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第二章
夢のようなピクニック①
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朝食の席でルーカスから告げられた言葉に、プリシラは驚くよりも先にカインの様子を窺った。態度は褒められたものではないものの、見た目がかわいらしくマナーもしっかりしているカインはハンナのお気に入りだ。今日も甲斐甲斐しく世話をされているようで、目の前に山と積まれた白パンを次々に腹の中へ収めている。
こちらに注意を払っている様子はないが、カインは外見とはかけ離れた鋭い知性を持っている。どのみち同じテーブルを囲んでいては隠すことなどできない。プリシラは諦めて従兄に向き直った。
「しばらくベルリッツを離れるって……どのくらい?」
「少なくとも一月は。王都で新しい資料が発見されたと連絡があった」
昨夜も遅かったのか、ルーカスの髪の毛はクシャクシャで目も腫れぼったいままだ。夕食を食いはぐれたせいだろう、ハンナに肉を焼くよう頼むと、ものすごい勢いで目の前の卵を食べ始めた。
「それは昨日、バージニア様が持ってこられた手紙に書いてあったの?」
ルーカスは眉をピクリと動かすと、口の中の卵を飲み込んだ。
「……お前が戻ったときにまだいたのか。不愉快な思いをさせただろう。すまなかったな」
「いいえ、お従兄様のせいでは……」
「いや。何としてでも帰らせるべきだった。呼び出しが急だったせいで、馬車に乗るところまで見届けられなかったんだ」
やはり従兄の指示ではなかった。プリシラはそれを確かめられただけでよかったと安心したが、やはり気掛かりはルーカスのことだ。
「王都に一月もだなんて、そんなに大がかりな調査になりそうなの?」
「それも、行ってみなければ何とも言えないな。場合によってはもっとかかるかもしれない」
ルーカスとしても予想できない部分が大きいうえに、家族とはいえ外部の者に詳細を話せない事情があるのだろう。それを察したプリシラは、ハンナが持ってきた肉をほんの三口で食べ終えた従兄が席を立つのに合わせて立ち上がった。
「荷造りがあるんでしょう? 私も手伝うわ」
「いや、荷物は昨夜のうちにまとめておいた。それに、足りないものがあればタウンハウスに行くから問題ないよ」
王都にあるザカリー伯爵家のタウンハウスなら、古くからの使用人も喜んでルーカスを迎えるだろう。まだルーカスの部屋も残っているはずだ。
「そうね。それなら安心だけれど……調査に夢中になって身体を壊さないでね」
「大丈夫だ。本当はお前も連れていきたいところだが、長期休暇の時ならともかく学校を放り出す訳にもいかないだろう。……ああ、私ではなくプリシラに会いたかったと父と母が文句を言うだろうな」
社交シーズンの今、ザカリー伯爵夫妻は王都のタウンハウスに滞在している。ルーカスだけが顔を出せば、プリシラを可愛がっている伯父夫婦はきっとがっかりするだろう。確かに、ルーカスへ文句の一つや二つは言うかもしれない。クスクスと笑うプリシラを横目に、ルーカスは大きなため息をついた。
「それより、プリシラこそ気をつけて暮らすんだぞ。まさかこんなに長期で家を空けることになるとは予想していなかったからな。……何なら、ハンナに泊ってくれるよう頼んでみるが」
「私のことは心配しないで。それに、ハンナはお孫さんの世話があるんだもの。泊まりなんて頼んだら可哀想だわ」
三か月ほど前に生まれた初孫を、ハンナが目に入れても痛くないほど可愛がっていることはルーカスもよく知っていた。
「分かったよ。では、くれぐれも気をつけるように。……今にして思えば、侯爵様が彼をつけてくれたのは僥倖だったな。お前一人残して出かけることはとてもできなかった」
後半は声をひそめて言ったルーカスは、慌ただしく食堂を出ていく。プリシラはすぐにその後を追おうとして、ふと振り返る。カインの姿はもうそこにはなかった。
「おま、お待ちください。もうすこし、ゆっくり……」
ゼイゼイと荒い息の合間から、プリシラは必死に訴えた。すると、汗をかくどころか呼吸のひとつも乱していないジャスティンが、足をとめて手を差し伸べてくる。
「だから言ったじゃないか。ほら、大人しく手を出してごらん」
