日本史

第七章 幕末

徳川斉昭

徳川斉昭

徳川斉昭（とくがわ なりあき） (1800年-1860年) は、江戸時代後期の譜代大名で、常陸国水戸藩の第9代藩主。水戸藩主徳川治紀の三男として江戸に生まれ、幼名は虎三郎。

生涯

1800年（寛政12年）：江戸藩邸で生まれる。
1817年（文化14年）：父・治紀の死去により家督を継承。
1829年（文政12年）：藩主就任。
1840年（天保11年）：藩校弘道館を設立。
1847年（弘化4年）：反射炉を築造し、銃砲の鋳造を開始。
1853年（嘉永6年）：ペリー来航に際し、攘夷を主張。
1858年（安政5年）：安政の大獄で謹慎処分を受ける。
1860年（万延元年）：永蟄処分を受け、水戸藩邸で幽閉される。
1860年（万延元年）：水戸藩士らのクーデターにより幽閉を解かれる。
1860年（万延元年）：江戸へ向かう途中、病死。
業績

藩政改革を行い、水戸藩を近代化に導いた。
弘道館を設立し、人材育成に力を入れた。
尊王攘夷思想を唱え、幕政改革を主張した。
評価

徳川斉昭は、尊王攘夷運動の指導者として知られています。しかし、その評価は様々です。

尊王攘夷思想の旗手として、日本の近代化に貢献したという評価がある一方、強硬な攘夷論者として、幕府を混乱に陥れたという批判もあります。
参考資料

Wikipedia 徳川斉昭
デジタルコレクション 徳川斉昭
水戸市 徳川ミュージアム [無効な URL を削除しました]
その他

徳川斉昭は、大河ドラマ「水戸黄門」（1994年）で西村雅彦によって演じられました。

徳川斉昭は、日本の近代化に大きな影響を与えた人物の一人です。尊王攘夷思想の旗手として、幕府を揺るがす存在となりましたが、その強硬な姿勢は多くの反発も招きました。しかし、その功罪はともかく、徳川斉昭が日本の歴史に大きな足跡を残したことは間違いありません。