日本史

第七章 幕末

上田ちか子

上田ちか子(うえだちかこ)は、幕末の祇園の遊女、歌人です。生没年不詳ですが、天保12年（1841年）頃に生まれ、明治34年（1901年）頃に亡くなったと推定されています。

上田ちか子は裕福な青楼の娘として生まれましたが、自ら望んで芸妓となりました。国学者・長澤伴雄と親しくなり、彼のもとで和歌を学びました。

上田ちか子は、歌人として高い評価を得ており、勅撰和歌集にも入集しています。また、彼女の歌は、多くの歌集に収録されています。

上田ちか子の代表的な歌としては、

世の中は

憂きことのみぞ

多かれども

花に心を

なぐさめよ

などが挙げられます。

この歌は、世の中は憂きことばかりであるけれど、花に心を慰めようという内容の歌です。

上田ちか子は、明治維新後も、歌人として活動を続けました。明治34年（1901年）頃に亡くなりましたが、その歌は今日でも多くの人に愛されています。

参考文献

上田ちか子 - Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E3%81%A1%E3%81%8B%E5%AD%90
上田ちか子 - コトバンク: [無効な URL を削除しました]