白くしなやかな手だ。だがやはり、近くで見ると節が高い男性の手だった。
迷いながらじっと見ていると、ジャスティンがどこか面白そうな揶揄う口調になる。
「うーん。じゃあやっぱり背負っていく? 僕としてはお姫様みたいに抱き上げてもいいんだけど」
プリシラは慌てて手を取った。深い森の中にジャスティンの笑い声が広がる。プリシラは喜びと恨めしさの入り混じる複雑な気持ちでジャスティンを見上げた。
王都へ旅立つルーカスを見送ったのと入れ違いに、侯爵家の馬車が迎えにきた。プリシラは迷った結果、手持ちの服の中で一番明るい色のワンピースと編み上げのブーツを身につけ、髪を三つ編みにまとめている。
ジャスティンの言う「裏の森」がどこにあるのかは分からないが、動きやすい服装に越したことはないだろう。ハンナから「明るい緑色がお顔に映えてとてもお綺麗です」と褒められたワンピースを選んだのは偶然だと自分に言い聞かせた。
城で出迎えたジャスティンは顔を合わせるなり「可愛い」と褒めちぎり、プリシラをいたたまれなくさせた。そして早速森の中へと出発しようと言う。性急さに驚くプリシラへ「森の天気は変わりやすいから今のうちに」と、用意されていたバスケットをひょいと持ち上げて歩きだした。
「お待ちください」
小走りに駆け寄ったプリシラは、バスケットの縁に手をかけた。
「荷物は私がお持ちします」
ジャスティンは何ともいえない奇妙な顔でプリシラを見下ろした。
「僕は、君に荷物を持たせるような男だと思われているのかな」
「いえ、そんなことは……」
「だったらいいよね。さ、行こう」
困って辺りを見回すが、いつものように使用人は二人――アーサーとカイン――しかいない。しかも二人ともエントランスで頭を下げたまま、ついてくる気はなさそうだ。
「ほんの三十分くらい歩いたところにあるんだよ。散策がてらゆっくり行こう」
目を輝かせるジャスティンに何も言えず、プリシラも歩き始めたのだが。
「こ、こんなに遠いとは思っておりませんでした」
かれこれ一時間くらいは歩いている気がする。
「……ごめん。僕の足で三十分くらい、だったかもしれない」
「……」
「だから僕が抱き上げて――」
「お断りします!」
ジャスティンは機嫌よく笑う。プリシラの前ではいつも笑顔だが、今日は特に嬉しそうだ。
プリシラは辺りを見回した。樹木の生い茂る深い森は静まり返っている。いつもは聞こえる小鳥のさえずりも、虫の鳴く音も聞こえない。ただ二人の呼吸音と、下草に隠れた小枝を踏む微かな音が聞こえるくらいだ。
だがあちこちに季節の草花が咲き、プリシラをわくわくさせる。自然の造形はいつも完璧で、花びらや葉の葉脈まで、計算され尽くしたかのような美しさだ。
プリシラが目を奪われているのに気づいたのか、ジャスティンは綺麗な花を見つけるたびに休憩してくれた。それを何度か繰り返し、ジャスティンに励まされてようやく辿りついた場所とは――。
「わぁ……!」
それまでの細い道が嘘のような、広い草地が広がっていた。柔らかな若草に色とりどりの野生の花。プリシラは思わず歓声を上げた。
「気に入った?」
「気に入るだなんて、こんな、素晴らしい場所を……。もう、言葉もありません。ありがとうございます」
疲れも、いつもの遠慮も吹き飛んでしまい、満面の笑みでジャスティンを見上げた。
「そう……よかった。君ならきっと気に入ってくれると、そう思っていたんだ」
「本当に綺麗です。嬉しい……!」
はしゃぐプリシラに、ジャスティンは目を和ませる。
「先に食事にする? それとも辺りの散策が先かな」
「胸がいっぱいで、何も喉を通りそうにありません」
プリシラは目を輝かせている。ジャスティンは頷いたが、不服そうに口を尖らせた。
「プリシラはいつになったら僕のことを名前で呼んでくれるの?」
「……申し訳ありません。恐れ多くて」
「聞いたよ。カインは名前で呼ぶことにしたんだって? 僕のほうが先にお願いしていたのに」
文句を言いながら、ジャスティンはプリシラの手を優しく引いた。ふわふわとした草は雲を踏むようで、プリシラを夢見心地にする。
大きな木の下にバスケットを置き、二人はゆっくりと辺りを散策した。どこも生命力に溢れ緑は生き生きとし、花は今を盛りと咲き誇っている。
どこもかしこも本当に素晴らしい。プリシラはため息をついて空を見上げた。
