日本史

後藤又兵衛

後藤又兵衛

後藤又兵衛 (ごとう またべえ) は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将です。黒田氏、豊臣氏の家臣。通称は後藤 又兵衛。黒田孝高、黒田長政、豊臣秀頼に仕え数多くの軍功を挙げ、江戸時代に、「黒田二十四騎」「黒田八虎」、また大坂の陣の講談や軍記物語などで豪傑として描かれ、「大坂城五人衆」の一人に数えられました。

生涯

出生
諸説あるが、『大日本史』などによると、永禄3年（1560年）に播磨国姫路近郊の神東郡山田村に別所氏家臣の後藤新左衛門基国の次男として生まれた。

黒田家臣期
当時の記録に基次の具体的な足跡が現れるようになるのは、天正14年（1586年）、九州征伐の宇留津城攻めの頃からである。このとき、又兵衛は黒田孝高の先鋒として活躍し、その武勇を天下に知らしめた。その後、朝鮮出兵や関ヶ原の戦いなどにも出陣し、数々の戦功を挙げました。

黒田家出奔後
関ヶ原の戦後、黒田長政との不和から黒田家を離れ、各地を流浪します。その後、豊臣秀頼に招かれ大坂城に入城し、大坂の陣で活躍しました。

大坂の陣
大坂冬の陣では、真田幸村とともに徳川軍に猛烈な抵抗を繰り広げます。しかし、大坂夏の陣では、天王寺での戦いで戦死しました。

人物像

後藤又兵衛は、武勇に優れるだけでなく、知略にも長けた武将でした。また、義理堅く、人望も厚かったと言われています。

逸話

後藤又兵衛は、大酒飲みで有名でした。あるとき、酒に酔って寝ているところを敵に襲われたことがありますが、その豪快な寝姿を見た敵は恐れをなし、そのまま立ち去ったという逸話が残されています。
後藤又兵衛は、剣術にも優れていました。あるとき、剣豪の宮本武蔵と決闘したことがありますが、互いに一歩も譲らず、引き分けとなったという逸話が残されています。
後世への影響

後藤又兵衛は、江戸時代の講談や軍記物語などで豪傑として描かれ、人気を博しました。また、明治時代以降は、勤王の志士として尊敬されるようになりました。

現代における評価

現代においても、後藤又兵衛は勇猛果敢な武将として評価されています。また、その自由な生き方は、現代人にも多くの示唆を与えてくれます。

参考資料

Wikipedia: http://m.qulishi.com/renwu/houtengjici/
戦国武将列伝: https://www.youtube.com/watch?v=AYqpPFg_2hw
黒田二十四騎: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E9%A8%8E