語の髪と鮮やかな緑の瞳の持ち主だったという。
「一体何を考えておいでなのですか!」
「何の問題があるというのだ。第一レオノア本人が承知したことではないか」
「そのような!レオノアがあの場で拒否できたと本気でお思いですか。父上のご見識を疑います」
「幼き頃からウィリアムと結婚すると言っておったのはレオノアの方ぞ」
「何年前の話ですか!いとけない子どもの戯れを今頃になって持ち出すなど、正気の沙汰とも思えません」
「ではどうしろと言うのだ。キングズレー家の嫡男を処刑せよとでも?」
「すれば良かったのです。不敬にも程がある。ましてや万座の席であのような…!あの場で切って捨ててしまえば後顧の憂いを絶てたものを」
「お静かになさいませ。レオノアが起きてしまいます」
レオノアは薄く目を開けた。
「姫さま!」
侍女のエミリーが声をあげる。真っ先にエドワードが枕元に駆け寄った。
「ああレオノア、よかった…!気分は?苦しいところはない?」
せわしなく言い、無事を確かめるように額や頬、首筋に手を滑らせた。
「…エドにいさま?私…」
まだぼんやりしているのだろう。幼げな物言いに庇護欲がかきたてられ、エドワードは胸を痛めながらも微笑んだ。
「大丈夫、怖いことは何もないよ。安心してもうひと眠りすればいい」
髪をなでるエドワードの方が辛そうだ。後ろには心配げな父カールと、やれやれといった顔の母キャサリンが見えた。
「…とうさま、かあさまも」
「大事ないか、レオノア」
「はい、ご心配をおかけして…祝賀会も途中で…本当にごめんなさい」
祝賀会で与えられた役目をどんなに誇らしく思っていたか。それを知るエドワードは、目を潤ませるレオノアを抱きしめる。
「何を言うレオノア、お前は何一つ悪くない。悪いのは全部あの忌々しい男だ」
「にいさま…」
「レオノア、お前はよくやった。全てはこの事態を予測できなかった父の責任だ」
「まったくです。レオノア、練習したことがちゃんと出来ていたよ。さすがは僕の自慢の妹だ」
「私の自慢の娘でもある」
「触らないでください父上、髪がもつれてしまいます」
「ふふっ。いいのエド兄さま。お父さま、ありがとうございます」
「顔色もいいし、元気になったようね。ほら、言ったでしょうエドワード。レオノアは少し驚いただけ。あなたたちは大騒ぎしすぎなのよ」
カールの手を借りて椅子に腰掛けながらあきれたように言うキャサリンに、エドワードは不満を隠さない。
「母上、レオノアは生まれてから16年間、ただの一度も倒れたことなど無かったではありませんか」
「あら、女性なら一度や二度は好きな殿方の前で気を失うのも悪くなくてよ。ねえカール」
「何を暢気な…!私たち皆がこれまでレオノアをどれほど慈しんできたかお忘れですか。今の今まで健やかに何事もなく過ごしてきたものを、あの男のせいで…!」
「それにしても、ウィリアムに褒賞を与えることは決まっていたのではなくて?内示を出した時にあらかじめ望みを聞くものだと思っていたのだけれど」
歯噛みするエドワードを放ったまま、キャサリンは夫に問うた。
「いや、将軍を始め軍や騎士団の関係者は満場一致で受勲者とすることに賛成していたのだが、いかんせん文官達がな」
「上官の指示を守らなかった者に褒美を与えることまかりならぬ、と?」
「いや、そのような噂もあるようだが事実ではない。ウィリアムのおかげで自軍の被害は無いに等しい。前例も規則もあったものでは無いな。その気になれば国家の転覆すら思いのままだろう。むしろ、確実にリングオーサへ縛り付けるためにギルニアを与え治めさせてはどうかという話になって」
「…化け物め…」
「あら。戦で国土を広げた時一番難しいのは…」
「ああ。国家として如何に機能させ運営できるかだ。今回の戦の特殊なところは、余りにもあっさり王の首を獲ってしまったところにある。要するに武力衝突で起こる消耗がごく僅かに止まったことだ。どの局面でも戦を指揮する要の者だけを討ち取り、戦意を喪失させている。そのおかげで国が荒れずに済んだ」
カールは苦笑しながら続けた。
「ブルジェは人徳はともかく、人を見る目はある王だった。王に殉じた者も居るにはいるが、投降した上層部も多い。ギルニアの民の為にも中枢で動く人材を早期に送り込まねばならん。そうなるとまずは統治の利かせられる人物の人選からだ。そこで当然の如くウィリアムが挙げられた」
「ストロズ宰相でしょう。あの方の考えそうなことだわ」
「ストロズの主張も分かるのだ。特に軍部を従わせるにはウィリアムの圧倒的な力を見せつけるのが一番手っ取り早い。ただ、力で及ばない政治的な部分に関しては、リングオーサの影響力を最大限に発揮することになる」
「一人では出来ないようなことを任せて、頼らせることで支配するってこと?」
「そこまであからさまでもないがな。どちらにせよ、本人に受ける気がなければ無理な話だ。ストロズからはどんな付帯条件を飲んででも諾と言わせてくれと頼まれたよ」
「まあ!あの宰相からそこまで言われるなんて。すごいのねウィリアムは」
「英雄の名に相応しい男だ。いっそのこと本人に聞けと将軍が直談判したらしい。流石に国家をいきなり下げ渡すことは難しいが、ギルニアの全てとは云わん、キングズリー公爵家の領地として、または騎士爵を受け新たな領地としてギルニアの一部を治めるなりする気はないかと」
「まさか断ったんですの?」
「ああ。望みはただひとつ。それを明かすのは祝賀会の席にしたいとも。奴め、あのような無茶をしたのはレオノアを娶るためだったようだ。生半
なまなか
な方法では許されることは無いと悟ったうえでのことだろう。リングオーサで王女として生まれることがどんな意味を持つか、知らぬ者はおらんからな」
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キャサリンはふうと息をついた。
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