薄い雲が花嫁のベールのように太陽を覆っている。その柔らかな陽光がこの真秀ろばに最も相応しい光だと思い、しかしきっとどんな時でも――燦々と照る太陽も、星がまたたく夜空も――自分は同じように、胸が痛むほど素敵に感じるんだろうと、そう思った。
こちらに注意を払っている様子はないが、カインは外見とはかけ離れた鋭い知性を持っている。どのみち同じテーブルを囲んでいては隠すことなどできない。プリシラは諦めて従兄に向き直った。
「しばらくベルリッツを離れるって……どのくらい?」
「少なくとも一月は。王都で新しい資料が発見されたと連絡があった」
昨夜も遅かったのか、ルーカスの髪の毛はクシャクシャで目も腫れぼったいままだ。夕食を食いはぐれたせいだろう、ハンナに肉を焼くよう頼むと、ものすごい勢いで目の前の卵を食べ始めた。
「それは昨日、バージニア様が持ってこられた手紙に書いてあったの?」
ルーカスは眉をピクリと動かすと、口の中の卵を飲み込んだ。
「……お前が戻ったときにまだいたのか。不愉快な思いをさせただろう。すまなかったな」
「いいえ、お従兄様のせいでは……」
「いや。何としてでも帰らせるべきだった。呼び出しが急だったせいで、馬車に乗るところまで見届けられなかったんだ」
やはり従兄の指示ではなかった。プリシラはそれを確かめられただけでよかったと安心したが、やはり気掛かりはルーカスのことだ。
「王都に一月もだなんて、そんなに大がかりな調査になりそうなの?」
「それも、行ってみなければ何とも言えないな。場合によってはもっとかかるかもしれない」
ルーカスとしても予想できない部分が大きいうえに、家族とはいえ外部の者に詳細を話せない事情があるのだろう。それを察したプリシラは、ハンナが持ってきた肉をほんの三口で食べ終えた従兄が席を立つのに合わせて立ち上がった。
「荷造りがあるんでしょう? 私も手伝うわ」
「いや、荷物は昨夜のうちにまとめておいた。それに、足りないものがあればタウンハウスに行くから問題ないよ」
王都にあるザカリー伯爵家のタウンハウスなら、古くからの使用人も喜んでルーカスを迎えるだろう。まだルーカスの部屋も残っているはずだ。
「そうね。それなら安心だけれど……調査に夢中になって身体を壊さないでね」
「大丈夫だ。本当はお前も連れていきたいところだが、長期休暇の時ならともかく学校を放り出す訳にもいかないだろう。……ああ、私ではなくプリシラに会いたかったと父と母が文句を言うだろうな」
社交シーズンの今、ザカリー伯爵夫妻は王都のタウンハウスに滞在している。ルーカスだけが顔を出せば、プリシラを可愛がっている伯父夫婦はきっとがっかりするだろう。確かに、ルーカスへ文句の一つや二つは言うかもしれない。クスクスと笑うプリシラを横目に、ルーカスは大きなため息をついた。
「それより、プリシラこそ気をつけて暮らすんだぞ。まさかこんなに長期で家を空けることになるとは予想していなかったからな。……何なら、ハンナに泊ってくれるよう頼んでみるが」
「私のことは心配しないで。それに、ハンナはお孫さんの世話があるんだもの。泊まりなんて頼んだら可哀想だわ」
三か月ほど前に生まれた初孫を、ハンナが目に入れても痛くないほど可愛がっていることはルーカスもよく知っていた。
「分かったよ。では、くれぐれも気をつけるように。……今にして思えば、侯爵様が彼をつけてくれたのは僥倖だったな。お前一人残して出かけることはとてもできなかった」
後半は声をひそめて言ったルーカスは、慌ただしく食堂を出ていく。プリシラはすぐにその後を追おうとして、ふと振り返る。カインの姿はもうそこにはなかった。
「おま、お待ちください。もうすこし、ゆっくり……」
ゼイゼイと荒い息の合間から、プリシラは必死に訴えた。すると、汗をかくどころか呼吸のひとつも乱していないジャスティンが、足をとめて手を差し伸べてくる。
「だから言ったじゃないか。ほら、大人しく手を出してごらん」
白くしなやかな手だ。だがやはり、近くで見ると節が高い男性の手だった。
迷いながらじっと見ていると、ジャスティンがどこか面白そうな揶揄う口調になる。
「うーん。じゃあやっぱり背負っていく? 僕としてはお姫様みたいに抱き上げてもいいんだけど」
プリシラは慌てて手を取った。深い森の中にジャスティンの笑い声が広がる。プリシラは喜びと恨めしさの入り混じる複雑な気持ちでジャスティンを見上げた。
