日本史

第六章 江戸時代

保科正之

保科正之（ほしな まさゆき）は、江戸時代初期の武士、大名で、伊勢国の大名でした。彼は後水尾天皇の外祖父であり、また、徳川将軍家にも仕えました。

以下は、保科正之に関する情報の要約です：

生年：1576年（天正4年）
死去：1645年（正保2年）
別名：伊賀守、駿河守
父：保科正直
母：大乗院
正室：日野富子
側室：北政康の娘
長男：保科正喜（まさよし）
次男：保科正脩（まさたか）
三男：保科正朝（まさとも）
四男：保科正貞（まささだ）
五男：保科正寿（まさとし）
六男：保科正安（まさやす）
七男：保科正親（まさちか）
八男：保科正静（まさしず）
九男：保科正良（まさよし）
十男：保科正雅（まさまさ）
保科正之は、幼少期に伊賀足軽として活躍し、後に徳川家康の家臣となりました。彼は慶長19年（1614年）の大坂の陣や、大坂の夏の陣に参戦し、功を挙げました。その後、徳川秀忠により伊勢津城主に任じられました。

正之は後水尾天皇の外祖父としても知られており、後水尾天皇の母・大乗院と結婚したことで、皇室との関係も深まりました。また、正之の子孫には、江戸時代後期の重臣や明治時代の政治家など、歴史上で影響力のある人物が多く含まれています。


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保科正之
保科正之 (ほしな まさゆき) は、江戸時代初期の武将、大名。幼名は万千代、通称は権七郎。徳川家康の異父弟・保科正光の養子となり、後に会津藩主となる。

経歴

1611年: 江戸で生まれる。父は徳川秀忠、母は側室のお万の方。
1616年: 保科正光の養子となる。
1627年: 従五位下・左衛門尉に叙任。
1634年: 信濃高遠藩主となる。
1644年: 出羽山形藩主となる。
1669年: 会津藩主となる。
1673年: 死去。
人物像

正之は、聡明で武勇に優れた人物として知られていた。
また、政治手腕にも優れ、領内の統治に尽力した。
家光、家綱、家宣の三代将軍に仕え、重臣として活躍した。
功績

正之は、会津藩の基礎を築き、名君として称される。
家綱の補佐役として、幕政改革にも貢献した。
俳諧や茶道にも通じ、文化人としても活躍した。
逸話

正之は、幼少期に病弱であったため、家康から「鬼子」と呼ばれていた。
正之は、家臣に対して厳しい規律を設けた一方で、領民の生活を重視した政策を行った。
正之は、家綱に「武断は国の基」と諫言した。
関連作品

小説: 池波正太郎『鬼平犯科帳』
テレビドラマ: NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』
保科正之は、江戸時代初期に活躍した名君です。

彼の功績は、会津藩のみならず、江戸幕府にも大きな影響を与えました。

参考文献

小和田哲夫『保科正之』 (中央公論新社)
山本博文『保科正之と会津藩』 (吉川弘文館)