王都へ旅立つルーカスを見送ったのと入れ違いに、侯爵家の馬車が迎えにきた。プリシラは迷った結果、手持ちの服の中で一番明るい色のワンピースと編み上げのブーツを身につけ、髪を三つ編みにまとめている。
ジャスティンの言う「裏の森」がどこにあるのかは分からないが、動きやすい服装に越したことはないだろう。ハンナから「明るい緑色がお顔に映えてとてもお綺麗です」と褒められたワンピースを選んだのは偶然だと自分に言い聞かせた。
城で出迎えたジャスティンは顔を合わせるなり「可愛い」と褒めちぎり、プリシラをいたたまれなくさせた。そして早速森の中へと出発しようと言う。性急さに驚くプリシラへ「森の天気は変わりやすいから今のうちに」と、用意されていたバスケットをひょいと持ち上げて歩きだした。
「お待ちください」
小走りに駆け寄ったプリシラは、バスケットの縁に手をかけた。
「荷物は私がお持ちします」
ジャスティンは何ともいえない奇妙な顔でプリシラを見下ろした。
「僕は、君に荷物を持たせるような男だと思われているのかな」
「いえ、そんなことは……」
「だったらいいよね。さ、行こう」
困って辺りを見回すが、いつものように使用人は二人――アーサーとカイン――しかいない。しかも二人ともエントランスで頭を下げたまま、ついてくる気はなさそうだ。
「ほんの三十分くらい歩いたところにあるんだよ。散策がてらゆっくり行こう」
目を輝かせるジャスティンに何も言えず、プリシラも歩き始めたのだが。
「こ、こんなに遠いとは思っておりませんでした」
かれこれ一時間くらいは歩いている気がする。
「……ごめん。僕の足で三十分くらい、だったかもしれない」
「……」
「だから僕が抱き上げて――」
「お断りします!」
ジャスティンは機嫌よく笑う。プリシラの前ではいつも笑顔だが、今日は特に嬉しそうだ。
プリシラは辺りを見回した。樹木の生い茂る深い森は静まり返っている。いつもは聞こえる小鳥のさえずりも、虫の鳴く音も聞こえない。ただ二人の呼吸音と、下草に隠れた小枝を踏む微かな音が聞こえるくらいだ。
だがあちこちに季節の草花が咲き、プリシラをわくわくさせる。自然の造形はいつも完璧で、花びらや葉の葉脈まで、計算され尽くしたかのような美しさだ。
プリシラが目を奪われているのに気づいたのか、ジャスティンは綺麗な花を見つけるたびに休憩してくれた。それを何度か繰り返し、ジャスティンに励まされてようやく辿りついた場所とは――。
「わぁ……!」
それまでの細い道が嘘のような、広い草地が広がっていた。柔らかな若草に色とりどりの野生の花。プリシラは思わず歓声を上げた。
「気に入った?」
「気に入るだなんて、こんな、素晴らしい場所を……。もう、言葉もありません。ありがとうございます」
疲れも、いつもの遠慮も吹き飛んでしまい、満面の笑みでジャスティンを見上げた。
「そう……よかった。君ならきっと気に入ってくれると、そう思っていたんだ」
「本当に綺麗です。嬉しい……!」
はしゃぐプリシラに、ジャスティンは目を和ませる。
「先に食事にする? それとも辺りの散策が先かな」
「胸がいっぱいで、何も喉を通りそうにありません」
プリシラは目を輝かせている。ジャスティンは頷いたが、不服そうに口を尖らせた。
「プリシラはいつになったら僕のことを名前で呼んでくれるの?」
「……申し訳ありません。恐れ多くて」
「聞いたよ。カインは名前で呼ぶことにしたんだって? 僕のほうが先にお願いしていたのに」
文句を言いながら、ジャスティンはプリシラの手を優しく引いた。ふわふわとした草は雲を踏むようで、プリシラを夢見心地にする。
大きな木の下にバスケットを置き、二人はゆっくりと辺りを散策した。どこも生命力に溢れ緑は生き生きとし、花は今を盛りと咲き誇っている。
どこもかしこも本当に素晴らしい。プリシラはため息をついて空を見上げた。
薄い雲が花嫁のベールのように太陽を覆っている。その柔らかな陽光がこの真秀ろばに最も相応しい光だと思い、しかしきっとどんな時でも――燦々と照る太陽も、星がまたたく夜空も――自分は同じように、胸が痛むほど素敵に感じるんだろうと、そう思った。
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